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ページ番号:0000012984更新日:2019年10月21日更新印刷ページ表示

2014年03月18日記者会見「アストラムライン延伸の検討状況について外2件」

動画は下記からご覧ください。

(「広島市動画チャンネル(市長記者会見)」のページへジャンプします)<外部リンク>

市政記者クラブからの代表質問

アストラムライン延伸の検討状況について

記者 アストラムラインの延伸に関してなんですが、先の(平成26年予算)特別委員会の方で、延伸するなら西広島駅、ルートとしては二つの案があることが示されていますけれど、延伸の可否も含めて今の検討状況がどうなのか教えてください。

市長 アストラムラインについては、現下の社会経済情勢の変化というのを前提に、西風新都の全体計画を抜本的に見直すということをやり、その際、計画を策定した当時の背景は変わってしまっているということがありました。

平成11年の基本計画の内容を再確認していこうということがありましたので、アストラムラインの延伸ルート、あるいは構造等をしっかり見直す。とりわけ、「延伸ということを前提に」といったことを見直すことが必要であるというのが1点ありました。

もう一つは、アストラムラインを運行しています広島高速交通株式会社の経営改善を図っていくという問題意識があり、その観点からアストラムラインをどうするかということを考えたときに、延伸の事業化ということを念頭に置いて計画を作り直すということがあり、それについては今年の1月に(広島高速交通株式会社の)経営改善計画を策定したときに、今、アストラムラインが途中で止まっていますからね、止まった中で経営を健全化していくというのか、きちっと環状線にした上で経営を改善していくのかという議論になったときに、伸ばすということを前提にどういう段取りで経営を健全化していくのか、そんな二つの視点から

アストラムラインの延伸の問題に取り組むことにしたわけです。そういう意味では、延伸実現に向けて検討をしていくということは不可避だなという現状認識です。

そうした中で、延伸する、とすると、次に方面をどうするか、延伸をどちらにするかという問題が出て来るわけで、その点については、1月30日の都市機能向上対策特別委員会において、西広島、新井口、五日市の各ルート案を比較するということを行いました。

それは、かつて西風新都計画を作る時点で、もともとそういった3案を設定しながら、1番実現性が高いのが西広島で、その他、環状線をどんどん拡充していくというときには、新井口とか五日市ということも当然視野に入れてという整理がされていましたので、改めてそれを検証するということでした。

検証するために必要となる要素ということで、ルート概要、それに係る事業費、将来の利用者数推計、事業成立性、さらには、まちづくりへの貢献度合いなどをお示しし、現時点で評価してみると、西広島駅方面への延伸が最も合理的であるということが見て取れるという説明を特別委員会の場でいたしました。これが第1段階ですね。

そうすると、方向性は分かったけれど、今後、西広島に伸ばすといった場合に、具体的にどういうルートになるんだろうということが出て来るわけです。その場合、まちづくりへの貢献度や己斐中央線(という)道路への影響など、様々な面から検討を加え、やはりこれも現時点で最も合理的と考えられるルートとか、(地形に)段差がありますからね、構造の諸元などを織り込んで、近々議会や皆さまへ説明する予定です。

問題は、こういった分析作業を今していますので、これらを通じて、さらに事業化をするかどうかという最終判断に持ち込んでいくわけですけれど、事業化の最終判断については、今言った作業を踏まえながらさまざまな議論を行いますので、(平成)26年度中に多角的な議論をしていただいて、それを踏まえて事業化の最終判断をするという、もともとのスケジュールの中で問題に対応していきたいと考えています。

記者 先日、予算特別委員会でも「乗降客数の予測の方法が間違っているのではないか」とか、「延伸するためのデータ作りではないか」という指摘が委員からあったと思うんですけれど、この問題は、乗客数の予測がすごく肝になる部分だと思うんですけれど、今後のことを考えると、570億(円)という巨額な投資なので市民の納得も要ると思うんですが、このデータの取り方、予測の取り方が、1日の乗客数が約1万5000人ということですけれど、この予測が、少しエリアを絞って調査をやり直す予定はないんでしょうか。

市長 今ご質問されたのは、まさに議会での質問内容そのままなので、それについては先ほど申し上げたように、26年度中の検討の中でしっかり検証するという予定でおりますので、ここで即断するようなご質問にはなっていないと思うんですけれど、ご質問の背景を少し考えていただきますと、全然新しいルートが出来ていないときにいろんな予測をしたというやり方と、一定程度駅がはっきり出来ていて、それを前提としてそこから乗り降りする方を使ってやるという、典型的に言うとそういうやり方の二つの方法で、まだ駅が出来ていないわけですから、そのときにどういう手法を使うかという話を、私は混同されているような気がいたしますので、そこはまず置いていただきたいんですね。

そして、今回やったのは、出来ていない中で、伸ばすときの主な目的は何か、つまり、西風新都におられる方々が市内の中心地に行く、そのための利便性をどう確保するかというのがポイントだという、その目的意識に即した推計方法をしていますから、それを目的対予測方法の是非ということもしっかり頭に置いて議論しなきゃいけない。

一方的に言われていますので、それには答えていませんから、そういったこともきちっと議論しなければいけないんですね。そして、全く出来ていない時の予測値の立て方と、今、一定程度出来てきていて、未接続の部分について駅がない中での予測をやったというときに、全然出来ていない時にやったときの予測値のずれと、一定程度実績を積んで、それを踏まえて精度を高めてやるときの議論はまた違うわけですから。

そういったことを加味して、どういうふうにするかという議論をもちろんやりますのでね。26年度に入って、そういった議論をして、そして確実なものにする。まさに言われたように大規模な投資をしますから、その投資の効果が十分出るようなものにするということは大前提で、それはどなたも否定すべきものではありません。

しかし、もともとの計画が、環状線にして、西風新都というまちづくりをきちっとやろうという大計画があるわけですから。その計画そのものの当初の目的を達成するか否かという、そういう目的意識もまた同時に持ってやらなきゃいけないと思うんですね。

そして、それに掛けていく大規模な投資も、例えば1,2年で掛けられるような総額なのか、実際に用地を買収して路線を完成させると相当長期にわたりますから、単年度ごとに掛かってくる予算規模もまたさまざまになります。

そういう諸要素をしっかり加味した上で事業化の可否を問うということを、26年度中の議論を経てやろうということを申していますので、方法論として十分議会でのご質問に答えるだけの作業手順は踏めると私は今思っています。

結論としては今からの議論内容、それでお示しできると思います。そんな状況です。

記者 大きな目的は分かるんですけれど、利用者というのは、市の資料にもあるように五月が丘、石内という地区からの利用が8割ぐらいを占めている形になっていますけど、そういったわりと狭いエリアの方が乗降客としてメインになるという通勤通学のですね、現実だと思うんですけれど。

市長 それは西風新都内にバス路線をどう組むかによって、エリア内の方々を各拠点に運ぶということも予想されますからね。それ以外の利用を排除するということはできませんから。だからどちらの精度が高いかは、感情論じゃなくて、やはり合理的に議論するということをやれば、そういうのも検証するということも含めてしっかり議論すればいいと思いますよ。今ここでは決まっておりません。

記者 このエリアが市の資料にちゃんと載っていますから、その数が適正なのかどうか、また、(精度の)高さが、市長がおっしゃるようにあるのかどうか、もう少し、その資料が、データの問題が今議会でも問題になっているんで、元のデータを新たな調査なしに議論を深めるというのはできないんじゃないかなというのが一般的であると思うんですけれど。

市長 それは、議会でのご議論を踏まえて、26年度中の議論で検討する中で対応できると思っています。別に問題があるとは思いませんけれど。検討すればいい話じゃないでしょうか。

検証すればいい話であって、そこの地域の人口だってこれから増えていくかも分かりませんからね。確定数ではないんですよ、言われるのだって。それも予測しなければいけませんから、そういう議論をするための調査も要る。そういうことも含めてどうするかの議論を深めればいいと思っています。

記者 次の質問とも関連してくるとは思うんですが、アストラムラインが現行のエディオンスタジアムに行く上でも、重要な交通機関だと思うんですけども、来年度サッカースタジアムの議論が進んでいく中で、アストラムラインの延伸の可否を市長が判断する際に、サッカースタジアムの議論というものも、アストラムの延伸を判断するときの材料の一要素とはなり得るんでしょうか。

市長 全然関係が無いとは言えないと思いますね。サッカースタジアムの検討会議の方では、協議会という形で今議論しておりますので、それ自身はサッカースタジアムをどこに新しいのを造るかということですね。

その際、まだ案として広島広域公園、現在のエディオンスタジアムも候補地に入っていますから、例えばそれを残すというような、そこでいいというような結論になるとすれば、これはまだ見通しが立っていませんから、そういうことになれば、そのお客を運ぶための重要な交通手段になりますね。

その場合は、西風新都から出ていくお客さん方の数というか、逆にそこに誘導する方々の数を考える。スタジアムとして造ると言いながら、複合施設という案もありますから、そうするとその方々の利用の便に供するための運行経路として、どのくらいの利用を見込むかということも加味しなければいけません。

そういう場合でもやはり推計方法として、単に駅の拠点の人達という以外に、もう一つ別の視点からの予測数値を加味するということも起こりますから、そういうのを含めて、先ほど申し上げた26年度中の検討の中で、もう少し精緻なものにしていくということも必要だと思っています。

サッカースタジアムの検討について

記者 サッカースタジアムの検討協議会について、第9回の協議会の中でスタジアムの規模などについて、専門家の分析調査結果があります。その中で候補の一つになっていると思う、旧市民球場跡地ですとか、中央公園に関しては、2万人規模、いわゆる国際大会を開くような規模を確保できないという調査結果がまとまったんですけど、まだそれが協議会の決定ではないですけど、そういう結果を受けて、市長として旧市民球場跡地ですとか、そういう候補地についてはどのように印象として受けとめていますでしょうか。

市長 受け止めそのものは、私としてはきちっとした議論がなされているなというのが素直な受け止め方なんですね。

その心はと申し上げますと、先の協議会でスタジアム整備を検討する上で、5カ所の候補地の絞り込みがありました。ですから、まずどこにしようという結論ありきじゃなくて、スタジアムという機能をまず考えて、それがどこに(造るのが)いいかという手順で議論していただいているというふうに、極めて合理的な議論の仕方になっていると受け止めています。

そして、その際、候補地と施設群との相対関係を考えるという意味で、規模をどうするか、付加機能をどうするかと。それについて判断に必要な資料が提示された議論だと私自身は受け止めています。

そして、そこまで来ましたので、次はじゃあその可否をもう少し深めて議論しようということになりますので、来年度に入っての議論とすれば、もう少し外部の専門家機関にお願いして、市場分析等々も含めて、本当に適正なスタジアムの規模、そして複合機能とするという前提でありますよね、それを加味し、またそれらを造るときにどれくらいの資金がいるかですね、資金調達方法、それから、出来上がったスタジアムの管理運営方法、それらが総じて実現可能性があるのかどうかというような調査をしっかりやっていただいて、それらを素材としてしっかりした絞り込みの議論をやっていただきたいと思っています。

いよいよ専門家の登場ということになると思っています。それを踏まえた議論をしていただいた上で、秋にはあるべき姿を提示していただけると思っています。それをもともとこの協議会をつくったメンバー、県、市、商工会議所でどう受け止めるかをもう1回調整してみようと、そんな作業になるかと思っています。

記者 サッカースタジアム検討協議会、一般市民からすると、今月10回目を迎えますけど、議論の深まりがあまりない、遅いという、拙速がいいというわけではなくて、議論が深まっていないということがあると思うんですよ。それは委員からも、市民からも指摘されていますし、一般傍聴に行く方にも聞きますけど、そういったことについてはいかがですか。

市長 今申し上げたように、議論は間違いなく私は深まっていると思っています。

むしろマスコミのほうで、深まった議論をしっかり提示していただければ、市民に分かると思うんですけどね。そこで出て来ていた一部の意見を羅列するのではなくて、どんな資料が提示されて、どんな説明があったかということをやっていただくと、私はその会議ごとの資料をずっと点検してきておりますけれど、その度に着実に資料を提示してやり、それに対するコメントは出ておりますけれど、そのコメントだけを取り上げるというふうにすれば、そういった感覚になるかも分かりませんけれどね。着実に深まっていると思っています。

記者 資料でも前回、日本政策投資銀行で、一部の委員が指摘していますけど、資料が、委員長が頼まれてここまで作られたけど、その作り方について別の委員からこんな資料は使えないという話も出て、議論になったということですけど、その進め方自体もあまり上手く回転していないと思うんですけどね、客観的に見て。

市長 客観的?それは。私自身は協議会のメンバーの方の大多数は、手続き的に合意されて、進んでいると思っています。一部のご意見も、もちろん内包しながら行っていると思っていますけど。もし、皆さんが疑義があるのであれば、次の作業もできないし、協議会がストップすると思いますけどね。そちらの方のコメントもどうでしょうね、正確に言っていただきたいと思いますけどね。

記者 委員会周辺で、その広島市職員の方が、スタジアムは広域公園でいいではないかということで圧力をかけているという話も聞くんですけど。

市長 私は聞いておりません。

記者 市としてはフラットな立場で。

市長 市は、県、市、商工会議所の一緒の協力のもとにこれを動かしていますから、そういう意見があるということ自身どう証明されるのでしょうね。きちっと事務方は動いていると思いますよ。

記者 はい?

市長 事務方はちゃんと動いていると思いますよ。県、市、関係者、商工会議所の面々と一緒になって動いていると思いますよ。

記者 市の職員の方はフラットで動かないといけないということですね。

市長 いや、動いております。

記者 分かりました。

市長 はい。

記者 先ほど、前回の協議会で国際大会が開催できる規模が(旧)市民球場跡地では十分ではないという調査結果ですけども、サッカースタジアムをもし造るとなると、市のまちづくりの中ですごく大きな位置を占めると思うんですが、市長自身、大会レベルとして、国内大会規模の施設と国際大会ができるような規模の施設というのは、まちづくりの観点から全然違うと思うんですが、もし造るとなれば。

市長 サッカースタジアムの規模でまちづくりに影響を与える、その影響の度合いが違うというのは、多分事実だろうと思います。

どちらを選択するかについては、まずもってこの協議会の中での議論で整理していただいて、それを踏まえて先ほど申し上げましたように、私のみならず、県も商工会議所も、それぞれの立場でコメントを加えるという場面があると思いますので、そこまで待っていただきたいと思うんですね。

そういったこともありますので、この協議会の中で、2万人のような規模でやったときに、それは今の諸要請を踏まえての話とか、それから、「世界大会をやるほうがいいし、そのためのスタジアムとして準備するんだ」というご議論になれば、それを踏まえて、さて市としてどう考えるかと、そういう手順だと思うんですね。

だから、協議会の中での整理をするというのが先だと思いますので、現段階でのコメントは控えさせていただきたいなと思います。

広島高速3号線・広島南道路の開通について

記者 代表質問最後は、今月23日に開通する、広島南道路・広島高速3号線、市等が整備する新しい区間です。この開通によって、どのような効果が生まれるか、期待を含めてお聞かせください。

市長 広島高速3号線、それから広島南道路ですね、これは見ていただくとお分かりになると思いますけれども、わが市の臨海部を横断する新たな大きな動脈になる道路と評価できると思います。

この大動脈なるものは、本市の臨海部から山陽自動車道などへのアクセスを向上させます。それから、広島都市圏の臨海部への企業とか商業施設の進出も容易にする、そういう可能性を含めていますので、地域経済の活性化につながる大きな動脈になると思います。

さらに別の観点で申せば、近隣の廿日市市であるとか、海田町、坂町といった近隣市町との交流の活性化の要素にもなりますので、活力とにぎわいのあふれる広島の都市圏創造に向けた大きな一歩になると評価したいと思うんですね。

その上で以前から言われているようなことを見れば、この広島高速3号線が全線開通いたしますと、ここを利用される方にしてみれば、海田町から廿日市市までの時間が8分くらい短くなるというようなこともあります。非常にいろんな意味でのインパクトがあると思うんですね。

それともう一つ、こういったことをやったということと同時に、これをさらにしっかりしたものにするという意味で重要だと思いますのは、この新しい大動脈を造るに当たりまして、既存の市街地を横断する広い道路でしたので、多くの方々の貴重な用地の提供ということをしていただいて完成している、というものです。この点を忘れてはいけないと思うんですね。

そんな意味で、(広島)南道路を建設する際に、高架(下)空間が出来ました。こういった空間を最終的には有効活用するということもしっかりやりたいと思うんですね。

ご協力いただいた方々の気持ちなどを受け止めて、有効活用するに当たっては、これがまちづくり、あるいはにぎわいづくりにつながるような活用方法というものも地元の方々としっかりとやりながらやる、つまりマクロの視点とこういうミクロと言いますかね、そういったものを兼ね合わせて、トータルでまちの活性化と言いますかね、そんなものにつながるんじゃないかなと思っています。

記者 この南道路の開通の後に、東広島バイパスも続いて開通、一部延びることになるんですけれども、その部分で広島市にとってのメリットというのは、南道路の開通を絡めて広域的にどんなものがあるんでしょうか。

市長 今言いましたように、この南道路、直ちにですと廿日市、海田、坂まで、さらに東(広島)バイパスであれば、東広島とか、さらにその先、県内の近隣市町、少し遠隔市町を通して、いろんな意味で広島の拠点性と言いますかね、広島への集積度合が高まる、その一助になるんじゃないかと思います。

記者 となると、どうしても東広島、あっち方面で、東広島バイパスというのが少し伸びるとなると、今、山陽道に集まっている広島空港へのアクセスですよね、これも課題になってくると思うんですけども、今後その点では、東広島バイパスというのが伸びることで何かメリットってありますかね。

市長 メリットというか、今言われた、道ができて利便性を高めるということと、その利便性を多くの人が認知して、そこに車が集中して渋滞度合が高まるとかというのは、少し別の問題と考えなきゃいけないと思うんですね。

どこだって利便性が高まれば、多くの方が利用しようということで、そこの混雑も予想される。じゃあ混雑するから造らないかというと、そうではないんで、まずそういったものが完成して、そしてそれが、利便性が高まり多くの方々が利用することで混雑するとなれば、それプラス既存の道路とか、他の交通手段等々も使ってその需要の高さをうまく分配して、トータルで機能、便宜を享受できるようにするという、次のステップを考えるようにすればいいと思うんですね。そういったことも同時進行でやる必要性が高まってきたと思えばいいと、私は思っています。

記者 つまり山陽道の代替手段という意味でも可能性を持っているという意味ですか。

市長 そう思いますね。

記者 それと、続いて申し訳ないんですけれども、高速3号・南道路の開通によって、広島市が抱えている大きな道路事業というのが今年度中に少し落ち着くのかなとも見えるんですけども、次の段階として必要な道路事業というのはどんなものがあるとお考えですか。

市長 もう一つ残るのは、未だ裁判等で問題になっています、国道2号線の高架延伸とかというのも視野に入ってまいりますね。その他随所に問題がある、例えば(広島高速)4号線と山陽道をつなぐようなこともありますね、さらに(広島高速)5号線の進捗状況もある等々ですね、ここが終わったからといって、道路事情について広島のあるべき姿に向けての道路網がまだ完全に整備されたという状況ではありませんので、そういったところ、完成すべきところをもう少し精査して、選択して、そこに必要な資本を投下していくという視点で検証していく必要があろうかと思います。

記者 奇しくも言っていただいたんですけども、4号線と山陽道の連結について、過去に知事とのトップ会談でもその話題が出たこともありますが、その後進捗状況はいかがですか。

市長 特にそこ自身は深めていませんけども。

記者 まだ事務レベルで協議しているという段階だと思っていたらいいですかね。

市長 事務的に、まだ個別にも入ってないよね。

道路交通局長 はい、まだ構想という段階ですね。それに実現するかどうかも含めて今県と協議をさせていただいているという状況で、個別の詳細にはまだ入っていません。

記者 あの、イメージなんですけども、市長は4号と山陽道の直結って必要だと思われますか。

市長 必要かどうかというよりかは、西風新都そのものですね、本当にデルタ地に匹敵するぐらいの広さを持った市の重要な拠点として完成させていくためには、そういったことも考慮すべき重要なポイントだと思っています。

記者 (広島高速3号線・広島南道路の)高架(下)空間(の有効活用)とおっしゃいましたけれども、市長自身がどういうイメージでいらっしゃるのかな、今は考えてないけれども、例えば、他の所ではこんなことがあるので、そういうことも参考にとか、いろいろ考えられるんですけど、市長自身がどういう高架空間を高めていきたい、有効活用していきたいというイメージがちょっと分からないもんですから。

市長 今度出来たところですね。実際、あそこの空き地を地元の方々のご意向を踏まえて、公園施設にしているとか、ああいったところを、その他何がありますかね、皆が集えるようなものにしていくということで、多くの知恵をいただきたいんですね。

空き地で囲いを立てて進入禁止というようなものにとどめていくんじゃなくて、高速道路が出来た北側、南側両方の方々がそこに集えるような仕掛けができないかなと。

とりわけ住宅密集地で、住居などを移転していただいたという経過もありますから、そこにお住まいの方々がどこかに行って、それから離れたところでまだ残っておられる方々がいれば、以前は割と簡単に街を出歩き、ふらふらできたような街が、そういう大きい道ができた途端に、なかなか出歩きにくいと思っている方もおられるやもしれませんからね。そういった方々を気軽に集えるようなスペースにしていくということも1つかと思います。

そして、道路によって南北が隔てられることのないように、それぞれの地域の方が出会いの場所として利用できるようなものにするとか、そんなイメージです。

広電駅前大橋線について

記者 順番がばらばらになって申し訳ないんですけど、南道路も出来ていって、さっきちょっと言いかけた広島市の大きな事業というのが一つまた道路は節目を過ぎたかなと思ってるんですけれど、今度、アストラムラインの話が出ましたが、駅前大橋線についての、今年度っていうのが一つの節目だったかなと思っていまして、市長も以前会見で、時期にこだわるつもりはないっていうふうにおっしゃっていたんですけども、地元の方たちからも、説明は受けているんだけれども、一定に、電停がなくなることへの不安ていうか、がある。市長が予特(予算特別委員会)ででもその辺の意見を丁寧に聞いていきたいっていうことは発言していらっしゃるんですが、時期的な部分で今後、駅前大橋線については、年度末が近づいております。改めてどんな判断をされるのかをお聞かせいただけますか。

市長 それは以前も聞かれて、年度末までにやるのかどうかっていう、私は、もちろん自分として、時間管理もしながら、物事を進めていかなければいけないっていうのはもちろん背景にありますよ。

ですけど、ここまでにやらなければいけないっていうことで、地元の住民の方々の議論を切り上げてやるっていうっていうようなことはやりたくないっていう気持ちを込めて、前回も言われましたけど、しっかりとご意見を聞きながら、でもマクロと言いますかね、総論としてより利便性の高いものに変えていくということは、ある意味でご理解していただけるっていう状況になってきていると思うんですね。

その上で、自分たちが利用していた電停がなくなるとすると、そこの不便さをどういう形で代償措置をするんだろうかとか、そういう意味での問題意識がありますので、そういったことをしっかりご意見をいただきながら、皆さんの全体の利益と、自らの不便性のどの辺で妥協点が見いだせるかという、そちらに少し時間をかけて、意見を聞き議論をするというふうにしたいと思ってます。

だから、大分、担当部局で地元に行ってみなさんとお話ししながら、話が出来てきていると思っていますので、皆さん方の了解が得られるタイミング、そんなに遠くはないと思いますので、それが出来れば、一定の方向性を出していきたいと。ただ、年度内にかどうかとなると、そこのとこは年度の境を越えてそのあたりでというぐらいのつもりで今やっていますけどね。

記者 ちょっとごめんなさい、よく分からなかったんですけど。

市長 いつまでにとは言っていませんけど、近々そういったこともやりたいなということをお話ししながら、話を進めていきたいと思っていますけどね。

記者 一定に、そのスケジュールを示すということは、市民にとっても一つの目安になるんでですね、だから時期というのをしつこく聞いているんですけども、市長の中ではズバリ年度をまたぐというお考えでいいと思っていいですか。

市長 なるべく年度内には、やりたいなという気持ちはありますよ。だけど年度を越えたからダメっていう言い方はしないっていう意味ですということですね。どうでしょうね、年度内?

道路交通局長 頑張っておりますけど。

市長 そんな感じですよ。地元の方と、とにかくしっかり擦り合わせをしていこうということを今やっているということです。

平和記念資料館の改修工事について

記者 原爆資料館の東館工事が今日から着工するということで、展示内容もかなり変わるし、改修していくということで、利用者にとってはこれから変わっていくと思うんですけども、改めて意義と狙いについてお聞かせください。

市長 今まで大規模な改築ということをやっていない中で、平成30年のグランドオープンに向けて目標意識は、という流れの中で、被爆の実相を本当に、(平和記念資料館に)みえる方々に実感していただけるようなものにしていきたいと思います。

これは、私が来て急に言い始めた話ではなくて、今まで長期にわたって、平和記念資料館のあり方を議論してきた皆さま方の共通の認識であったということを踏まえての話です。

そしてそういう中で、東館から入って平和記念資料館を見て戻ると。その際に来た方々が、ラインをうまく上がってしっかり見て、そして(平和記念資料館に)いるときにやや急いで見たいなっていう方、じっくり見たいなっていう方々、さまざまおられる、そういう皆さんの希望にある程度応えながら、ラインを設定する。その中で朽ちることのない被爆の実相を体感していただけるような施設群にしたいという、そういう思いで今調整を進められているというのが基本認識です。これを着実にしたい。

それと同時に、それをやっていく間も、平和記念資料館としての使命を果たさなければいけませんから、それらを調整しながら工事をするということで、多少長めの時間設定になっておりますので、そういった切り替えをしながらでも実相を発信し続ける施設群であってもらいたいなと思っています。

あと、マスコミ等で取り上げられ、皆さんの関心事になっている人形展示の問題もありますけどもね、それもグランドオープンまでに向けてもう1回、展示をしない、しなくても被爆の実相をよりしっかり伝えられるというコンセプトで皆さんと協議して来ていたという、そういうものをもう1回よく見ていただき、それでも足りない、なんかそういう人形展示がいるというようなご意見がそういう議論の中で残るようであれば、もう1回配慮するということも考えたいと思います。

とりあえずは、人形は残しながらイベント等で使えるようなものにして、完全に除去するということではないという仮置きの整理です。そういう形で議論が進んでいますので、こういった形で関係者の理解を深めながらグランドオープンに向けての作業を着実に進めていってもらいたいなと思っています。

NPDI広島外相会合に米国国務次官が参加することについて

記者 約1カ月後に迫りましたけど、NPDIの外相会合が開かれますが、外務省が、アメリカ(のゴッテメラー国務次官)がゲストとして初めて参加するということをおっしゃいましたけど、核非保有国が集まり、アメリカがこうやって集まってくる、しかも被爆地での会議に、ということについて、市長としての受け止めと期待というか、アメリカが参加されることに対しての今のお気持ちというのをお聞かせください。

市長 もともと核兵器を持っていない12カ国の外相の会合ですね、そこに直接核兵器を持っている国の国務次官がおみえになって、ゲストスピーカーで出席されるということですね。これは初めてのことで、一定の進歩と言いますか、前進じゃないかなと私は思うんですね。

ただそれは(広島に)みえて、ゴッテメラーさんと会議の関係でどういう議論あるいは関係が取り結ばれるかっていうのはむしろ外務省ですね、会議主催者の計らいでありますので、そちらに期待すること大でありますが、そんな中で、わが市としてはお迎えをするわけでありますから、日頃から言っています、いわゆる為政者の方がわが市を訪れて、本当に被爆の実相に直接触れていただいて、その上で自分たちの政策展開にどう配慮すべきかということをしっかり考えていただく絶好の機会だと思います。

ですから原爆死没者の慰霊碑参拝献花もやっていただく、あるいは平和記念資料館の見学もやっていただくということをゴッテメラー国務次官にもお願いしていきたいなと思っています。

( )は注釈を加えたものです。