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令和3年第11回教育委員会議(8月臨時会)議事録

令和3年第11回 広島市教育委員会議議事録

 令和3年8月26日(木曜日)、令和3年第11回広島市教育委員会議(臨時会)を教育委員室において開催した。

1 開会及び閉会に関する事項

 開会 午前9時30分
 閉会 午前11分07分

2 教育長及び委員の出席者

 教育長 糸山 隆
 委員 井内 康輝
 委員 栗栖 長典
 委員 秋田 智佳子
 伊藤圭子委員及び西敦子委員は欠席 

3 事務局等の出席者

 教育次長 松井 勝憲
 総務部長 横山 元信
 青少年育成部長 中谷 智子
 学校教育部長 野間 泰臣
 指導担当部長 川口 潤
 教育センター所長 松浦 宰雄
 総務課長 平山 高成
 指導第一課長 高田 尚志
 指導第二課長 吉村 敦
 特別支援教育課長 山領 勲

4 傍聴者等

 3人

5 議事日程

 議題1 令和4年度から使用する広島市立中学校用教科用図書(社会(歴史的分野))の採択について(議案)
 議題2 令和4年度から使用する広島市立中等教育学校(前期課程)用教科用図書(社会(歴史的分野))の採択について(議案)
 議題3 令和4年度使用広島市立高等学校・中等教育学校(後期課程)用教科用図書採択について(議案)
 議題4 令和4年度使用広島市立広島特別支援学校及び広島市立小・中学校(特別支援学級)用教科用図書の採択について(議案)

6 議事の大要

糸山教育長

 ただ今から、令和3年第11回広島市教育委員会議臨時会を開会します。
 本日は、傍聴の方もお見えになっておられますが、お手元にお渡ししております注意事項をよくお読みいただき、静粛に傍聴していただきますようお願いします。
 本日は除斥の規定により、伊藤委員、西委員は欠席となりましたが、定足数を満たしています。
 本日の議事録署名者は、井内委員と秋田委員にお願いします。
 それでは日程に入ります。
 本日の議題は、お手元の議事日程のとおりです。
 それでは、議題に入ります。
 議題1の議案第33号「令和4年度から使用する広島市立中学校用教科用図書(社会(歴史的分野))の採択について」を議題とします。
 本件は審議案件です。内容について、指導第二課長から説明をお願いします。

指導第二課長

 本日は、「令和4年度から使用する広島市立中学校教科用図書(社会(歴史的分野))の採択について」、御審議いただきます。よろしくお願いします。
 まず、資料について説明します。お手元に資料1、資料2、資料3をお配りしています。まずは、この度の教科書採択の経過について、簡単に説明いたします。
 資料1の1ページを御覧ください。
 中学校教科用図書の採択は、4年に1度行うこととなっており、通常ならば今年度は採択を行う年度ではありませんが、令和4年度から使用する中学校教科用図書について、社会(歴史的分野)で、新たに1種の教科用図書が文部科学大臣の検定に合格し、発行されることとなったことから、7月27日の教育委員会議において、令和4年度から使用する広島市立中学校教科用図書(社会(歴史的分野))の採択を行うこととし、採択の基本方針を決定しました。これを受け、2ページの上段の広島市教育委員会の枠内にありますように、採択審議会への諮問事項の決定、採択審議会委員の委嘱又は任命を行い、採択審議会へ諮問しました。採択審議会は、7月29日、8月10日に開催され、資料3の調査員から示された調査・研究報告書を踏まえて、令和2年度に採択した教科書と新たに発行されることとなった教科書の2種、2点について、どちらの発行者が本市の生徒にとって「よりふさわしい」教科書かについて審議いたしました。
 なお、審議(会)委員及び調査員については、教科用図書採択に直接の利害関係を有する者ではないことを確認しております。審議の結果及び答申は資料2になりますが、その内容については、後ほど説明いたします。
 次に、教科書展示会について説明いたします。資料1の2ページ、右下を御覧ください。
 本市では、広島市教育センターにおいて教科書展示会を実施しました。展示会場には、質問等記入用紙と回収箱を設置しましたが、質問等はございませんでした。なお、この度の教科書採択に関する要望書については、先日、教育委員の皆さまに情報提供させていただきました。
 それでは、答申の内容について説明します。資料2と資料3を御覧ください。
 まず、資料の構成について説明します。資料3の1ページから8ページまでが調査員による調査・研究報告書となっております。
 1ページを御覧ください。
 2に本市の実態や生徒の状況、3に調査・研究の観点及び視点を記しています。公平な採択となるよう、昨年度と同様の調査・研究の観点及び視点を用いて調査・研究を行いました。
 2ページの2に、調査・研究の観点及び教科書の特徴を記しています。審議の対象となる東京書籍と自由社の教科書の特徴を比較しやすいよう、この2者について表の左側に並べて掲載しております。
 続いて、資料2の2ページを御覧ください。この2ページから4ページまでが答申です。先ほど説明しました資料3の詳細な調査・研究報告書を基に、採択審議会では、2者の教科書について、本市の中学校の実情に則して詳細に検討審議した結果、次のとおり答申されました。
 資料2の2ページを御覧ください。
 1の審議の際に、特に重点を置いて検討した事項についてですが、それぞれの事項は、令和2年度に行った採択のときと同じ項目であり、同様の視点で行われた調査・研究を踏まえ審議をしております。では、具体について説明いたします。(1)の本市の実態や生徒の状況について、一つ目は、人類史上最初の被爆都市であり、原爆ドームなど平和の原点となる場所や歴史的建造物や遺構などが多数存在する地域であること、二つ目は、身近な地域の調査や体験活動を通して、歴史を直接感じることができる地域であること、三つ目は、歴史的事象を多面的・多角的に考察する力に課題が見られること、四つ目は課題を把握し、思考・判断したことを説明したり、それらを基に議論したりする力にも課題が見られること、以上の4点です。
 続いて、(2)の調査・研究の観点と視点を御覧ください。(1)で説明しました本市の実態や生徒の状況に対応するものは、一つ目は観点1の視点丸2、国際社会で主体的に生きていくための基盤となる知識・技能を身に付けさせる工夫、二つ目は観点2の視点丸3、興味・関心を持たせ、見通しを立てたり、学習を振り返って次につなげたりするための工夫、三つ目は観点4の視点丸7、本文の記述と適切な関連付けがなされたイラスト・写真・ウェブコンテンツ等の示し方、四つ目は観点5の視点丸9、様々な資料を有効に活用し、考察したり、論述したり、意見交換したりするための学習活動の工夫、以上4点です。
 次に、2の各発行者の特徴についてですが、これについては、実際に教科書を御覧いただきながら、本市の実態や生徒の状況に即した特徴を説明します。また、答申と調査・研究報告書に中項目、小項目という言葉がありますが、教科書内では2者ともに中項目が章、小項目が節という区分となっておりますので、御留意ください。
 まず、(1)国際社会で主体的に生きるための基盤となる知識・技能を身に付けさせる工夫についてです。
 東京書籍(以下「東書」)58、59ページ、自由社66、67ページをお開きください。東書は、「基礎・基本のまとめ」で基礎的な語句の確認に、「説明しましょう」といった表現活動を設けています。また、60、61ページの「まとめの活動」では、「探究課題」を解決する活動を設定しているところが特徴です。自由社は、66ページの「復習問題のページ」で、基礎的な語句の確認を行い、67ページの「時代の特徴を考えるページ」で、歴史用語をまとめて、時代の特徴を捉えるための活動を設定しています。さらに、東書の特徴として、37ページ、左上に「スキル・アップ」を設け、系図やグラフの読み取り方等に関する学習課題を設けています。
 これらのことについては、答申には2ページ、東書の二つ目と四つ目の丸印、自由社の二つ目の丸印に記載しています。
 続いて、(2)興味・関心を持たせ、見通しを立てたり、学習を振り返って次につなげたりするための工夫についてです。
 東書18、19ページ、自由社19ページをお開きください。
 東書は、中項目の冒頭に、関連する写真やイラストに加え、19ページ右下、中項目の冒頭に、中項目の課題とともに各小項目の課題を「探究のステップ」として段階的に掲載しています。
 次に、自由社19ページ、中項目の冒頭に関連する写真やイラストに加え、角に登場人物紹介を掲載しています。
 これらについては、答申には3ページの(2)、東書の二つ目の丸印、自由社の一つ目の丸印に記載しています。
 続いて、(3)本文の記述と適切な関連付けがなされたイラスト・写真・ウェブコンテンツ等の示し方についてですが、東書276、277、自由社250、251ページをお開きください。
 東書は、特設ページ、「地域の歴史を調べよう」を設け、「広島の復興と平和への思い」をテーマに、「広島市」を取り上げ、平和都市としての広島の復興と将来の広島の構想について話し合う、課題解決的な学習活動を掲載しています。自由社は、特設ページ、「調べ学習のページ」を設け、「原子爆弾の被害を考えよう!」をテーマに取り上げ、広島、長崎への原爆投下について、被爆の実相に関する資料から考える課題を掲載しています。さらに東書の特徴として、5ページ、ウェブコンテンツにアクセスできるようQRコードを掲載し、8ページ右上、対応する箇所に「Dマーク」を表示しています。
 これらのことについては、3ページ中央の(3)、東書の三つ目、四つ目の丸印、自由社の三つ目の丸印に記載しています。このように、2者とも広島の原爆投下について扱っていますが、審議会では、本市が平和の原点となる場所や、歴史的建造物が多数存在する地域であるということから、東書の三つ目の丸印、「広島市」を取り上げ、将来の広島の構想について話し合う課題解決的な学習活動を設定していることが重視されていました。
 続いて、(4)様々な資料を有効に活用し、考察したり、論述したり、意見交換したりするための学習活動の工夫についてです。
 東書89ページ、自由社104ページをお開きください。
 東書は、89ページの中段や、96ページの上段のように、「みんなでチャレンジ」を随所に設け、観点を示して、グループで話し、意見交換する活動を掲載しています。また、96ページ下段を御覧ください。ここにあるXチャートのような思考ツールを用いながら、時代の特色を考察する学習活動を設定しています。
 自由社は、104ページ、各中項目の最後に「対話とまとめ図のページ」を設け、「まとめ図」を見ながら二人が対話する場面で対話の例を示しています。また、103ページを御覧ください。「時代の特徴を考えるページ」を設け、短い文章や表でまとめながら、時代の特色を考察する学習活動を設定しています。
 これらのことについては、答申には3ページ、(4)、東書の二つ目、四つ目、五つ目の丸印、4ページ、自由社の一つ目、三つ目の丸印に記載しています。
 審議会では、本市の生徒の歴史的事象を多面的・多角的に考察する力に課題が見られることの解決に向けて、東書二つ目の丸印、「まとめの活動」を設け、Xチャートやマトリックスなどの思考ツールを用いながら、時代の特色を考察する学習活動を設定していることが重視されていました。さらに、思考・判断したことを説明したり、議論したりする力に課題が見られることの解決に向けて、東書の四つ目の丸印、「みんなでチャレンジ」を随所に設け、「グループで話し合いましょう」等、意見交換をする活動を設定していることが重視されていました。
 最後に4ページ、3、意見を御覧ください。
 御説明させていただいたように、2者とも様々な特徴がありますが、審議会としては、東書を「よりふさわしい」とし、その理由として、七つの丸印で記載をしております。特に、理由の四つ目の丸印の、将来の広島の構想について話し合う課題解決的な学習活動を設定している点、六つ目の丸印のXチャートやマトリックスなどの思考ツールを用いながら時代の特色を考察する学習活動を設定している点、七つ目の丸印の「みんなでチャレンジ」を随所に設け、意見交換をする学習活動を設定している点が、本市の実態や生徒の状況に対し、その課題等の解決に向けた教科指導を行っていく上で、本市で使用する教科書として「よりふさわしい」との意見が出されていました。
 令和3年度教科用図書採択審議会から答申された内容についての説明は以上です。

糸山教育長

 それでは、審議に入ります。
 ただ今の説明について、御質問、御意見等がありましたらお願いいたします。

栗栖委員

 まず、冒頭に、(指導第二)課長から、教科書採択は公正な採択が大前提となり、利害関係がないということをきちんと確認されたという御説明をいただきましたが、確認の方法を教えていただけますでしょうか。

指導第二課長

 確認の方法につきましては、各候補者に教科書発行者との利害関係等がないか、その誓約書を提出いただくことで、確認を取っております。

栗栖委員

 書面で(確認を)取ったということですね。

指導第二課長

 はい。書面で取っております。

栗栖委員

 今回は、東京書籍と自由社の2者の比較ということでございまして、自由社の教科書も文科省の検定に合格したということでございまして、私もこの2冊の教科書を事前に見させていただいたので、自分なりに意見を述べさせていただきたいと思います。
 やはり、両者とも文科省の(検定審査に)合格をしているということで、ポイントは、広島市の課題に対してどちらの教科書が「よりふさわしい」かということだろうと思いました。それで、資料2の2ページの1の(1)に、本市の実態や生徒の状況について、四つほど挙げられています。私は、四つの項目に関して、東京書籍と自由社との教科書の内容を自分なりに確認をしてまいりました。若干、この答申の内容と重複する部分はあるのですけれども、私なりの見方を本件の意見として述べさせていただきたいと思います。
 まず、1番最初に、原爆ドームなど平和の原点となる場所や歴史的建造物等などが多数存在するということが、広島の実態なのですが、この件については、東京書籍は、先ほど説明がありましたように、276ページに「広島の復興と平和への思い」に記載がありますし、自由社に関しては、250、251ページの「原子爆弾の被害を考えよう!」に広島に関する記載があります。
 次に、身近な地域の調査や体験活動を通して、歴史を直接感じることができる地域であるということで、地域への着眼点という観点で見ますと、東京書籍は、「地域の歴史を調べよう」という項目が各章に六つあります。その6番目には、先ほど言った「広島の復興と平和の思い」がありますが、三つ目の課題である多面的・多角的に考察する力という意味では、そういう六つの地域の考察がありますので、マッチしていると思いました。一方、自由社は、12ページから15ページの第3節「地域の歴史を調べる」で、地域の歴史についての着眼点がきちんとありました。ただ、どちらがより多面的という面から見ると、この件に関しては、東京書籍の方がより充実しているという印象を持ちました。
 次に、三つ目として、多面的・多角的に考察する力に課題が見られるということなので、いろいろなものを多面的に見るということで、いろいろなツールがあるのですが、例えば、東京書籍の特徴としては、「資料から発見!」や「もっと歴史」という項目が、ここの多面的・多角的という観点にリンクしているのではないかという印象を持ちました。自由社に関しても、コラムの中で、(32ページの)「もっと知りたい」、134ページの「人物クローズアップ」、116ページの「外の目から見た日本」といった違う切り口で見ていて、自由社にもそういう多面的・多角的なというところの着眼点はあるように感じました。
 最後に、四つ目が広島市の一番大きな課題だと思っているのですけれども、課題を把握して、自分が考えたり判断したことを説明したり、それを基に議論する力に課題が見られるということであれば、東京書籍は、答申とも重なるのですけれども、「基礎・基本のまとめ」の「探究のステップ」や「探究の課題」というところで、「まとめの活動」ということで、「みんなでチャレンジ」で、例えば、60ページはくらげチャート、96ページはXチャート、146ページはピラミッドストラクチャ、204ページではウェビングとか、こういったいろいろな手法を紹介しながら、いろいろな角度から考えていこうというツールとして活用していけば、生徒も興味を持ちながら歴史に対してより深い洞察ができるような工夫があると思いました。一方、自由社にも、7ページに、翔太君とさくらさんが出てきて、二人の会話を通じて謎解きのように興味をそそるかたちで、本文中も翔太君たちのいろいろな会話を通じて、分かりやすく工夫され、未来の特性を考えるページなどがあり、課題に対する追及の仕方というのは、工夫していると思いました。ただ、トータルで先ほどの広島市の課題四つを見た時に、どちらが「よりふさわしい」かということになると、答申にも東京書籍が「よりふさわしい」という御意見をいただいておりますが、私も自分なりに見た結果、やはり広島市の課題によりマッチしているという観点から言うと、東京書籍の方が「よりふさわしい」と思いました。それから、もう一つ、QRコードの掲載といった最近のデジタル化にも対応していることも踏まえて、私も答申の意見の東京書籍の教科書が本市で使用する教科書として「よりふさわしい」という意見に賛同いたします。以上です。

糸山教育長

 はい。ありがとうございました。
 その他、御意見、御質問等ありましたら、お願いします。

井内委員

 今、栗栖委員がおっしゃったことは、非常に妥当な意見で、特に、広島という地域に関してどういう知識を勉強してほしいかという内容については、そのとおりだと思います。それから、東京書籍の教科書そのものは、いろいろな手慣れたというか、作る工夫を長年積み重ねて来られたノウハウがあるのだろうと思うのですけれど、子どもたちが、自分たちで学習するステップに関しての配慮が大変よくなされていて、QRコードを載せたり、Dマークを付けているとか、そういうことまで含めて考えると、非常によく出来た教科書だという気がします。だから、結論的として東京書籍が「よりふさわしい」という結論に賛成したいと思いますが、私の、ここからは感想というか、個人的な意見も含めて言いますと、東京書籍の歴史教科書としての何というか訴えるものというか、一つの教科書というのは、事実をきちんと子どもたちが勉強するために用意されているものだと思いながらも、やはり興味関心をどのくらいかきたてるかというところにも視点を置いていかなければいけない、子どもたち同士が話し合うことはとても大事だし、そこからいろいろなことが生まれてくることは承知の上で、一人がページを読んで「これは面白い」というふうに思ってもらえるような部分というのが必要なのではないかと思うのですけれど、例えば、「和の文化 縄文」というページが自由社にあります。私は、ここを読んだときに、大変勉強になったし、印象深いなと思いました。もちろん東京書籍にも同じ項目はあるのだけれども、書き方というか中身が、より自分たちの感性に少し訴えて来るような、そういう言い方をしてはちょっとあれかもしれませんけれども、あるのです。そして、ある批判があれば、例えば、40ページの「国譲り神話と古代人」が、果たして必要なのかどうかというような御意見もあるだろうと思うのですが、こういった神話というのは伝えられていることは事実だから、それは紹介しても良いのではないかなと思います。例えば、出雲大社にこのような立派な社殿があったということも多くの報道でなされたりします。それを子どもたちも知ってるかもしれない。そういうことも紹介しているということは、必ずしもある特定の主張をしているわけでも何でもないというふうな印象を受けました。これは受け止め方の違いかもしれませんけれども。
 それから、我々にとっては、戦争に関する記述は、非常に興味深い事実だと思うのですが、原爆の記載については、先ほど議論もありましたが、戦争に至る過程の中で、日本の置かれた位置や、それを戦争が起こったという歴史とどう結びつけて考えてもらえるかということに関しても、私は、自分が読んでみて、事実の羅列ではなく、自由社の書き方にはそれなりの長所があるというふうに感じました。そういうことで、東京書籍の教科書そのものに関しては、ある意味では、非がないというか、きちんとした教科書として、多くの人に支持をされ、採択されると思います。我々が昨年やってきたことでも分かるのですが、あまりにも教科書が、ある一定の定番というか、こういう風にすれば、我々、採択する側から言うと、先ほどのいろいろな観点という風に、こういう分析的にやれば評価が高いかもしれませんが、一つの歴史というのは、読み物としても重要な要素を持っていると思うのです。流れを理解し、いかに子どもたちが歴史を学ぶということに興味を持ってくれるかというところに視点を置いた場合には、あまりにも手慣れたというか、上手くまとめすぎておられて、東京書籍の教科書に興味関心を持てるかという視点で見ると、自分自身は少し物足りないという感じがしました。
 いろいろなことを言いますが、結論として、東京書籍の方が、本市で使用する教科書として「よりふさわしい」という採択審議会の意見に関しては、先ほども言いましたけど、それをひっくり返すというか、異論として言えるだけの根拠はありません。ですので、この意見には賛成したいと思いますけれども、やはり教科書というもののあり方として眺めてみたとき、今回の機会というのは、この二つの教科書を比べることによって、私なりに少し感じることがあったので、述べさせてもらいました。以上です。

秋田委員

 従来、社会というのは暗記ばかりの科目と言われてきましたけど、主体的に学習に取り組む、自分で考えるということが強調される時代になっていると思います。そういう意味では、「スキル・アップ」を設けて、系図やグラフの読み取り方に関する学習課題を設けているという点で、東京書籍が、図などを読み取る力を意識して育てようという点を評価しました。
 同じように、広島の問題で、「広島の復興と平和への思い」というテーマの特設ページが(東京書籍の)276ページに設けられていますけれど、ただ、起こったことだけを取り上げるのではなくて、旧日本銀行広島支店やシュモ―ハウスなど、今も残っていて見ることができるような生徒たちにとって今も残って見ることができる身近な写真を掲載して、なおかつ、自分たちと同じ生徒の写真を載せて、自分たちも同じようにこの問題のテーマを決めて考えていけば良いのだ、自分たちも考えていくことができるのだ、というイメージがしやすいのではないかなと思いました。そういう意味でも、この特設ページは、主体的に自分で考えるという自覚を育てるという意味で有意義ではないかなと思いました。以上です。

糸山教育長

 はい。ありがとうございました。一応、3人の委員の方からは意見が出ました。
 私としても、実際に中身を見て、井内委員のおっしゃった部分というのも、確かにそういう感じはするなというふうに思います。ただ、総括的に見た時に、やはり東京書籍の教科書は、課題解決的な学習を促す仕掛けを意識して、その中で一人一人の思考を深めるであるとか、協働的な学びというところを仕込んだ作りをしてある点で、そういうプロセスがこれから非常に大事になってくるであろうというところを意識した教科書という意味で、こちらの方が、学校で実際に広島市の教育を進めていく教科書としては、使いやすいだろうというふうに思いました。その中で、確かに、井内委員が今おっしゃったような、興味関心を広げることがすごく大事なところでありますので、そういう意味では、この教科書も使いながら、それぞれの子どもたちの興味関心を広げていくような使い方がなされれば良いなというふうに思いました。皆さんの意見が出ましたので、それでは、お諮りしたいと思いますが、よろしいですか。
 それでは、お諮りします。
 議案第33号「令和4年度から使用する広島市立中学校用教科用図書(社会(歴史的分野))の採択については、東京書籍がよりふさわしいと考えられますので、東京書籍を採択することで、よろしいでしょうか。
 (異議なし)
 異議なしと認め、東京書籍を採択することに決定いたしました。
 次に、議題2議案第34号「令和4年度から使用する広島市立中等教育学校(前期課程)用教科用図書(社会(歴史的分野))の採択について」を議題とします。
 本件は審議案件です。内容について、指導第二課長から説明をお願いします。

指導第二課長

 議題2の議案34号「令和4年度から使用する広島市立中等教育学校(前期課程)用教科用図書の採択について」、学校から申請されたとおりの採択することとしたいと考えて上程をしております。広島市立広島中等教育学校(前期課程)においても、先ほど御説明した中学校の教科書採択と同様に社会(歴史的分野)で新たに1種の教科用図書が文部科学大臣の検定に合格し、発行されることとなったことから、令和4年度から使用する教科用図書(社会(歴史的分野))の採択を行うこととしています。
 2ページの令和4年度から使用する広島市立中学校及び中等教育学校前期課程用教科用図書(社会(歴史的分野))採択の基本方針は、令和3年7月27日の教育委員会議で決定いただいたものです。
 続いて、3ページの広島市立中等教育学校(前期課程)における教科用図書採択の手順を御覧ください。中等教育学校(前期課程)は3ページ下段にありますように、他の公立中学校とは異なり、中高一貫教育校としてその特質を活かした特色ある教育課程の編成が可能となるよう教育課程の基準の特例が適用されています。教科書の採択についても、他の公立中学校とは別に学校ごとで行うものと法令上定められています。中等教育学校では、この表に示している手続きに従って、調査員による調査・研究を経て、教科用図書選定委員会における審議をした上で、選定した教科用図書について教育委員会に申請をしています。なお、選定委員及び調査員については、教科用図書採択に直接の利害関係を有する者でないことを確認しています。指導第二課においては、提出された申請書等の内容について、校長から説明を受け、教科用図書の審査を詳細に行い、適切に申請していると判断し、本日、本教育委員会議に上程しています。校長から実際に提出されたものは、今、御覧になられている資料とは別に、右肩に枠囲みで別添資料と記している「令和4年度から使用する広島市立中等教育学校(前期課程)用教科用図書に係る選定手順、選定資料及び申請書等」です。
 1ページをお開きください。令和4年度中等教育学校(前期課程)用教科用図書選定手順報告についてです。まず、5月31日の説明会を受け、7月28日に校内に設置した、選定委員会を開催しています。4ページの選定委員会規約を御覧ください。選定委員会はこの規約に基づき、適正に運営されたことを確認しております。1ページにお戻りください。御覧のとおりの選定手順を経て、8月10日に教育委員会に申請書を提出しています。
 次の2ページが、令和4年度使用中等教育学校前期課程用教科用図書選定資料(報告)です。1に学校の特色を、2に生徒の実態を、3に調査の観点及び視点を記載しており、調査の観点においては市立中学校と同じもので、視点については学校の特色や生徒の実態に応じて設定しています。
 3ページの令和4年度から使用する中等教育学校(前期課程)用教科用図書申請書を御覧ください。昨年度採択し、現在使用している教科用図書とこの度、新たに発行されることとなった二つの発行者の教科用図書について、広島中等教育学校の実情に則して、詳細に検討した結果、選定することとなった教科用図書の書名、観点の評価、選定の理由等を記載しています。それでは、左肩に枠囲みで議題2と記している資料にお戻りください。5ページからが令和4年度から使用する中等教育学校前期課程用教科用図書(社会(歴史的分野))の選定です。
 6ページをお開きください。1に選定の際に特に重点を置いた調査の観点及び視点を記しており、調査の観点、5観点、13視点のうち、特に重点を置いた3点を示しています。2が教科用図書選定で、東京書籍を選定しています。選定の理由は、生徒が主体的に問題解決的な学習に取り組むことができるよう、身近な地域の歴史について、テーマを決めて諸資料を関連付けながら調査する「地域の歴史を調べよう」を設定し、グループで意見交換して発表する学習活動が例示されている、また、発展的な課題に取り組むことができるよう、「地域の歴史を調べよう」の最後に、学習した内容をより深めるための課題「プラス」を設けている、です。
 説明は以上です。御審議のほど、よろしくお願いいたします。

糸山教育長

 はい。それでは、審議に入ります。
 ただ今の説明について、御質問、御意見等がありましたらお願いします。

栗栖委員

 内容について異議はございません。確認です。議題1では、選定の各ポイントは、広島市の全体の課題という観点で調査・研究しました。本件は、中等教育学校の生徒の実態に即して御判断をされたと理解してよろしいでしょうか。

指導第二課長

 はい。そのとおりです。

糸山教育長

 はい。その他は、よろしいでしょうか。私から確認です。先ほど説明があったと思うのですが、(資料には)結果だけが書いてあるのですけれど、この至る過程においては、二つの教科書を調査したということで、よろしいですか。

指導第二課長

 はい。その二つについて、比較をして調査をしておりますが、教科書自体については、各者、この資料昨年度のものも、引き続いて利用しながら、新たに昨年度のものに加えて、この自由社の教科書を調査・研究しております。

糸山教育長

 昨年度のものというのは、どういうことでしょうか。

指導第二課長

 はい。前年度行われた7者についての調査・研究を資料として活用し、これに加えて本年度、自由社の教科用図書を同じ観点で調査、比較をしたものです。

糸山教育長

 はい。何か、ありますでしょうか。よろしいですか。
 それでは、お諮りします。
 議題2の議案第34号「令和4年度から使用する広島市立中等教育学校前期課程用教科用図書(社会(歴史的分野))の採択について」、原案どおり可決することに御異議ございませんか。
 (異議なし)
 異議なしと認め、本件は原案どおり可決することに決定いたしました。
 次に、議題3の議案第35号「令和4年度使用広島市立高等学校・中等教育学校(後期課程)用教科用図書採択について」を議題とします。
 本件は審議案件です。内容について、指導第二課長から説明をお願いします。

指導第二課長

 議題3の議案第35号「令和4年度使用広島市立高等学校・中等教育学校(後期課程)用教科用図書採択について」は、各学校から申請されたとおり、採択することとしたいと考え、上程しております。
 それでは、2ページの広島市立高等学校・中等教育学校(後期課程)・特別支援学校(高等部)用教科用図書採択の基本方針を御覧ください。こちらは令和3年5月26日の教育委員会議で決定いただいたものでございます。
 3ページの広島市立広島みらい創生高等学校用教科用図書採択の基本方針を御覧ください。こちらも5月の教育委員会議で決定をいただきました。
 4ページの広島市立高等学校・中等教育学校(後期課程)における教科用図書採択の手順を御覧ください。こちらについても5月の教育委員会議で説明したものです。各学校はこの手順に従い、調査員による調査・研究を経て、教科用図書選定委員会における審議を受けて、選定された教科用図書を教育委員会に申請しています。指導第二課においては、各校から提出された申請書等の内容について、校長から説明を受け、申請された教科用図書が評価の観点に照らし、適切に選定されているかなどの審査を行った上で、本日の教育委員会議に上程しています。
 5ページを御覧ください。令和4年度使用広島市立高等学校・中等教育学校(後期課程)用教科用図書総括表です。本年度、各校より申請のあった教科用図書の件数は、表のとおりとなっており、合計656点となっています。なお、令和3年度使用教科用図書と異なる教科用図書の申請は、合計161点で、そのうち令和4年度から年次進行により実施される新学習指導要領に対応した教科用図書が151点となります。各校長から実際に提出されたものは、右肩に枠囲みで別添資料と記しているもので、内容としては、四角囲み表題のとおり、令和4年度使用広島市立高等学校・中等教育学校(後期課程)用教科用図書に係る学校別選定手順、選定資料及び申請書等です。
 1ページをお開きください。基町高校を例に説明いたします。
 選定手順については、先ほど中等教育学校(前期課程)で説明しましたが、各高等学校、中等教育学校(後期課程)においても、同様に校内に選定委員会を設置しています。選定委員会規約については、16ページのとおり、学校の資料の最後に綴っております。全ての学校において、選定委員会は各校の規約に基づき適正に運営されたことを確認しています。
 2ページをお開きください。1に学校の特色を、2に生徒の実態を、3に調査の観点及び視点を記載しており、3ページからが令和4年度使用高等学校・中等教育学校(後期課程)用教科用図書申請書で、お手元に配布している高等学校用教科書目録、高等学校用教科書目録に登載されている教科書について、先ほどの観点に基づき、各検討し、ふさわしいものを2点に絞った上で、選定したものを上段にして、それぞれの特徴を二重丸と一重丸で示しており、その右には選定の理由を文章で記載しています。3ページから15ページまでが申請書です。
 以下、17ページ以降は学校ごとに提出された選定資料、申請書、選定委員会規約を綴じています。
 それでは、3ページの基町高校の申請書にお戻りください。各学校での教科書選定作業について、1年生の教科名、国語、科目名、現代の国語を例に説明します。
 目録の1ページを御覧ください。各校は教科書目録に掲載されている、現代の国語、17冊を対象として、編集趣意書等参照し、教科書発行者から送られる教科用図書について調査・研究し、2冊に絞ります。編集趣意書は、教科書の編集の主旨や基本方針について、文部科学省がホームページ上で広く国民や学校教育の関係者などに公開し、内容についての理解を促進することを狙いとして作成されているものです。
 それでは、左上に四角囲みで議題3と書かれた資料の7ページを御覧ください。令和4年度使用高等学校、中等教育学校(後期課程)用教科用図書の採択に係る学校別選定一覧は、各校で選定された教科用図書を教科ごとに一覧にまとめたものです。
 9ページを御覧ください。
 9ページからが基町高等学校の国語で、1に選定の際に特に重点を置いた調査の観点及び視点として、教科ごとに特に重点を置いた調査の観点等を三つに示しています。2が教科用図書選定一覧で、教科ごとに選定した教科用図書を記しています。表の一番上の1年生、現代の国語は、新規と記載していますが、これは、表の下の米印(※)の二つ目にありますように、本年度使用教科用図書と異なる新規の選定を示しています。また、新規の文字を四角で囲んで示しているのは、必履修科目であり、全ての生徒が履修するものです。なお、新規の選定、教科用図書については、下表3、新規の選定図書及びその理由に選定の理由を記載しています。上表2、教科用図書選定一覧にお戻りいただき、3段目、2年生現代文Bは、新規の選定欄が空欄になっていますが、これは米印(※)の三つ目、表の下、米印(※)の三つ目にありますように、本年度使用教科用図書と同一のものを翌年度も申請することを示しています。上から6段目の学年丸3、現代文Bは学年欄の数字を丸で囲んでいますが、これは、表の下の米印(※)の一つ目にありますように、すでに使用していて、次年度も引き続き使用する教科用図書、これは購入しないことになりますが、これを示しております。お手元には、四角囲みで新規と示されている必履修科目の教科用図書を準備しています。その他のものは、壁沿いに学校ごとに展示しております。
 10ページにお進みください。
 ここが地理、歴史で、地理総合、歴史総合の3点が新規の申請です。12ページにお進みいただき、ここが公民、13ページが数学で、数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学A、この4点が新規の申請となります。15ページにお進みいただき、ここが理科で、科学と人間生活、物理基礎、生物基礎の3点が新規の申請です。17ページが保健体育で、保健が新規の申請です。18ページが芸術で、音楽Ⅰ、美術Ⅰ、書道Ⅰの3点が新規の申請です。19ページが外国語で、英語コミュニケーションⅠ、コミュニケーション英語Ⅱ、コミュニケーション英語Ⅲ、論理・表現Ⅰの5点が新規の申請です。21ページが家庭で、家庭基礎が新規の申請です。22ページが情報です。基町高等学校は以上となります。
 続いて、舟入高等学校となります。
 23ページを御覧ください。23ページ、国語、現代の国語、言語文化の2点が新規の申請です。24ページが地理歴史で、歴史総合が新規の申請です。25ページが公民、26ページが数学で、数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Aの3点が新規の申請です。28ページが理科で、化学基礎、生物基礎の2点が新規の申請です。30ページが保健体育で、保健が新規の申請です。31ページが芸術で、音楽Ⅰ、美術Ⅰ、書道Ⅰの3点が新規の申請です。33ページが外国語で、英語コミュニケーションⅠ、論理表現Ⅰの2点が新規の申請です。34ページが家庭で、家庭基礎が新規の申請です。35ページが情報で、情報Ⅰが新規の申請です。舟入高等学校については、以上です。
 続いて37ページからが沼田高等学校で、国語です。現代の国語、言語文化の2点が新規の申請です。38ページが地理歴史で、歴史総合が新規の申請です。39ページが公民、40ページが数学で、数学Ⅰ、数学Aの3点が新規の申請です。42ページが理科で、科学と人間文化、化学基礎の2点が新規の申請です。44ページが保健体育で、保健が新規の申請です。45ページが芸術で、音楽Ⅰ、美術Ⅰ、書道Ⅰ、造形表現の4点が新規の申請です。47ページが外国語で、英語コミュニケーションⅠ、論理表現Ⅰ、英語表現Ⅱの3点の新規の申請です。49ページが家庭で、家庭基礎が新規の申請です。50ページが情報で、情報Ⅰが新規の申請です。沼田高等学校については、以上です。
 続いて51ページからが美鈴が丘高等学校で、国語です。現代の国語、言語文化の2点が新規の申請です。52ページが地理歴史で、歴史総合が新規の申請です。53ページが公民で、公共が新規の申請です。54ページが数学で、数学Ⅰ、数学Aの2点が新規の申請です。55ページが理科で、化学基礎、地学基礎の2点が新規の申請です。56ページが保健体育で、保健が新規の申請です。57ページが芸術で、音楽Ⅰ、美術Ⅰ、書道Ⅰの3点が新規の申請です。59ページが外国語で、英語コミュニケーションⅠ、論理表現Ⅰの2点が新規の申請です。60ページが家庭で、家庭基礎が新規の申請です。61ページが情報で情報Ⅰが新規の申請です。美鈴が丘高等学校については、以上です。
 続いて63ページから広島中等教育学校の後期課程で、国語です。現代の国語、言語文化の2点が新規の申請です。64ページが地理歴史、65ページが公民で、公共が新規の申請です。66ページが数学で、数学Ⅰ、数学Ⅱ、数学Aの3点が新規の申請です。68ページが理科で、物理基礎、化学、生物基礎の3点が新規の申請です。70ページが保健体育で、保健が新規の申請です。71ページが芸術で、音楽Ⅰ、美術Ⅰ、書道Ⅰの3点が新規の申請です。73ページが外国語で、英語コミュニケーションⅠ、論理表現Ⅰの2点が新規の申請です。74ページが家庭で、家庭基礎が新規の申請です。75ページが情報です。広島中等教育学校(後期課程)については以上です。
 77ページから広島商業高等学校で、国語です。言語文化の1点が新規の申請です。78ページが地理歴史で、地理総合の2点が新規の申請です。79ページが公民、80ページが数学で、数学Ⅰが新規の申請です。81ページが理科、82ページが保健体育で、保健が新規の申請です。83ページが芸術で、音楽Ⅰ、美術Ⅰ、書道Ⅰの3点が新規の申請です。84ページが外国語で、英語コミュニケーションⅠが新規の申請です。85ページが家庭、86ページが商業で、ビジネス基礎、簿記、情報処理、広告と販売促進の4点が新規の申請です。広島商業高等学校については、以上です。
 89ページからが広島工業高等学校で、国語です。言語文化が新規の申請です。90ページが地理歴史、91ページが公民で、公共が新規の申請です。92ページが数学で、数学Ⅰが新規の申請です。93ページが理科で、科学と人間生活が新規の申請です。94ページが保健体育で、保健が新規の申請です。95ページが芸術で、書道Ⅰが新規の申請です。96ページが外国語で、英語コミュニケーションⅠが新規の申請です。97ページが家庭、98ページが工業で、工業技術基礎、製図、工業情報数理、生産システム技術、機械工作、自動車工業、電気回路、建築構造、設計計画の12点が新規の申請です。広島工業高等学校については、以上です。
 続きまして、103ページからが広島みらい創生高等学校の定時制の課程で国語です。現代の国語、言語文化、ステップアップ国語の4点が新規の申請です。105ページが地理歴史で、地理総合、歴史総合の3点が新規の申請です。107ページが公民、108ページが数学で、数学Ⅰ、ステップアップ数学の2点が新規の申請です。109ページが理科で、科学と人間生活、化学基礎、地学基礎の3点が新規の申請です。111ページが保健体育で、体育、保健の2点が新規の申請です。112ページが芸術で、音楽Ⅰ、美術Ⅰ、書道Ⅰの3点が新規の申請です。114ページが外国語で、英語コミュニケーションⅠ、論理表現Ⅰ、英語表現Ⅰ、ステップアップ英語の4点が新規の申請です。116ページが家庭で、家庭基礎が新規の申請です。117ページが情報、118ページが工業で、工業技術基礎が新規の申請です。119ページが商業で、ビジネス基礎、簿記の2点が新規の申請です。120ページが福祉です。広島みらい創生高等学校の定時制課程については、以上です。
 続きまして、121ページからが広島みらい創生高等学校の通信制の課程で、国語です。現代の国語、言語文化、ステップアップ国語の4点が新規の申請です。123ページが地理歴史で、地理総合、歴史総合の3点が新規の申請です。125ページが公民、126ページが数学で、数学Ⅰ、ステップアップ数学の2点が新規の申請です。127ページが理科で、科学と人間生活が新規の申請です。128ページが保健体育で、体育、保健の2点が新規の申請です。129ページが芸術、130ページが外国語で、英語コミュニケーションⅠ、英語表現Ⅰ、ステップアップ英語の3点が新規の申請です。131ページが家庭で、家庭基礎が新規の申請です。132ページが情報、133ページが工業、134ページが商業、135ページが福祉です。広島みらい創生高等学校の通信制の課程については以上です。
 説明につきましては、以上です。御審議のほど、よろしくお願いいたします。

糸山教育長

 はい。ありがとうございました。
 審議の前に確認です。高等学校は、新学習指導要領の適用によって、1年生が使用する教科書は全て新規であるという理解で良いですか。

指導第二課長

 はい。そのとおりです。

糸山教育長

 1年生以外での新規はありますか。

指導第二課長

 1年生以外の新規の例として、19ページを御覧いただきますと、基町高等学校の教科用図書選定一覧の中の2年生のコミュニケーション英語Ⅱ、3年生のコミュニケーション英語Ⅲなどがあります。

糸山教育長

 ここは、問題はないのでしょうか。意向などを教えてください。

指導第二課長

 はい。19ページの3、新規の選定図書及びその理由としまして、2年生で、言語活動を通じてバランスよく4技能の能力を伸ばすことができるよう、各課に「Communiation Activities」を設定しているという理由の説明を設けています。このように、生徒の実態に応じて、これまで使っていたものとはまた別のものを新規に採択するものです。

糸山教育長

 分かりました。今から、委員さんの御意見をうかがいますが、先ほど、時間をかけて説明して、新規と言っていたのは、新学習指導要領が変わってから、1年生は全部新規なのですね。

指導第二課長

 はい。

糸山教育長

 そういう前提を置きつつ、2、3年生で新規になると前年と教科書が変わりますから、そこは大丈夫なのかという補足説明があると分かりやすく、皆さんの議論ができると思います。
 それでは、委員さんの御意見、御質問をお願いいたします。

栗栖委員

 基町高校の例で言うなら、別添資料の14ページの上の二つ、2年生と3年生(の外国語の教科書が)変わっていると思います。教育長が言われたように、1年生の場合は問題ないと思ったのですが、この学年が変わった際の継続性というのが、少し心配でした。その辺りの問題がないかどうかというのは、確認したいと思っていました。

指導第二課長

 先ほど申し上げたようなことですけれど、各学校の評価、目標の実現や生徒の実態に照らして、より望ましいものという観点から、新しいものを選定しています。

指導担当部長

 今、御心配いただいた点についてですが、子どもたちが、例えば、2年生のコミュニケーション英語Ⅱで新規の教科書会社の教科書を使うということについてなのですけど、1年生のときにコミュニケーション英語Ⅰを学習して、子どもたちの強み、弱み、各学年の特徴というのがございます。教科書会社も会社ごとに、強み、弱みを当然持っておりまして、ある部分を強く、色濃く学習できるように構成した教科書、様々ございます。こうした教科書会社の中から、1年生のときに学んだ子どもの実態に応じて、将来の子どもたちの進学や就職等を踏まえた上で、こういう点について、今後強化していくことが必要であるということを、選定委員会の中でも審議をいたします。その中で、この教科書を変えてこちらの教科書にした方が、より子どもたちの学習定着、あるいは将来に向けての学力の向上に意味があると判断をした場合には、このように教科用図書を変えるということを各学校はしてまいります。学習内容につきましては、基本的に学習指導要領に準拠して各教科書作られておりますので、こうした点で、子どもたちに対しての大きなリスクというのはないという理解をしております。以上でございます。

栗栖委員

 校長が各高校の実態に合わせて選定された教科書を御申請いただいているわけなので、内容について、特に異議はありません。実際に、最近少し話題になっている、情報の教科書の選定状況を見て、高校によって、第一学習社、数研出版、東京書籍とそれぞれ別の教科書を選定されているということは、それぞれやはり実態に応じて、教科書を見られて、これが良いという御判断をされたのだろうという風に、そこはきちんと方針に基づいて決定されたのだなという感想を持ちました。以上でございます。特に異議はございません。

井内委員

 短時間で全部、把握できていない部分もあるのですが、例えば、一番目の国語の言語文化は、高校によってかなり選択肢がばらついています。ざっと中身を見ますと、漢文のページ数が多いなど、それぞれの本に特徴があると思うのです。どれを選んでも良いということで、なぜ選ばれたのかという説明がないので、その本を選ばれた理由がよく分かりません。そこまで我々が踏み込めるだけの基礎知識がないので、学校の先生にお任せしているというのが、正直言って実態だとは思うのですが、国語は、本による特徴がかなり出てきますので、どういう意図を持って選ばれたかということを、我々の方へ少し伝わるように説明してください。せっかく審議をしているわけだから、ただ無目的に座ってオッケーと言ってるわけではないので、そういうふうに伝えてもらうことはできないものかということを少し思いました。今、そういう質問をするのは難しいでしょうか。今後のこととしても。生物や地学や化学や物理など全部を見たら良いと思うのですが。生徒の基礎的な知識のレベルによって替えていると単純には思います。だから、商業科の理科について、そんなに高度なものを必要としないだろうとかいうような判断で選ばれているのかなと思いますが、言語文化は、そうでもないような気がしたので、少し気になっておうかがいをしました。

指導担当部長

 はい。ありがとうございます。おっしゃられるように、例えば、言語文化で、お手元の東京書籍の新編言語文化という少し薄いものと、第一学習社の言語文化の二つの(教科書の)目次を見ていただけますでしょうか。東京書籍は、みらい創生高校で採択を予定している教科書となります。第一学習社のものが、舟入、沼田、中等、いわゆる普通科の全日制課程の高等学校で採択する教科書ですが、教材の扱う量や本文の字の大きさなども少し違っていて、言語活動は全て両教科書にございますけども、その扱い方についても若干の違いがございます。こうしたことを事細かに説明していると、時間的な問題もありますので、なかなか難しいとは思いますが、冒頭で(指導第二)課長が申し上げました教科書会社ごとの趣意書の中に、今、私が口答で簡単に説明しましたこういう中身について、どういう意図で作ってあるかというところが記載をされておりますので、今後、こうした選定をいただく際に、それを事前にお見せをして、この作成された意図をくんでお聞きいただくと、より分かりやすくなるかなと、今、御意見をお伺いしながら思いました。今後、提出する資料について、工夫してまいりたいという風に思います。よろしくお願いいたします。

井内委員

 はい。大変、良い御提案をいただいたと思います。資料を見るだけでは、なかなか把握しにくいのですが、趣意書があれば、そんなに大した分量ではないので、なぜこんなに違うのかということについての把握ができそうな気がします。良い提案だと思いますから、次回以降、もしそういう機会がありましたら、是非、用意してみてください。

指導担当部長

 はい。分かりました。

井内委員

 よろしくお願いします。

糸山教育長

 はい。その他、いかがでしょうか。よろしいですか。

秋田委員

 はい。

糸山教育長

 はい。それでは、お諮りしたいと思います。議案第35号「令和4年度使用広島市立高等学校・中等教育学校(後期課程)用教科用図書採択について、原案どおり可決することに御異議ございませんか。
 (異議なし)
 異議なしと認め、本件は原案どおり可決することに決定いたしました。
 次に議題4の議案第36号「令和4年度使用広島市立広島特別支援学校及び広島市立小・中学校(特別支援学級)用教科用図書の採択について」を議題とします。
 本件は審議案件です。内容について、特別支援教育課長から説明をお願いします。

特別支援教育課長

 議題4の議案第36号「令和4年度使用広島市立広島特別支援学校及び広島市立小・中学校(特別支援学級)用の教科用図書の採択について」、説明させていただきます。
 まず、お手元の資料の1ページ目を御覧ください。
 昨年度は、一つの議案の中に1年間使用する図書と4年間使用する図書が混ざっておりました。そのため、議案の案件名も令和3年度から4年間使用する、令和3年度から1年間使用する、というかたちで記載をしておりました。本年度は、令和4年度に1年間のみ使用する図書のみ採択となりますので、令和4年度使用、あるいは令和4年度に使用するという表記だけで揃えてさせていただいております。今年度採択いただきたい教科用図書は、1の広島市立広島特別支援学校で使用する教科用図書につきましては、(1)令和4年度に使用する一般図書、小、中、高等部用となります。また、2の広島市立小・中学校の特別支援学級で使用する教科用図書につきましては、(1)の令和4年度に使用する一般図書、小、中学校用となります。
 では、2ページの参考資料をお開きください。特別支援学校及び小・中学校の特別支援学級に在籍している児童生徒につきましては、一人一人の障害の実態等に応じて、特別の教育課程を編成するなどしており、当該学年の文部科学省検定教科書を使用することが適当でない場合には、それ以外の教科用図書を使用できることが法令で規定されており、いろいろな種類の教科用図書の採択が必要となっております。本議案で、採択いただきたい教科用図書は、表に網掛けで示しているところになります。なお、網掛けがされてないところの、その他の教科用図書につきましては、これまでに採択いただいている教科用図書になります。
 では、3ページをお開きください。3ページに上と下に分けて、二つ書いてあるのですけれども、上側の丸がついている方が、令和4年度使用広島市立小・中学校特別支援学級及び特別支援学校(小・中学部)用教科用図書採択の基本方針です。これにつきましては、5月の教育委員会議で決定していただいたものでございます。下側の丸がついておりますものが、採択の手順ですけれども、この採択の手順につきましても、基本方針を決定していただいた際に説明させていただいたものでありまして、これまでと変更はございません。この採択の手順を図示したものが次の4ページになります。なお、3ページと4ページ、これは義務教育段階である特別支援学校(小・中学部)及び小・中学校の特別支援学級の採択に関する基本方針の手順を示しているもので、次の5ページと6ページは、特別支援学校(高等部)の採択の基本方針の手順を同様に示したものでございます。今年度採択するこの一般図書を選定する際には、この手順に従いまして、広島県教育委員会が作成した一般図書の選定資料等を参考にしつつ、幅広く調査研究を行って、7ページから9ページまでの書類の様式を使用して、学校から申請していただくようになっております。
 それでは、採択いただきたい図書について具体的に説明させていただきます。
 10ページをお開きください。
 1、広島市立広島特別支援学校で使用する教科用図書についてです。
 広島市立特別支援学校は、知的障害を対象とする特別支援学校であり、特別支援学校の学習指導要領に基づいて教育課程が編成されていることから、(1)の一般図書を使用することとしております。一般図書の小学部、中学部、高等部用につきましては、毎年度採択を行うこととなっております。今年度は、小、中、高等部合わせて182点の図書の申請がありまして、具体的な書名については、小学部のものが11ページと12ページ、教科ごとで使用する教科書名が書いております。中学部のものが13ページと14ページ、高等部のものを15ページ、16ページに記載しております。これが特別支援学校分となります。
 17ページをお開きください。これは、2、広島市立小・中学校特別支援学級で使用する教科用図書になります。小・中学校の特別支援学級においては、児童生徒の障害の実態により、その児童生徒に応じて、特別支援学校の教育課程を参考にした特別の教育課程を編成することができます。そこで、小・中学校の特別支援学級におきましては、個々の児童生徒が取り組む内容だとか、目標に応じて、文部科学省検定教科書だけでなく、文部科学省著作教科書、いわゆる星本と言われているものですが、そういったものや、今回の採択にあたります、(1)の一般図書を使用することができるようになっております。一般図書、小・中学校用につきましてですけれども、特別支援学校のものと同様に、これも毎年度採択を行うこととなっております。本年度は、小学校は302点、中学校は194点、合計496点の図書の申請がございます。具体的な図書名につきましては、小学校のものが18ページから25ページまでで、中学校のものが26ページから最後の31ページまでに記載しております。先ほど説明した特別支援学校用と同様に、いずれも各学校から使用希望のあった図書となっております。皆さまのお手元に、各学校から申請が多かった一般図書を並べて用意しておりますので、御覧いただければと思います。申し訳ございませんが、一般図書として7冊くらいずつ置かせてもらっていますが、各1冊しか御用意できませんでしたので、委員さんごとで本が違いますので、他の委員さんと交換しながら御覧いただければと思っております。先ほど説明しました、この全ての一般図書につきまして、事務局において各学校から提出のあった書類の内容を調査、検討した結果、その全てが適正であったということを確認しております。つきましては、広島市立広島特別支援学校で使用する教科用図書として10ページから16ページにありますとおり、それから広島市立小・中学校(特別支援学級)で使用する教科用図書として17ページから31ページにありますとおり、令和4年度に使用する教科用図書として一括採択することにつきまして、御審議のほど、よろしくお願いいたします。以上です。

糸山教育長

 はい。ありがとうございました。
 それでは、審議に入ります。
 ただ今の説明について、御質問、御意見等がありましたらお願いいたします。

栗栖委員

 まず、これは、一人一人の児童生徒の実態に応じて、それぞれの現場の先生方が選定されているということでございます。内容については、全く異議はございません。市販の多くの本の中から、こういう教科書を使用教材として見つけられる日頃の御努力に対して、大変敬意を表したいという風に思います。
 2点ほど、教えていただきたいのですが、選定の際には、何にもないところから選ばれるのですか。何か教科書用でこういう絵本があるよという(参考になる)ものがあるのですか。

特別支援教育課長

 はい。広島県教育委員会が、(教科用図書)選定資料として、毎年、一般図書で使用の多いものなどはまとめております。

栗栖委員

 選定資料があるのですね。

特別支援教育課長

 はい、ございます。各学校に配布していますし、過去に文部科学省が採択した本のリストなどの情報提供をいただいています。

栗栖委員

 情報提供があるのですね。

特別支援教育課長

 (情報提供を)いただいております。それらの情報と各学校が過去に使った本の情報を基に、毎年、教育センターに教科書センターを設置しており、多くの方が実際に見に行かれて、本を手元にとって選定されているというのが現状です。

栗栖委員

 そういうことで、児童生徒の実態とマッチングさせながら、これは良いなと、日頃、そういう問題意識を持って取り組まれているということですね。

特別支援教育課長

 はい。

栗栖委員

 これは、一般論として本件と直接は関係ないのですが、昨今、デジタル教科書が話題になっています。デジタル教科書は、文字の拡大などができるので、障害がある児童生徒が使いやすいのではないかと一般的には言われていますが、特別支援教育において、デジタル教科書に対して、現在取り組まれているようなことがあったら教えていただければと思います。

特別支援教育課長

 はい。デジタル教科書を使いたいという御相談は、特別支援学級が多いと思います。というのが、検定本に合わせてデジタル教科書ができており、一般図書に合わせて、一冊一冊作られているわけではないので、検定本に合わせて、そういうものを使ってみたいということであれば、昨今、教科書の発行者によって附属のCDやDVDに付けてあるとか、いろいろな形態があるので情報を紹介しております。
 確かに、本年度、文科省が特定の学校を対象に1教科分のデジタル教科書を無償提供する事業を行っており、今後、全国展開していくという報道が今日の新聞に出ておりましたので、そうなると、(栗栖委員が)おっしゃるように、特別支援学級、特に、自閉症・情緒障害特別支援学級のお子さんあたりから使用希望が出てくることは想定されるかと思います。今後、そこについて、当課もしっかり学校に情報提供しておこうと思っております。

栗栖委員

 はい。よろしくお願いします。

糸山教育長

 はい。ありがとうございました。その他は、いかがでしょうか。本当に多岐にわたっています。質問ですが、先ほどの説明では、教育センターで公開されているということですが、この一般図書が、全種類置いてあるわけではないですよね。

特別支援教育課長

 はい。毎年、教育センターでの教科書展示会の法定公開の期間に合わせて本の入れ替えを行いますが、その際、県教委の方で、これまでの一般図書一覧に合わせて、新たに追加したもの等合わせて、本年度で言いますと、だいたい340か350点を一冊一冊並べて、実際に現物を見ていただいています。それ以外の本から選ぶとなると、また、別で、先生方が書店へ行って調べられるということになります。

糸山教育長

 やはり(先生方が)自分で見るのですね。

特別支援教育課長

 はい。

糸山教育長

 分かりました。よろしいですか。それでは、御質問もないようなのでお諮りします。
 議題4の議案第36号「令和4年度使用広島市立広島特別支援学校及び広島市立小・中学校(特別支援学級)用教科用図書の採択について、原案どおり可決することに御異議ございませんか。
 (異議なし)
 異議なしと認め、本件は原案どおり可決することに決定いたしました。
 以上で、議題は全て終了しました。
 これをもって、令和3年第11回広島市教育委員会議臨時会を閉会いたします。

7 議決事項

議案番号

件名

議決結果

33 令和4年度から使用する広島市立中学校用教科用図書(社会(歴史的分野))の採択について 原案可決
34 令和4年度から使用する広島市立中等教育学校(前期課程)用教科用図書(社会(歴史的分野))の採択について

原案可決

35 令和4年度使用広島市立高等学校・中等教育学校(後期課程)用教科用図書採択について 原案可決
36 令和4年度使用広島市立広島特別支援学校及び広島市立小・中学校(特別支援学級)用教科用図書の採択について 原案可決

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