あおるよりゆずるあなたがかっこいい

　年末は外出の機会が多く、交通も混雑し、気持ちのゆとりがなくなりがちです。歩行者も運転者も、悲惨な交通事故を防止するために、交通ルールについていま一度確認しましょう。

◆問い合わせ先：地域起こし推進課（電話943-9705、ファクス943-9718）、佐伯警察署交通課（電話922-0110）

　日が一年で最も短い12月は、交通死亡事故が一番多く発生する時期です。区内でも、年末にかけて事故の増加が予想されます。
　特に、新型コロナウイルス感染症の影響により自転車での通勤・通学が増加している今年は、県内で自転車に乗車中の交通死亡事故が、昨年に比べて大幅に増加しています。
　自転車事故は、歩行者や他の車両との出合い頭に発生しやすいことが特徴です。また、自転車側の交通ルール違反が、多くの事故の原因となっています。
　交通事故を起こさない、被害に遭わないために、自転車に乗る人、自動車などのドライバー、歩行者それぞれが交通ルールを守り、思いやりを持った行動を実践しましょう

自転車に乗る人

1. 車道が原則、歩道は例外です
2. 車道は左側を走行しましょう
3. 歩道を走行するときは歩行者を優先しましょう
4. 交通ルールを守りましょう
　●信号や標識の順守
　●交差点では飛び出さず、一時停止して必ず左右の安全確認を
　●夕暮れ時や夜間はライトを点灯
　●飲酒運転は厳禁

佐伯警察署交通課
上向井悠希（うえむかいゆうき）巡査長

自動車などのドライバー

1. 歩行者を早く発見するために、日没前からの早めのライト点灯を心掛け、原則上向きライト（ハイビーム）を使用しましょう
2. 横断歩道の手前では、歩行者や自転車の有無をしっかり確認。横断しようとしている歩行者などがいるときは、必ず手前で停止しましょう
   
   

歩行者

1. 夕暮れ時や夜間はライトや反射材を身に着け、ドライバーから見えやすいようにしましょう
2. 道路を横断する際は、左右をよく見て、安全を確認してから渡りましょう
3. 信号無視や横断禁止の道路の横断はやめましょう