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ページ番号:0000013157更新日:2019年10月21日更新印刷ページ表示

2019年8月23日記者会見「平成26年8月20日豪雨災害から5年を迎えたことについて外2件」

動画は下記からご覧ください。

(「広島市動画チャンネル(市長記者会見)」のページへジャンプします)<外部リンク>

市政記者クラブからの代表質問

平成26年8月20日豪雨災害から5年を迎えたことについて

記者

 平成26年8月20日豪雨災害から5年を迎えたことについてです。

 今週20日に平成26年8月20日豪雨災害から5年がたちました。10年をめどとした復興期間のうち前半5年の「集中復興期間」が過ぎた形になりますが、復旧・復興の進捗の所感と、今後の「継続復興期間」にどう取り組むのかお考えをお聞かせください。

市長

 まず、予定しておりました復興事業の進捗状況確認作業っていうのは、大雨警報の発表がありましたために、先日8月20日の確認予定を27日に延期したということを申し上げておきます。

その上でありますけれども、今言われたように復興期間のうち前半5年の「集中復興期間」、その間に取り組んできた主な事業の進捗状況、事務方からの報告を御紹介いたします。

 まず、安佐南区に関しましては、都市計画道路の長束八木線、そして川の内線、この2つがありますけれども、それら全区間におきまして工事を進めております。そして長束八木線の側道の一部区間に関しましては供用を始めているという状況であります。

 また、安佐北区の同じく都市計画道路可部大毛寺線、それから高陽可部線、これにつきましては、おおむね用地取得が完了しておりまして、全区間においてやはり工事を行っているという状況になります。

それから、長束八木線と川の内線の地下に雨水渠を整備するという工事もやっておりまして、これにつきましては全区間において今工事を行っているというものであります。

このように集中復興期間に取り組む事業については、着実に今工事を進めているというふうな状況になっています。

この期間以後、すなわち来年度以降5年間が「継続復興期間」という位置付けになりますけれども、この期間におきましても、もともと、復興まちづくりビジョンというものを策定して、それに基づいてやってきているわけでありまして、引き続きこのビジョンに基づきまして安佐南区に関しましては、長束八木線の延伸であるとか川の内線高架部の整備、そして安佐北区に関しましては、市道拡幅整備といったものについて、引き続き基盤施設整備に取り組んでいくことにしております。いずれにしても、こういった取組を進めることで、災害に強くて安全・安心に暮らせるまちの実現に向けて、引き続き全力の取組をしていきたいと思っています。

ポーランド・ワルシャワ市への出張について

記者

 続いての質問はですね、ポーランド・ワルシャワ市への出張についてです。(8月)16日からポーランド・ワルシャワ市へ出張されましたが、その出張成果をお聞かせください。また、シンフォニーホールの建設予定地を視察された感想と今後広島市のシンフォニーホールの整備の検討にどう生かしていくのか、お考えをお聞かせください。

市長

 このたびのポーランド・ワルシャワ市への出張はですね、「ショパンと彼のヨーロッパ」という国際音楽祭への出席等のために、今月(8月)の16日から19日までの4日間の日程で行ってまいりました。最初に出張の成果についてでありますけれども、もともと本市は「音楽のあふれるまちづくり」というものを推進しております。音楽は、世界共通言語でありまして、これを通して核兵器廃絶あるいは世界恒久平和、そういったものの実現を願う、発信する取組ということをやってきておるところでありまして、このたびはですね、「Music for Peace」というスローガンを掲げております、わが市の広島交響楽団、これが、世界各地から著名な楽団が集まる「ショパンと彼のヨーロッパ」という国際音楽祭に招待されるということになりまして、実は、この大規模な海外公演というのは、昭和39年に広島交響楽団が市民楽団として誕生して以来初めてとなる公演でありました。そういったことでありますので、私も現地に赴きまして、この広響とその共演団体でありますシンフォニア・ヴァルソヴィア、これは現地の楽団でありますけども、それの演奏、さらには世界最高峰のピアニストといわれています、マルタ・アルゲリッチさんの音楽を一緒に鑑賞すると、そんな中で平和発信できないものかということで行ってまいりました。

具体的な取組といたしましては、コンサートの開演に先立ちまして、私のほうから両楽団員に対しまして激励メッセージということで、共演を通じての「ヒロシマの心」を届けてもらうようお願いするということで、この「ヒロシマの心」は核兵器廃絶、そして最終的には世界恒久平和の実現と、こんな思いでありますけども、それをお願いするとともに、この音楽祭、来場者に対しても、平和メッセージを配布するというふうなことをいたしました。あとは、コンサートの本番におきましては、広響の秋山終身名誉指揮者の指揮の下で、アルゲリッチさんがピアノ演奏されまして非常に圧巻であったというふうに思っています。スタンディングオベーションもありましてですね、非常に成果があったという思いであります。こういった音楽を通じて、「ヒロシマの心」、そういったものも来場された方に感じてもらえたんじゃないかなというふうな思いをしております。

もう一つ、アルゲリッチさんに関しましてはですね、実は、被爆70周年で開催されました「平和の夕べ」コンサートのときに御縁をいただきまして、「Music for Peace」を掲げる広島交響楽団の活動、それに対して非常に感銘したと、こういったことがありまして、いい関係ができておりまして、広響のほうから平和音楽大使というものをお願いしてきておりました。そうした経過もありましたんで、今回はこの機会を捉えて、アルゲリッチさんに、わが市の「ひろしま文化大使」就任も、その場でお願いいたしましたところ、快諾いただいたというふうな状況がありました。アルゲリッチさんに「ひろしま文化大使」に就任していただいたということで、人類史上最初の被爆地からの、世界共通言語である音楽というものを通して、平和の尊さを全世界に発信していただくための大きな後ろ盾といいますか、われわれの取組を支援していただけているんじゃないかなというふうに考えております。

もう一つはですね、平和首長会議の関係ということで、ワルシャワ市のオルシェフスキ副市長と面会をいたしました。市長さんは長期休暇中ということだったので副市長さんに来ていただいて面会いたしまして、平和首長会議の加盟要請を行いました。要請を行ったところ、副市長からは、「両市が歩んできた歴史を踏まえると、加盟には全くためらうものはない。ぜひ仲間に入れていただきたい。」ということで、これも力強い言葉と共に、快諾をしていただき、加盟の意思を示す書簡もいただきました。ポーランドの首都であります、そういった首都であるワルシャワが、こういった形で(平和)首長会議に加わっていただくということで、ポーランド国内の各都市への波及効果、一定程度あるんじゃないかなというふうな思いがしております。実際は、市のほうで入るという意向を示していただきましたけども、あとワルシャワの市議会、それからポーランドの外務省の承認といった手続が残っているとのことでありましたけれども、一日も早く加盟都市としてわれわれと一緒に行動していただけるということを期待しているという状況にあります。以上が出張の成果ということになろうかと思います。

 次に、シンフォニーホールについてどうかという御質問がありました。これについてはですね、ワルシャワ市のオルシェフスキ副市長とワルシャワ市の楽団であります、シンフォニア・ヴァルソヴィア、この2者に案内していただきまして、市の中心から車で約15分の位置にある、いわばシンフォニーホールの建設予定地の視察をさせていただきました。建設完成予定は2024年を目指したコンサートホールということでありまして、実際の敷地の現状と、それから、出来上がったシンフォニーホールの模型なども見せていただきながら、説明を受けました。印象的だったのは、敷地内に、1,850席の客席がメインステージになるような施設を造るということで、非常に斬新なデザインのコンサートホールでありました。そういったその建物を中心に、さらに音楽家が住まう施設、それから教育施設、カフェ等といったものも併設すると、しかもその建物を、歴史的価値のある建物とうまく調和させるという、それを修復活用するといった取組だというふうな説明がありまして、その場で上質な音楽を多くの人々に提供しようとする、いわゆる意欲的な設計になっておったというのが印象的であります。それからもう一つはですね、そういった建物を建設する場所、ロケーションとの関係なのですけれども、今言いましたように、市内の中心から離れているんですけども、離れる際に、市内の中心を流れているヴィスワ川という川を渡って、その東側に位置する場所、市街地の東側にきておるわけですけれども、実はそこが、戦争による大きな被害を免れた地域、第2次世界大戦は、その川の東側から西側に向けてですね、市内が集中的に破壊されたという形になっておりまして、そういった意味では被害を免れた地域でありますので、老朽化した建物が随分あるんです。そして今までは、いわば破壊された川の西側を何十年もかけて再建してきていた。そしてだいぶまちも整ってきたという状況もあるということなので、いよいよ川を越えて老朽化した建物や地域についても都市づくりの一環として手をかけようといった判断で、こちらの地域にこういった建物を建てるという判断も働いたという説明がありました。そういった所に人々の交流の場となる新たな文化拠点を創り出す。そういうことでありました。そういう意味では、まちづくりという観点も強く視野に入れたですね、しっかりとしたプロジェクトになっているなというふうな印象があったということであります。こんなことを踏まえまして、今回の視察を通じてこの音楽専用ホール、そういったものも当然視野に入れますけども、いわゆる新たな文化施設を造るという際にはですね、広島で、こういったものの取組をしようと考えるときに、当然、広島広域都市圏を形成しようとしている本市であるという立場をしっかりとわきまえた上で、近隣市町とも一緒になって、そしてそこの市民の方々、関係者の方も楽しむことができるような施設とするという視点も要るんではないかなというふうなことを強く感じました。そして、もう一つ、本市として音楽のあふれるまちづくりを進めるというところでありますけれども、こういった施設群を造るというのはもちろん、その施設群での音楽演奏等という効果も当然考えなくてはいけませんけども、施設を造り、それらをしっかりと運営していくというふうなことを考えていったときに、この音楽に対する市民の対応というものがしっかり、いろいろな意味で根づいているといいますかね、そういうことも要ろうかというふうな思いでありまして、そういう意味では、プロとかアマとか問うことなく、多様なジャンルでの演奏が日頃から、市内、先ほど言った広域都市圏という意味での市内で、演奏活動が行われると、それを、市民が気軽に楽しむというような状況がまず要るんじゃないかと。そうした中で、プロの演奏家などの公演会が開かれると来場した方々がその会場を埋め尽くして、本当にいいまちだなということを実感できるような、そんな状況の中に、それが根づいていくという中で、しっかりした施設群が造られるようにするということが望ましいんじゃないかなというふうに思いました。まあそういう意味では、そういったハードを整えていく中にあって、人々の音楽に対する多様、環境、そういったものも同時進行で整えていくということをしっかりやった上で、臨場感あふれる音楽が定期的に開かれるシンフォニーホール、しかも、広響がですね、こういったものをきちっと使いこなせるような施設というものを整備するということがあっていいんじゃないかなというふうな思いをしております。

最後に、今回の出張というのは、当初の予定では、もう一つポーランドの、オシフェンチム市を訪問するという予定があり、そこで被爆樹木の苗木の贈呈式への出席を予定していたのですけれども、台風10号の接近がありましたので、出張日程を繰り延べました。その関係で、この贈呈式に参加できなかったわけでありますが、ワルシャワでの所期の目的はすべて達成できたのではないかなと思っております。以上です。

記者

 来週、中央公園の在り方、(旧)市民球場跡地を含めた在り方の検討が始まるというふうにお聞きしているのですけども、今まで(旧)市民球場跡地の活用イメージが、平成27年に出されたイメージの中で、音楽ホールを含めた文化施設を位置付けられています。この位置付けが今も生きているのかという確認と、今回の有識者の会議の議論で、音楽ホールの部分についてどういう議論の進展を期待されているかというところをお聞かせください。

市長

(平成)27年、今言われた(平成)24,25,27(年)と続けて、市民意見を反映した跡地の活用、それから、中央公園を含めたあの辺りの利用の仕方についての一定の方向を出していますから、それをベースに皆様方からさらに具体化した意見を聞いていくということで、その方針に変わりはありません。それから、音楽ホールについては、今シンフォニーホールということで取り上げましたけども、そういった中でああいった地域、あのエリアに音楽施設があっていいなという御意見もあるということが今までもあります。それは、シンフォニーホールという施設として特定しているものではなくて、あの地域の中で市民が親しく音楽が楽しめるようなもの、音楽に限らず文化活動ができるようなゾーン設定もあっていいなという意見も、すでに頂いています。だから、そういった施設群を造っていくにあたっては、先ほど申し上げたように音楽施設に限らず、文化的な施設を建設しようとするときに、できれば物を造ってから人が来るような流れをというのではなくて、そこに至るまでに、例えば音楽であれば音楽のあふれるまちづくりということ、そのためのさまざまな活動が根づくということを同時進行でやっていく中で、そういったアイデアを募っていきたいなと思っています。それから、もう一つここで付け加えたいのは、ワルシャワでもそういった施設を造るときに、都市の全体像といいますか都市を再建していく中でのロケーションを考えてやっているということがありました。わが市の場合はある意味で広島広域都市圏というものを考えていますから、こういったいわゆる公共財を広い行政体が有効活用していく。そして、こういった広域都市圏で一つの文化圏を作ろうというぐらいの思いでやっているところがありますので、そういったことも加味した上で具体的にどういったところに造るのがいいかという判断も合わせてしてもらえたらなと思っています。

記者

 この4月の市長選の公約にもシンフォニーホール、ちょっと微妙な言い方で、(シンフォニーホール)を視野に入れた音楽のまちづくりというような言い方をされていたと思うのですけども、この任期4年間でこの音楽ホール、シンフォニーホールについては、どの程度まで道筋をつけていきたいというお考えなのかっていうところを。

市長

 視野に入れたというのは、今言ったようなことも含めて確定的ではないけれども間違いなく、スポーツ関係の施設についてもいろいろな議論を踏まえて、具体的施設建設がこの3期目、動くだろうと思っていましたので、次は、そういう意味では音楽のあふれるまちづくりというようなことをやっている中で、音楽施設についても市長になった当初からそういった場所の確保や、さらには、様々な、もちろん音楽を含めて文芸関係の活動を、もっと広島が国際平和文化都市としての、文化都市としての存在感を認知できるような取組をというようなお話がずっとありましたので、その象徴的な方向性としてシンフォニーホールを造るということをしっかり目指してやっていこうかなというつもりで、視野に入れてと書きました。そこで、それをやっていく上で、もう少しブレークダウンするということになると、先ほど申し上げているように建物を造るということを目標にするのではなくて、むしろ、そういった演奏活動や市民間でのそういった取組、さらにはプロを含めてのそういった取組が本当に活性化して、市全体がそういった取組をしっかりしていくという中で、そういうのにふさわしい施設ができあがるのだと、できあがらなきゃいけないでしょと。そういう状況を同時並行で作っていくということをやる中で、建物についての議論が起こるようにしていきたいと思っています。

原爆・平和展及びオリンピック関係者の広島訪問受入について

記者

 代表質問としては、最後の質問になります。(2020)東京オリンピック・パラリンピックに向けてということで、東京オリンピック・パラリンピックに合わせて、東京都内で開く原爆展について、政府が補助する方向で検討しています。どのような内容や規模にしたいか、現時点のお考えをお聞かせください。また、東京オリンピック期間中、広島訪問を希望する各国の選手や大会関係者たちの受け入れについて、どう取り組むのかお考えをお聞かせください。

市長

来年、被爆75周年という年に、2020東京オリンピック・パラリンピック開催ということであります。この大会は平和への思いを市民社会が共有する環境づくりを進めていくということ、やろうとしている本市にとりましては、非常に貴重な絶好の機会になるのではないかという受け止めでいます。

ここで、まずは、東京のあの地で、多くの方が訪れることになると思いますので、国内外から、そういった方々をいわば、被爆の実相に触れていただける絶好の機会にするという思いでやっておりまして、今の段階で、(東京)都内の2か所で原爆・平和展を開催できるようにしたいと考えています。そのうち調整が今進んでいますのは、文京シビックセンターというところで、都心にあって、しかも交通至便なところであります。同センターのギャラリーとかホールを使いまして、これまでにない規模のものを開催したいと思っています。

その中では当然、被爆の惨状を表す遺品であるとか、原爆の絵を、なるべく多く展示するということ、それから被爆体験証言をやっていただく、そして、加えて、記録映像コーナーを設置する等々、被爆の実相に関わる内容を拡充するということをまずやりたいなと思います。それと合わせて、平和首長会議の活動も詳しく紹介するなどして、我が市における、あるいは平和首長会議を通じての平和への取組に関わる内容をしっかりと周知するべく、対応をしていきたいというふうに思っております。

あとは、そういった思いでありますけれども、具体的なもの内容とか開催の具体的な時期に関しましては、関係機関等との調整中ということですけれども、もう一つポイントは、狙いは、こういう原爆・平和展を通して、できれば、なるべく多くの若い世代の方々に来ていただく、そして、今まで知り得なかった被爆の実相というものを深く理解していただくということが、何よりも重要かなと思います。お年を召した世代は、被爆の実相がないとしても、相当のお年寄り、日本でも戦争を経験したという方々にとっては、まあまあ分かりやすい話かも分かりませんけどね。未経験の方々、そういった方々にしっかり伝えたい。

もう一つは、東京でのそういった原爆・平和展と合わせて、先ほどもありましたけども、各国の選手とか大会で東京に来た方々で、できる限り時間が許せば広島に来ていただいて、そして広島の地で被爆の実相を知っていただく、学んでいただく、そして、「ヒロシマの心」を共有していただけるというようなこともできないかなと思っていまして、その動機付けと、動機付けができたら来ていただくために、こんなふうにしますよということをやっていくためのいわば、受入プログラムというものをしっかり作っていきたいと思います。

各国の選手とか大会関係者になるべく広島に来ていただけるようにしたいという考えでいます。

そして、当然、受け入れたというか、来ていただいたときの受入内容でありますけれども、原爆死没者慰霊碑への参拝・献花という行為、それから、リニューアルいたしました平和記念資料館、そして、国の追悼平和祈念館をしっかり見ていただくようにする。さらには、被爆体験証言を聴講していただくということを一体としてやりますから、それをセットで受けていただくということはできればという考えでいます。そして、できれば、こういったことに参加された方は、それを通じて感じたこととか、自分の思いなどを外に向けて発信していただきたいです。SNS等がありますので、そういうのを利用して、自分はこう思う、そうしたことを発信して、できれば、国外の方ですから、そういう意味では、世界に向けて発信していただくということをやっていただければ、市民社会での共有ということを目指す、その思いに近づくのではないかというふうに思っています。以上です。

その他の質問

日韓関係について

記者

 昨日なのですけど、韓国のほうがGSOMIAの破棄を発表しましたけど、それもあって昨今、日韓関係の悪化が叫ばれていますけど、この今の状況について広島市長としてどのようにお考えか教えていただけますでしょうか。

市長

 広島市長として、市政そのものは、直ちにというふうなものではないと思いますけども、少なくとも日本と韓国の関係に関して、一連の今までの戦後築き上げてきて、そして、前の大統領のときに一定の整理ができたという了解事項とされていたようなことが、ある意味で、その一角が明確に崩れたといいますか、白紙になったという思いでありまして、今後どういう展開になるのだろうという、不安感といいますかね、そういったものがよぎる状況になったなという思いではあります。しかし、こういった対応を考えていく上で、そういった対応をとる韓国政府、そういう意味では韓国の方々の多くの意見を踏まえてのことだと思いますから、その韓国の対応と、日本国の対応というものに関して、それこそ冷静にかつ理性的に対応するということを、忘れないでいただきたいなと思うのですね。平和宣言でも言ったりいたしましたけども、寛容の精神といいますかね。それはその当事者双方に求められる言葉じゃないかなと思うのですね。それぞれの対応内容を今の状況ですから、それぞれ自分たちの対応に合理性があるということを主張しながらやっていて、結果として、事態は悪化するんじゃないかということを多くの方が予測するような動きになっていますからね。この流れを変える、まずは止めて変えるという、そういった視点で対応するということを、ぜひ両国政府に考えていただくということが必要じゃないかなというふうな思いをいたしております。

平和記念式典に関するアンケートについて

記者

 ちょっと別の質問になるのですけれど、(平和記念)式典のときに、もともと議会のほうでもいろいろ話はされていたと思うのですけれど、デモですよね。来年に向けていろいろ検討すると言われていましたけど、今年の式典でもデモはいろいろあったのですけど、そこで市はアンケートであったりですとか、音量の調査をされていたと思うのですけど、今回の式典で、デモが起こったことへの感想と、来年に向けていろいろ情報収集されていると思うのですけど、またどのように改めて動きをしたいかというのを教えていただけますでしょうか。

市長

 デモというか、私自身は(平和記念)式典に臨んでおりましたので、そこでの式典を取り囲む状況の中での、騒音といいますかね、静ひつを保てるようにとお願いした結果が、必ずしもそうではない結果になったという事実はまず、自分自身、感じていますから。それについての対応を、しかも今後考えますよと申し上げてお願いしたにもかかわらず、こういう状況ですからね。それを踏まえてどうしたらいいかということを、これから改めてしっかり考えなければいけないということ。そして当日、式典会場でアンケート調査も行っておりますので、今、それを集計していますし、分析していますのでね。まず、その作業をして、その状況を議会にも報告をして、そこで議論をしていきたいなと思います。

ある意味では、その静ひつ確保ということは皆さん、たぶん多くの方が共感されると思うのですけどもね。静ひつを確保するために、具体的にどういう方法をとればいいかということについては、ある意味では核兵器のない世界を目指すということは同感だけど、それに向けてどうする、方法論のところでは、またさまざま意見があるというのは、もう今までの状況の中で分かっていますので、それをどういった形でするのが、本当に多くの方の了解を得られる手法なのかということを、しっかりと検討していきたいと思います。

いずれにしても、状況を認識し目標値を設定するということをしっかりした上で、それに向けて着実に物事を進めるための手段・方法を、可能な限り多くの方の了解というか、コンセンサスを得ながらやるというふうにしていきたいなと思っております。

記者

 ちょっと今の質問に関連してなのですけれども、(平和記念)式典での市長が参加されての御感想なのですけれども、雨が降っていたという例年にないような要素もありましたけれども、その場にいてどのような感想を持ったのか。先ほどの話だと静ひつを保つようお願いした結果が、必ずしもそうではない結果になったというお話もありましたけど、もう少しちょっと詳しく市長の受止め、その場にいらっしゃったときの感想をお聞かせいただけますか。

市長

 感想ですね。その場にいての感想は、私自身、自分が平和宣言するときは、その読みのほうで一生懸命でありましたので、あまり騒音が出ているという感じはしなかったと思うのですが、こちらの席に皆さんが、招待客が来ていろいろ動いておられて、あるいはあいさつを述べられているところで、あの席に座っておりまして、個々の発言内容は最初明確に聞き取れるような状況ではなかったのは事実です。

だけど、であればこそ、せっかくその限られた時間の中で慰霊をするという式典において、それに臨んで、そこで様々な意見を述べ、そして式典の中で皆さんが思いを共感するための歌を歌ったりとか、行動をしているわけですから、その時間だけでも静かに受け止められるようにするということが、何でできないのだろうなという気持ちはありますね。

ただ、そこをそうやっているからといって、自分たちの思いを言っちゃいかんというのは言論統制になるというような理由をまた述べられている方もおりますから。その方の意見が間違いうんぬんではなくて、そういう意見もあるのだなということは受け止めなきゃいかんと思っています。

ただ、そういった権利とか、いろいろな意見発表ということと、一つの式典を皆で合意していくものにしようとやっている中で、そういった発言をどういうふうにするかということの調整は理性があればできると思うのですけどね。式典そのものを大事にするということを、もう少し重きを置いて考えられないかなという思いなのです。感想といえば、そういうこと、そんなことを考えながらということです。

記者

 実際、では、市長の席まで拡声機の音というのは聞こえていたということでしょうか。

市長

 聞こえていましたよ。はい。

中央公園の活用について

記者

 ちょっと質問が戻るのですけれども、中央公園の活用に関する有識者会議が近く開かれます。具体的なイメージが最後に示されてから6年ほど、もう経過するかなと思うのですけれども、その間いろいろな社会情勢も変わってまいりまして、環境の変化が大きいと感じているのですけれども、今回の有識者の方たちにどの辺りを深く議論してほしいか、市長としてポイントはどことお考えになっているかお聞かせください。

市長

 今言われたように、時の経過とともに議論すべきゾーン内のあり方というのをどうするかということは、とても重要ですけども、それを取り囲んでいるまちの状況とか、いろいろな意味で時事変わってきております。だから、そういうものと調和させるというふうなことをどうするか、しかもその調和が一過性のものではなくて、広島のまちづくりをしていく上で、いわゆる長期的な視点で調和させるということも、ぜひ考えていただきたいというのが自分の強い思いであります。とりわけ、少子高齢化に打ち勝ったまちを作るということを大スローガンにしていますけれど、実際の進展として少子化が進まざるを得ないというときに、関連する市町が一緒になって、この地域全体でいいものにしていこうというふうに判断しているというのは、たぶん今までいろいろなものを考えてきたやり方と少し違うと思っています。市内のことだけ考えればいい、あるいはこの地域のことだけ考えて何とかよくしようという発想から、それをやることが全体にとってどうなるか、全体としてメリットを感じられるようにするには工夫する余地はないかとか、そういったところを加味していただくというのを、こういうまちづくりのところで実践していただけると。申し上げているのは、中央公園のあり方を考えるときに平和公園のあり方、それから紙屋町・八丁堀の繁華街と、いわばそのトライアングルといいますか、その3つのゾーンをつないで、そこでの活力なりにぎわいを、醸し出す作りを考えるときにどう考えたらいいかとか。それからさらに広げて、広島市内の都心部での活性化ということと、広域都市圏のこれからの発展を考えたときに、そういったところとのつながりを深めるための工夫とか、そういったことを考えていかなくてはということですね。できたらいいなと思っていますけれども。そうすれば、数年前に描いたアイデアに、さらに工夫とか、こういった視点で調整したほうがいいのではないかという意見も出てくるのではないかなということを期待しております。

※( )は注釈を加えたものです。

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