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福ブックセットって何?
昨年の図書館まつりで大好評だった「福ブックセット」。各市立図書館・室では、今年も、お薦め本を数冊分詰め合わせたセット貸し出しを行います。
どんな本が入っているのかは、開けてからのお楽しみ!
※福ブックセットの中身は大抵の場合見えませんが、館・室によっては見えるものもあります
市立図書館13館・室の担当者が工夫をこらした「福ブックセット」(世代別、内容はさまざま)を用意しています。
今回は、6人の司書・担当者が本の専門家として、お薦めの1冊を紹介してくれました。
「大地の子」(一)
山崎豊子/著 文春文庫
フィクションなのに臨場感たっぷり一気に読めます!
中央図書館 田坂司書
太平洋戦争後に中国に残された孤児が主人公の小説です。作者の徹底した現地取材をもとに書かれた文章は、何度読んでも引き込まれます。読み応えのある長編に挑戦してみませんか。
「SPY(スパイ)×FAMILY(ファミリー)」(5)
©遠藤達哉/集英社
元はWEB(ウェブ)漫画。次々読みたくなる人気の漫画です
まんが図書館 佐々木司書
秘密を持っている偽の家族が織りなすハラハラドキドキのストーリー。偽だけど温かな家族の物語です。このコミック同様、まんが図書館には幅広い年代に人気の漫画がそろっています。
「世界の美しいきのこ」
保坂健太郎/監修 PIE International
表紙に引かれて本を選んでも面白いですよ
マエダハウジング安佐南区図書館 大塚司書
推理小説が好きですが、表紙に魅せられ手に取って「こんなかわいいきのこがあるんだ!」と今ではすっかりファンに。興味がないと思う本でも、意外とはまってしまうかもしれませんよ。
「こすずめのぼうけん」
ルース・エインズワース/作 石井桃子/訳 堀内誠一/画 福音館書店
読み聞かせにもお薦めの1冊です
5-Days こども図書館 古本主事
初めて飛ぶことを習ったこすずめの冒険の物語です。初めてはドキドキがいっぱい。こすずめの心情が伝わる繊細な絵も印象的な心温まる絵本です。
「子どもへのまなざし」
佐々木正美/著 山脇百合子/絵 福音館書店
子どもを知ることができる1冊です
コジマホールディングス西区図書館 鵜飼(うがい)司書
子どものことを児童精神科医がやさしく解説。子育て中の人に限らず、さまざまな年代の人にお薦め! 子どものことを知って、社会全体で見守りたいですね。
「きかんしゃ やえもん」
阿川弘之/文 岡部冬彦/絵 岩波書店
約60年。世代を超えて読み継がれている絵本です
中区図書館 豊後主任
昔読んだ絵本を大人になって読み返すと、子どもの時と違う感覚で新たな発見をすることも。あまり知られていませんが、文は阿川弘之です。意識して読むと味わい深いですよ。
本との出合い
福ブックセットって何?
催しいっぱい
図書館活用術
阿川弘之展