ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 分類でさがす > 市政 > 市の概要 > 市長の部屋 > ようこそ市長室へ > 市長記者会見 > 平成30年度 > 2019年3月15日広島駅南口広場の再整備等及び関連事業に係る共同記者会見

本文

ページ番号:0000013144更新日:2019年10月21日更新印刷ページ表示

2019年3月15日広島駅南口広場の再整備等及び関連事業に係る共同記者会見

動画は下記からご覧ください。

(「広島市動画チャンネル(市長記者会見)」のページへジャンプします)<外部リンク>

  • 【広島市からの発表「魅力的な駅前空間の整備方針について」】
  • 【西日本旅客鉄道(株)からの発表「駅ビル建替え計画について」】
  • 【広島電鉄(株)からの発表「駅前大橋ルート等の整備について」】

〈会見録〉

広島市からの発表

魅力的な駅前空間の整備方針について

市長

 それでは、「広島駅南口広場の再整備等における魅力的な駅前空間の創出」ということに関しまして説明をさせていただきます。

 広島駅の南口広場の再整備等につきましては、平成26年9月にJR西日本、広島電鉄、そして本市の関係三者で合意いたしました基本方針に基づいて、各々の役割に応じた検討を進めてまいりました。

 こうした中で、この度、本市において、都市デザインの専門家のアドバイスをいただきながら、JR西日本と広島電鉄との連携のもとで、路面電車が駅ビルへ進入する駅前空間の整備方針を取りまとめましたので発表させていただく というものであります。

 また、JR西日本からは駅ビル建替え計画につきまして、広島電鉄からは駅前大橋ルート等の整備について、同時に発表するという考えになっております。

 それでは、魅力的な駅前空間の整備方針についての説明をいたします。

 これでございます。この図に示しますように、我が市においての「楕円形の都心づくり」を進めるという考え方の中で、東の核に当たります広島駅周辺地区におきましては、広島駅南口Aブロック市街地再開発を契機にいたしまして、これまでに二葉の里土地区画整理や、新幹線口の広場の再整備など、順次完成してきております。

 この度の「路面電車の駅前大橋ルート新設を含む南口広場の再整備等」と、さらには「JR西日本が実施する駅ビルの建替事業」、これは、これまでの当地区における活力とにぎわいの舞台づくりの最終の仕上げとして、関係するすべての者が連携を密にしながら、一丸となって取り組むべき事業であるという認識でおります。

 一方、西の核につきましては、紙屋町・八丁堀地区において、昨年10月、都市再生緊急整備地域に指定されて、民間事業者等による開発事業の進展が期待されております。この広島駅南口広場の再整備等は、都心の東西の核のアクセスを大きく向上させるとともに、本市の陸の玄関をより魅力的な空間とするための重要なプロジェクトであるという位置づけになっております。

 その中でも、路面電車が駅ビルに進入する駅前空間は、多くの人の目に触れて、都市景観上重要であることから、シンボリックでおもてなしの雰囲気が感じられる空間となるように、この度、整備方針を取りまとめたものであります。

 整備方針は、3つの柱から成っております。

 1つ目の柱は「おもてなしの空間の創出」ということです。

 前方の「外観のイメージパース」を御覧ください。路面電車が駅ビルの2階レベルへ高架で進入いたしまして、その上空には大屋根を設置する計画というふうになっております。

 次に「内観のイメージパース」を御覧いただくと、この図については、外観と逆方向を向いておりますけれども、広島駅自由通路側から路面電車が発着する2階レベルの交通広場を描いたものでありまして、交通広場の上には、大きな吹き抜けの空間を確保する計画となっております。

 この交通広場は、広島を訪れ、駅から都心に向かう人に「まちのイメージ」を印象付ける大切な空間であることから、広島が感じられるおもてなしの空間を創出するために、「ひろしま平和の歌」の歌詞を空間デザインに取り入れることにいたしました。

 「ひろしま平和の歌」の歌詞をお手元にお配りしております。御覧いただけると、この歌詞と空間デザインの関係について、具体的に図を使って説明していきたいと思います。

 この図、広島駅を南北方向に切った断面で描いておりますけれども、向かって右側が新幹線口側、左側が南口広場側となっておりまして、「ひろしま平和の歌」の歌詞に使われております「空」や「雲」を自然採光や眺望という形で、また「風」を自然換気等で表現するという考え方を図示しております。

 また、床や手すりなどの仕上げにおいても、波、海などをモチーフとしたデザインを取り入れております。

 こうした世界平和への思いが感じられる空間を創出するほか、広島ならではの行事や祭り、地元トップスポーツチーム、カープ、サンフレッチェですね、こういった活躍など、まちの雰囲気が感じられる空間を演出できるような照明設備などを設けることにもしております。

 2つ目の柱は「シンボリックな空間の創出」であります。

 2階の交通広場にかかる大屋根には、世界から人々を迎えるために広げた両手や広島から世界へ羽ばたく翼を表現した「反り」のデザインとともに、広島駅自由通路のデザインに採用され高い評価を得ております、折鶴をイメージした「折り」のデザインも取り入れております。

 3つ目の柱は「集い・にぎわい・交流する空間の創出」であります。

 集い・にぎわい・交流、こういったことを行う空間を創出するために、大屋根の下の交通広場を中心に広島駅周辺の各方面への2階レベルで連絡するペデストリアンデッキを設置するとともに、市民主体のまちづくり、これ、エリアマネジメントの方、使ってまいりますけれども、この市民主体のまちづくりの取組等にも活用できるイベントスペースを設けることにしています。

 また、ベンチやフラワーポット等を設けることで、都心の憩いの空間を創出してまいります。

 最後に、「今後の予定」についてであります。

 後ほどJR西日本から発表がありますけれども、新駅ビルの開業予定を2025年春とされておりますので、本市と広島電鉄が連携して整備を進める路面電車の駅前大橋ルートについても新駅ビルと同時期に開業することを目指して取り組んでまいります。

 また、駅前大橋ルート開業後に既設の電停や軌道の撤去など、残る広場再整備を行いまして、できるだけ早期の完成を目指す取組を行ってまいります。

 私の方からは以上であります。

西日本旅客鉄道株式会社からの発表

駅ビル建替え計画について

北野西日本旅客鉄道(株)広島支社長

 ただ今、松井広島市長から広島駅の南口広場の再整備等についてお話がございましたので、弊社がそれに合わせて実施をする広島駅ビルの建替え計画の概要についてお話を申し上げます。

 JR西日本グループでは、地域の皆さんと一体となったまちづくり、沿線づくりを進めてございます。この広島におきましても、陸の玄関口である広島駅の整備等を進めているところでございまして、これまでも広島駅の橋上・高架下の「ekie(エキエ)」、あるいは新幹線のコンコースの整備に続いて、2025年の春の開業を目指して現駅ビルの建替え計画を推進してまいります。なお、1965年に開業いたしました現「Asse(アッセ)」という駅ビルでございますけども、50年以上長きにわたって皆さんに御愛顧をいただきました。2020年3月末に閉館することを重ねてお知らせを申し上げたいと思います。

 新たな駅ビルの全体概要については、お手元の資料の項目の1のとおりでございます。こちらの方を御覧いただきますようにお願いを申し上げます。

 次に、新しい駅ビルの特徴について、いくつかお話を申し上げます。

 新しい駅ビル、これは広島・瀬戸内の玄関にふさわしく、広島に新たなにぎわい、あるいは交流、感動を創出する施設となることを目指してございます。お手元の資料にありますとおり、下記の商業、ホテル、駐車場を施設の中に導入するということで考えてございます。市長のお話にもございましたとおり、内観イメージでお話している駅ビルの2階の路面電車が進入する空間でございますけども、これは在来線の中央改札、新幹線の改札から段差なくフラットにつながります。駅と歩行者空間、商業施設が正に一体となった空間を創出したいと考えてございます。

 また、駅ビル1階に整備される駅前広場ともつながり、御利用しやすい公共交通ネットワーク、これを目指して形成してまいりたいと思っています。

 また、駅ビルに入る主な商業施設でございますけども、店舗面積約2万5,000平米のショッピングセンターおよびシネマコンプレックス、これを軸に計画してございます。具体的にはこれからになりますけども、多種多様な店舗をそろえまして、広島へ訪れる方々や地域の方々に様々なシーンで御利用いただける施設を造りたいと考えてございます。

 また、屋上等の広場につきましては、にぎわいあるいは交流、憩いの場としたいと考えてございます。

 運営でございますけども、ショッピングセンターは弊社グループの中国Sc開発株式会社、シネマコンプレックスは株式会社松竹マルチプレックスシアターズ様、これを予定してございます。

 次に、ホテルについてでございます。

 駅ビルの高層階でございますけども、弊社グループ、JR西日本ホテルズの新規ブランド「ホテルヴィスキオ」400室規模になろうかと思いますけども、これを計画してございます。駅北、現在のホテルグランヴィア広島と合わせまして国内外から訪れる様々な方々のニーズに対応できるホテルを目指してまいりたいと考えてございます。事業主体は株式会社ジェイアール西日本ホテル開発、運営は株式会社ホテルグランヴィア広島、これを予定してございます。

 最後に、駅ビルの駐車場でございます。

 ビル直結駐車場、これは約500台に加えまして、駅の北西部でございますけども、別棟の駐車場約400台でございますけども、これを計画してございます。お車でこの地区にお越しになるお客さまの利便性についても十分に考慮してまいりたいと考えてございます。

 なお、駅ビルのフロアの構成イメージにつきましては、お手元の資料の項目3,それから、2階部分の配置図につきましては項目4,これを御覧ください。

 スケジュールについては項目の5に記載しましたように2025年春の開業を目指しまして、これから諸準備と工事を進めてまいりたいと思います。

私の方からは以上でございます。

広島電鉄株式会社からの発表

駅前大橋ルート等の整備について

椋田広島電鉄(株)代表取締役社長

 広島電鉄の椋田でございます。先ほどから市長さん、そしてまた、JR西日本(広島)支社長様からお話しいただきましたように、やっと念願の広島駅の南口、いわゆる今、私ども直接、路面電車は関係ないのですが、バスの降り場がエールエール館の川岸にありまして、よく、よそから来たお客様から、私も何度か「すいません、駅に行くのはどっちに行ったら良いんですか?」という御質問があったわけでございますが、この計画を実行していただけることによって、やっと、広島を訪れるお客様がバスは駅前で乗り降りでき、そして、我々路面電車が本当にスムーズにストレスなくJRさんから乗り継いでいただける。そして、中心部のまちのにぎわいづくりを一生懸命、我々地元の業者が協力して新しいまちづくりを手がけていけば、非常に交流性のある、よく市長が言われます楕円形のまち・交流しやすいまちになる、これがやっとスタートできるのだという気持ちで、今日は私どもの話をさせていただけることを本当に感謝申し上げます。

 当社といたしましては、開業以来、路面電車のルートが大きく変更になるわけでございます。そして、松川町の付近に新しい停留場を新設することは、実に1999年にJAの病院前の駅を宮島線でつくって以来のことでございます。そして、広島市さんや西日本旅客鉄道さんと協力して進める駅前大橋ルートの整備、特に広島駅における交通結節点の改良では、広島の玄関口が本当に、大袈裟にいえば世界に誇れる結節点になるのではないかと思っております。より魅力的でかつ機能的になり、本当にやっと、そつなくお客様に親しんでいただける公共交通になれると思っております。

 当社は、この広島の玄関口から様々なお客様を目的地に向けて快適にお運びする役割が果たせると喜んでおります。海外からの旅行者、広島・地元の不慣れなお客様、いつも御利用いただいているお客様に対して、いずれのお客様にも分かりやすい御案内で、安心して公共交通を御利用いただける設備がやっとできると思っております。

 これまで導入を進めてまいりましたバリアフリー対応の低床電車など、この魅力的な玄関口から広島の中心部へお運びすることができるという喜びと同時に、やはり今までの複雑に曲がって走る経路と違いまして、直線的に稲荷町の交差点まで行けると。そうしますと、中心部の紙屋町へも机上の計算では4分短縮という説明をしておりますが、実際、ラッシュ時間にお乗りいただいたお客様にみれば、4分ではなく最低でも7~8分は短縮できるラッシュ時間の効果が出てまいります。そしてまた、海の玄関である宇品に向かっては、これを真っすぐ松川町付近を通過させていただくことによって、かなり大幅な短縮が可能となってまいります。そして、正直なところ私どもとすれば、せっかくこれだけの設備をつくっていただけるのだから、景観を損なわない架線レスの電車にしたいと今研究しているのですが、残念ながら今、路面電車に対して御協力いただける、時間を割いていただける研究者が少ないのです。と申しますのが、今は東京オリンピックに向けて、すべての公共交通機関の研究がそちらへいっておりまして、若干遅れております。従いまして、スタートはできるだけ景観を損なわないような架線を最低限引っ張らせていただいて走りますが、引き続き、架線レスの路面電車を走らせる研究を進めてまいりまして、今だんだん理解者を得ていますので、必ずや近いうちにその実現が可能となってまいります。当初、スタートでは残念ながら架線レスで走れなかったということだけは今でも悔しく思っておりますが、必ずや景観を損なわないようなデザインを考えながら、架線レスを目指して引き続き頑張ってまいりたいと思っております。

 そして、それと同時に地元の的場町の猿猴橋の方は回れませんが、的場の方につきましては、地元の皆さんの利便性を損なわないためには循環線を、駅には入らないけれども八丁堀、紙屋町、日赤病院、皆実町の大型ショッピングセンター、そして比治山下といったところが自由に動き回れるまちにするために循環線を整備するためには、また的場町の方の軌道を少し移設したり、歩道等の道路を直していただくことを広島市の方で協力いただくことになっておりますので、そういった都市循環といいますか、とにかく移動しやすいまち、そのために活躍できる路面電車になりたいと思っております。現在、新線に伴います特許申請を準備中でございまして、本年の4月に申請を予定していまして、先ほどからの計画に遅れないように広島市さんと一緒になって、2020年からの工事着工に着々と準備を進めていきたいと思っています。

 最後に、当社につきましても、本事業の実現に向けて今までどおり広島市さん、そしてJR西日本さんの関係各所との連携を図り、多くの方が自由に楽しめるまちづくりに貢献したいと思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

記者

 松井市長に伺います。今回の発表でイメージパースができて、具体的にこのような形になるというイメージ像が出来上がったわけなのですけれども、改めて、この広島の玄関口、この広島駅をどのような場にしたいかというのを伺いたいのですけれどもいかがでしょうか。

市長

 私自身は、JR西日本、広電(広島電鉄)双方から発表いただきましたことも合わせてなのですけれども、これからの成熟社会の中で、いろいろな意味で課題がたくさんあるのですけれどもね、そういった中で、多くの方が循環といいますかね、この圏域内で行動しやすい、動きやすいまちをつくっておくということが不可欠だという認識なのですね。そういった認識で物を見ますと、いわばJRという幹線がこの圏域外から人を運んでいく、あるいは、ここから圏域外に人を運び出すという拠点になります。地域内においても、ここを中心に、そして、特に市内であれば広電(路面電車やバス)を中心に、この地域を容易に回っていただけると、活動していただけると、こういう公共交通網を幹線しておくならば、この地域で住まわれる方、高齢化しても自ら運転できなくても公共交通機関を使って容易にいろいろなところに行けるような体系に仕立て上げていく。あるいは、外から来る方も広島のいろいろないいところをめでるためのアクセスを様々な形で整備していくという、いわば、“へそ”といいますかね、中心になるのではないかという思いなのですね。そういう意味で、ここの駅の整備をしっかりやることで、成熟社会における人々の暮らし、生業、さらには外から来る方々へのおもてなしをしっかりやっていく地域なのですよと、まちなのですよということを今回改めてアピールできるというふうに思いますし、実際それを実感していただくということをなるべく早くやっていきたいというふうな思いでおります。そんな意気込みで関係者一緒になってですね、この整備、再整備に取り組みたいというふうな思いであります。

記者

 もう一つだけ、イメージパースのデザインの感想を伺いたいのですが、いかがでしょうか。

市長

 今言った機能面での問題とですね、もう一つは、こういった施設をどう受止めていただこうかということなのですけれども、国際平和文化都市ということを標榜するこのまちとして、来た方々に、とりわけいろいろな意味を込めて「平和」というものを、この駅でも感じていただき、まちの至る所で、そういったことを実感していただくことをやるということを考えていまして、その一番最初の玄関口であります。そういった中で、この駅の都市デザインアドバイザーの広島大学の先生にデザインをお願いしていたりした中で、いろいろ駅の要素を噛み合わせていくと、気候風土の中で広島の平和の歌にある様々な要素を折り込んだ形でつくれるのではないかという話がありましてね。それならば、(ひろしま)平和の歌、昭和22年に出来上がったのですね。戦後、原爆が落ちて2年後ですよね。その8月なのですけども、当時の浜井(広島)市長さんが市民に呼び掛けて、(第1回)平和祭に出せる歌はないかということで、公募されたらしくて、市民の方がそれぞれ作詞、作曲されて出来上がった歌がありますのでね、その歌の要素を折り込んだ設計にするとともに、できたらこの曲を駅で流していただくというふうなことも今考えております。そのための準備ということで、実は、この音楽については、広島出身の世界的な指揮者、大植英次さんにね、指揮を執っていただきまして、しかも音楽の方は若手音楽家で構成する広島心音オーケストラ、これが演奏していただいた曲をCDに入れて、それをちょっと流していただくという予定にしているのですね。そういうことをやるために、すでにアストラムラインとか、(紙屋町)シャレオの中で、ちょっとこの歌を流してもらったりしていますけれどもね。広島に来たら至る所で、この楽曲に出会うと、平和のまちですよというふうなことを感じていただくようにできないかなと思っています。その他、まちのにぎわいづくりということで、先ほど申し上げましたけれども、エリアマネジメントがうまく活用できるスペースを設けて、そこで多くの方が集うと、そういう場所にもするとか、平和とにぎわいをうまく折り込んだ活用ができる施設群になっていけばなというふうな思いでおります。

記者

 北野支社長にお伺いしたいのですけれど、Asse(アッセ)の名前っていうのは建て替わった段階ではどうなるのでしょうかっていうのと、あと解体期間ですね、駅ビルの現在の解体期間に何年かかって、で、新しい駅ビルの建設期間に何年かかるか、その内訳を教えてください。あと店舗面積なのですけれど、Asse(アッセ)部分のその建て替え面積が、店舗面積として1万5,000平米なので、ekie(エキエ)と足しあげると2万5,000平米になると、そういう理解なのか、もしくは全く新たに2万5,000(平米)ができるので、ekie(エキエ)の1万(平米)と足しあわせると3万5,000(平米)になるという意味なのか。あと、映画館とホテルを入れた理由、すいません最後、事業費の総額ですね、JR西日本としての駅ビルの事業費の総額、その4~5点について教えてください。

北野西日本旅客鉄道(株)広島支社長

 まず名前ですけども、まだ今検討中でございます。それから、具体的な工事でございますけれども、2020年の3月に具体的には、現在の店舗営業終了をしまして、それから退店をしていただくという手続き、これからお話し進めてまいりますけれども、解体があって、それから新たな駅ビルの建築をして2025年の春には間に合わせるということで、これから具体的な工程引いてございます。その期間にきっちり完遂していくということでございます。

 それから店舗の面積ですけれど、新たに2万5,000(平米)で、現ekieが1万(平米)少々ございますので、足しますと駅ビル全体、駅全体では3万6,000(平米)ぐらいになるのではないかということです。

 それから映画館とホテルでございますけれど、やはりホテルというのは様々なお客様が利用されるので、宿泊施設を提供するということと、やっぱり映画館というのは特に松竹系列のマルチプレックスシアターズさんというのは、映画のみならずシネマ歌舞伎でございますとか、様々な魅力のあるコンテンツをお持ちなので、一層駅ビルの集客力が高まるということで、パートナーに選定をさせていただくということで検討しているということです。

 それから、総額は、すいません。お答えしたいのはやまやまなんですけども、これから契約等ございまして、お知らせできる段階になって改めてお知らせするということでご理解いただきたいと思います。

記者

 最後に1点だけ、店舗面積が3万6,000平米になる商業部分としていうことなのですけれども、楕円形都市づくりとして、広島駅と紙屋町・八丁堀とのその商業機能としての両立というのは市としても考えていたというところで、店舗面積の規模が3万6,000(平米)規模になったというのは、どういった根拠といいますか、どういった考え方のもとで出来上がったのでしょうか。

北野西日本旅客鉄道(株)広島支社長

 やはり、紙屋町とこれから広電さんが(広島駅ビルの)2階部分に入ってきて、シームレスにつながることになりますので、紙屋町と一緒になって広島エリアを全体盛り上げる中で、私どもがテナントを入れて駅ビルということで集客を発揮するのには、やはり3万6,000(平米)程度が必要ではないかということで決まったということでございます。

 特に、どこそこの競合を意識したとかそういうことではございません。機能を発揮するのには3万6,000平米ぐらいが適当であろうということで、決定をさせていただいたということでございます。

記者

 椋田社長にお伺いしたいのですけれども、駅前大橋ルートができることで、猿猴橋町を流れるルート、これは廃止になると思うのですが、これは大体いつまでに廃止であるとか、猿猴橋の駅は、これも併せてもう廃止になるのかというところも教えていただきたいと思います。

椋田広島電鉄(株)代表取締役社長

 猿猴橋のルートにつきましては、長い歴史があるわけでございますが、今回バス路線を、いろいろ郊外バス、市内バスということで昔は分かれておって、市内バスのバス停には郊外バスは止まらないとか、いろいろ制約がございました。そういったことをすべて白紙にして、今バス協会でいろいろな運行の整理をしております。そういった面では、猿猴橋の方は、あの地域は駅前や、今通っておりますバス路線を再編成することによって、非常に街中へ入りやすい場所でございますので、この猿猴橋ルートの復活は全く考えておりません。従いまして猿猴橋町電停については廃止させていただく。これは2025年頃に路線が開通できましたところでもって廃止させていただくことになると思います。そして的場の方は、やはりまだ的場地区から中心部へ移動しやすくするためには、先ほど申し上げました循環線を新たにつくる方がより利便性が維持できるということで、廃止する路線についての配慮は、地元のご要望も含めた上で、そういう方向で決めたということでございます。

記者

 市長にお伺いしたいのですけれど、Aブロック、Bブロック、Cブロックと、それぞれが福屋さんとビックカメラを中心とするタワーマンションと、あとCブロックのエディオン蔦屋家電さんを中心とする複合施設がありますが、この完成パース図では、つながるのかつながらないのかがちょっと分かりにくくて、いわゆるその福屋さんであるとか、ビックカメラさんエディオン蔦屋家電さん、これも2階レベルでつながるというようなそういう認識でよろしいでしょうか。

市長

 はい。つながります。2階レベルで。

記者

 分かりました。ありがとうございます。

※( )は注釈を加えたものです。

ダウンロード

広島駅南口広場の再整備等における魅力的な駅前空間の創出について(1139KB)(PDF文書)

Adobe Reader<外部リンク>

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)

<外部リンク>