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ページ番号:0000305079更新日:2022年11月2日更新印刷ページ表示

令和4年第10回教育委員会議(7月定例会)議事録

令和4年第10回 広島市教育委員会議議事録

 令和4年7月27日(水曜日)、令和4年第10回広島市教育委員会議(定例会)を教育委員室において開催した。

1 開会及び閉会に関する事項

 開会 午前9時30分
 閉会 午前10時10分

2 教育長及び委員の出席者

 教育長 糸山 隆
 委員 井内 康輝
 委員 栗栖 長典
   委員 秋田 智佳子
 委員 伊藤 圭子
 委員 西 敦子
   

3 事務局等の出席者

 教育次長 松井 勝憲
 総務部長 加賀谷 哲郎
 青少年育成部長 橋本 英士
 学校教育部長 川口 潤
 指導担当部長 中谷 智子
 教育センター所長 松浦 宰雄
 総務課長 平山 高成
 放課後対策課長 坂本 優治
 教職員課長 森田 健嗣
 教職員課服務・健康管理担当課長 宅見 雄二
 指導第二課長 長屋 吉輝
 特別支援教育課長 山領 勲

4 傍聴者等

 なし

5 議事日程

 議題1 市長が作成する議会の議案に対する意見の申出について(代決報告)
 議題2 広島市教育委員会行政手続等における情報通信の技術の利用に関する規則の一部改正について(議案)
 議題3 教職員の人事について(代決報告、議案)【非公開】

6 議事の大要

糸山教育長 

 ただ今から、令和4年第10回広島市教育委員会議定例会を開会いたします。
 本日の議事録署名者は、井内委員と栗栖委員にお願いをします。
 それでは、日程に入ります。
 本日の議題は、お手元の議事日程のとおりです。
 本日審議予定の議題3については、広島市教育委員会会議規則第5条第1項第3号「教育次長、部長、担当部長、医務監、課長、事務長、担当課長、校長、園長その他課長相当職以上の職位の任免に関すること」及び同項第4号「事務局及び教育機関の職員の分限及び懲戒に関すること」に該当することから、会議を非公開としたいと思いますが、御異議ございませんか。
 (異議なし)
 異議なしと認め、議題3については、非公開として審議することに決定いたしました。
 それでは、議題に入ります。
 まず、議題1「市長が作成する議会の議案に対する意見の申出について」を議題とします。
 本件は代決報告案件です。代決報告第7号「令和4年度7月補正予算議案に対する申出について」、総務課長から説明をお願いします。

総務課長

 議題1「市長が作成する議会の議案に対する意見の申出について」、説明いたします。
 資料の3ページをお開き下さい。
 代決報告第7号「令和4年度7月補正予算議案に対する意見の申出について」です。
 7月29日から開会する市議会臨時会に提出される予定の令和4年度7月補正予算議案のうち、別紙の内容による教育に関する予算を市長が作成するに当たり、地方教育行政の組織及び運営に関する法律に基づき、7月15日に市長から教育委員会に意見の申出の依頼がありました。これに対しては、議案の作成日程が迫り、意見の申出に当たり、教育委員会議に諮る時間的余裕がなかったことから、広島市教育委員会事務決裁規則第6条の規定による教育長代決により、異議ないものと認め、その旨を市長に申し出ましたので報告するものです。
 それでは、4ページをお開き下さい。
 物価高騰に伴う民間放課後後児童クラブへの支援についてです。物価が高騰する中にあって、サービスの質を維持しつつ、安定的に事業運営ができるよう、民間放課後児童クラブに対して支援金を支給するもので、補正額は231万円、財源内訳は全て国庫補助金で新型コロナウイルス感染症対策に対する支援等を行うための新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用することになっております。
 以上で、令和4年度7月補正予算議案に対する意見の申出についての説明を終わります。

糸山教育長

 ただ今の説明について、御質問等がありましたらお願いします。

栗栖委員

 1施設当たり3万円は、全国一律の額ですか。

放課後対策課長

 このたびの支援金につきましては、先ほど説明ありました地方創生臨時交付金を充てていますが、この地方創生臨時交付金に関しまして、国から活用可能な事業例として、事業者に対する補助が示されています。これを受けまして民間放課後児童クラブにつきまして、電気代の過去実績に消費者物価指数の電気代に係る上昇率を乗じて算出した額を根拠としています。

栗栖委員

 広島市の場合は、算出した結果、3万円ということですか。

放課後対策課長

 広島市の民間放課後児童クラブについて、独自に算出した額が3万円です。

糸山教育長

 国から各自治体に対し、地方創生臨時交付金を活用した社会福祉施設等への支援の検討を求める通知がありました。基本、福祉施設で学童保育は厚生労働省の所管になっていますが、このたびの補正予算のうち、教育委員会分がこちらになるということです。

教育次長

 広島市への交付限度額が国から示されておりまして、約31億円です。その中で、民間事業者に対する支援をどうするかということで、原油価格・物価高騰の影響が大きい事業者で、社会機能を維持するために必要な事業者の一つが民間放課後児童クラブです。民間放課後児童クラブへの支援金額のみでは約230万で少額に見えますが、市全体で申し上げますと、公共交通事業者等への支援や、肥料等の高騰の影響を受けている農業者への支援、また、高齢者施設や障害者施設、私立保育園等の社会福祉施設等への支援があり、そういうメニューの一つとして放課後児童クラブがあります。教育委員会としてはこれだけです。

栗栖委員

 全体の中の教育委員会関係がこれだけということですね。

井内委員

 今の説明は理解できたのですが、民間放課後児童クラブ以外に、公設・公営の施設に対する金額的な補助はあるのですか。

教育次長

 公設に関しては、今のところはありません。こういう支援がなくても、サービスを維持するということで、例えば、小学校や中学校でも、できないことがあるのは同じことですけれど、そこに対する支援について、今のところ国から明確には示されていません。とはいえ、公設の場合はサービスを下げることはありませんので、今のところは既定予算の中でなんとかやっています。例年より物価が高騰していることに対しては、指定都市市長会などから国へ要望をしている状況です。
 今回、31億円という枠の中で、何を優先するかという時に、民間事業者等にこういう支援策を見せてあげないとなかなか動きづらいので、そこをまずやります。それ以外の部分については、今のところは既定予算の中で公共サービスの提供を行っていて、放課後児童クラブについても、国の支援に関してまだはっきりしたものはないのですが、サービスを下げずにやっているのが現状です。

井内委員

 はい。分かりました。これからも予算の枠内でやりくりされていくだろうということですね。

糸山教育長

 予算が不足すれば補正措置を行います。あとは、国の財源が付くか付かないかだけの違いです。直営の場合は、要るものは要るので。

井内委員

 はい。ありがとうございます。

糸山教育長

 それでは、本件についてはこの程度にしたいと思います。
 次に、議題2の議案第22号「広島市教育委員会行政手続等における情報通信の技術の利用に関する規則の一部改正について」を議題とします。
 本件は審議案件です。内容について、指導第二課長から説明をお願いします。

指導第二課長

 資料5ページの議題2、議案第22号「広島市教育委員会行政手続等における情報通信の技術の利用に関する規則の一部改正について」を御覧ください。
 今年度から広島市立高等学校、広島市立中等教育学校、広島市立特別支援学校の入試について、入学志願者及び保護者の利便性の向上を図るとともに、市立学校の事務の簡素化及び効率化に資するため、入学願書等の提出にインターネット出願システムを導入することとしています。入学願書等の提出は広島市立高等学校学則、広島市立中等教育学校学則、特別支援学校学則において、それぞれ書面で行うことと規定していますので、この手続を、インターネット出願システムを使って行うことが出来るようにするため、広島市教育委員会行政手続等における情報通信の技術の利用に関する規則を一部改正します。
 1、改正の理由は、入学志願者及び保護者の利便性の向上を図るとともに、市立学校の事務の簡素化及び効率化に資するため、広島市立高等学校、広島市立中等教育学校、広島市立特別支援学校(高等部に限る)の入学の出願の手続について、電子情報処理組織を使用して行わせることができるよう、所要の改正を行います。
 2、改正の内容は、電子情報処理組織を使用して行わせることができる申請等に、広島市立高等学校の入学願書及び入学者選抜願の提出、広島市立中等教育学校の入学願書の提出並びに広島市立特別支援学校の入学願書の提出を加えるものです。
 3、施行期日は、公布の日としています。
 4、公布文については資料6ページに掲載しておりますが、規則の具体的な改正については資料7ページの現行改正比較表を御覧ください。現行改正比較表の左側の欄、現行規則の第2条に「電子情報処理組織を使用して行わせることができる申請等は、開示請求書の提出」とあります。右側の欄、改正規則では「開示請求書の提出」に加えて、下線部のように、広島市立高等学校学則、広島市立中等教育学校学則、広島市立特別支援学校学則に記載されている入学願書の提出を行います。
 「広島市教育委員会行政手続等における情報通信の技術の利用に関する規則の一部改正について」、は以上です。御審議のほどよろしくお願いいたします。

糸山教育長

 それでは審議に入ります。
 ただ今の説明について、御質問、御意見等がありましたらお願いします。

栗栖委員

 規則の改正については、特に異論はありません。
 来年度の入学の出願からスタートさせるのですか。

指導第二課長

 はい。そのとおりです。

栗栖委員

 インターネット出願ができると、非常に利便性の向上にはつながると思います。テスト等行うと思いますが、きちんと運用面での準備をお願いします。保護者の方々も、インターネットで申し込むのは初めてですから、その辺の周知や対応をよろしくお願いします。

指導第二課長

 はい。ありがとうございます。
 今年度の出願からこのインターネット出願システムを利用しますので、円滑に手続ができるよう準備しています。

井内委員

 今回の対象は入学願書の提出ですか。それに関するインターネット等の利用を可能とするということですが、それ以外のことは、これから計画をされているのですか。可能かどうかの検討が必要だと思いますけれど、例えば、入学や転学の手続など、要は学校事務を簡素化するために、大いにICTを使っていこうという考え方をお持ちですか。それとも、入学願書に限るということですか。この議案で少し話が普遍的しすぎるかもしれませんが、方向性をおたずねしたいと思います。

指導第二課長

 今後も、システムを使って簡素化される事務手続等について、検討していきたいと考えています。

井内委員

 願書の提出や合格通知の発送は、今までの形では事務的にも煩雑だろうし、受験者にとっても大変ですから、今の信頼性を確保した上で、あるいはプライバシーを確保した上、個別の情報等の提供はあっても良いのではないかと個人的には思います。もちろん、一番大事なのはセキュリティの問題だと思いますが、システム化を進める方向が、私は良いのではないかと思っています。できるところから一つずつやっていくのはとても有用だと思っているので、よろしくお願いします。

指導第二課長

 ありがとうございます。

糸山教育長

 指導担当の話ではなく、学校事務の話から入った方が良いと思いますが、学校事務の中でもうすでにシステム化しているものはありますか。

総務部長

 学校と家庭との連絡など可能なことについてはオンラインを使ってどんどんやっていくよう、システムの整備を進めるとともに運用していきたいと考えています。

糸山教育長

 方向とすれば、井内委員がおっしゃったような方向でいくと思います。

栗栖委員

 本件は市立高等学校等となっていますが、県立の高等学校も同じように県教育委員会と協働して運用等をいろいろ御検討されるということですね。

指導第二課長

 はい。そのとおりです。

伊藤委員

 今までは、学校単位で入学願書を提出していたと思うのですが、今後は、保護者が個別にオンラインで提出するのでしょうか。

糸山教育長

 学校経由ではなく、保護者が直接提出するのですか。

伊藤委員

 スマホしか持っていらっしゃらない御家庭もあると思いましたので、保護者の皆さんが可能なのか気になりました。オンラインだけで、紙媒体も併用ということはないのでしょうか。

指導第二課長

 今後は、入学志願者と保護者がインターネット出願システムのサイトにアクセスして、出願情報を入力して、出願登録をすることとしています。その後、中学校が同じシステムにアクセスし、出願情報を確認して高等学校に送信します。最後に、高等学校が同じシステムにアクセスして、中学校を経由して送られてきた出願情報を承認するという流れです。

糸山教育長

 併用に関してはどうですか。まだ、「行わせることができる」申請なので、当然、紙による出願も可能だということですね。

指導第二課長

 併用はありません。

糸山教育長

 それでは、機器のない御家庭はどのように手続を行いますか。

指導第二課長

 学校にある機器や一人1台端末を活用するなどして、出願できるように対応していきます。

伊藤委員

 大丈夫だということですね。

井内委員

 GIGAスクールの時代ですから、保護者が使えなくても、子どもは使えるのではないでしょうか。

伊藤委員

 中等教育学校への入学願書の場合は小学生が提出するので、実際には、スマホしか持っていない御家庭の場合は、小学生と保護者が学校に行って、教員の補助の下に提出するということになるのでしょうか。

指導第二課長

 はい。そのようになると思います。

伊藤委員

 スムーズにいくように、どうぞよろしくお願いします。

糸山教育長

 どちらにしても学校経由なので、難しいことがあれば、学校でお手伝いできますね。

指導第二課長

 そうです。

糸山教育長

 必ず学校を通すようにしているから、出願が出ている、あるいは出ていないということが分かるので、方法が分からなかったり、入力ができていないことがあれば、先生が確認できるということですね。

指導第二課長

 高校入試については中学校の先生が一度確認をして、必要があれば修正等を行うことができます。

糸山教育長

 伊藤委員がおっしゃるとおり、学校が気を付けておく必要があります。
 高校であれば多くの生徒がどこかを受検するはずですが、小学生が中等教育学校を受験することもありますよね。小学校でも進学についての情報をとっていると思いますが。

栗栖委員

 中学生の場合、保護者が入力して登録した内容は、直接高校に行くのではなく、中学校で確認後、中学校から高校へ送られるというイメージですね。

指導第二課長

 はい。

糸山教育長

 はい。よろしいですか。その他、よろしいでしょうか。
 それでは、お諮りします。
 議案第22号「広島市教育委員会行政手続等における情報通信の技術の利用に関する規則の一部改正について」、原案どおり可決することに御異議ございませんか。
 (異議なし)
 異議なしと認め、本件は原案どおり可決することに決定いたしました。
 次の議題3は、冒頭でお諮りしたとおり、非公開となりましたので、傍聴人、報道関係の方は、退席していただきますようお願いします。

 (非公開部分省略)

糸山教育長

 以上で議題は全て終了しました。
 これをもって、令和4年第10回広島市教育委員会議定例会を閉会します。
 

7 議決事項

議案番号

件 名

議決結果

22

広島市教育委員会行政手続等における情報通信の技術の利用に関する規則の一部改正について

原案可決

23

教職員の人事について

原案可決

24

教職員の人事について

原案可決

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