ボランティアや地域活動は、「特別な活動」ではなく、できることをできる範囲で無理なく行うものです。活動に興味があっても一歩踏み出せないでいる人のために、区内で活動している人にきっかけを聞きました。
◆問い合わせ先:安佐南区社会福祉協議会(電話831-5011、ファクス831-5013)
子育てサークルへの支援や、サークル情報通信を発行。子育てサークルを知ってもらう機会をつくることを大切にしており、皆で子育てする楽しさを発信しています。
【石田 史弥(ひとみ)さん(上写真中央)】
私が地域の子育てサークルの代表だった時に支えてもらったように、区内の子育てサークルを応援したいという気持ちとメンバーの人柄の良さに引かれ、グループに加入しました。私は絵を描くことが好きで、それを活動に生かすこともでき、自分らしく楽しく活動できていることにやりがいを感じています。
もし、ボランティアや地域活動に興味があるなら思い切って飛び込んでみてください。たくさん得るものがあるし、自分の知らない世界を知ることができますよ。
【坂本 牧子さん(上写真左)】
「できるときに、できる人が、できることを、楽しく!」をモットーに仲間と共に活動しています。平成26年8月20日の豪雨災害から、人々の支え合いの大切さを学びました。未就園児を持つ多くの親子が地域の人とつながるお手伝いができたらと思っています。
石田さんが作成したイラスト
子どもや親子などの「地域の温かい居場所づくり」を目的とした会で、地域の人が参加しやすい雰囲気づくりをし、親子の孤立防止、地域のつながる場を設けています。
子ども食堂のある日の献立
【迫田 英水(ひでみ)さん(上写真中央)】
「子や親に食べることの大切さを発信したい」「地域のために何ができるか」。そう考えていた時に知った「子ども食堂」が今私にできることではないかと考え、活動を始めました。子ども食堂と聞くと「貧困な状況にある子どもが対象」と思われがちですが、私が目指しているのは誰でも来られる地域の人たちの居場所です。夏祭りやクリスマス会など、地域の人たちが楽しめる催しを思いついたらすぐに企画し、楽しい居場所づくりに励んでいます。私自身も楽しんでいるので、継続して活動することができています。
やってみたい活動を思いついたら、すぐにチャレンジしてみてください。「意外とできるものだ」と自分の可能性に気付くことができると思います。
障害者と支援者のためのピアカウンセリングを実施しています。ピアカウンセリングとは、同じ時間内でアドバイス・否定・批判をせず仲間同士が対等な立場で話を聞き合う手法です。
【梅坂 紀子さん(上段右)】
障害がある人が、全ての人と対等で誰もが主体的に生活できる社会にしたいという思いから活動を始めました。活動の中で出会う人たちは、お互いを応援し合う大切な仲間となっています。辛いことがあった時に、ピアカウンセリングでお互いの気持ちを聞き合うと、自分と向き合うこともでき、「前を向いて進もう!」「一人一人が、かけがえのない大切な存在だ」と思うことができます。
今後も活動を通して、障害者だけではなく全ての人と気持ちを分かち合いながら、つながりをつくっていきたいです。皆さんも、ぜひピアカウンセリングを体験してみませんか?
現在活動しているボランティアに参加したい、新しくボランティアグループを開設したい、地域活動に参加してみたいなどの相談に応じます。気軽に相談してください。
◆問い合わせ先:安佐南区社会福祉協議会
(電話831-5011、ファクス831-5013、E-mail:asami@shakyohiroshima-city.or.jp)