広報紙「ひろしま市民と市政」へ戻る

広報紙「ひろしま市民と市政」

広島市ホームページ令和2年7月1日号トップページ区版安佐南区 > 一歩踏み出すこと −チャレンジ−

一歩踏み出すこと −チャレンジ−

写真
【桑原一之さん】

 昨今、地域の担い手不足が課題となっています。そのような中で、伴東学区社会福祉協議会会長であり、学区内の下地町内会の会長である桑原会長は若い世代と地元のあり方を考えています。「いきなり町内会の取り組みを任されても何をすればいいのか分からず途方に暮れると思います。そういったことがないように、若い世代には少しずつ地域活動などを通して住んでいる地域を知ってもらうことが必要と考えています」と桑原会長。
 桑原会長は、活動は楽しくやっていくもので、会長自身も、“人のために”と思って活動することが楽しいから今日までやってきていると話します。
 「私の日々の目標の1つに「挑戦する」という言葉があります。楽しいかは一歩踏み出して、取り組んでみなければ分かりません。何も分からない中での最初の挑戦は難しいでしょう。そういった人々の背中を押したり、きっかけをつくることができればと思っています」。前例に捉われず、活動に新しい発想を取りこむために、挑戦する人にアドバイスをしながらも自主性を重んじ、活動を見守っていると話し、町内会でも親しまれている笑顔を見せてくれました。

青年部結成へ

 「何かやってみないか」。桑原会長に声を掛けられた町内会の沖野靖将(やすまさ)さんは、地域活動の長所短所が分からないまま地域が衰退していくことに危機感を覚え、「知ること」を実践してみようと行動に移しました。地域の男性陣とイベントや親睦会を通して声を掛けていき、地域の祭りやイベントのサポートを中心に活動する青年部を結成。沖野さんが部長となった青年部はメンバーの参加率も高く、仲間たちと楽しい時間を過ごしています。

トピックス