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ページ番号:0000013083更新日:2019年10月21日更新印刷ページ表示

2016年08月1日記者会見「平成28年の平和宣言について」

動画は下記からご覧ください。

(「広島市動画チャンネル(市長記者会見)」のページへジャンプします)<外部リンク>

市からの発表案件

【平成28年の平和宣言について】

<会見録>

市からの発表案件

平成28年の平和宣言について

市長
 「平和記念式典で訴える平和宣言」を説明させていただきます。お手元の資料をご覧ください。

 まず、1の「宣言作成の基本姿勢」についてです。今年も「平和宣言に関する懇談会」での意見を踏まえ起草しました。

 昨年の平和宣言から、核兵器廃絶に取り組む際の、原動力となる信念を固めるために、必要な行動理念を提示し、世界の人々、とりわけ為政者が相互不信、あるいは疑心暗鬼から抜け出すために、理念の転換を促しております。行動理念として、昨年は「人類愛」と「寛容」を提示しましたが、今年は、「情熱」と「連帯」を提示し、これまでに寄せられた被爆体験談の中から、この行動理念に関連する体験や思いを、被爆者のメッセージとして盛り込んでいます。

 原爆投下国の現職大統領として、初めて広島を訪問したオバマ大統領の演説から、「私自身の国と同様、核を保有する国々は、恐怖の論理から逃れ、核兵器のない世界を追求する勇気を持たなければならない」という訴えを引用し、これは被爆者の「こんな思いを他の誰にもさせてはならない」という叫びを受け止めた上で、こういった発言をされたと理解し、核兵器廃絶に立ち向かう「情熱」というものを、米国を始め、世界の人々に示すものであると指摘したものです。

 また、G7外相が、核保有国、非核保有国という立場を超えて、世界の為政者に広島・長崎訪問を呼び掛け、更に、包括的核実験禁止条約の早期発効、あるいは核不拡散条約に基づく核軍縮交渉義務を果たすことを求める、「広島宣言」を発出しました。このことは、「連帯」に向けた一歩であるという指摘をしています。

 そして、被爆者の高齢化が進む中、核兵器のない世界を実現するためには、とりわけ若い世代の力が必要であるとして、平和首長会議が、その若者の交流を促進していくことを盛り込みました。

 更に、平和宣言を広く市民に理解してもらうために、出来るだけ分かりやすい表現に努めるとともに、原爆投下の年月日、犠牲者の数、日本人以外の犠牲者がいたことなども示し、若い世代への継承も意識をしました。

 次に、2の「宣言に盛り込んだ主な内容」について説明します。平和宣言の要素として、これまでと同様に、「被爆の実相」、「核兵器を巡る世界の状況」、「平和への誓い」、「核兵器廃絶に向けた訴え」、「被爆者援護施策充実の訴え」、「原爆犠牲者への哀悼の意」などを盛り込んでいます。

最初に、(1)の「被爆の実相」ですけれども、かつて人類が経験したことのない「絶対悪」が広島の街を一瞬にして焼き尽くし、年齢や国籍を問わず罪のない多くの人々が殺戮されたこと、そして、生き延びた被爆者も、心身に今なお消えない深い傷を負っていることを訴えています。破壊し尽くされた街は、生まれ変わりはしましたが、人々の暮らしや、そこに根付いていた伝統文化など、同じものは二度と戻ってこないことを盛り込みました。

 次に、(2)の「核兵器を巡る世界の状況」です。依然として世界には、71年前の原子爆弾の威力をはるかに上回り、地球そのものを破壊しかねない1万5,000発を超える核兵器が存在していると指摘しました。また、テロリストによる使用も懸念されている現実を訴えています。

 (3)の「行動理念等」です。私たちは、非人道性の極みである「絶対悪」を、この世から消し去る道筋をつけるために広島の思いを基に、被爆者の訴えや、オバマ大統領の広島での演説、G7外相広島宣言においても示されているように、「情熱」を持って「連帯」し、行動を起こすべきではないかと呼び掛けています。また、為政者は、「連帯」をより強固なものとし、信頼と対話による安全保障の仕組みづくりに、「情熱」を持って臨まなければならないと指摘しています。そして、私たちは多様な価値観を認め合いながら、「共に生きる」世界を目指し努力を重ねなければならないと訴えています。

 (4)の「平和への誓い」です。被爆者の平均年齢が80歳を超える中で、未来に向けて被爆者の思いや言葉を伝え、広めていくため、平和首長会議は、世界の各地域ではリーダー都市が、また、世界規模では広島・長崎が中心となって若者の交流を促進して、若い世代が核兵器廃絶に立ち向かうための思いを共有して、具体的な行動を開始できるようにしていくことを誓っています。

 (5)の「核兵器廃絶に向けた訴え」です。各国の為政者に、改めて被爆地を訪問するように要請して、その訪問は、オバマ大統領が広島で示したように、被爆の実相を心に刻んで、被爆者の痛みや悲しみを共有した上での決意表明につながると訴えています。また、広島で「核兵器のない世界を必ず実現する」と決意表明した安倍首相に、オバマ大統領と共にリーダーシップを発揮することを期待するとともに、日本国憲法が掲げる崇高な平和主義を体現する世界でもある「核兵器のない世界」の実現を確実なものとするためには、核兵器禁止の法的枠組みが不可欠であると指摘しています。

 続いて、(6)の「被爆者援護施策充実の訴え」です。被爆者を始め、放射線の影響によって心身に苦しみを抱える多くの人々の苦悩に寄り添い、その支援策を充実するとともに、「黒い雨降雨地域」を拡大するよう強く求めています。

 最後に、(7)の「原爆犠牲者への哀悼の意等」となっています。宣言に盛り込んだ主な内容は、以上のとおりです。なお、参考資料として、平和宣言に関する懇談会の開催結果と、(平和宣言で)引用した被爆体験談を書かれた方2名のコメント等を添付していますので、後ほど、御覧いただければと思います。

 最後に、平和記念式典に関して、皆さんにお願いがあります。平和記念式典は、世界恒久平和の実現を祈念するものであると同時に、原爆で亡くなった方の霊を慰めるためのものであると考えています。この霊を慰めるために、参列される被爆者、あるいは、遺族の方多く来られます。こういった方々の心情に配慮した厳粛な式典にしたいと考えています。今度で(市長に就任して)式典も6回目になります。そんな中で、感じるのは、今言ったような性格の式典ですので、是非とも、式典会場その周辺における静粛、静けさの確保、とりわけ、式の重要な局面での静粛の確保に是非、御協力をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。

記者
 オバマ大統領の演説、この箇所(の引用)を決めた理由をお聞かせください。

市長
 狙いというか、意図は、今の説明の中でも申し上げましたけども、ここの部分は、まず、あるべき姿を明確にし、それを追求すべきだと展開をされているところだということで、引用しました。その背景は、アメリカの現職大統領ですから、当然、現実の政治情勢というものを知っているはずです。現実の政治状況というものを知った上で、敢えて、それを超える姿を追求しようとしたのではないか、その心意気といいますか、そこが、すごく重要だと思ったわけです。実際、政治家として、色々なことをやろうとすると、様々な調整があって、現実の状況の中で、越えなければならないハードルが、いっぱいあるわけですけれども、そのときに、追求すべき姿を忘れてはならないということを明確に言っておられるし、また、この考え方は、広島として、とても重要にしています「ヒロシマの心」、これに通じるということを、その点において、とても重要だということで引用しました。

記者
 被爆71年で、現職のアメリカ大統領の訪問で歴史的な年になりましたけれども、こうした中での平和宣言というものは、非常に国内外で注目を集めると思いますけれども、その広島市にとって、今回の(平和)記念式典、また、市長が読み上げる、その平和宣言というのは、どういう機会になると捉えていらっしゃいますか。

市長
 戦後、被爆、そういうことから71年目にして、初めて原爆を投下した側の代表者、その方が見えて、未来志向であるべき姿を追求しようということを、我々市民の前で、かつ世界に向けて、発信されたということですので、この発言の内容についての重みといいますか、それをしっかりと受け止めたいと思います。それは、現実の世界を見ると、発言の内容からすると、とても遠い状況にあると言えると思います。だから、そういった現実の中で、あるべき姿を、人としてのあるべき姿、そして、その集合体である国としてのあるべき姿を、明確に求めようと。そういう考え方の理由を詳細に述べながらの演説であったわけですので、それをしっかりと受け止めていこうではないかと。「こんな思いを他の誰にもさせてはならない」という非常に分かりやすい言葉で、ずっと被爆者の方が、長い年月掛けて、皆さんに訴えられているこの言葉の、その心を説明してもらったものと思っています。だから、厳しい状況にあればあるほど、この「ヒロシマの心」の原点というものを、しっかりと皆が持っていただかないといけない。これは皆が持つということがないと、ついつい、今の現状に妥協してしまい、現状を追認するような対応策とか、そういうことに走りがちだと思います。そして、それがまた、現実だということで、理想を追うという、あるべき姿を追うという考え方に水を差すかも分からない。だからこそ、改めて、「情熱」というものをしっかり持って、しかも、その「情熱」を持ち続けるためには、一人という人間では弱いので、「連帯」、そういった気持ちを共有できる方々としっかり一緒になって、更に、その輪を広げるということを今こそやらないと、理想は分かっているのだけれど、現実に負けるということが起こりかねない。そんなある意味では大変な状況にあると思います。そういう意味で、とても重要な年における重要な平和宣言となっているのではないかと私は思っています。

記者
 今回、朝鮮半島や中国、あと、米軍捕虜、日本人以外の原爆犠牲者についても触れられた理由について、改めてお聞かせください。

市長
 それは、今申し上げましたように、「情熱」を持って「連帯」すると言ったときに、この一発の原子爆弾による犠牲というものが、多くの無辜の方々までもが犠牲になった事実を、しっかり受け止めていただこうという思いです。それがあって、皆が一緒になって絶対悪をなくすための取組をしようじゃないかという認識を共有することが、次への力になるのではないかという思いです。これは今回初めてではなくて、前回も言っているのですが、改めて確認することが重要です。それで、後でも言っていますけども、今の原爆の威力は、広島に落とされた当時から比べると、比較のしようがないくらい、巨大な破壊力を持っているようです。とすれば、より多くの無辜の民、どこか1か所で炸裂した原爆が全然関係ない所で、色々な人々を殺していくわけです。この広島の地で起こったあの一発の原子爆弾ですら、多くの方々が犠牲になっているのに、もっと大変なことになるということにも通じると思います。そういう意味では、地球そのものを破壊しかねない。そんなものを持って、国というレベルで争うことがあっていいのでしょうかという問い掛けにもつながると思っています。

記者
 改めて、平和宣言の補足で念のために伺いたいのですが、中ほど、「広島の思いが、オバマ大統領に届いた。今こそ、行動を起こすべきだ」という文があるのですが、改めて、広島市としては、今後、特にどういったことに力を入れていくのか具体策などがあれば、教えていただきたいです。

市長
 私自身は、平和を追求するという、そのこと自身、これ一つやれば平和(になる)というものではないと思っています。平和というテーマは、それに関わる全ての人々が、自分の役割、自分の日々の生活の中での対応、それらの集合体として、戦争という人殺しという争いのない状況を作り上げることだと思います。そうすると、様々な取組があります。これをやれば、無事解決というものではないのです。例えば、戦争するという、人殺しをすることでは目的・手段・行為まで特定されていますから、そういうものをやろうというのは非常に簡単です。だから、平和というものを実現しようと言った途端に、人殺しをしない状況にする、しない状況だけでは済まない。では、その他に何がいるのか、どんなことをやるのか、多くの方は、考えれば考えるほど、色々なテーマで、色々なことをしていかなければならないということです。ですから、そういう意味では、共に考えてもらい、そして、自分がこの世に生まれて、その中で、平和ということに貢献することは、何があるのだろうということを考え、行動していただくことに尽きるのです。それを今の現状の中で、また将来に渡り、しっかりしたものとしていくためには、若い方々に、そういった発想で、自分の日々の生活の中で、平和というものを考えて人殺しをしない世界、そういうことが起こらない、共に価値観の違う方々でも一緒に生きる、リビング・トゥギャザーです。そういった世界を目指すときに、何がいるのだろうということを、それこそ、対話と協調という考え方の下に、色々なことをやっていただきたいと思います。だから、我が市として、これからやっていくのは、今言った問題意識を持った上で、多くの青年の方が、国境を越えて、地域を越えて、交流して、そこで何をどうしようかということを話し合っていくと。その原点をこの広島でしっかりと見つけ共有してもらって、日々の行動に生かすことです。だから、青少年の交流。青少年の交流を促すための原点となる知識共有として、被爆の実相を守り、それを広め、伝えるということを必ずやっていただきながら、実行していただく。市長として新たにやるというのではなく、今まで積み上げてきたやるべきことの様々な取組の中で、原点となる対応を改めてしっかり充実強化していくことをやりたいと思っています。

記者
 あと、平和宣言文の中の最後の方に安倍さんのリーダーシップを期待するという文も用いられているのですけれど、先ほど、市長もおっしゃっていたように、理想に現実が負けてはいけないということもあったのですが、改めて、核の傘の矛盾がある中、具体的にどういったことをするように、安倍さんに求められるとかというのはありますか。

市長
 核の傘というのは、正に現実の世界を、世界情勢を捉えたときに、日本の立ち位置、あるいは一部ヨーロッパ、そういった国としての立ち位置を表現していると思うのです。ですが、その日本国にしてもヨーロッパの一部の国々においても、今、核兵器があるから国として選択して核の傘の下にあるような政治を遂行していると思うのですけども、多くの市民は核兵器絶対悪がない方が良いと、戦争はないのが良いに決まっているというように思っていると私は信じています。先ほど申しましたように、この理想に向けての現実をどう展開していくかというときに、日本国政府にお願いしたいのは、現実は現実として認識しながらも、それを超えるための努力をやっていただきたい。つまり、核兵器を持っている国、持っていない国がどちらを目指すべきかということをしっかりと頭に置いて、その橋渡し役をし、結果、「こんな思いを他の誰にもさせてはならない」というこの広島の思いを受け止めた方向への対応を是非、お願いしたいと思っています。そして、その方向性に関しては、オバマ大統領と一緒にみえた総理大臣も核兵器のない世界を目指すと、皆さんの前で間違いなく言われたわけです。言っていただいたわけですので、やはりその思いを共有できると思っていますので、それに向けて現実の対応を様々な所でやっていただきたいと思うわけです。

記者
 核兵器廃絶に向けた訴えの部分のところで、核兵器禁止の法的枠組みについてですけど、これまで交渉・議論を始める必要があると、推し進める必要があるというような表現で、平和宣言に盛り込まれていたと思うのですが、今回は、法的枠組みは不可欠であると指摘すると、少し踏み込んだ強い表現になっていると思うのですが、この部分に込められた思いについてお聞かせください。

市長
 この核兵器を禁止するということは法的にも、元々、絶対悪だと言っていますので、そういったものを人間世界の政治のルールとして適正ではない、不要だということを認めるというのは、核兵器を廃絶するという究極の目標に向けてのプロセスの中で必ずあっていい判断だと思っています。そういう意味で違法だということが明確だと申し上げています。ただ、問題は、現実の問題の中でどういう議論が起こっているかというと、現状において直ちに違法ということを声高く言うことが適切ではないということを言う方、あるいは、そういったことすら言うこと自体が現実にそぐわないのでナンセンスだという御意見もあります。そういった方に向けては、核兵器禁止条約というものは、現状の中で、NPT体制という世界の多くの国が参加して、まずは、核兵器があるのだけども、それを持っている国が少なくしていこう。持っている国は限られているのだけど、それを広げないようにしようということを言っている。それをまず確実にやるということをしながら、同時に核兵器禁止。そういったものはいらないということを究極の目標とする条約づくりも同時並行して議論していいのではないか、時間の経過の中での説明のときには、そういう議論を開始するべきだと言っています。だけど、その心は、この違法だという法的な措置が必ず廃止の前のどこかであるわけですから、こういった考え方を展開することは必要不可欠だという両面で交互に言っていまして、今回はそちらの後者の方を強調したと。その心は、先ほど言いましたように、あるべき姿に向けての「情熱」と「連帯」が訴えられることになりましたので、その理想の世界をしっかりここでも、改めて強調するということをこの宣言で言いたくて、表現したということです。同時並行で常に言っていまして、局面局面で皆さんにどう訴えるかということを、やっていると御理解いただきたいと思います。

その他の質問

サッカースタジアムの建設について

記者
 サッカースタジアムの建設の件ですが、先日、深山会頭が8月中に4者会談を開きたいという趣旨の御発言をされたということなのですが、市長としては、その点、4者会談について8月中の(実現)についてはどのように(お考えでしょうか)。可能であるならば、時期としては、どのようなものが今、頭にありますか。

市長
 4者会談の見通しに関しましては、皆さんも御承知のとおり、深山会頭が現在、久保さんと調整をしていただいている中で8月中に開催したいと言っていただいたということで、それを踏まえて会頭と私と知事とでお話をして、できたら、そのスケジュールで物事が進まないかなと思っています。ですから、3人で協議してもう一遍、事務的な調整状況なども加味してできればと思っています。

記者
 時期として、今のところ、目途というか。

市長
 特定の日はまだ考えていませんが、様々、自分自身の業務の調整もあるので、そういったものとの兼ね合いと、4者の日程調整がどうなるかだと思います。

記者
 今後、それに向けて具体的に、まずは3者の方で日程調整をしていきたいというご趣旨でよろしいでしょうか。

市長
 はい、そうなります。

記者
 今の(内容)に関連してですが、市長は、ずっと4者会談の前段として事務的な作業が必要だとおっしゃられてきたわけですが、現時点では、もう4者会談を一応、開けるような環境は整っているという認識なのでしょうか。

市長
 完全とは思っていませんが、相当、事務的なやり取りをやっていますので、ある意味では、論点というか事務的な意味での理解は相当できたのではないかと思っていますので、機は相当、熟したかなと思っています。

平和記念公園でのポケモンGOの利用について

記者
 ちょっと話変わりまして、ポケモンGOについてなのですが、先般、市の方から平和(記念)公園の削除を開発会社の方に要請されましたが、その後の回答の有無と、あと削除の期限を多くの人が集まる原爆の日までにということでしたけど、仮にこの削除が当日までなかった場合の式典当日の市の対応などは何かお考えかどうかも含めてお聞かせください。

市長
 ポケモンGOの配信に伴っての状況ですが、市としてのNiantic社に対する要請は、7月26日付で削除、(平和記念)公園内でのそういった情報を(画面上で)表示することを全面削除してもらえないですかということで、今、我が方の心とか向こうの状況などについてのやり取りを事務的にやっています。協議をしているという状況です。その中で、当座どういうことになるかという理由付けの中で、式典の場でスマートフォンを使って(ゲームを)やられる方は、そんなにたくさんいるとは思えないのですが、先ほど申し上げたように会場内で静粛な式になるようにお願いはしますし、それから、会場の外でも静粛になるように。、今度のポケモン(GO)の他にも、当日、川の向こう側で色々シュプレヒコールをあげるとかいう気持ちは分からないでもないのですが、式典の間だけでも静かにしていただけないかなということをずっと思っていることがあって、そういったことも込めて、できたら(8月)6日にその静粛の度合いを崩すような可能性はない状況を作ってくださいというお願いをしています。それで、この要請は多分届いていると思います。だから、向こうが今度はその要請を受けて、例えば長崎はどうなんでしょうとか、類似の所はどうなんでしょうとか色々検討されているのだと思うのです。

そんな中で、(平和記念)公園の利用の方では(7月)27日に注意喚起の張り紙を出して、いわゆる、歩いている人同士がぶつかったりしない、歩きスマホをやめていただきたいということ。その中で皆さんに伝えているのは、祈りをするいわば聖地ですので、そういった場所だということに配慮してやってもらいたいということもやっています。それから、夜間に(平和記念)公園の周辺に来て、車を道路に止めてポケモンGOをやっておられる方がいるということもあって、警察に取締りなども行っていただいているので、そういう手間の掛かるような状況も解消すべく、何とかしてもらえないかということを言っているところです。一定の対応をしていただくという中で8月6日を迎えることができるならば、厳粛な式は維持できるのではないかなと思っていますし、対応していただいた後も、更に問題があればお願いできるような形で、事務的な協議を続けられるような状況にはしておきたいなと思っていますので、もう少しぎりぎりまで協議結果を待とうかなと今は思っているところです。

記者
 すいません、今の関連なのですが、公園の位置付けについて、市議会の方でもオバマ大統領が来た後、やはり場所の位置付けの意味合いは高まったということを市長もおっしゃられていましたが、やはり、ポケモンGOをしている人たちを見ると、やはりなかなか浸透していないと思ったりしますが、その辺り、改めて平和(記念)公園というのは、どういう位置付けなのかというのを、例えばどう発信していきたいか、その辺りは何かどうお考えですか。

市長
 これは、第一義的には、正に慰霊の場です。そして、そこを訪れる方々の、祈りの、静粛な気持ちで、厳粛に祈ることのできる、いわゆる聖地にできないかなと思っています。同時に、多くの方が訪れる場所として、公園という設定にしていますから、にぎわいの地であるということも同時にうまく兼ね合わせられないかという点もあります。それは、以前、今も残っているカキ船のときも同じような問題がありまして、この多くの方が亡くなられた地で、そういう飲食をする施設(の設置)を川の対岸に許可しました。そのときに、祈りの地ということと、にぎわいをどう兼ね合わせるのかということでしたが、それについても一定の調整を図って私は処理してきていると思います。これも似たような要素があります。ポケモンという装置で、たまたま、こういったことが起こるということを知って来るという動機付けの部分もあると思います。ですが、来た限りは、そこで、やはりきちっと慰霊の思いを持って望んでもらいたいと(思います)。単に、そのゲームの試合運びで得点を稼ぐためだけに、たまたま来て、ばたばたばたと平和(記念)公園をパスしていく使い方では、本来の平和(記念)公園の意味はなくなるのではないかということです。ですから、そういった配慮をしていただけるような運用を是非してもらいたい。それができないのなら、これをその対象にしないで、その外でできるように(してもらいたい)と、まずは言っているわけです。その辺の調整ができるかどうかということでありまして、こうでなければならないという、その意味は、聖地という意味での静粛化の保持と来る方々、色々な層の方が、ごく普段来て、こういうことをやってみたいな、祈ってみたいな、見てみたいなという形で来ていただけるような仕掛けもいるということです。もし、そちらの方にポケモンGOが、うんと役立っているというのであれば、それも考慮した上で、どういった調整ができるかということを考えていただきたいと思っています。

記者
 ポケモンGOについて、今、平和(記念)公園に関連したお話だったと思うのですが、それ以外を含めても、かなり社会現象になっている中で、何か市として、観光振興に役立てたり、何か利用してやっていこうということは、何か検討されているのでしょうか。

市長
 それは、正に今回の問題を契機に、事務的にNiantic社の方と協議できるという状況にありますので、平和(記念)公園については、こういう悩ましい問題があるということで、しっかりと協議して、良い解決策を見いだしたいと思っているのですが、例えば、今言ったポケモンGOを、利用したいという方がおられて、その場面が、市内の観光振興したエリアと、正に、合致するのであれば、むしろそこにいろんな装置を、あるいは資源を投入していただいて、結果、観光振興になるということも、大いにあっていいと思います。それは今まで、いろんな形で市としても広報活動していますけども、別の切り口で、広報として利用できるような局面があればお願いして、この地をこういう観光資源と兼ね合わせて、うまくやってもらえませんかという話しを、できないかなと思っています。まだ今、具体的にやる局面にはありませんけれど、こういった関係が維持できれば、逆にお願いするということもしたいと思っています。

広島市民賞について

記者
 ちょっと話は変わるのですが、先月、黒田投手が200勝達成したということで、県の方で、県の方の賞というのを受賞する方向であるらしいのですが、市としてもそういう対応を考えていらっしゃるのか、お聞きかせ頂けたらと思います。

市長
 カープ、とりわけ黒田選手、新井選手もそうですけれども、市としての対応なのですけれど、実は、既に前例というとおかしいのですが、市としてのやり方がありまして、「広島市民賞」というものがございます。具体的に野球選手で申し上げると、野村(元)選手とか前田(元)選手が、通算2,000本安打を達成されたその年に、広島市民賞というものを贈呈しています。黒田投手も、正に、これに該当すると思っていまして、多分、今年度中に、タイミングを見て贈呈することになると思っています。

記者
 2,000本ということなので、新井選手もですか。

市長
 そうですね。黒田、新井両選手は、当然、もう有資格者というのですか、市の市民賞の贈呈基準には該当しておりまして、いつ出すかということで、タイミングを図っているということだと思います。

平和記念公園でのポケモンGOの利用について

記者
 ポケモンGOに戻るのですけれども、協議をされているということは、結構突っ込んで、もうやり取りをされているということでしょうか?

市長
 こちらの申し入れの内容、根拠をしっかりとお伝えしています。先ほど申し上げたとおり。

記者
 向こうからの反応は、今のところありますか。

市長
 向こうからの反応は、一応、我々の考え方を、本社へ持ち帰って、検討すると言っていただいています。

記者
 今の段階で、検討しますと、受け取りましたと、要望は。

市長
 言ったことは、ちゃんと受け止めてあげるし、自分たちもこういうことで、色々考えているということを事務的に聞いていますので、どういう折り合いが取れるかと思っています。

記者
 (8月)6日が、どうこうという話しまでは行ってないわけですか?

市長
 もちろん、私どもの第一要求は(8月)6日までにきれいな形で処理していただきたいと思っています。向こうは機械の話もあるようですから、その処理の時間、その前に、決断する時間があるのでしょうね。そして、その広島ということのみならず、他の所でも色々、要望がいっぱいあるらしいです。だから、そういったこととの兼ね合いも考えているのではないでしょうか。そういう意味では、総合勘案していただいていると思っています。

※( )は注釈を加えたものです。

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