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令和元年第3回教育委員会議(7月定例会)議事録

令和元年第3回 広島市教育委員会議議事録

 令和元年7月22日(月曜日)、令和元年第3回広島市教育委員会議(定例会)を教育委員室において開催した。

1 開会及び閉会に関する事項

 開会 午前 9時30分
 閉会 午前10時36分

2 教育長及び委員の出席者

 教育長 糸山 隆
 委員 井内 康輝
 委員 秋田 智佳子
 委員 伊藤 圭子
 委員 西 敦子
 栗栖長典委員は欠席

3 事務局等の出席者

 教育次長(総務部長事務取扱) 荒瀬 尚美
 青少年育成部長 長谷 冨美
 学校教育部長 森川 伸江
 指導担当部長 野間 泰臣
 教育センター所長 松浦 宰雄
 総務課長 山越 重範
 学事課長 田原 治子
 育成課長 廣田 稔之
 健康教育課長 藤川 宜陽
 指導第一課長 中谷 智子

4 傍聴者等

 なし

5 議事日程

 議題1 青少年交流事業の開催について(報告)
 議題2 学校給食に関するアンケート調査結果(概要)について(報告)
 議題3 令和2年度広島市立幼稚園の募集定員について(報告)
 議題4 広島市立幼稚園園則の一部改正について(議案)

6 議事の大要

糸山教育長

 ただ今から、令和元年第3回広島市教育委員会議定例会を開会いたします。
 本日は栗栖委員が所用により欠席となりますが、定足数を満たしております。
 本日の議事録署名者は、井内委員と西委員にお願いします。
 これから日程に入ります。
 本日の議題は、お手元の議事日程のとおりです。
 それでは議題に入ります。
 議題1「青少年交流事業の開催について」を議題とします。
 本件は報告案件です。内容について、育成課長から説明をお願いします。

育成課長

 議題1「青少年交流事業の開催について」、今年7月、8月に開催します三つの事業の概要を説明させていただきます。
 まず、資料の3ページの「青少年国際平和未来会議2019ヒロシマ」の事業概要です。
 この事業は、平成17年に被爆60周年記念事業として開催し、以来、隔年で派遣と受入れを繰り返しておりまして、今年で15回目となっております。
 目的等につきましては、資料に記載のとおりです。今年は、8月4日(日曜日)から8月12日(月曜日)までの8泊9日の日程で、広島市への受入れを行います。
 5の参加者ですが、広島市からは、指導者3名と青少年19名が参加し、(青少年19名のうち、)高校生が8名、大学生が11名となっております。このうち、市立学校(からの参加者)は、舟入高等学校、基町高等学校から4名、広島市立大学から4名となっております。
 海外からは、10か国12都市の指導者6名と青少年24名が参加し、この12都市につきましては、資料に記載のとおりです。
 6の主な日程ですが、4日に参加者が集合し、翌日からオリエンテーション、平和記念式典への参列、グループ討論などを行います。文化交流としましては、上田流和風堂を訪問してのお茶の体験や、基町高等学校、舟入高等学校を訪問して部活動の体験等を予定しております。また、旧市民球場跡地で開催される「ひろしま盆ダンス」へ参加し、ステージ上での挨拶やパフォーマンスの披露なども予定しております。そのほかにも、ホームステイをして家庭生活を体験することも予定しております。
 7の研修会等ですが、事前研修会を開催して、それぞれの国の実情や平和活動について研修し、広島市の青少年が海外からの参加者へしっかりと(意見を)伝えることができるように勉強しております。
また、終了してからも事後研修会を開催し、参加していた各都市の青少年とテレビ会議やグループライン等を使って交流を続けていくことも予定しております。
 最後に、8の新たな取組ですが、これまでも、事業終了後の活動に課題があると認識しておりましたので、過去の参加者でブランチという組織を作り、その組織の中で海外の青少年との交流を続けていくことにしました。また、今年から、ブランチのメンバーの意見を未来会議のプログラム編成に反映したり、事前研修会において、ブランチのメンバーが過去の体験談を発表する機会を作ったり、ブランチのメンバーに未来会議の運営のサポート役として活躍してもらうことも予定しております。
 また、この未来会議に参加した青少年が、各自が所属する学校でそれぞれ報告会を行うことにしております。参加者によってはこれまでも行っていたのですが、これを全員が行うように指導しております。
 以上が「青少年国際平和未来会議2019ヒロシマ」の事業概要です。
 続きまして、4ページの「2019広島市・大邱広域市青少年交流事業」の事業概要です。
 この事業は、平成14年に日韓国民交流年記念事業として開催し、こちらも隔年で派遣と受入れを繰り返しておりまして、今年で18回目となっております。
 目的、主催等につきましては、資料に記載のとおりです。7月25日(木曜日)から29日(月曜日)までの4泊5日の日程で、大邱広域市への派遣を行います。
 5の参加者ですが、広島市からは指導者3名と青少年16名が参加し、こちらは中学生が4名、高校生が12名となっております。このうち、市立学校の中学生が2名、市立学校の高校生が3名となっております。今回の参加者は公募をしたのですが、応募が72名もありまして、その中から16名を選ぶということで、審査員の方々に御審議いただきました。
 6の主な日程ですが、25日に出発し、(その後は)大邱広域市が作ったプログラムに参加することになります。ホームステイも2泊ございまして、(大邱広域市の)参加者のお宅へ泊まって家庭生活を体験することも予定されております。
 7の研修会等ですが、こちらも事前研修会を開催して、韓国語や大邱広域市の歴史や地理、広島市の代表として大邱広域市の参加者に伝えるべきことなどを研修しております。また、向こうで披露するパフォーマンスの練習なども一生懸命行っております。
8の新たな取組ですが、これまでの参加者に声を掛けまして、ボランティア指導者として事前研修の手伝いやパフォーマンスの指導などをしていただいております。
 また、こちらの事業の参加者は中学生、高校生ですので、先ほどの未来会議と同じように、各自が所属する学校でそれぞれ報告会を行うことにしております。このことについては、教育委員会事務局からも学校の方へ、報告会の機会を作ってあげてくださいと依頼をし、参加者にも、必ず、どんな形でもいいから報告会を行うようにと指導しております。
 また、昨年、大邱広域市から広島市に受け入れた際も、プログラムの中で「とうろう流し」の灯籠を作り、事業終了後の8月6日の「とうろう流し」で流すといった取組を行ったのですが、今年は、大邱広域市へ灯籠の材料を持って行き、みんなでメッセージを書いて、その後、それを持ち帰り、広島市からの参加者で8月6日に集まることができる者が集まって「とうろう流し」をしよう、そして、その様子を動画で大邱広域市の参加者にも配信しようということも計画しております。
 以上が「2019広島市・大邱広域市青少年交流事業」の事業概要です。
 続きまして、5ページの「令和元年度広島・長崎市児童生徒平和のつどい」の事業概要です。
 こちらの事業は歴史が長く、今年でもう42回目となっております。
 目的、主催等につきましては、資料に記載のとおりです。8月23日(金曜日)から25日(日曜日)までの2泊3日の日程で、長崎市の子どもたちを広島市に迎えて行うことにしております。
 5の参加者ですが、この事業は、毎年、市内の子ども会から参加者を出していただいております。今回は西区の子ども会が担当となります。(参加者は)43名です。指導者が16名で、この指導者の中にはシニアリーダーと呼ばれる高校生も含まれております。ほかに児童生徒が27名で、これは小学生が17名と、ジュニアリーダーと呼ばれる中学生が10名となっております。また、長崎市からも34名が参加します。
 6の主な日程ですが、2泊3日の日程の中で、広島市青少年野外活動センターに泊まりながら、広島平和記念公園での平和学習や広島平和記念資料館の見学などを予定しております。
 7の研修会等ですが、こちらも事前研修会、また、事後研修会ということで、平和学習や事業の振り返り等を行うようにしております。
 8の新たな取組ですが、この事業で学んだこと、感じたことをしっかりと発表する場を作ろうということで、子ども会の文化祭が毎年11月に開催されるのですが、その場で報告の機会を設けようと計画しております。
 以上が「令和元年度広島・長崎市児童生徒平和のつどい」の事業概要です。
 「青少年交流事業について」の説明は以上です。

糸山教育長

 ただ今の説明について、御質問等がありましたらお願いします。

伊藤委員

 未来会議では、新たな取組として、これまでの参加者がメンバーとなるブランチが設置されたというのは、参加者のこれまでの経験が次に生かされて、より良い活動の提案がなされ、(より良い)活動が醸成されていくので、大変良い取組だと思います。これは続けていただきたいと思います。
 質問ですが、ブランチのメンバーは過去の参加者ということですが、ボランティア活動を行うに当たって時間的に無理のないメンバーなのでしょうか。教えていただければと思います。

育成課長

 中心となるのは、過去の参加者である大学生ということになってきます。それぞれが可能な範囲で参加していただこうと思っております。

伊藤委員

 大学生は活動しやすいですので、今後も続けていただきたいと思います。事前研修会でも、事務的な説明よりも、経験者であるメンバーが説明する方が、より参加者にとっても興味深く、すぐに受け入れやすいと思います。今後も続けていただきたいと思います。

井内委員

 主催者の一人として、追加で説明させてください。
 昨年、第14回目をハノーバーで行ったときの報告でも申し上げたのですが、この未来会議をサステナビリティを持つ会として、つまり継続性を担保していくためにはどうするべきかという話合いを、昨年からずっと続けてきました。その中で出てきた案というのが、ブランチを作ろうというものです。
 ブランチを作ることの意味は、1回だけ集まって、良かった、これは素晴らしい取組だと自分たちで舞い上がっているだけでは駄目で、(取組を)定着させるためには、それぞれの都市に帰ってから、それを根付かせるために、自分たちの周囲へのピーアールといいますか、その活動を広める行動が大事だという話から、ブランチを作って恒常的な活動をすることを考えたわけです。
 その発想の基になったのが、広島におけるブランチをどう作るかということだったのですが、実は、高校1年生のときから5回連続で参加してくれている子どもが二人います。今はもう大学2年生になっていますが、二人とも女性で、一人は広島大学の総合科学部の国際共創学科、いわゆる国際理解を深めるための新しい学科ですが、そこに所属している学生です。もう一人は九州大学の、やはり国際関係の学部に所属している学生です。二人とも、高校生のときに3年間、未来会議に続けて参加し、自分の将来の仕事、目標にしたいことを考えて、それぞれの進路を選んだという経緯がありまして、この二人を中心に(ブランチを)作ることが一番理想的だろうと考えて、今年の計画の最初の段階から、二人には入ってもらっています。それと、もう一人、基町高等学校の3年生の男子生徒がいるのですが、この子も(未来会議の活動に)触発されて、来年、広島大学の国際共創学科に入りたいということで、今、猛勉強中でありますが、「未来会議の期間中だけは自分も手伝う。」と言って来てくれることになりました。このような過去の参加者たちが核になって、広島のブランチを作ったと思っていただければと思います。
 主催者の私の立場から言いましても、今までは、ある意味で司会から運営から全部大人の側でしていたものを、可能な限り彼らに任せたいと思っています。事前研修会ではそのような意図も話しました。ちょうど昨日、最後の事前研修会が終わったところですが、できる限り我々は前に出ないで、広島のブランチのメンバーが主催者の代表として動くような形を作りたいと思っています。そうすることによって、来年、海外の都市で開催するときも、その街の若者たちが主催者としてプログラムを作って運営してくれるようになればいいなと思っています。今はまだ、(海外の都市では)ハノーバーにしかありませんが、ボルゴグラードであったり、重慶であったり、他の街にも同じようなブランチができれば、近い将来、そのブランチ同士がスカイプ会議などで話し合って、例えば、何月何日にこういう活動をみんなでやってみないかというように、自分たちで自主的に活動を行うことができたらいいなと思っています。つまり、若者たちが自分たちで連帯して、横に手をつないで、決して政治活動をするという意味ではなく、自分たちが平和のためにできる活動を企画し、運営してくれればいいと夢に描いているところです。今年はその第一歩だと思っていますので、是非、成功させたいと思っています。
 それから、先ほどの説明にもあったように、ホームステイを二日するのですが、これも、今までは教育委員会事務局にも御助力いただいて、大人の方でホームステイ先を探していたのですが、できるだけ参加者の家に泊めるようにしました。このようにして、本当に彼ら自身の会議である、彼ら自身が中心になって、我々はあくまでサポート役というように換えていくことが、これから先もこの会議を運営していく意味ではないかと思っています。
 少し追加で説明させていただきました。

西委員

 今、お話をお聞きして、このブランチを活用した活動というのが大変いいなと思いました。この効果を期待したいと思っております。

井内委員

 はい。

西委員

 今の井内委員のお話の中で、九州大学の学生の話が出たのですが、中学校、高校を広島で経験した学生が各地へ出て行っているということですよね。

井内委員

 そうですね。

西委員

 広島だけにとどまらないで、学生が全国各地に出て行って、そこでその活動を広げてくれるということが大変うれしいと思いますので、そういうところを期待したいと思っております。
 最後の広島・長崎市児童生徒平和のつどいでも、同じように青少年リーダーを育成しているのですが、やはり同じように外へ出て行って活動してもらうことを期待していると捉えてよろしいでしょうか。

育成課長

 このジュニアリーダー、シニアリーダーというのは、子ども会が育成されているのですが、子ども会のジュニアリーダー、シニアリーダーとして育っていった子どもたちが、大人になって、今度は、大人の育成者、指導者として子ども会に関わっていくことを期待していると聞いております。

西委員

 分かりました。広島市・大邱広域市青少年交流事業は、72名の応募があったということですが、こういう活動の裾野がどんどん広がって、積極的に活動したいという児童生徒が増えているということを大変うれしく思います。
 私自身の経験なのですが、私は広島で育ちましたので、当然、平和教育や原爆の被害など、いろいろなことを学びましたが、大学(入学)で他都市に出たときに、他都市で育った人は意外と知らないという現実にショックを受けたことがあります。それから何十年もたっておりますが、このような活動が広島で活発になるだけではなく、どんどん外に広がっていくように、これからも力を入れていただきたいと思っております。よろしくお願いします。

秋田委員

 皆さんが発言されているので、個別に気付いた提案について発言させていただきます。
 袋町小学校や本川小学校にも平和資料館がありますので、今回というわけではないですが、時間があれば、そういう所も案内してもらうと現場の状況が想像できるのかなと思いました。
 もう一つ、基町高等学校で体験活動をするということなので、せっかくなので基町高等学校の生徒が描いた原爆の絵も見ていただければいいかなと思いました。

育成課長

 基町高等学校の原爆の絵については、8月6日の開会行事の中で、子どもたちの詩の朗読に合わせて、その背景として紹介することを計画しております。
 袋町小学校や本川小学校の資料等につきましては、今後のプログラムの参考にしたいと思っております。

井内委員

 今のお話にあった基町高等学校の原爆の絵なのですが、「ヒロシマの心を世界に」というプログラムを8月6日の午後に行うのですが、その中で、原爆詩を海外の青少年に自分の国の言葉で読んでもらうときの背景としてスクリーンに映しています。皆さん、大変ショックを受けますし、被害の大きさを実感してくれます。絵を選ぶのも大変なのですが、これからも続けていきたいと思います。
 それから、裾野の広がりということで、先ほど、西委員からお話があったのですが、この未来会議はもう長く開催しておりますので、先ほど御紹介した広島大学と九州大学の学生のほかにも、東京外国語大学の2年生の子からも、この子も女性で、ロシア語が専門でベラルーシに留学しているのですが、「是非、自分も参加したい。ただ、今は外国に居るので、研修会には参加できないがどうだろうか。」と相談がありました。実は、広島市からの参加者の青少年19名の中には、その子を含めております。過去の参加者ですから、研修している内容はよく分かるし、ロシアからの参加者もいますので、それは大変助かるということで参加してもらっています。他大学あるいは他県に出た子が未来会議の活動に力を入れてくれていることは、我々主催者にとっても大変うれしいことであり、少しずつですが、未来会議を経験することによって、世界平和の大切さを認識してくれていると感じられるようになっています。

糸山教育長

 それでは、本件についてはこの程度にしたいと思います。
 次に、議題2「学校給食に関するアンケート調査結果(概要)について」を議題とします。
 本件は報告案件です。内容について、健康教育課長から説明をお願いします。

健康教育課長

 資料の6ページを御覧ください。議題2「学校給食に関するアンケート調査結果(概要)について」報告させていただきます。
 まず、1の調査対象等についてです。
 (1)調査対象・方法ですが、丸1のとおり、調査実施校の中学2年生・小学5年生を対象にクラスごとに実施しました。また、丸2のとおり、丸1の児童生徒の保護者を対象に、児童生徒を通じて調査票を配付・回収する形で実施しております。さらに、丸3のとおり、調査実施校の教職員も対象に実施しております。
 次に、(2)の調査内容ですが、給食の評価や希望する提供方式など、学校給食に関する質問を、例年行っております「食に関するアンケート」の中で併せて実施する形を採りました。
 最後に、(3)の調査時期ですが、昨年の12月から本年の1月に掛けて調査したものです。
 それから、次の調査対象児童生徒数と調査票の回収率は、表のとおりとなっています。
 次に、2の調査結果についてです。
 (1)の給食の評価です。
 まず、丸1の味、温度、メニュー(献立)につきましては、6ページの図1,7ページの図2,図3のとおりとなっております。味、温度、メニューのそれぞれについて、「よくない」と答えた生徒の割合が、デリバリー給食受配校で高い結果となっております。特に、温度につきましては、デリバリー給食受配校で「よくない」と答えた生徒の割合が57%となっておりまして、給食センター受配校、自校調理校が10%以下であるのに対して、著しく低い評価となっており、また、その理由として最も多かったのが「冷たいから」ということになっています。
 7ページを御覧ください。
 丸2の給食の時間の楽しさにつきましては、図4のとおり、「楽しくない」と答えた児童生徒の割合は、デリバリー給食受配校では10%となっておりまして、給食センター受配校、自校調理校の2%から3%に比べまして、高い結果となっております。また、デリバリー給食受配校で「楽しくない」とした理由で最も多かったのが、「おいしくないから」という理由でした。
 丸3の食育における役割につきましては、図5のとおりですが、現在の給食が学校給食の食育における役割を「果たせている」と答えた教員は、デリバリー給食受配校では38%にとどまっているのに対して、給食センター受配校では78%、自校調理校では94%と大きな差が見られました。
 なお、給食センター受配校と自校調理校との間で一定の差がありますことから、給食センター方式において、給食が食育により資するような一層の工夫を検討する必要があると考えております。
 8ページを御覧ください。
 (2)の希望する給食の提供方式等です。
 丸1の児童生徒の希望につきましては、図6のとおり、デリバリー給食受配校では食缶方式が28%、デリバリー方式が39%と、デリバリー方式の希望が多い結果となりましたが、給食センター受配校、自校調理校では食缶方式が43%から45%、デリバリー方式が25%から28%と、食缶方式の希望が多い結果となっております。なお、現在デリバリー給食受配校でデリバリー給食を食べている生徒に限ってみれば、食缶方式が37%、デリバリー方式が26%と、食缶方式の希望が多いという結果でした。
 デリバリー方式を選んだ理由としましては、「自分に合った味付けや量の弁当が持参できるから」と「選べる自由があった方がいいと思うから」が合わせて90%以上になっておりまして、「今のデリバリー給食が好きだから」という理由は2%程度にとどまっております。
 次に、丸2の保護者の希望につきましては、図7のとおり、デリバリー給食受配校では食缶方式が71%、給食センター受配校、自校調理校では食缶方式が90%以上で、いずれも食缶方式の希望が多い結果となっております。
 食缶方式を選んだ理由としましては、「子どもに温かくておいしい給食を食べさせることができるから」が44%、「多彩な献立が提供され、適切な栄養摂取ができるから」が41%と、この二つの理由が大半を占めております。
 9ページを御覧ください。
 保護者に学校給食で重視又は期待する点を尋ねましたところ、図8のとおり、上位3位までが、「栄養のバランスのよさ」、それから「安全・安心」、そして「おいしさ」という結果になりました。
 10ページを御覧ください。
 (3)のデリバリー給食についてです。
 図9のとおり、デリバリー給食受配校でデリバリー給食を食べている生徒は33%で、それ以外は、「食べたことはあるが、今は食べていない」又は「食べたことがない」生徒でありまして、過半数となる51%の生徒がこれまでデリバリー給食を食べたことがないという結果でした。
 デリバリー給食を利用しない理由としましては、生徒については、図10のとおり、「家で弁当を作ってもらうから」が最も多く、続いて「おいしくない又はおいしそうでないから」、「おかずが冷たいから」という結果でした。
 また、保護者については、図11のとおり、「子どもが食べたがらないから」、「弁当を作っているから」が同程度で最も多く、続いて「おいしくない又はおいしそうでないから」、「おかずが冷たいから」という結果でした。
 報告は以上です。

糸山教育長

 ただ今の説明について、御質問等がありましたらお願いします。

秋田委員

 質問です。このアンケートを実施したそもそもの趣旨はどういうことですか。

健康教育課長

 アンケートは「学校給食に関するアンケート」ということで行いましたが、元々(毎年)「食に関するアンケート」を実施しており、こちらの方は、望ましい食習慣を身に付けさせる方策を検討する際の基礎資料とするために、これまで実施してきたものですが、この度の「学校給食に関するアンケート」は、今後の給食の提供体制を検討するに当たり、まずは現在の給食が子どもたちにどのように評価されているか、それから、子どもたちや保護者がどのような形で給食が提供されることを望んでいるかを、学校給食に対するニーズとして把握するために実施したものです。

秋田委員

 同じようなアンケートは、以前にも行ったことがあるのですか。

健康教育課長

 今日、説明させていただいた「給食に関するアンケート」は、この度、初めて行いました。これを含めて行いました「食に関するアンケート」は、行政の事務資料としているもので、ここで説明したことはございません。

秋田委員

 はい、分かりました。

井内委員

 このデリバリー給食については、市議会でも質問が出ていましたね。子どもたちが、おかずが冷たいことを理由に、楽しくないとか、食べたくないという意見を持っていることは問題だと、誰しもが感じるところですよね。これについては、何か改善していく方法はあるのですか。デリバリー給食を見直すとか、センター方式に換えるとか、何か見通しというか、考えを聞かせてください。

健康教育課長

 御指摘いただきましたとおり、児童生徒からそういった意見がありまして、実際に年々の申込率も下がってきている状況にあります。それから、残食率も他の方式に比べて高い状況にあります。
 デリバリー給食の一つの問題点は、冷たいということが指摘されておりまして、これは、調理場で作った物を弁当箱に入れて学校に届けるために、食中毒等を起こさないように一旦冷ますからです。冷ました状態にして学校へ持って行って食べていただくものですから、冷たいという状況が生じております。これを解消しようと思えば、温かい物を出すしかありません。
 もう一つ、デリバリー給食の学校では、給食の申し込みをする子と、家から弁当などを持ってくる子の二つに分かれており、みんなが同じ物を食べる状況にありません。小学校の給食では、調理した給食を食缶と呼ばれる大きな入れ物に入れて教室に運んだ上で、温かい物をそこで取り分けて、みんなで同じ物を食べるという状況になっておりますので、デリバリー給食もこういった形に持っていくような検討をする必要があると考えております。

井内委員

 デリバリー給食でも、食缶方式にすれば、今の冷たさの問題は解消できるのですか。

健康教育課長

 そうですね。今は、デリバリー給食は市内の弁当業者に頼んで作ってもらい、配送してもらっていますので、それをどういった形で見直していくかということを、今後、考えていかないといけないという状況です。

井内委員

 そうですね。食中毒の防止というのも、もちろん大切なことですし、(1か所に)集中して作れば作るほど配送に時間が掛かり、どうやって食中毒を防ぐかということが非常に大きな課題となります。その辺について、私の中ではまだ整理ができていないのですが、どういう方式が一番良いのかを考えていただきたいと思います。給食の持つ役割を考えた場合に、やはりこういうアンケート(結果)が出るようでは、本当に良い物を提供しているとはいえないように思います。子どもたちに強制的に食べさせるような格好になってしまうのはまずいと思いますし、是非、早急に改善の方向を打ち出していただけるよう、よろしくお願いします。

健康教育課長

 デリバリー方式以外では、今のところは、自校調理方式かセンター方式になるのですが、それぞれ、基本的には温かい物を食缶方式で提供できていると考えております。センター方式も、1か所で作ってそれを各学校へ配送することになりますので、そこはデリバリー方式と同じではあるのですが、現在、センターから運ぶ際には、食缶は二重食缶になっておりまして、例えば、汁物などの温かい物は、自校調理校で給食室から教室に届けるのと同じような温かさを確保できるような状況にあります。(改善について、)しっかり検討して、考えていきたいと思います。

井内委員

 はい、ありがとうございます。

西委員

 デリバリー給食の仕組みについてお伺いしたいのですが、献立は同じなのか、同じ献立をどこで作っているのか、その献立を、例えば、地区ごとに業者が分かれていて、それぞれの地区の業者に渡して同じ物を作って出しているということなのでしょうか。

健康教育課長

 給食ですので、あくまでも献立は市(教委)で作っています。

西委員

 市(教委)で作られているのですか。

健康教育課長

 はい。栄養摂取等の基準と照らしてしっかりした献立を作った上で、その調理、配送を業者にお願いしているということです。

西委員

 業者は、例えば、西区とか東区とかの区ごとですか。

健康教育課長

 いいえ。区ごとではありません。

西委員

 もっと小さい範囲ですか。

健康教育課長

 はい。配送の手間等も考慮しながら、区域を分担していただいております。

西委員

 例えば、業者ごとでアンケート結果に差があるということはないのでしょうか。

健康教育課長

 この度のアンケート結果では、そこまでの状況は出ておりません。日々の報告の中では、業者ごとに残食率等(のデータ)を取って比較をしております。

西委員

 分かりました。例えば、区域や業者ごとに調査結果に差があるとしたら、それは、同じ材料、分量を使っても、作り方なり配送して食べるまでの間に何か原因があるということも考えられると思いましたので。冷めているからおいしくないということもあるのですが、おいしい物は冷めてもある程度はおいしいと思うので、そうだとすると、最初の献立や味付けにもう一工夫できないかと思います。もちろん、一定の金額の中でやっていくことですし、衛生管理の問題や業者に対する基準など、厳しいところもあると思うのですが、デリバリー給食に対する拒否感は、一体、どこで生まれているのか、恐らく、単に冷たいということだけではないと思いますので、そこをもう少し工夫していただけたらという気がしました。
 それから、もう一つ。この調査をしたのは今回が初めてということなのですが、デリバリー給食の残食が多いということは、かなり昔から耳にしておりますし、生徒によっては、御飯は食べるけれどもおかずは食べないということも、私もよく目にしておりますので、この給食の改革は、本当に早急に取り掛かっていただきたいと思います。いろいろ制約もあって難しいとは思いますが、やはり食べることが楽しくないとか、デリバリー給食を頼んでも半分も食べないで捨ててしまうといった状況は改善する必要がありますので、是非ともよろしくお願いします。

伊藤委員

 デリバリー給食の残食が多いという記事を新聞で見たことがあります。今回の調査で、温度、味について、冷たい、おいしくないと、そして、それが理由で食べないという結果が出ました。食べないとなると、保護者の期待にある栄養のバランスのよさという望みもかなえられませんし、そもそも食べないと栄養は取れませんので、何のための給食なのかという率直な思いがあります。
 質問ですが、デリバリー給食については、市(教委)の栄養士はどの程度、献立作成に関わっていらっしゃるのでしょうか。全然関わっていらっしゃらないのでしょうか。これが一つ目です。
 二つ目は、7ページの食育における役割というところで、デリバリー給食にいろいろな問題がある中で、38%の教員が役割を果たせていると評価していることに少し驚いたのですが、子どもたちが冷たくおいしくないと言っている実状があるのに、教員が食育における役割を果たせていると評価していることに対して、どのようにお考えでしょうか。

健康教育課長

 まず、献立ですが、100%市(教委)の栄養士で作っております。ベースになる献立を整理した上で、バリエーションを持たせながら1年間回していくという状況にしております。例えば、栄養バランスといった点については、他の方式の給食と遜色ない状態だと考えていただければと思います。
 次に、デリバリー給食に対して生徒の評価が低いのに教員の評価が38%あることについては、一部の生徒には食べてもらえていない方式ではございますが、先ほども申し上げましたように、献立はしっかりと市(教委)の栄養士が、例えば、1か月の給食の中でも、地場産物を使った日とか、日本食の日とか、テーマを設けて献立を作成したりしておりますので、そういった意味では、食育についての一定の評価はできると教員も感じているということだと思っております。
 生徒からの評判が悪いというところについては、確かに、冷たいということが、イコールおいしくないということにつながっている面もあろうかと思いますが、食育といった面でも、給食の意味をしっかりと教えながら食べてもらうといった取組が、デリバリー方式では少し弱いのかなと感じております。

伊藤委員

 市(教委)の栄養士が同じように献立作成されているのに、センター方式、自校調理方式と比べてデリバリー給食がおいしくないというのは、冷たい、冷たくないだけの違いなのでしょうか。

健康教育課長

 中学校のデリバリー給食は、学校数でいうと3分の2程度、43校に提供しております。デリバリー給食が極端に、おいしくないというように、確かに(アンケート調査では)そういう結果になっておりますが、正直、我々が食べて全くおいしくないというようなものではないと思っております。
 例えば、小学校のときには、広島市立の小学校のお子さんは、基本的には食缶方式の温かい給食を食べていました。それが、中学校に上がると、一部の地域の学校ではデリバリー給食を食べざるを得ないというか、食べることになる中で、その比較からいくと、今まで食べていた給食よりはおいしくないと感じることもあろうかと思っております。後は、先ほど申し上げました食育という面でも、(デリバリー給食は)教室のみんなが同じ物を食べるという状況にないものですから、そういった面でも楽しくないという意見も出てきているのかなと感じております。

糸山教育長

 一点、確認なのですが、デリバリー給食のおかずと自校調理方式、センター方式の給食のおかずは、全く同じ物なのですか。

健康教育課長

 いいえ。

糸山教育長

 全然、違うのでしょう。

健康教育課長

 はい、異なっております。

糸山教育長

 自校調理ならシチューなども出てきますが、デリバリー給食は、要は、お弁当としていろいろなおかずを組み合わせているので、恐らく、ここには表現されていないでしょうが、やはりそういう違いがあると思います。(アンケート調査では、)冷たさなどを聞いていますが、メニューにも違いがあるのです。

健康教育課長

 デリバリー給食では、いわゆる汁物は提供できておりません。

糸山教育長

 汁物が出せると、みそ汁やカレー、シチューなど、生徒の好きそうな物が出せますが、デリバリー給食では出しようがないということですね。

青少年育成部長

 レトルトでは出ていますね。

健康教育課長

 そうです。おっしゃるとおり、カレーは生徒が好きなので、レトルトの形で提供することが年に数回あります。

秋田委員

 レトルトのカレーはどういう温度なのですか。

健康教育課長

 一応、業者の方で温めた物を、なるべく冷めないように保温して届けています。

秋田委員

 おかずは冷たいということですが、御飯はどういう温度なのですか。

健康教育課長

 熱いという状況にはないですが、一応、保温はしております。

秋田委員

 冷たくはないのですね。

健康教育課長

 はい、冷たいという状態にはございません。

秋田委員

 おかずは冷たいのですね。

健康教育課長

 冷たいというか、冷めた状態ですので、温かくないという状態です。

秋田委員

 冷たいのと冷めているのとでは、微妙な違いがあると思いましたので。冷めてもおいしいけれど、冷たいのはおいしくないという印象があるものですから、冷たいのは何とかならないのかと思いました。

健康教育課長

 いわゆる冷蔵庫から出したような状態ではありません。

秋田委員

 私の子どもはもう中学校を卒業しましたが、デリバリー給食については、何とかならないものかと感じていました。共働きで、子どもに部活の朝練があったりすると、なかなか(弁当を)作るのが難しい。また、子どもの持ち物は、重たい教科書や部活の道具、氷の入った水筒など、とても重たいので、更にお弁当まで持っていくのは大変だということで、デリバリー給食をお願いしていたのですが、やはり、ふりかけで何とか御飯を口の中に入れ込むというような表現をしていましたので、おいしくないというのは実感しています。保護者も入学前に一度食べる機会を頂くのですが、私も頂いて、そんなにまずいというものではなかったですが、それを毎日食べるというのは抵抗があると感じます。たまに食べるのはいいと思うのですが、同じ容器で、同じようなものが毎日出てくると、その入れ物にも抵抗を感じ始めるのかもしれません。
 夏休みが始まって、保護者はお弁当作りが始まっていまして、学校が始まって何が一番うれしいかというと、お弁当を作らなくてもいいということです。(学校の給食は)保護者にとってもとても助かるものです。できれば子どもがおいしくないと言わない自校調理方式なり、センター方式なりを検討していただきたいと思います。ゆっくりしていると、子どもはどんどん卒業していってしまいますので、早く改善をして、勉強を頑張ろうと思えるような、お昼の時間が楽しみというような環境を早く作っていただければと思います。

伊藤委員

 もう一ついいですか。
 アレルギーのある子どもなど、多様な子どもが在籍している現状において、今でも配慮されていると思いますが、デリバリー方式やセンター方式で供給されるものが、多様な子どもに対応できるのかどうかということが危惧されます。本来ならば、全ての学校で自校調理方式の給食が提供できれば一番良いのですが、経費等の関係もあると思います。
 センター方式と自校調理方式を併用させるような取組は難しいのですか。

健康教育課長

 まず、アレルギー対応ですが、デリバリー方式については、対応はしておりません。センター方式については、自校調理方式と同様に、アレルギーについても対応している状況です。

学校教育部長

 現在も、センター方式と自校調理方式を併用しております。その中で、特にデリバリー方式に問題がありますので、今、見直しを考えております。ただ、一方で、先ほどおっしゃっていただいたように、自校調理方式は良いのは良いのですが、かなり今、(施設が)老朽化しており、センターも一部老朽化しています。今後、デリバリー方式の見直しも含めて、(給食)全体をどうするかを検討していきたいと考えております。

伊藤委員

 よろしくお願いいたします。

糸山教育長

 私の方から最後に少しお話します。
 基本的には、デリバリー給食は申込率がどんどん下がっており、3割程度というような状況の中で、これはもう無くしていくという方向については、私は、既に申し上げているところです。後は、そのスケジュールと方法をどうしていくかという話になってこようかと思います。
 残食率が多いこともですが、食育をするにしても、やはり7割の子どもは家から弁当を持ってきたり、場合によってはコンビニで弁当を買ってきたりしているわけですから、それは決して望ましい姿ではないと思っていますので、そこは一定の期間の中で見直しをしていきます。
 どういう方法にしていくかというところを、今年度を目安に検討していくことにしていますので、教育委員の皆さんにも途中で情報提供しながら進めていきたいと思います。
 それでは、本件についてはこの程度にしたいと思います。
 次に、議題3「令和2年度広島市立幼稚園の募集定員について」を議題とします。
 本件は報告案件です。内容について、指導第一課長から説明をお願いします。

指導第一課長

 資料の11ページを御覧ください。議題3「令和2年度広島市立幼稚園の募集定員について」報告いたします。
 現在、市立幼稚園は19園でございます。今年度、市立幼稚園の全体の学級数は、3歳児が3学級、4歳児が20学級、5歳児が21学級の合計44学級です。しかし、募集区域、幼児数の推計を見ますと、幼児数は減少傾向にあります。そこで、令和2年度の学級数と募集定員は、3歳児が3学級で60人、4歳児が20学級で700人、5歳児が20学級で700人、合計43学級、1,460人に設定します。今年度に比べ、1学級減となります。
 表の下に米印(※)で記述しておりますとおり、令和2年度の3歳児保育は、今年度と同様、基町、落合、船越幼稚園の3園で実施します。この園では、3歳児から4歳児へ引き続き就園予定の者を除く人数を4歳児の募集人員とします。各園の5歳児については、定員に空きがある幼稚園において、定員に達するまで、随時、受け付けることとしています。
 各園の定員については、12ページの「令和2年度広島市立幼稚園募集定員及び募集区域」に示しております。
 もう一点、来年度の園児募集日程を変更する件について、併せて報告させていただきます。
 例年、市立幼稚園の園児募集は、11月に入って行っておりました。しかし、私立幼稚園の園児募集は10月初旬より受付が始まっており、市立幼稚園に入園希望の保護者が、募集開始や入園決定が私立幼稚園に比べ遅くなることに不安を抱かれ、入園募集や決定を早めにしてほしいという声を各園に寄せられておりました。
 そこで、私立幼稚園協会と協議し、今年度から1か月程度募集を早め、私立幼稚園との差をほぼ解消しました。具体的には、10月1日から願書を配付し、10月8日から16日に募集区域内に住む入園希望者の願書を受け付け、10月17日に入園予定者を決定することとしました。10月18日以降、定員に空きがある場合は、募集区域を広げ、随時、募集を行ってまいります。
 報告は以上です。

糸山教育長

 ただ今の説明について、御質問等がありましたらお願いします。
 よろしいですか。
 質問が無いようですので、本件についてはこの程度にしたいと思います。
 次に、議題4の議案第14号「広島市立幼稚園園則の一部改正について」を議題とします。
 本件は審議案件です。内容について、学事課長から説明をお願いします。

学事課長

 資料の13ページを御覧ください。議題4「広島市立幼稚園園則の一部改正について」説明いたします。
 まず、1,改正の理由ですが、今年の10月1日から実施される幼児教育の無償化のため、広島市立学校条例の一部改正(議案に対する意見の申出)について、5月の教育委員会議でお諮りしたところです。条例案が6月議会で原案どおり可決したことから、教育委員会規則である広島市立幼稚園園則についても所要の改正を行うものです。
 次に2,改正の内容ですが、授業料等の規定を削除します。具体的には、第6章の第20条を削るものです。
 また、3,施行期日等についてですが、施行日は令和元年10月1日とし、9月末までに徴収事由が生じた授業料等は、10月1日を過ぎた場合でも徴収いたします。
 最後に、4,公布文及び現行改正比較表についてですが、今回の改正の詳細について、14ページに案文を、15ページに現行改正比較表を掲載しております。
 説明は以上です。御審議のほど、よろしくお願いいたします。

糸山教育長

 それでは審議に入ります。
 ただ今の説明について、御質問、御意見等がありましたらお願いします。

井内委員

 14ページの附則のところに、「この規則の施行の日前に徴収事由が生じた授業料及び入園料については、なお従前の例による。」とあるのですが、この意味がよく分かりません。これは、どういう場合のことなのですか。

学事課長

 9月までは従来どおり授業料を徴収いたします。令和元年9月分の授業料までは徴収いたしますので、これについては、(10月以降も)滞納分につきましても徴収を促すということで取り組んでいきたいと思っております。

井内委員

 施行の前に徴収事由が生じたというのは、9月までのことを言っているのですか。

学事課長

 そうです。(9月末日)以前ということです。

糸山教育長

 基本的には、10月1日から施行するのですから、10月分から取りませんということを決めればよいのですが、例えば、9月分の授業料を滞納される方がいらっしゃった場合は、それは10月以降でも支払わなければならないということをきちんと定めておきたいので、ここに規定してあります。

井内委員

 それがこういう文章になるのですね。

糸山教育長

 はい。本来ならば、附則の第1条だけで良いような気もするのですが、そういうことを含めて、第2条があるのだと思います。

井内委員

 滞納者を意識しているのですね。分かりました。

糸山教育長

 だから、「徴収事由が生じた」という、分かりづらい表現になっています。

井内委員

 どういう事由なのかと思いました。はい、分かりました。理解しました。

糸山教育長

 その他、いかがでしょうか。
 よろしいですか。それではお諮りします。議案第14号「広島市立幼稚園園則の一部改正について」、原案どおり可決することに御異議ございませんか。
 (異議なし)
 異議なしと認め、本件は原案どおり可決することに決定いたしました。
 以上で議題は全て終了いたしました。
 これをもって、令和元年第3回広島市教育委員会議定例会を閉会いたします。

7 議決事項

議案番号

件名

議決結果

14

広島市立幼稚園園則の一部改正について

原案可決

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