ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 総合トップページ > 分類でさがす > 市政 > 市の概要 > 市長の部屋 > ようこそ市長室へ > 市長記者会見 > 平成31(令和元)年度 > 2019年10月3日記者会見「平和記念式典に関するアンケートについて外2件」

本文

ページ番号:0000040094更新日:2020年1月15日更新印刷ページ表示

2019年10月3日記者会見「平和記念式典に関するアンケートについて外2件」

動画は下記からご覧ください。

(「広島市動画チャンネル(市長記者会見)」のページへジャンプします)<外部リンク>

市政記者クラブからの代表質問

平和記念式典に関するアンケート調査の結果について

記者

 代表で3点お伺いいたします。まず1点目が、平和記念式典に関するアンケート調査の結果についてです。平和記念式典のデモ規制のアンケート結果で、最多の42.7%が関係者に対する要請や話し合いを続けるべきであるとし、条例などで音量を規制するための措置を講ずるべきであるは32.7%でした。市長の率直な受止めをお聞かせください。また、アンケート結果を今後の対策にどう反映するのか、お考えをお聞かせください。お願いします。

市長

 今回のアンケートで、いわゆる問題の対応方法に関しての意見ということで、「要請や話し合いを続けるべき」という方が、条例などで規制すべきという方よりも多いという結果になったことがありますけども、これについては、まず、そのまま事実として受け止めておく必要があるかと思います。その上で、こういった問題提起、多くの方が式典中の拡声機の音量への対応について問題があると認識しておられるという点、そこを引き続き重視して考える必要があると思っております。したがいまして、今後の対応策としては、まずはデモ行進の実施団体に対して、改めて平和記念式典の挙行に適した環境の確保について、しっかり協力していただきたいという要請をいたします。その上で、いわば同時並行的に、被爆75周年の式典が厳粛に行われるように、音量についての式典出席者、あるいは周辺の方が許容できる目標を設定するとか、その設定された音量を確保するための方策について、引き続き検討していくということをやっていきたいと思っております。

記者

 音量、平和式典の厳粛の確保についてなのですが、かねてより条例で規制するのを前提にしているわけではないということでしたけども、条例の制定も視野に検討はされているということで、仮に条例を制定するのであれば、リミットですよね、スケジュール的なリミット、いつ頃までにはそれを判断しないといけないというお考えなのか。

市長

 それは、来年の式典に間に合わせるための条例となれば、次の通常の市議会ですかね、2月から始まる。3月から、来年の議会には出さなきゃいけないでしょうね。もし、出すとすればね。

条例規制というのは、条例というレベルで規制の仕方をどうするかという。ただ、いろいろな意味で、方法論に関してのアンケートを見た結果、むしろ、そういった新たな規制手段を考えるよりか、要請とか話し合いを続ける方がいいのではないかという意見が多かったという事実をしっかりまず受止めた上で、と言いながら拡声機、音量への対応ということは確かに問題があるので、やっていいのではないか、あるいはやるべきではないかという意見がありますから。それらの皆さんの考え方などをよく受け止めて、先ほど申し上げたように、要請をしっかり、まずやりますよと。その上で、要請について受け止めがいろいろありましょうから、要請を受けた団体がどうするか、どういうふうに対応しそうかということも当然やり取りの中で分かってきますから、それを踏まえて、リミットは年を越した議会になりましょうね。もし、条例制定ということも視野に入れますと。そういった手段の中でとりわけ問題なのが、今申し上げた、音量についての程度をどういうふうにするかということをきちっと明確にするということ。それで、目標設定をするということ。設定した目標を確保できるようにするための方策として、どういったことがいるかということ。その時もまだ方策について条例で書くかどうかということも少し頭の中に残しながら、ぎりぎりまで考えていくことになるかと思いますね。

記者

 先ほどおっしゃられた許容できる目標という話ですけども、今回の音量調査でも、元安川沿いのデモ行進のルート沿いは、はっきりと音量を確認できたけれども、式典会場内の音量は周辺の音に紛れて分からなかった。にもかかわらず、会場にいた人はデモの音を聞き取っているという状況があって、これはかなり音量のデシベルとかで規制していくのは難しいのではないかと思うのですが、その点今後の対応になるのでしょうけど、どういうふうに捉えていらっしゃるでしょうか。

市長

 音量に関しましては計測器が、量は測定できるのですが、音の質はどうも測定できないということが分かりまして、夏場ですからセミなどが鳴いてジージーいうのも音量としてはフォローして、人間が拡声機を使って出す音量とが、ほとんどかぶって測定できなかったということも聞いたのですね。だけど、人間の耳からすると、セミの鳴き声と人間が発する声というのは質の違いで聞き分けできていて、そういったことに関しての、いわゆる式典中の拡声機使用の声というのはどうかということで。それを皆さんが厳粛にやりたいといったときに、条例を構えてまでどうかと。こういうのが、ざっくりした皆さんの感想ではないかと整理しました。そこをどういった形で皆さんが本当に厳粛な式典を行えるようにするための目標設定と、その設定された目標をどう確保するかという視点で、もう一回よく整理し、検討するということだと受け止めていただきたいのです。

 最初申し上げた、まずはやってみるというデモ行進の実施団体についての要請は、こういった状況ですから、だいぶ事態は進展しますから、きちっと受け止めていただいてその時間帯だけでも厳粛にやっていただけるということになれば、この問題は一気に解決するのですけどもね。そこの兼ね合いだと思っていますけどね。

記者

 すいません、ちょっと細かいところの話にはなるのですが、先ほど同時並行して検討していきたいとおっしゃっていたかと思うのですが、アンケートの調査結果の時には、団体に対して、式典の挙行に適した環境の確保の協力について要請を求めて、要請が聞き入れられない場合は条例制定も含めて検討を行っていきたいとされていたかと思いますけれども、要請が聞き入れられるか否かに問わず、今後条例制定も含めて方向性を検討しているということになるのでしょうか。

市長

 いやいや、要請をまずいたしますでしょ。要請をしても来年の話ですから、今までの経緯もあるし、今回こういった議論が起こっていることについて、受け止めがどういうふうに変化するか分からないじゃないですか。だから、お願いするけども、お願いしているということと同時並行で、引き続き音量を許容範囲がどうなるかということの目標設定と、それを確保する方策も引き続きしっかり検討しますよという構えでやっていくということですね。だから、ぎりぎり、最終リミットは来年の条例制定可能性がある議会日程を考えながら、両方を同時並行でやっていくと申し上げたつもりです。両構えでやるといいますかね。あくまで厳粛な式典をやっていただくために、しっかりやっていますよということを受け止めていただくようにしながら、要請をするということだと受け止めているので。

記者

 関連で、要請や話し合いを続けていくべきというお答えが結果的に多かったと思うのですが、この間にずっと団体側からの何かしら、市役所を訪問して申し入れするというのに、当該、所管課さんが応じるという形のいわゆる対話的なものが続いてきたと思うんですけれども、市のほうから例えば、また別の形の話し合いといいますか、これについてもっと広く議論するような機会を設ける、開催するような方針というか、考えがおありなのかどうかを聞きたかったのです。団体側は公開シンポジウムというようなことをやったりしているんですけども、広島市の側から式典を主催する市の側から、何かそういうことをやっていこうみたいなことは考えておられますか。

市長

 今のところは考えていません。元々のこちらの発想は、式典の静粛さといいますか、式典が厳粛に行われるようにという視点で、その1点をお願いしているという立場ですよね。そうした、運動、あるいはいろんな意見を持っている方は式典中であっても、自分たちの意見を言う機会を阻害するというのが問題なので、それをやりたいと、こうおっしゃっているわけですから。もう論点は明確なのです。私どもは、発言したい内容などを規制するというような発想ではなくて、式典を粛正にするため、静粛に行うようにするための一定期間の運用法と言っているわけですから。こちらから、いろいろなテーマで議論するというような、ある意味で必然性というものが、どうもあるように思えないんですね。やりたい方は、こういう理由でやりたいんだし、こうだしね。だけども粛正というのは、だから全然考慮できないということを言われ続けているような気がするものですからね。そこを、考慮した上でやっていただくということを工夫していただければいいんであって。デモをやっちゃいかんとか言っているわけでは全然ないっていうことを、まず分かっていただくということなんですから。どうでしょうね。静粛にやるための工夫を講じてくださいという要請をいたしますので、それを踏まえた対応をなんとか考えていただけないかということです。それをやっていただくためにも、粛正確保のための目標設定なども引き続き考えますよ。というスタンスだということを分かっていただければということであります。

記者

 先ほどのお答えに関連してなんですけれども。元々、デモをやめてほしいというふうに言っているわけではないじゃないですか、ただ受け止め方によって、「表現の自由がどうのこうの」みたいな議論にも派生してしまっていると思っていて、だからこそ許容できる音量目標の設定というのが大事なのかなと今のお話伺っていて思ったんです。なので、そういった音量の目標設定っていうのはどういうふうに定めることを想定されているかっていうのと、それを定めた上で、このくらいの音でやってほしいので、例えば、「このものは使っていいけど、これはちょっと」みたいなふうに、要請をしていくかとか、どういうふうな要請を考えていらっしゃるかお聞かせ願えますか。

市長

 まさに、今言われた点を考えているっていうことなんです。先ほど言ったように、音の質も違いますでしょ。そういったもので、本当に量だけの規制では、測定器に入ってこないわけですからね。拡声機を使ってのやり方を、例えば音量ということを目標にしながら、その間、人間の言葉での音量をやるために、その間、拡声機を少し、一定の式典の時間の間、使用しないようなことをしてくださいっていう、そういうふうにしましょうという目標をやってそれを努力目標にするか、やってはならないと、節度を守っていただくようにするか。そのレベルを、最終的にそういったことも、本当に条例に書くという必要があるかどうかまだ吟味していませんけども。いずれにしても、行政命令的なことを書くのか、要請文書で出していくのか、レベル様々あると思いますでしょ。そういった音量目標、質とかも含めた目標と、それを確保するための方策を、同時並行で考えていますよということを今申し上げています。やり方について、まさに今、考えているということであります。決して中身の話ではなくて、出てくる式典を妨げる騒音を抑えるということをやるということを、ずっと本気で考えていますよということを、この時点でお伝えしておかなきゃいけないと思っているということです。

記者

 その点でいうと、デモの実施団体にも言い分があって、安倍首相に届けないと意味がないというふうなことをおっしゃっていて、ちょっとなるほどと、私は思ったところはあったんです。その意味で、お互いが許容するための妥協点を探る作業になっていくと思うのですね。だからその意味で、さっき朝日さんがおっしゃった、一緒に討論というか議論する場っていうのを、例えば市側が設定するとか、松井市長が行かれるとかするのが良いのかなというふうに思ったんですけども。

市長

 そのときはですね、申し上げたように私の主張は、式典を円滑に行うということでお願いしていて、提案の何て言いますかね自分の権限とかいうのは、限られていると認識しているんですね。言われたように特定の方に対する意見表明に対して、あなたもオーケーするということで許容しなきゃいかんと。別の議論に入るからですよね。だから安倍首相に対してそういうことを許すかどうかということも、また言わないかんじゃないですか。そういうことを言っているんじゃなくて、式典を粛正にするという、その1点でお願いしているんだから、その自分たちのやっている判断について「○か、×か」などの議論しながら、ということは、出来かねる立場にあるんだということを分かっていただきたいんですけどね。今、言われたように、その時間帯で、総理大臣に意見表明するということを、「いいですか、悪いですか」ということを言った上で、また議論しなきゃいけないでしょ。ここについては判断を留保しておきたいんですね。そういったことを言っているんじゃなくて、式典をちゃんと挙行したいということを言っているんであって、その一時の理由について、いいですとか悪いですとかということを、踏み込んで議論するような性格ではないと思っているから、私どもの要望を踏まえて考えてください。ディベートして、それについてどう思うかということをいちいちチェックした上でね、それなら、広島市の言うことを聞いてやるとかね、いうふうな議論ではないというふうに思っているということです。

記者

 その相手方の目的を達成できるような音量の主張を聞くというのは、いいのかなと思ったんですけれども。仮に、その目的が安倍晋三さんに何か言いたいことがあるから、その拡声機を今使っているというふうに言っているのであれば、その相手の目的も達成できるような、これだったら私たち、「この音量だったら許容できます」みたいなことを聞くっていうのはいいかなと思ったんですけれど。

市長

 そういうふうに整理していただくのは、もちろんありがたいですよ。だから、その目標を受容して、そうですねということでやるという議論にはならないようにするためには、我々のお願いを考慮した判断をしていただければいいんであって、私と一緒にディベートして、それについてどうこうという判断した上でということにならないようにしたいということを申し上げたんで、それを判断していただくことは一向にかまわないですよ。

記者

 ちょっと確認なんですけれども、市の対応に問題があると言ったのは、アンケート調査を踏まえての話だと思うんですけれども、一つは要請や話し合いを続けるべきという声と、もう一つはですね、条例などで規制すべきという、この2つを合わせると、現状のままではいけないんじゃないのかという声になると。その声というのが、要するに現状のままでいけないという、問題があるという、そういうふうな解釈で、一方で多いといいながら、規制すべきという声もあると。両方を考えると、同時並行で進めていきたいと。これまでどおりのですね、主張ということで貫いて行って問題ないと判断しているとそういう理解でよろしいでしょうか。

市長

 まあ、ざっくりとそういうことです。つまり、問題、最初申し上げたように、私としては式典中の拡声機の音量への対応ということを、それが問題だという、問題意識については十分皆さん認知していただけて、そうだなというところまでは来ていると思うんです。だから、このまま来年の75年の式典が推移するっていうのはどうかというところは、多くの方の賛同を得たというか、了解を得たと、ここまで来ていると。しかし、それを解消するために、条例というきちんとした手法を構えてやるということまで申し上げて、やる気ですよと申し上げたら、いやいやそこまでどうだろうかと、もっともっとしっかり要請をして、やるということをやったほうがいいんじゃないかと。こういう方もおられるということが分かったわけですから、それを素直に受けて、まずそれをやりますと。そのやるときの要請の仕方などをもっと工夫しなきゃいかんという思いがありますから、やりますけど。ただ同時に問題解決を図るよということを、必ずしっかり考えているんだということをやはり強く伝えなきゃいかんと思うんです。やっている方は、先ほど言ったように、いろいろな理由があって、これだからやるんだと言われますけども、やるとしても、やること自体否定しているんじゃなくて、式典を粛正にやると。厳粛な式典を催すための配慮をしてもらうということは、絶対譲れませんよということを構えてやっているということをとにかくお伝えしたいんですよ。どうするかについては、知恵出さなきゃいかんと思っていますけど、今そういう知恵があるんだったらすぐできていますよ、できない。このややこしいといいますか、言論の自由ということと式典の粛正確保という、これをどう調和させるかということについて、しっかりと考えていると。譲らないというつもりで、考えてきたということを分かっていただきたいと思います。

厚生労働省による再編・統合を促す公的医療機関の名称の公表について

記者

 2点目は厚生労働省による再編・統合を促す公的医療機関の名称の公表についてです。厚生労働省が再編・統合を促す公的医療機関の名称を公表しました。

広島市では、市が設置した安芸区の安芸市民病院と中区の吉島病院の名前が挙がり、国は来年9月までに県を通じて結論を出すように求めています。

国の公表のあり方についてお考えをお聞かせください。また、市として今後どのような対応をお考えかお聞かせください

市長

 実はこういった公表が行われる以前の段階から、本市では安芸市民病院に関しましては建物の老朽化が進んで、国から譲り受けた施設で、検討を既にやっているんですね。

こういった再検証の要請が出る以前の段階から、実は県が設置しています地域医療構想調整会議という場で、将来を見据えた医療機関としての役割をどうしようかとか、それから医療機能別の病床数をどうしようかということを建物の改築も含めながらやろうということを、実はやってきているんです。そんな中で今回の要請が出てきたという受け止めなのです。

従いまして、今回の要請を受けて違った点は、吉島病院も含めて出ていました市内の問題としてね。安芸市民病院も、当然市がやっていますけども吉島病院は共済関係で市が管理している病院じゃないんですけども。地域医療構想調整っていう名前の会議でありますので、今後はこの指摘のあった吉島病院も含めて、多分、議論を行っていくということにはなると思いますが、そういった議論をこれから新たに国も問題提起をしたということですから議論するということになりますけども、その際は今回の国のそういった指摘はある意味で国の立場で見て、こういう問題があるよという指摘でしょうから、それはこちらでも分かっていましたから、よりそういった国の指摘も踏まえながら地域の実情に関する知見というものをしっかりと導入して、国が問題意識を持った点も当然組み込んで議論するということになろうかと思います。そうすることで、より良い医療提供体制の構築を目指すということになろうかと思います。いずれにしても議論の仕方について、こういう問題があるよという提起があっただけで、国の方からは、まだ具体的な論点とかプロセスは、出てないんです。それが、いずれ出てくると思いますから、それが出てくることを想定しながら引き続きしっかり議論を深めていくというスタンスでこの調整会議を運用していくことになると思っています。

記者

 この安芸市民病院について、昨日の県の会議でもあったんですけれども、かなり今、畑賀側も検討されていてかつ、市以外のたくさんの方が通ってらっしゃるっていうのもありますし、緩和ケア等特殊なとこもありますよね。もし仮に、なくなるとすごく影響が大きいと思うんですけれども、今、市としては現状のまま一応維持されて、かつ機能も維持しながら規模も含めて残し続けるっていう方針に今でも変わりはないのかというところと、その辺を今後、国に伝えていったりするタイミングをお考えなのかどうか、その2つお願いします。

市長

 そこはまさに今、我々、地域医療構想調整会議を始めたときの動機付けの1つの中に老朽化した病院の建て替えというような視点もありましたから、当然この病院を維持し、より良い病院にするという発想の中でやっていましたから、当然残すという前提でやっていますよね。

だから今回、国が指摘したそういった問題意識の中で論点とかプロセスどうするかということはきちんと来ると思いますが、そのときに全く例えば、病院そのものをなくすという視点も含めて、来るかどうかだと思うんですね。そうじゃなくて、そのベッド数の調整とかこれからのいわゆる高度医療専門機関として、それから地域の医療、包括ケアシステムとかの構築をより促すための病院編成にすべきだとかという指摘であれば、これについては安佐市民病院のときに、ある意味で先取りしてやったつもりですけども、機能分化を明確にして従来の地域医療との結節点を設ける医療機能と高度専門医療に分けてやるということも経験していますから、そういった議論をここの安芸市民病院でもやりうるわけですね。

ですから、今やっている取組に国からの問題指摘、どういった点でということは指摘されるかどうかはよく見てみないと分からないというのが現在の状況であります。

サッカースタジアム建設に関わる寄附募集について

記者

サッカースタジアムの建設に関わる個人寄附金の募集について伺います。サッカースタジアムの建設に向けて、ふるさと納税制度を使った個人の寄附の呼びかけが(10月)1日から始まりました。市民の機運をどう盛り上げていきますか。幅広い世代から寄附を集めるためにも、募金箱の設置など多様な寄附の募り方を求める声もあります。見解をお聞かせください。

市長

 実は、サッカースタジアム(建設)の寄附に関しましては、(令和元年)10月1日から始めるということでやっていますけども、結構いい反応がもう出ていまして、実は、今日の8時半の時点で、もう既に450件を超える寄附の申込みがありまして、市のほうでやっています、ふるさと納税制度を利用ということで、市のほうに来ていますから。それで、現時点で、もう2千万円を超えるぐらいのオーダーで、非常に反応がいいのですね。それをちょっと前提にということでやっていますけど。これについては、当初は、広報紙「市民と市政」の10月1日号で掲載いたしまして、リーフレットを関係各所に配っていくものを配布できるように、ホームページ、ツイッター、フェイスブック、インターネット、SNSでいろいろなPR手段を使ってやっていますから、これをしっかりまたやれればと思います。こういった形で非常に反応がいいのですけれど、更にサンフレッチェ広島にも協力していただいて、ホームページなどで情報発信するということに加えて、寄附の募集も、例えば、試合会場でやっていただくというようなことをやりたいと思いますし、10月5日(土曜日)の試合で(エディオン)スタジアムの前にブース設置して、寄附をお願いしますというようなことをやっていただく予定になっています。そんなことで、市のほうは、今言った、ふるさと納税制度を使ってやるし、サンフレッチェ(広島)は、募金を構えて堂々とやると、試合ごとにそういうことをやるとともに、恒常的に今回の入れていただける場所を設定してはどうかと思っていまして、それは、シャレオに、あそこに公式グッズショップV-POINT(ブイ・ポイント)というのがあるので、そこに常設して、来ていただけると寄附を入れていただける募金箱を作るのはどうかというふうなことをお願いしていますので、ぜひ、寄ったら、ちょっと入れていただくというふうなことを思います。それから、スタートでこれだけ、いろいろと盛り上がっていますけども、あと、更にということになれば、年度内には基本計画を作ることになっていますから、基本計画ができれば、サッカースタジアムのイメージパースというのを作ったりしますから、それをまたお見せして、「どうです、いいでしょう」とこういうふうにやって、寄附を促すように、皆さんにお願いするし、更には、その後の段階で多分、デザインが決まるというのが、その次の作業で出てきますから、そのデザインが決まったタイミングでも、また「どうですか」というふうにして、ステージを追って、みんなが寄附したくなるような仕掛けも少し工夫してやっていきたいというふうに思っています。

記者

 わずか2日で2千万(円)ということで、ある意味、5年で1億円という目標からすると、一年目の初年度の目標をもうクリアしたといってもいいのかもしれないのですけども…。

市長

まだ早いですけども。

記者

その目標額の設定自体をこの反応を見て、立ち上がりを見て変えるおつもりがあるのかどうなのか。

市長

 目標は置いておいても、結果がよければいいのではないでしょうか。目標を超える盛り上がりを見せるということでお願いしてもいいような気もしていますけどもね。

記者

 もう1点、あと、もちろん、イメージするのが、マツダスタジアム(広島)ができたときの盛り上がりというか、大きな盛り上がりをイメージしてしまう、どうしても比較してしまうのですけれども、今回のサッカースタジアムの件は、今の見ますと、お一人お一人の方が5万円とか多額の…。

市長

 個人の。

記者

 そうですね。寄附をしているという状況で、今ちょっと、街を歩いてみても、パンフレットがどこに置いてあるのかも分からない状態だし、そういう呼びかけが人の目に付くところに、あまりない状況があると、特にお金を集めるというのも、もちろん大事な作業ですけれども、機運をこのまちにサッカースタジアムができているのだという、こう盛り上げていくというのも大事な今回の取組、重要なポイントかなと思いますけども。その辺り、もうちょっとまちじゅう全体でという取組にしていくところへ市長としてどのような働きかけをしていきたいと思っているのかっていうのを教えてください。

市長

 そこは、少し冷静に分析するということになるか分かりませんけど、今の、例えば、(広島東洋)カープとサンフレッチェ(広島)を比較しますと、野球をホームスタジアムでやるときの人員、見に来られる方々の年齢層の分布とか数とか、質といいますか、サッカーを今のエディオンスタジアムでやるときの応援に来られる方々の量的なものとか、それからさっき言ったように年齢層の分布とか、それぞれ特色があるわけです。そういった中で、ある意味で、サッカーについては、今の若い層がいるし、将来のことも考え、新たな象徴にするということでスタジアムをやっていこうという決意をしたわけですから、これはある意味で、次の世代、更に先をにらんでやっていこうという、ある意味、意欲的な対応ですから、その思いを伝えていくための、ある意味で総動員体制、カープはそれまでの長い実績を踏まえて、盛り上がりをまち全体で捉えてやったという中での募金だった。多少展開の場面が違うから、今言われたように、もっと、カープの時を考えたら、バーッと盛り上がっていいのではないかとの感想だと思うのです。だから、今申し上げたかった点は、(10月)1日に市のほうで、オープンした途端に、多分、サッカーに熱心な方々がドッと来て、いわゆる、先陣を切ってやっていただいていると、そこはスタート、好スタートだと思うのです。だから、それを広げるための、もっと裾野を広げるということをどうするかということだと思いますので、先ほど申し上げた10月5日からサッカーをやるときに、来る方々への募金ということを引き続きやるとともに、より広く募金を募るということをやるための仕掛け、PRをもっともっと広く、どこへ行っても「あっ募金やっているな」ということが、市民の方に触れるようなものにするという工夫をこれから必ずやっていこうというふうに思っています。そうした中で一石二、三鳥ということはないのですけれども、スタジアムを構える場所が中央公園の付近ですから、先ほど申し上げたように、シャレオなども、今度、スタジアムに行くときに、あそこを使っていただいて行く方も増えるというふうに思っていますので、御縁のあるところで募金を、募金箱を構えて、今までサッカースタジアムに足を運んでないような方、通勤客とかそういう交通の結節点のところで、そういったものに出くわして、じゃあやっていいかなというふうな方をある意味、サッカーファンの一員に加えるというような意気込みで、やっていただけるように、少しでも募金方法も工夫していく、募金箱の設置の仕方もあろうし、それ以上に募金を募る方法について、様々工夫していきたいなというふうに思います。

記者

 今の機運を盛り上げるという中で、生のお金をというのではなく、例えば、何かを購買支援といいますか、なになにを買ったら、これだけのものが自動的に行くみたいなことを、それはどちらかというと、サンフレッチェ(広島)さんがやることなのかもしれないのですけども、それを行政としてやるみたいなことも考えて。つまりカープもそうですけれども、今季残念でしたけれども、やはりサッカーが盛り上がることが地域に根ざしたスポーツが盛り上がることが、やはりとても経済効果も含めて、いろいろな影響が後半にあると考えると、行政がそういうことをしてもいいかなと私は思いますけども、機運を盛り上げることに、もう少し市が分かりやすくやるという意味で、そういうことなどは、あまり想定していない(でしょうか)。

市長

 そういったことをやりたいという気持ちは意識は、すごくあるのですけども、広島を新しいスポーツ王国にしたいという、もう一つの大きな目標がありまして、いろいろなスポーツに関してやりたいのですよ。そうすると特定のとこだけやっているというふうにはならないのですよ。野球場の場合は、スタジアムの今の経営という観点からも、市の所管でやっていますから、行政としてやったって全然違和感ないでしょ。サッカースタジアムには、エディオンスタジアムをあえてそれを新しいものにするというその観点からやることについては、多分どなたもないし。そうすると他のスポーツをやっている方も自分たち専用のスポーツを市で造ってくれというのが、またぞろぞろ出てくるんですね。そうするとそこに行くまでは、それを推進するスポーツ関係者が盛り上げて、そして、それを市のミッションに仕立てるというところまでは、できればやっていただいて、そういう中で盛り上がりを受けて行政として市民のお金を使いながらやりますよという、そこの一線はしっかりと守っていきたいなと思っていまして、その役割分担がどこまでかということなのです。だから、先ほど申し上げた、ふるさと納税というどこにでもきく、この仕掛けを使って今、サンフレッチェやってますよと、これ他のスポーツだって、全然かまわないですよね。サンフレッチェのための募金ということをあまりやると、じゃあ、他のところもだってということになりますから、何でもかんでもということなんで、やはりそれぞれ自分たちが応援するスポーツをやっている方々が中心になってやり、そうでないファンも引きつけて機運を醸成して、そこを行政が最後、きちっと支援しますと、こういう構造は守り続けたいなと思っているということなのです。

その他の質問

ローマ法王の訪問について

記者

 ローマ法王の日本訪問、もう発表されていると思うんですけど、詳細なスケジュールが出まして、広島には24日の夕方に来られると。平和記念公園に行かれてメッセージを発信されるという具体的なスケジュールが出ているんですけど、この具体的なメッセージを発信するというところまでのスケジュールが出たことに対する受止めと、今の広島での調整状況。どのようなことが、例えば被爆者との対話が行われることに正式に決まったのかどうかとか、そこら辺を伺ってよろしいでしょうか。

市長

 来ていただくということは明確になりましたし、来ていただく時間帯を見ていただくと、そんなに長い時間じゃないと、長崎も一緒になるということが分かりまして、今までは相当長く来ていただくというようなことを前提に資料館を見ていただき、被爆者の証言を聞いていただく、そして法王としてのメッセージ、発言、それぐらいはやっていただけるということにならないかなということでやってきていたんですけども、グッと時間が圧縮されましたので、その中でお願いしていること全部がどうかということにはなっています。まさにそれを今調整していまして、ただ被爆者の方との対話をやってもらうことはしっかりやりたいなと思いますし、またローマ法王側でも多くの方に来てもらって法王のお話を聞かせる場面は欲しいと思っておられると思うんですね。だから、その方々を限られた時間帯であそこに誘導してちゃんとできるかとか、世界の要人がみえたときの警備体制なんかの問題があって、それだけの方をあそこに構えたときに、限られた時間帯にグッと圧縮する警備体制がどうなのかとか、その間、各国状況ですとテロがあるとかなると、警戒体制をすごくやらなければいけないとなると、平和公園のローマ法王が来られる時間帯以前の警備体制をどうするかというのも問題の一つとして出てまいりまして、資料館の開館そのものの調整もしなければいけないというようなことになっています。いずれにしても、確定ではないんですけども、来られる時間帯が限られるということ、しかしそこに多くの方をどういうふうに呼ぶか、呼べるか、呼ぶための体制をどうするかということを今関係者との協議をしているという中で、もうちょっと時間がいるかなというふうに思っています。

記者

 もう平和公園からメッセージを発信するという発表が具体的にされていますけど、どのようなことをどう言う場になればというふうに市長としては思われますか。

市長

 これは既存のイメージからするとオバマ大統領がみえて、あの場でのスピーチをやっていただいたというのが鮮明な記憶として残っているんですけれども、あれの類似のことかなというようなイメージなんですね。あのときも実は同じような問題があって、多くの方が例えば平和公園を埋め尽くすような方が来ていて、スピーチっていうのがいいかなと思っていたんですね。要人の警戒警備ということを考えると、そういう放送で流されるシーンを見るんだから、むしろもっと濃厚な関係者だけギュッと集まって、その方が警備体制も楽だとか、更に頑丈にやりましたけども、そんなものがあります。そのやり方と同じようなことがまた起こるかなというイメージなんですね。いずれにしても平和公園でスピーチをしていただいて、そこからヒロシマの思いを受け止め、被爆者の思いを受け止めた上での、いわばカトリック教会のトップの方が世界に向けて、ヒロシマの思いというものと同調する、あるいはそれを支援していただくようなスピーチをしていただくことになればなというふうに思っています。

記者

 関連する内容で、一応今の発表だと資料館については立ち寄らないというふうな発表になっています。そのことの受止めと、あと先ほど少しおっしゃったローマ法王が来られる時間帯の資料館の開館についてなんですけど、それは、いらっしゃる時間帯前後を閉館するというような話になっているんでしょうか。そこを少し具体的にできれば。

市長

 警備体制強化ということを徹底していけば、来られる前から安全な場所にするということになりましょうから、来る方々を規制するということになろうかなというふうに思いますよね。そのやり方も工夫しなければいけない。1日じゃなくて来られる前の時間帯だからどこまで早めればいいかというようなことに多分なると思うんですね。資料館の方についてはいろいろやり取りする中で、ぜひ見ていただきたいというようなことを申し上げているんですけども、今のところは限られている、しかもローマ法王もお年なんか考えて行動の様子考えると、上り下りもなかなか難しいというような話をどうもされていますので、フラットで移動しながら、ということで資料館に上がるということはなかなか難しいのかなというふうな思いなんですね。そうするとそれに関連する被爆の実相などを確認していただくようなことをやるのか、もうそれは十分分かっているんだから、それを踏まえたスピーチの中でいろいろ訴えていただくということに焦点を絞ろうかと、そんなことを今検討しているという状況なんですね。

記者

 一点だけ補足で、オバマ大統領が来られたときに、中を巡るんじゃなくて、ある場所に逆に展示品を集めてという対応もありましたけど、今回そういう上り下りが難しいということであれば、例えばロビーであったり、フラットな場所に何か持ってくるとか、そういった対応というのは考えられないんでしょうか。

市長

 まさにそういったことができるかどうかですね。だから、行動というか動線をどういうふうに向こうが考えておられるかだと思うんです。さっき言ったようにローマ法王は結構御高齢で、なるべくポイントのところに移動するラインをしっかり考えたいというのが向こうの発想みたいなんですね。上に上がるのは難しいだろうということですので、そういったことを見ていただくというのが本当にいるかどうかというのは、検討課題というふうにしておきましょうかね。世界の為政者、本当に純粋な政治家の方に関しては、被爆の実相をちゃんと頭に入れていただきたいということ、行かないという人も見ていただきたいという言い方で、かなり向こうに要請するときに合理性があったんですけど、法王となると、宗教家としていろいろな世の中の悲惨なことを十分に分かっていて、それを分かってみんなにお話しているという立場らしいんですよね。ここで見せつけないといけないということではどうもない。むしろ分かった上でナガサキやヒロシマに行って、そこで皆さんにアピールするというお立場のようなんです。その辺もちょっとありまして、今言われたような点、必ずしも実現するかどうかまだ見通せないと、そんな状況です。

※( )は注釈を加えたものです。