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ページ番号:0000013006更新日:2019年10月21日更新印刷ページ表示

2014年08月27日臨時記者会見「集中豪雨災害への対応について」

動画は下記からご覧ください。

(「広島市動画チャンネル(市長記者会見)」のページへジャンプします)<外部リンク>

集中豪雨災害への対応について

市長 それでは本日つい先ほど第9回の災害対策本部員会議を開きました内容についての報告をいたします。

亀岡政務官から最初指示がございまして、今後の対応につきましては、被災者の被害と復旧状況が全体的にどうなっているかということの的確な把握、それから生活支援状況の的確な把握ということをやった上で、今やっている諸対策がしっかり行っているかどうかを緊急にチェックすると。

そして必要なところをしっかりした対応できるようにしようじゃないかということで力強いご指示がございまして、そういった対応は、国が中心となってしっかりやっていく。とりわけ被害、復旧状況の調査チーム、応急復旧連絡会議の中に調査チームを設けまして、直ちに現場の調査に入るということで、指示がございました。

それから生活支援の方も、これは主に市が実際にやっているので、しっかり中心になって全体状況を把握するという全体指示がございまして、被災者の方々、被害に遭われた方々のニーズの把握とそれへの的確な対応に尽力しろというようなご指示だったというように受け止めています。

その間、スピード感を持ってというお言葉がありまして、国として、市などが手が届かないところには、どんどん対応していくという話がありまして、非常に心強く受け止めたところです。

それともう一つは、生活支援に関しては、可能な限り避難されている方々のお一人お一人に支援の現状などが届くようにというお話がありました。朝、昼、自分の家に整理に行ったりして避難所にいないという方がおられたりするので、場合によっては夕方にでも接触して、例えば口頭でお一人お一人にどんな状況かということ、どんな支援があるかということを丁寧にお伝えして、自分たちの心配事の除去に努めるようにという話がありました。そのための伝達用法についても工夫するということが必要かなというように感じました。

全般はそういうところです。

あとは少しポイントを絞って何点か申し上げます。被災者支援の状況の中で、陸上自衛隊の方からは、梅林小学校に仮設浴場を設置し、利用を開始したということがございました。そして、需要等を踏まえれば、今度は八木の方での開設も検討するというご紹介がありました。

それから、避難者の健康管理に関しては、昨日から「広島県災害時公衆衛生チーム」の薬剤師の応援を受けまして、梅林小学校と可部小学校を拠点とする薬剤師チームを編成して、薬の飲み合わせ等に関する相談や医療救護班とも連携して、症状に合った適切な医薬品の提供ということを始めました。

また、避難生活が長くなっているという状況がございますので、昨日からは避難者の多い4カ所、梅林小学校、佐東公民館、八木小学校、緑井小学校で、本市の歯科医師の方、それから歯科衛生士の方々が口腔ケアのニーズに関する調査を行うとともに、本市の管理栄養士が避難所での栄養状況がどうなんだろうかという調査をいたしました。今後、対応について検討していくということになっています。

その他、被災者が災害の後片付けの諸手続きを行う際に、その世帯に乳幼児の方がおられる状況があるということが分かりましたので、保育園で一時預かりするということで、公立の保育園が行ってきておりますが、本日からは私立の保育園協会のご協力を得て、私立保育園でも同様の一時預かりをしていただけるというようになりました。

もう一つは、堆積土砂の撤去に関してです。

大規模な土石流とそれに伴う死者が発生したということで、緑井地区、八木地区、可部東地区そして三入南地区についてまずはということで、宅地内、農地内の土砂等を直接本市が撤去するということを決定し、周知したところですが、この搬出作業準備がだいたい整いましたことから、死者が出ていないものの、大規模な土石流による土砂が堆積している地域として安佐北区の大林地区がありますので、ここについても直接撤去を着手ということで対象範囲を設定したいと思います。あとその地域においては、当然家庭内の被災ごみについても、これまでの対応と同じようにやっていくということにしたいと思います。

それから、私のこの会見の前に、政務官と知事の会見の中で、高速道路の無料化の話が出たかと思います。これに関しましては、実は今日の本部員会議の中で直接政務官からのご指示がありまして、役所が今までの手続きどおりやっている手続きでは、利用者が非常に不便をかこっているというものですから、端的に例えば証明書の発行をやめて、ワッペンと言いますか、表示を貼るだけ、申請手続きを抜きにそれを貼って直ちに高速道路を通行できるような方法について考えろというご指示が急きょございまして、それで今までの発給手続きをやっていたのがちょっと見直しになりまして、多少混乱をしているところです。

私自身、これも発給方法は今までの書式ですと、申込み用紙とかでやらざるを得ないという判断で事務的に進行していたんですが、政務官からのこの会議の直接のご指示ですので、それをとばしても構わないという決定だと受け止めましたので、利用者の方の便宜に資するように、発給方法を早急に見直しまして、作業したいと今見直しを始めたところであります。そんな状況がございました。以上です。

記者 一部の報道でも言っているんですが、昨日の会見でもありました市長の初日の対応についてなんですが、午前3時には電話を切られて7時頃に登庁されたということですが、改めてその日の動きについて、遅れがあったとかどのようにご認識なのかというのを改めて伺えればと思うのですが。

市長 その件に関しましては、私自身一通りお答えして、検証作業はこの一連の緊急対応をした後にしっかりやっていただけるでしょうか。答えないわけではありませんし、自分なりにちゃんとやっているという認識はありますけど。後回しにしてください。申し訳ないです。

記者 1週間が過ぎまして、なお避難勧告が出ている方が10万人いらっしゃるということですが、今現在出ている避難勧告の解除について、基準なり方針、所見、今市長はどのようなお考えでいらっしゃるか教えてください。

市長 避難勧告、避難指示両方ありますが、解除については基本的な私の現時点での考え方を申し上げますと、ひとつは気象状況です。それからもう一つは雨等を含んだ地面の土壌の雨量指数です。それからもう一つは、現場における土砂崩壊等の具体的な恐れがあるかどうかと、この3つの要因を検証して、問題ないとそれぞれ要件を満たすということになれば解除していいんじゃないかなと考えているんですが、今申し上げた最初の2つは気象庁等の予報です。

それを踏まえて今まで(避難)勧告・指示を発してきたわけですが、今までの議論ですと、そういったものをなるべく早め早めということでやるというような議論を承ると、少しでも危険性があれば勧告とか指示をしろというミッション(重要な任務)がありますので、(雨の状況が)緩んだからといって直ちに解除するということは、今行われている議論の中で容易ではないなというのが受け止めです。

それから、土砂崩壊等の恐れという現場での目認行為も、TEC-FORCE(テックフォース:国土交通省緊急災害対策派遣隊)なども来ていただいていますから、国・県・市の合同体が現場をよく調査して、今後の天気の移ろいを考慮の上、大方の方が間違いないというような的確な判断をしていただいたその要素、今言った少なくとも3つが合致したときに解除するという基本的な考え方ですが、今言った具体的な扱いは、もう少し専門家、担当部署に検証しろということをやっておりますので、もう暫くお待ちいただきたいと思うんです。それを踏まえて具体的な指示を発するという構えでおります。もう少し時間をいただきたいと思います。

記者 もう少し時間をということは、安全が完全に確認できない限りは、ある程度は長期化はやむを得ない、そういったお考えですか。

市長 今までの議論で、危険性があれば避難勧告なりをすぐやれというようなご議論が残っている中で、それをいい加減にして解除するというのは、まったく矛盾したことになりますので、多少の不便という部分をどう感じるかということなんです。そのバランスといいますか、皆さんの納得度合いを高めるということもやらないといけないかなというのもございますので、もう暫く検証させてください。

記者 1週間ということで、まだ見つからない方もいらっしゃる、調査が続いている状況ですので、その1週間を迎えたという市長のお気持ちを伺いたいのがひとつ、2点目に避難場所の開設の関係なんですが、避難場所の候補のリストが複数あったり、大規模災害とその他の災害ということで避難の手順が違ったり、やや複雑かなと思ったんですが、その避難場所の設定について、どのような改善を考えているのか、最後にいろんな検証をしていかないといけないということを以前はおっしゃっていますけども、その検証の具体的な手順とか方式、検証委員会とかいろいろあると思いますが、どのようなやり方を考えているのかこの3点をお願いします。

市長 最初の感想はすぐ今でも気持ちは言えるんですが、後の2つは今言ったように作業をやっていまして、考えてないわけではないので、もう少し落ち着いた段階でお答えさせてください。

感想に関しましては、本当に一極集中といいますか、安佐南、安佐北の広島の広い中での規模を考えれば、集中したところなんですが、あまりの地域に比して多くの方が犠牲になっておられるということなんですね。ある意味すごい、史上稀にみる犠牲者を出した災害を起こしております。

一刻も早く、ご不明の方との問題を解消して、まずどんな状況かを確定して、そしてその被害に遭われた方、むしろ残されたご遺族とか関係者の方々のご心配を除去するために、今、全力でできることをとにかくやると。そしてそのためには、行政の縦割りとかそういうのを除去して、一丸となってやるということに専念したいと思います。

そして、少なくともその気持ちは国・県に受け止めていただいていまして、政務官・副大臣・知事、そこと一体となって対応しているつもりです。これをやり続けたいと思います。

被災者の方々からすれば、なかなか思いが届かないというところが、ややあるかも分かりませんけど、我々としては全力でそういう方々の思いを受け止めて、やっているつもりですので、ぜひ気を落とさないというか、皆さん頑張っていただきたいというか、頑張れる状況をつくるという意気込みで目一杯やっていますので、長くなればなるほど、精神的な苦痛とか肉体的な様々な問題が起こってまいりましょうけども、そういった問題を起こさないように早急に解決したいという気持ちで頑張っているというその気持ちを受け止めていただきたい。

そして、我々の対応状況を、少なくとも末端まで行き渡るような努力を続けるということを同時にやらなければいけないと思っています。

検証作業は先ほど申しましたように、もう少し時間をいただいて、こういった経験を踏まえた中で、二度とこういった不慮の対応が起こらないように、最善の努力を尽くすという考えで検証していきたいと思っています。

記者 先ほど高速道路の話がありましたが、見直しを始めたとおっしゃいましたが、いつまでに開始する体制を整えるのか、高速道路の無料化についてどのようなことを期待されるのかお伺いしたいんですが。無料化について、どのような効果を期待されているのかをお聞きしたいんですが。

市長 これはもともと、無料化の発想はボランティアの方々も、あの地域にアクセスするためには高速(道路)を使っていいだろうという、それから本体作業をやるためには、特に大分土砂等も堆積しております。そうするとその土砂等をあの地域から最終目的地に持っていくための作業を次に考えないといけない中で、一般の街中の道を通っていたのでは大変でしょうから、高速道路を使って大量輸送するほうが、当然いいんじゃないかという判断です。

ですから、復旧作業のために高速道路のアクセスが便利なところから乗せられるようにしようじゃないかという判断で、そのためには災害関係者を特定するという作業をして、その方々は無料だという判断で国とも調整がついたんです。そうすると、厳格に無料にするんだから、証明発行を検証してこういう要件をきちっとやろうと、やっとかないと後で混乱するだろうということで、やってたんですが、それよりかはまずワッペンとかを貼ってでも、作業をやっていいというご指示が今日出ましたので、そんな厳格な、厳格さは要るんですが、利用者の立場に立って早急に許可が下りるような手続きを抜本的に作り直せというご指示が出たという状況なんです。

ですから、復旧作業に有効に機能させるようにするための、それぞれに活動している方々に、利用する方の利便性を図るために高速道路を無料にするというのは有効じゃないかなと思います。

記者 それは、本日中にはそのような対策を。

市長 つい先ほど出ましたが、今日中にでも対象、方針を決めて、できれば早急にでも対象者が出せるようにしたいんです。ただ、ワッペンなんか印刷なんかもありますので、そのへんの技術的な時間はいるかと思いますが、それも急がせたいと思います。

記者 ということは、まだ無料化はしていない・・・。

市長 無料化はしているんですが、対象者を特定するための事務手続きが進んでないという状況なんです。無料化というのは決定しています。

記者 従来の申請の方法で、対象となった人はすでに無料で走っている。

市長 走っています。それでは間に合わないので、もっと簡便に出せるように改めるという事なんです。

記者 その無料で走っているのは今日からですか。昨日から。

市長 無料で走れるという決定は、22日からやっているんです。それでは時間がかかって仕方ないというご指示だったものですから、もっと簡便にしろということです。

記者 当然なんですが、高速道路は全国どこからでも。

市長 そういうことです。ここの市長として、ここの被災地に行くんだということをやっているので、いろんな援助物資なんかも無料でということになるんです。それも国のほうから確認をしたうえでやっています。