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ページ番号:0000012971更新日:2019年10月21日更新印刷ページ表示

2013年8月21日記者会見「平和記念式典、平和市長会議の感想などについて外2件」

動画は下記からご覧ください。

(「ひろしまムービーチャンネル」のページへジャンプします)<外部リンク>

市政記者クラブからの代表質問

平和記念式典、平和市長会議の感想などについて

記者 平和記念式典、平和市長会議の感想などについてお伺いしたいんですけれど、三度目の平和記念式典、就任以来初めての平和市長会議総会が終わりました。感想、手応え、課題などをお聞かせください。

市長 まず平和記念式典の方から申し上げます。今年の平和記念式典も、参列者の皆様や運営に携わっていただいたボランティアの方々のご協力により、厳粛かつ円滑に行うことができました。

式典には、被爆者や遺族の方だけでなく、多くの広島市民、内閣総理大臣をはじめとする国の関係者、国際連合からの代表者、駐日大使及びその他国内外から多くの方々に参列していただき、それぞれの立場で平和への思いを新たにする契機にしていただけたものと考えています。

私が述べた平和宣言については、式典が終わった後、市民の方からご意見などを頂いています。中でも感謝を申し上げたいのは「被爆者や福島に思いを寄せ、世界の為政者への示唆もあり、非常に素晴らしかった。」、「宣言中、特に被爆体験談の引用部分は聞いていて涙が止まらなかった。」などといった意見をいただいており、私が宣言で訴えた思いを理解してくださったものと受け止めています。

平和市長会議については、8月3日から6日までの4日間、第8回平和市長会議総会を開催し、『「核兵器のない世界」の実現を目指して-「ヒロシマ・ナガサキの心」を世界に-』をテーマに活発な議論を行い、予定していた議案の議決やヒロシマアピールを採択することができ、成功裏に終了することができたと考えています。

議案につきましては、2020年までの核兵器廃絶に向けた平和市長会議行動計画の策定をはじめ、役員の選任や、平和市長会議の「平和首長会議」への名称変更、メンバーシップ納付金制度導入及び地域のグループ化推進といった運営体制の充実強化の方策に関する重要な4つの議案について審議・決定を行いました。今後、これらに基づき、平和首長会議の取り組みのより一層の充実強化を図っていきたいと思っていますし、その基盤整備ができたと受け止めています。

ヒロシマアピールについては、昨今の北東アジア等における国際情勢や核兵器の非人道性に焦点を当てそれを非合法化しようとする動きなどを踏まえつつ、今後、平和首長会議が目指す方向性と国連や各国政府への要請内容を盛り込んだ大変中身の濃いアピールを採択することができました。アピールは加盟都市の共通認識を図るため、既に全都市に送付しており、また、国連や各国政府にも送付し、アピールに掲げた項目について、核兵器廃絶に向けた具体的な対応を促していく予定です。

今後は、行動計画に掲げた取り組みを着実に実施していくことがますます重要になりますので、今あるこの平和首長会議の世界的なネットワークをより効果的に活用するという視点に立って、会議の運営体制の確立・強化ということもしっかりやっていきたいと思っています。

記者 平和記念式典に関連して、アメリカ(の政府代表)が4年連続出席して、そのうちルース大使が3回出席されて今回辞任されたわけですけれど、アメリカの政府代表の出席に関しては、オバマ大統領が全面的に指示したという報道もされておりますし、インタビューでもルースさんがそう答えているんですが、アメリカの政府代表がここ4年連続で出席していることへの評価をお聞かせください。

市長 アメリカという国に対してというか、今の大統領の方針、考え方についてのコメントになるのかなという気がしますけれど、核兵器廃絶に向けての理解・考え方をしっかり持っておられる大統領であると、我々は大いに期待しています。その考え方を踏まえた上での米国としての対応ということで、大使が平和記念式典に出ていただいていると受け止めています。

ルース大使も、大使館などに行ってお話しし、さらにマスコミ等を通じても確認しましたけれど、大統領の指示を受けて平和記念式典に出席されているということも分かりました。広島の思いを受け止めて、それと相通づる考えを持っておられる大統領であるということは高く評価したいし、大いに期待しています。

そうは言いながら、アメリカ全体の動きの中で核実験といったことも一方で続いている点に関して、(平和記念)式典への参加という対応から伺える大統領の、アメリカとしての考え方と、(核)実験を継続するというところについてどう考えたらいいのかと多少疑問もあります。

我々とすれば、(平和記念)式典に参列するという考え方をしっかり踏まえていただいて、それを貫いた対応ということをいろんなところでやっていただけるようにならないかなと強く思っています。

記者 もう一点それに関連して、ルースさんが離任前のインタビューでも、オバマ大統領の被爆地訪問について、実現可能性に含みを持たせるような答えをされているわけですが、広島市としても(アメリカ)大統領の被爆地訪問を求めてきているわけですが、例えば(オバマ大統領が)来春にも日本に来る予定で、政府と交渉するとか、あるいは2016年にもサミットが日本であるわけですけれど、どのタイミングでの被爆地訪問を期待されているか、あるいは国内的には保守派が反対するんじゃないかとかいろんな話がありますけれど、その辺の環境整備については、広島市ではあんまりできることはないかも知れないんですけれど、どの辺が実現に向けてポイントになるとお考えですか。

市長 自分自身の立場としての判断材料は、今言われたいろんなケースについて、どれが有力とか、可能性があるかという判断材料は、申し訳ないけれど持ち合わせていません。ですからいずれの可能性もあるであろうし、あるいはまだまだ難しい状況というのがいろんなところであるのかも分からないという気がしています。

しかし、評価は別にして、思いというのは一筋で、(オバマ)大統領が再選されました昨年11月にも(長崎市の)田上市長と一緒に米国大使館に参りまして、いろんな要請をしたときに、ルース大使に、(オバマ)大統領にぜひ被爆地に来て、この思いというものを直接(大統領)ご本人が受け止めるというチャンスを作っていただきたいということを申し上げています。ルース大使も「確実に伝える」ということを言っておられて、そのときは「近い将来」という言い方でしたから、どこの時点か分かりませんけれど、そういう可能性はあるだろうということを言われていましたし、もし諸状況が整えば、早ければ来年春に日本に見えるときに広島まで来ていただけるという可能性はあろうかと思います。

その中で、ヒロシマの受け止めとしてそういう事態をどう考えるかという時にやはり、いろんなところで今までも問題になっていたのは、米国が謝罪するかといった点が唯一気がかりなんですけれど、私自身は謝罪ということにこだわるべきではないと思っています。

事実は事実として受け止めなければいけません。いい加減にすることはできませんけれど、ただそれらを乗り越えるということをしっかりやりたい。それは、被爆した方々のお話を聞きながら、あるいは平和宣言をまとめるときに、いろんな勉強をさせていただく中で、被爆直後、あるいはしばらくはそういう思いがなかなか払しょくできないというのはあるけれど、トータルで、人類全体、地球全体、それから自分達の子子孫孫のことを考えていくと、そういったこだわりを捨てて、いわば未来志向で次の世代に物事を託していくということを考えたときに、しっかり核兵器廃絶をやる、核兵器のない世界に持っていこうということをまず第一に考えるということをやり、それを受け止めていただいて、今現実の世の中で一番為政者として権限がある、その方にヒロシマの思いをとにかく受け止めていただくということはとても重要じゃないかと、そういう思いでいるということを理解していただいた上で判断していただきたいと思っています。

松江市教育委員会の「はだしのゲン」の閲覧制限について

記者 「はだしのゲン」の閲覧制限についてのお話をお伺いしたいんですけれども、月曜日にも少しお話を伺ったところがあるんですが、松江市の教育委員会の方で、漫画の「はだしのゲン」の児童の閲覧を制限する指示を出していたということが報じられて、波紋を呼んでいますけれども、その後また鳥取の図書館での自由に閲覧できないということが新たに報じられたりとか、そういうこともありますけれど、改めてこの問題について、松井市長のご意見をお伺いしたいと思っています。

市長 松江市教育委員会がされている一連の対応について、どう思うかという意味でのコメントは、私自身は差し控えたいと思います。それはちょっと置いておいて、この漫画「はだしのゲン」の作品について、どう考えているかということについてお答えすることで、コメントにしたいんです。

広島市の教育委員会での扱いを説明して、私はこれがいいと思っているということです。だから、他をどうしろということまでは申し上げるべきではないと思っています。それは、各自治体の中で、様々な事情の中で取り組みがあるわけですから、詳細が分からない中で、どうこうしろという立場にはないと思う、ということで申し上げたいんです。

実際、(広島市で)どうやっているかと申しますと、まず、「はだしのゲン」の作品に関しましては、確かにいろんな場面があります。その様々な場面についてのいろんな思いを持っておられる方が多々あるということも、十分承知していますが、作品全体、トータルで読み通して(作品)の訴え、願いというものをよくよく見てみれば、世界の平和を希求するという強い願いがあるということが、多分読者に受け止められると思います。部分部分にいろんな問題があるというご指摘は、いろんな角度からありますけれど、トータルを見たい。

それから私自身は、いろんな、漫画に限らず文学作品というものも、それを書かれた方の、例えばいろんな思想と、出来上がった作品というのは、別人格という言い方をされますよね。ですから、作品自体として考えるということもやっていいと思うんです。ですからまず、この作品そのものについての立ち位置を申し上げたいと思います。世界の平和を希求する強い願いが込められた作品と受け止めています。

その中でとりわけ広島として、認知していますのは、被爆の実相を伝えるという部分、そしてそれを見ることで、戦争は二度と繰り返してはならないということを認識できる部分が間違いなくあると思っています。

その上で、(本市の)教育委員会はどういうことをやっているかというと、「平和教育プログラム」の中で、作品のすべての、作品の中で、家族のきずなであるとか、命の尊さ、平和が大切だということが描かれている、評価できる場面を取り出しまして、それを平和教育プログラムの中で利用し、とりわけ小学校3年生を対象とした教材として使うというような利用の仕方をしているのが広島(市)の現状ですので、広島(市)としては、いろんな皆様の評価を考慮しながら、こういうことをやっているということを、松江市の教育委員会に参考にしていただければというくらいの思いです。

記者 広島市でも実際に教材として使われていますけど、やっぱり果たしている役割としては、啓発といった役割として、評価されている部分はあるということ。

市長 今言いましたように、「はだしのゲン」全体がまず世界の平和を希求するという願いが出ているだろう、ですからトータルでまず考える。そしてその中で、繰り返しますが、家族のきずな、命の尊さ、平和の大切さというのが描かれている場面を抽出しまして、それを教材として使うということをやっています。

これは、今申し上げました、「平和教育プログラム」、小中高12年間を通じて、平和教育をしていくというプロセスの中で策定してきたプログラムで、今年度から全市立の小中高等学校で活用するという取り組みを始めています。

これについての成果というのは直ちに出るわけではありませんけれども、教育プログラムのもくろみというのは、しっかり今、具現されて、それを使って取り組みは始まったところだと考えていただきたいと思います。

記者 この(「はだしのゲン」の作品の)中で、女性が乱暴されるとか、首を切られるようなシーン、こういうところが出ていて、松江市教育委員会が制限を要請した。こういった点について、松江市教育委員会ではなくて、広島市として、こういう点についてはどのように、そのような描写がある、その点についてはどのようにお考えでしょうか。

市長 今申し上げた整理の中で、私自身は一定の判断をしていると思うわけです。個別具体的にどう点検したかというのは、厳格にチェックしていませんが、少なくとも小学校3年生を対象とした教材として、「はだしのゲン」を使うというときに、その使う場面は、家族の絆、命の尊さ、それから平和の大切さというのが分かるような場面を使わせていただいているということで、今言われた問題場面は使ってないということはまず明白だということを分かっていただきたいんです。

じゃあ、それを取り除かない原本、漫画の「はだしのゲン」の何巻かありますよね。それへのアクセスだと思うんです。よりそこから引っ張り出して、積極的に展開しないということで、そういう場面を使うのは抑えながら教材として使っている。それが図書館などにあったときに、図書館などの教材としてある中で、お子さんたちが、それにアクセスするときに、そういう場面に触れる可能性がある。それをどうコントロールするかどうかという話ではないかと受け止めたわけです。

そして、それにうんと重きを置いて、そこがあるからその本自体にアクセスしづらくするというのも、一方策かなと思ってやられているのが、松江市の取り組みではないかなと思ったわけです。

ただ、もうひとつよく考えると、こういった本を読む一般的な傾向として、例えば小学校の図書館にあって、1年(生)から6年(生)までが読むときに、1、2年生の方は直ちにこう平和をテーマとした漫画にパッと飛びついて、残虐なところをパッと見開いて読むというような対応になるんだろうかということを考えると、この教材として、小学校3年生を対象とした教材から、「はだしのゲン」を広島市で使っているということを考えていただいたら、こういった平和とかを少し抽象的な概念を考えるようなお子さんたちというのは1年、2年、3年くらいからかなということでやっていると思うんです。

そうすると、そういう本自体へのアクセスの可能性が、元々少ないと我が市は考えていると思ってもいいのではないかと思うんです。そうすると、本当に完璧に、お子さんたちの精神発達段階などを考えるということに、完璧にと言いますか、完全にそういう害悪にさらすのを排除しようということに、あまりにも重きを置きすぎた対応かも分かりませんし、そのような場面もある。

その辺について、価値判断をどうこう言えませんから、先ほど申し上げたように、他の市の教育委員会がやっておられる、そういう処理についてのコメントは差し控えたい。我が方としては、そういったこともある程度考慮した上で、我が市の対応をやっているということで、参考なりにしていただければと思っているところです。

記者 冒頭で、改めての発言の中で、実相を伝えて二度と繰り返してはならないというところの部分が間違いなくあるということをおっしゃたと思うんですが、市長ご自身何か印象に残っているシーンとかいうのはお有りですか。

市長 私自身、その実相の部分では(「はだしのゲン」を)パラパラと見ていて、平和記念資料館で問題となった人形(のようなシーン)があるとか、皮膚が垂れて、焼けただれた(街の)あとをずっと行くような場面を書いたような部分があったりして、こういうのを見ると、大変だと思うんですね。眼(玉)が(飛び)出たりするような(描写)のもあるから。そういうことが、こういう漫画の本で見れるという事は、すごく私自身にとって実相だと受け止めました。

それを見たときに、何でそんなふうになるんだろうということを考えていくと、結局起こった原因が、戦争という状況を作り上げたことからこうなったんだから、そういう状況を無くすということ、作ったのが誰の責任ということを言うのは易いですけど、みんな人間ですから、それを自分たちの次の世代、そういうことを起こらないようにしようというとこまで考えてもらいたいというように受け止めた方がいいと思うんです。

そこまでちゃんと思考を高めていただけるような教材として使っていくべきだという気持ちがあります。

最近でもよく言ってますけど、麦の理屈のところ、展開してるところがありますよね。そういうところっていうのをしっかり考えるということをやれる教材としてはすごくいいんじゃないかなと思っています。

記者 コメントは差し控えたいというところなんですけど、他の行政がやっていることだから、評価する立場にないという、そういう理解でよろしいんでしょうか。

市長 そうですね。先ほど申し上げたように、多分もう少し掘り下げて言うと、松江市教育委員会の方も、同じような問題にぶち当たって、いろいろ苦慮されて処理したんだろうと私は思うんです。そのこと自体、最後の結論が今こうなっているから、そのこと自体でこちらとしてどうこう言うべきではないと思うんです。お互い悩みを抱えて処理したんだろうと。

そういう問題に対して、広島市はこういう処理をしていますよということを参考にしていただくということで留めたいと思うということなんです。

記者 要するに、評価する立場にはないという理解ですね。

市長 良いとか悪いとかいうような性格の問題ではないし、そういう立場でもないんじゃないかということを言いたいと思います。

記者 聞き忘れで一点。「参考にする」というところなんですけれども、例えば今回のこの件に当たって松江市教(育)委(員会)の方から、広島市の平和プログラムについての問い合わせがあったり、何かそういうインタラクション(相互作用)みたいなものがあったかどうか教えていただけますか。

教育長 それは特にありません。

記者 広島市の方から何かこう呼び掛けるようなことも今の段階では特にありませんか。

教育長 (平和学習)プログラムについてですか。(平和学習)プログラムについてどうこうという呼び掛けは現在のところしておりません。

市長 松江市の場合、図書館での書物の取り扱いということで、平和学習プログラムは教育プロセスを数年掛けて作り直す大作業をやった中での話ですから、これをまた松江市に作りなさいというのもあれでしょうから。もしやるというんなら、こういうふうにやりましたというのは言っていいと思います。

小中高一連12年掛けてどういうふうにして平和というものについて地元のお子さんたちに考えていただくかということをやったものなんですね。その一環として「はだしのゲン」を使うという、そんな位置付けで我々はやったということなんです。

広島電鉄の駅前大橋線について

記者 最後の質問なんですが、広島電鉄の駅前大橋線についてお聞きしたいんですが、今日から、夜から住民説明会が始まると思うんですけれども、広島駅前大橋線の今後のスケジュールについて改めてお伺いしたいんですけれども。

市長 スケジュールですね。路面電車の駅前大橋ルートをどうするかということを含んで、基本的には駅の南口広場をどのように整備していくかと、再編整備という問題だと受け止めていまして、その際の路面電車の進入ルートを駅前通りをまっすぐ入るか、現行ルートのように曲がって入ってくるかと、これをやっているんですけども、その両方のやり方について、どっちがいいかということを沿線住民の方々も入れてしっかり比較していただくということをやらなければいけないという基本認識には常に立っています。

(私が)市長になったときに、駅前の南口の広場を新しく再編整備するという命題があってその命題を片付けていく上でとりあえず、(広島電鉄の)ルートを変えるかどうかは先の問題として、まず移すときの駅前大橋ルートの在り方をどうするかということから検討するという、そういう手順で入ってましたから、それを踏襲しながらやったところが、元々路線を変更するかどうかを先に決めて、その上で中身をやるべきではないかというような議論も出てきたりして、じゃあそうするかということももちろん考慮いたしましたから、よく考えると行政は継続していますから、その中での対応をしていて、かつどちらにするといったって、今のルートは今ある線でそのまま主に残すということで具体的なイメージがあるのに、移す方のイメージが固まらないと、どっちがいいですかと聞いたって、なかなか議論が進まないというご意見も聞いたりして、あそうか今までの市政はそういうことを考えて、まず移す場合の案がどんなになるかを固めた上でやるという手順でやっていたんだなというふうに自分なりに理解して、じゃあ駅前大橋ルートの案をどれが望まれる案かということを固めてやるということを強く意を持って固める作業に入ったんですね。

それが今まで来ておりました。そんな中で、一応好感といいますかね、それがいいんじゃないかということをここに関係する方々の了解の中で一定の仮案といいますかね、出てまいりましたから、いよいよこれから、その二つの案を比較するという段階に入ったというのが、現段階です。

これまで荒神地区と段原・的場地区の町内会長など、地区の役員の方々を対象にいたしまして説明を行いました。荒神地区の方は8月1日に、段原と的場地区は8月7日にそれぞれ行いました。

この町内会長さん方に、こういうことでと説明したその中で、大体考えが分かったんで、むしろ沿線住民の方々を対象にした説明会を開催した方がいいんじゃないかという話になりまして、荒神地区につきましては8月21日、今日ですね、開催するということが一応了解いただけました。

そして、段原・的場地区の方につきましては、もう少し周知期間があった方がいいんじゃないかという注文がありましたので、周知期間を含めるとお盆休みが入りますからね、そんなに急いではできないだろうということで考えたところ、9月に入ったんですけど、9月も議会の日程も入っていますんで、それであれば、しっかり周知するということを前提にということで、9月末頃を目途に開催していこうということで調整をしております。

この沿線住民の方への説明を通して、初めてさまざまな意見が出てくると思います。ですけど、案が固まっていますからね、こちらとこちら、どうでしょうかという展開になりますし、今までも町内会長などにお話した中で、仮に路線を変えたときに、今この路線に頼って交通の便益を享受している沿線住民の方々のその便益が減っていく、あるいは減殺される、それについてどう対処するのかということを中心に問題意識があります。

それをどういった形で補完あるいは代替するかというふうなアイデア、知恵がどこにあるか、どういうふうにするかということを中心に議論いただき、ご意見いただくと、そしてそれに対する対応方針を決めていくということをやっていかなければいけないと思います。ご意見をいただいて、それに丁寧に対応する中で、移転が可能かどうかを見定めたいと思います。

いずれにしても、最終的には、当初の目的は広島駅の南口広場の再編整備ですから、それを必ずやるという覚悟を持っています。ですから、それに向けて今言った話し合いをしっかりやる中で、基本方針を決定するという手順で考えています。

ですから、この話し合いをまず一通り終えないとその後の段取り、いついつまでに何をやるというような、具体的なスケジュールもまだ決めるべき段階に来ていないと、とにかく住民の方にしっかり話をして、そこでのご意見をいただいた上で、どういった対応が考えられるかということがある程度見えた段階で、次の段取りを考えたいと思っています。

記者 以前、有識者の委員会のときに、お伺いしたときに、目標として今年度中に基本計画について、ある程度決めていきたいとお話もあったと思うんですけど、住民の説明会があって、その説明会をしたら、できるだけもっと早めていきたい、そういう・・・

市長 それは今申し上げましたように、元々はざっくりした計画は持っているんですけども、町内会長などとの話をする中で、地元の方の納得を得るためには、後ろ(期限)を切って物事をやるよりかは、ちゃんと説明して、そこでのご意見を伺った上でやるという姿勢で臨んだ方がむしろ円滑にいくというアドバイスを受けまして、それは本当にそうだなということで受け止めています。

ですから、全然スケジュール感がゼロかというとそうではないんですけども、皆さんとの話し合いに当たっては、皆さん方の了解をいただける手順の方をまず重視するということを今の段階では考えている、それが終われば、また当初、いろいろ考えていたスケジュール感との調整をしながらやっていこうと思います。

記者 ご発言の確認なんですけれども、スケジュールよりも手順の方を重視するということは、当初おっしゃっていた25年度中にということは、ちょっとまた、スケジュールを重視するという意味では必ずしもそうではないということの意味をおっしゃっているんでしょうか。

市長 もちろん、そこは皆さんとお話合いをするときに、25年度中に絶対やらないと(いけない)、無理やりにでも突破しますよというような覚悟ではないということをまずお伝えしたいということを申し上げたくて、できればうまくいかないかなということで、当初仮置きといいますか、スケジュール感を立てているわけですから、それを放棄するわけではありません。

しかし、話し合いをしていく中で、今の現状のままで変えないというんであれば、南口の整備はそんなに手を掛けられないということになると、それで決まってしまえば、もっと早めにどんどん行くかも分かりませんね。逆にもし移すということになって、移した後の現在ある路線の沿線の方々のいろんな公共サービス低減などについて、さまざまな代替措置などが出て、それが十分に加味できないということになり、それをしないままにやるというわけにはいきませんから、それに要する日時が掛かるであれば、むしろそれをきちっとやった上で、やるという覚悟でやらないと、話し合いはできないと思うんで、そういう意味でのスケジュール感のこだわりというのは、二次的なものにしたいことです。

物事をやる上で、願望として持っていることと、それを願望以上に動かし難いスケジュールとして、皆さんと話し合いをするかという、そのどちらかと言われればということになれば、前者の方ですね、その仮置きと言いますか、可能であれば、こうだけども、皆さんとの話し合いの方を重視しながらやりますよというふうにご理解いただきたいと思っています。

記者 だから、話し合いを重視するので、必ずしも25年度中に決断ということには捉われないということですね。

市長 捉われません。話し合いの中身によっては、ということです。

その他の質問

東部地区連続立体交差事業について

記者 昨日発表がありました、市の東部と海田町・府中町の、JRの高架化の事業の実施なんですが、今回ずっとお話し合いを進める中で、広島市の財政面の問題も大いにあったかと思うんですけども、この判断に至った広島市の見解と、今後の事業の進め方に対する思いと、あと海田町の方はなかなか全面的に、大幅に縮小という形になってしまうので反発もあるようですが、そのことに対してのお考えをお聞かせいただけないでしょうか。

市長 東部地区の連続立体交差事業に関しましては、皆さん絵図面を見ていただくと分かりますけども、府中町、それから海田町という、いわば行政区画で言うと、(広島)市(域だけ)でない行政基礎自治体をまず繋いで、そこに鉄道が通ってるわけですね。そして通ってる部分が広島市ということですから、連続立体を考えた時の構想とすれば両町の考え方を踏まえて県と町がどういうふうな対応をするかという中でその中間地帯にある広島市も、それと合わせた対応をしなければ物事は進まないという構造の中で、この構想は走ってきていると私は理解しました。県と市が一体となって連携しながらこの問題を解決する、しなければできない、処理できない性格の事業と、こういう認識なんですね。

そしてその事業の目的というものを見てまいりますと、大きく、三つぐらいに集約できるかと思うんですね。つまり交通渋滞を解消しなきゃいかんというようなことが大きなテーマで、それからもう一つは鉄道によってこの地域が南北に分断されるということを解消して、まちの一体性を確保するっていうようなことが次の話ですね。そしてそれと裏腹ですけども、今踏切があることで、安全性というものについての問題があるので、それを確保するということ。

それをやるために一気に解決するのがレールをボンと上げて下を抜けばと、こういうことで端の両側の町がそれをやるんだから中間のところも付き合うと、こういうことだと思っています。

そういう意味ではこの考え方自身、理解できるということで協力するということで、全体事業の必要部分について市も計画の中で相当程度負担するということで来ているんです。ところが今回の短縮案は、そう言いつつも実際に事業終了年度を2015(年度)から伸ばすというようなことが起こった中での、今度は行政当局の財政事情を県の方からも示され、それを受け止めて市として考えた時に、事業展開の実現可能性っていうものが今後見通した時に、なかなか思わしくないといいますか、可能性がなかなか大変になってきたということ。

同時に事業展開していく上で、関係する町の方の費用も相当程度かさむ。今までやれていたところと、これからやっていこうというところの費用割合も考えて大変だというようなことを聞きました。

それと土地区画整理事業というものの完了度合いと言いますか、これは立体化するための一連の区画整理事業を展開しているわけですけど、それの進展状況ということ、それを仕上げて、上になかなか実際の連続立体が進まないという状況の中で、事業費をかけて消化しなければ費用がかさんできて、とかいろいろな状況があるという、そういう意味で進捗状況が思わしくないということがありましたので、県の方からこういった実態について少し見直しをやらざるを得ないというようなことを聞き、市としてもそれではそれに沿って考えてみるっていうことを事実今までも検討してきているという経過の中での動きなんですね。

そして今回県と検討してきていた考えの一つの案としてこういうのはどうかということを初めて海田町と府中町に説明したというのがここ一両日中の動きと受け止めています。

本市の立場ですが、これはもともとこういう事業計画を立てた時の最初申し上げた三つの目標というものがあるということですから、その目標に向けていろんなことをやっていくということがやっぱり大切なことですね。目標そのものを放棄するということはないんじゃないかと思うんですね。ただその目標達成に向けて、事業展開の完成度、連続立体をやれば100点ですね。

目的に即し100点の状況になろうけども、実現可能性、財政状況を見ると実現可能性というのが相当遠のいてしまうし、それをやること自体本当に理念としては完ぺきだけど、できるだろうかという問題が今起こっていますので、できれば連続立体に期待された方々の思い、その目標に沿った思いとそれから実際に用地の買収などに協力いただいて、協力した時の思いをこういうのだというのはたくさん聞いていますから、そういった方々の思いをどこまで受け止められるかというようなことを考えながら、引き続き見直しの可否をもう少ししっかり議論させていただきたいと思うんですね。

もちろん県もやると言っていますので、県と一緒になって、皆さまの意見も伺いながら本当に実現可能な案というものができないだろうかということをやっていきたいと思っています。

記者 現時点ではこの事業に可否に関して、広島市としてはどういったお立場を・・・

市長 少なくとも今申し上げたように一つの修正案と言いますか、案ということを提示しましたので、これを中心に両町に検討していただく。その検討状況を見ながら市としても併せて同じような検討をするということをしたいと思うんですね。

その案として出たものが、当初の三つの目標と、それから関係住民の方々の期待とか思いについて、どれくらい寄り添うものになるかどうかももう少し検証しながらいきたいと思います。これを中心に検討を進めたいということですね。

記者 これを中心に県と歩調を合わせてやっていかれるということ・・・

市長 はい、いきたいと思います。

※ ( )は注釈を加えたものです。