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令和3年第1回教育委員会議(1月定例会)議事録

令和3年第1回 広島市教育委員会議議事録

 令和3年1月27日(水曜日)、令和3年第1回広島市教育委員会議(定例会)を教育委員室において開催した。

1 開会及び閉会に関する事項

 開会 午後1時30分
 閉会 午後3分23分

2 教育長及び委員の出席者

 教育長 糸山 隆
 委員 井内 康輝
 委員 栗栖 長典
 委員 秋田 智佳子
 委員 伊藤 圭子
 委員 西 敦子
 

3 事務局等の出席者

 教育次長 荒瀬 尚美
 総務部長 横山 元信
 青少年育成部長 長谷 冨美
 学校教育部長 森川 伸江
 指導担当部長 野間 泰臣
 教育センター所長 松浦 宰雄
 総務課長 平山 高成
 教育企画課長 橋本 英士
 教育企画課情報化推進・学校支援担当課長 戸政 佳昭
 学事課長 田原 治子
 施設課長 吉川 保
 育成課長 西本 哲也
 放課後対策課長 橋本 飛雄馬
 教職員課服務・健康管理担当課長 森田 健嗣
 健康教育課長 藤川 宜陽
 健康教育課学校安全対策担当課長 吉村 敦
 指導第一課長 中谷 智子
 指導第二課長 松浦 泰博
 生徒指導課いじめ対策推進担当課長 横山 善規 
 市民局生涯学習課長 手島 勇人
 生徒指導課課長補佐 常井慎太郎

4 傍聴者等

 なし

5 議事日程

 議題1 市立学校等における新型コロナウイルス感染症患者の発生及び対応の状況について(報告)
 議題2 市長が作成する議会の議案に対する意見の申出について(代決報告)【非公開】
 議題3 広島市社会教育委員の委嘱について(議案)【非公開】

6 議事の大要

糸山教育長 

 ただ今から、令和3年第1回広島市教育委員会議定例会を開会します。
 本日の議事録署名者は、栗栖委員と秋田委員にお願いします。
 これから日程に入ります。
 本日の議題は、お手元の議事日程のとおりです。
 本日審議予定の議題2については、広島市教育委員会会議規則第5条第1項第6号「教育事務に関し、市長が作成する議会の議案に対しての意見の申出に関すること」に該当し、議題3については、同項第5号「附属機関の委員の委嘱及び任命に関すること」に該当することから、会議を非公開としたいと思いますが御異議ございませんか。
 (異議なし)
 異議なしと認め、議題2及び議題3については非公開として審議することに決定しました。
 それでは、議題に入ります。
 議題1「市立学校等における新型コロナウイルス感染症患者の発生及び対応の状況について」を議題とします。
 本件は報告案件です。内容について、健康教育課学校安全対策担当課長から説明をお願いします。

健康教育課学校安全対策担当課長

 資料2ページを御覧ください。
 1、患者の発生状況等についてです。
 (1)の患者数及びPCR検査の実施状況について、本年1月17日現在の状況を表に沿って御説明いたします。まず、A列の最初に陽性が確認された患者数は、82人となっています。その内訳は、児童生徒等が74人、教職員等が8人となっています。その右隣りの列ですが、A列の患者82人に係る同じクラスの児童生徒など濃厚接触者等としてPCR検査を受けた人数は1,453人となっており、その結果、陽性が判明した人数は、C列のとおり13人となっています。なお、この13人については、昨年末に広島商業高等学校で発生したクラスターにおいて陽性が確認された生徒8人が含まれています。さらに、13人に係る濃厚接触者等としてPCR検査を受けた人数は、D列のとおり98人となっていますが、その結果、陽性が判明した者は、E列のとおり、いませんでした。これらにより、表の右端の列にあるとおり、患者数は合計で95人となっており、その内訳は、児童生徒等が87人、教職員等が8人となっています。なお、追加調査等を含めPCR検査を受けた者に対する陽性者の割合、具体的にはB列とD列を合わせた検査者に対するC列とE列を合わせた陽性者の割合は、0.84%となっています。
 次に、(2)の臨時休業措置の実施状況についてです。
 施設の消毒や保健センターによる濃厚接触者等の調査などを行うため、当面3日間、臨時休業措置を講じ、放課後児童クラブの受入れも停止しています。
 下の表を御覧ください。臨時休業措置の実施件数は、本年1月17日現在で、延べ数ですが、小学校25校、中学校18校、高等学校9校、計52校となっています。なお、臨時休業を行った場合の休業期間は、濃厚接触者等の特定やPCR検査の実施状況に応じて、短縮又は延長を行っており、平均2.8日となっています。また、患者が感染可能期間に登校又は出勤していないなどの場合は、臨時休業措置を講じていません。なお、これらの表は、1月17日現在の数字を記載しておりますが、その後、昨日1月26日までの間に6校において児童生徒5人、教員1人の陽性が判明しております。
 次に、2の広島商業高等学校におけるクラスターの発生についてです。
 (1)の概要としましては、昨年12月22日に生徒Aの陽性が判明したことから、同校は臨時休業を行い、東保健センターが調査を実施し、濃厚接触者等として、生徒Aと同じクラスの生徒等にPCR検査を実施した結果、生徒38人、教職員2人のうち、生徒8人が、12月24日までに陽性であることが確認されたものです。これを受け、冬季休業期間が終わる本年1月5日まで学校教育活動を停止し、追加で、部活動や体育等で一緒に活動した他のクラスの生徒等のPCR検査を実施した結果、生徒40人、教職員3人、全員の陰性が確認され、それ以上の校内における感染の拡がりはありませんでした。
 次に、(2)の原因についてです。
 アの学校の見解としては、(ア)、国の「衛生管理マニュアル」に基づき、生徒の健康状態の把握や手洗いの励行、共用物の消毒等を行うほか、「教室での授業における感染症対策チェックリスト」を作成し、教室の換気、生徒同士の距離、密接な会話の禁止等について教職員等が確認するとともに、必要に応じて生徒を指導することにより、感染症対策の徹底を図っていたところですが、(イ)一方で、生徒の中には、食事時間に生徒が向かい合うなど、気の緩みが見られることもあり、教員が注意していましたが、しばらく目を離すと再び向かい合うようなことがあったと報告を受けています。
 3ページを御覧ください。
 イの衛生部局の見解ですが、(ア)、学校における感染症対策の取組状況及び患者の行動履歴等について聞き取り調査を行った結果、クラスターが発生した原因を特定するまでには至らなかった、と聞いております。また、(イ)、食事時間などマスクを外す場面においては、感染リスクが高まるため、学校内のみならず、学校外においても、特に留意して、感染症予防に取り組むよう指導する必要がある、との見解が示されています。
 次に、3の感染症拡大を受けての取組についてです。
 市立学校におけるクラスターの発生を含め、新型コロナウイルス感染症が拡大している状況を踏まえ、引き続き、学校における感染症対策の徹底を図るとともに、学校内のみならず、学校外での生活においても、教職員、児童生徒一人一人の感染症予防に対する意識の徹底を図るよう、全学校に対し、本年1月7日付けで通知を行いました。
 次に、4の児童生徒への支援についてです。
 学校内に感染症患者が発生した場合に備え、いじめや誹謗(ひぼう)中傷の未然防止に向けた指導の留意点や児童生徒の不安感を察知するためのアンケート項目の例を示した資料を各学校に配布しており、各学校ではこれらの資料を参考にして、道徳や学級活動等の時間に指導を行っています。感染症患者が発生した学校に対しては、臨時休業明けの学校再開日や、感染症患者となった児童生徒が学校復帰する際に、いじめ対策推進教諭等を派遣し、校内巡回により児童生徒の様子を観察したり、声掛けをするなど、いじめや誹謗中傷の防止に向けた見守り活動を行っています。また、児童生徒へのアンケートの実施などにより、支援を必要とする児童生徒を把握した場合には、速やかにスクールカウンセラーに相談できる体制を整えています。
 次に、5の臨時休業措置を行った学校における授業時数についてです。
 (1)の計画していた授業が実施できなかった時数についてですが、本年1月17日時点の状況として、臨時休業措置を行った学校でその日が授業日であった学校35校について、表にまとめており、内訳は、小学校21校、中学校12校、高等学校2校となっています。また、計画をしていた授業が実施できなかった時数については、小学校では、最小で6単位時間、最大で24単位時間、平均12単位時間、中学校では、最小で5単位時間、最大で18単位時間、平均10単位時間、また、高等学校では、最小で19単位時間、最大で32単位時間、平均26単位時間となっており、全校種の平均は13単位時間となっています。
 次に、(2)の授業時数の確保についてですが、各学校では通常、大雨や台風などの自然災害や、インフルエンザの流行等により、数日程度、臨時休業となることを想定して年間の授業計画を立てており、これまで新型コロナウイルス感染症による臨時休業措置をとった学校については、この時間の中で対応することができています。今後、仮に、感染症患者が同一校で次々と発生したり、クラスターが発生したりするなどにより、何度も臨時休業とせざるを得ない状況になった場合には、可能な範囲でオンラインでの授業を実施するとともに、学校再開後には、授業時数確保のため、1日当たりの授業時数を増やす、土曜日に授業を実施する、最終学年以外について、学習する内容の一部を次年度以降に移すなど、学校の状況を踏まえて適切に対応してまいります。

糸山教育長

 ただ今の説明について、御質問等がありましたらお願いします。

栗栖委員

 まず、児童生徒や教職員に新型コロナウイルス感染症患者が発生した中で、現場の先生方が、消毒をはじめ細部にわたって御対応いただいていることに大変感謝したいと思います。
 3、感染症拡大を受けての取組に関して、御説明にもありましたが、マスクを外して何かをする時には、よく気を付けるということを周知徹底していただきたいと思います。
 4、児童生徒への支援について、いじめや誹謗中傷の防止に向けた見守り活動を行っていると記載されていますが、見えないところでそういう目にあっていないか、個別に丁寧に見ていただければと思います。
 最後に、2、広島商業高等学校におけるクラスターの発生に関しての説明がありましたが、一方、同校は、12月の最初に、ピースデパートという行事があり、コロナ対策をまさに学校が一丸となって工夫しながら取り組みましたので、好事例として皆さんに紹介したいと思います。
 昨年6月頃から、悩みながらも、開催を前提として準備をされていました。校長や担当の先生、生徒たちが、コロナ禍での今までとは違うピースデパートを企画運営していくということで、いろいろなアイデアを出して取り組みました。例えば、密を避けるために、保護者等の来客は学年ごとに時間を決めて来てもらい、買ったものは、その場ではなく中央部でエコバッグに入れる、そして、待機している生徒がすぐにその場の消毒をする、などという風に、様々な工夫を凝らしました。
 そのようにしてピースデパートを無事に開催できたということは、生徒たちにとって非常に良い経験となりました。それまでは、自分が飲食店等に「行く」立場で色々な防止策をしていたのですが、今度は逆に「受ける」立場で、対策を考えることができました。今後、教育委員会としても、電子メディアの啓発動画のように、コロナ禍故にできる前向きなことを、新型コロナウイルス感染症対策の中でまた御検討いただきたいと思います。このたびのピースデパートは、そういう意味で非常に良い取組だったと思っております。
井内委員

 市立学校等における新型コロナウイルス感染症患者の発生について、逐次、ファックス等で御報告をいただきありがとうございました。子どもの感染は、非常に散発的に起こっています。それで、今後のことあるいは予防ということを考えた場合には、感染経路をできるだけはっきりさせておくことが良いと思います。
 1(1)の患者数及びPCR検査の実施状況の数値についてですが、子どもの場合は、自分で対社会的な活動をすることはありませんから、家庭か学校か放課後児童クラブか、ある程度限られた範囲での感染だろうと思います。そして、濃厚接触者等の調査をされて、その濃厚接触者の陽性率が低いので、その子がどこで感染したのかが分かりにくいと思うのですが、陽性が判明した児童生徒等から下校時などの行動を聴取された結果、何か推測できることがありますか。

健康教育課学校安全対策担当課長

 感染経路に関するお尋ねについてお答えします。
 保健センターが、児童生徒の保護者等に聞き取りをした情報を当課でも受けております。先日の記者会見では、健康福祉局保健医療担当局長が、推定感染経路として、広島市の児童生徒の感染のほとんどが家庭内感染であると発表しました。ですから学校としても、家庭内から学校に感染を拡げないように感染経路を断って、感染予防に努めていくように引き続き指導を行っていきたいと考えております。

井内委員

 家庭内感染ということは、誰しも考えることだろうと思います。恐らく、家族は皆、濃厚接触者としてPCR検査を受けたのだろうと思うのですが、必ずしも一対一で対応していないということですね。つまり、このデータからは、子どもが陽性でも濃厚接触者は陽性ではなく陰性だったということも沢山あったと見受けられるのですが、そうでしょうか。

教育次長

 概略は、健康教育課学校安全対策担当課長が申し上げたとおりです。
 この患者数及びPCR検査の実施状況の表について、少し具体を申し上げます。
 まず、児童生徒等の欄を御覧いただきますと、最初に陽性が確認された者が74名います。例えば、クラスで一人陽性が確認されると、濃厚接触者もしくは接触者となった者がPCR検査を受けます。保健センターは、陽性となった子どもや保護者に行動歴を確認した上で、どこまで検査すればいいか、濃厚接触者に当たるかどうかを判断し、例えば、念のためクラス全員のPCR検査をしましょう、ということで検査をした者が、1,240名います。その1,240名の検査をした結果、陽性が判明した者が13名います。ですから、最初に陽性が確認された児童生徒は、ほとんどが家庭からの感染であろうという風に想定されています。

井内委員

 この1,240名には、家族は含まれていないのですか。

教育次長

 児童生徒だけです。

井内委員

 では、家族を調べていないということですか。

教育次長

 子どもが陽性であれば、御家族はほぼ濃厚接触者になりますので、保健センターがPCR検査をしますが、この表には御家族の陽性の数は入っておらず、児童生徒及び教職員等の人数しか載せていません。
 児童生徒1,240名を濃厚接触者として検査し、陽性が判明した者が13名です。この13名のうち8名は、広島商業高等学校のクラスターに含まれます。それ以外の5名が、学校内で感染したのではないか。家庭ではない学校内の感染が疑われる児童生徒が、その8名を除く5名です。ですから、ほぼ学校内での感染は拡がっていないという分析になろうかと思います。そして、その5名については3校で5名ですので、子ども達が陽性になるケースは、ほとんど家庭内感染によるのではないかと思います。一人の陽性患者に係る学校内での接触者の検査を広めにしてくださった結果、陽性が判明した者は、13人ということです。
 学校内では、ほぼマスクをして児童生徒同士の距離を取っており、先ほど栗栖委員のお話にもありましたように、給食の時はマスクを外しますが、前を向いてしゃべらずに食事をするといった感染予防対策に万全を期しているということもあって、学校内では、(広島商業高等学校の)クラスター以外に感染は拡がっていない。今は、そういう分析をさせていただいています。

井内委員

 分かりました。
 家族内感染だろうと推定される根拠は、保健センター等で保護者の検査をされて、どちらかが陽性であるとか、つまり、家族の中の誰かが陽性であるということが確認されているということですね。
 それから、学校は約3日間の臨時休業で一応おさめていますが、陽性になった子どもはどうしたのですか。2週間登校できないのですか。

教育次長

 そうですね。2週間程度自宅で過ごすということになっています。

井内委員

 その子たちの学業のケアなどは、個別に担任の先生が担当しておられると考えてよろしいですか。

教育次長

 はい。詳細は、指導第二課長が御説明します。

指導第二課長

 感染症患者となった生徒や濃厚接触者となってある程度長期間休む子どもにつきましては、その子の体調等を考慮し、学習等が可能ということであれば、保護者等と相談の上で、例えば、プリント等の課題を配付して学習をしました。また、学校の様子をオンラインで配信し、家庭で見るといったケースもありました。そういう形で学習保障や支援をしております。

井内委員

 特に、新型コロナウイルス感染症患者が発生した学校に対する誹謗中傷などが心配されます。広島市は、学校名は伏せてありますが、県内では学校名が公表されているところもあり、いろいろ問題が起こったりしていないかと思います。
 子ども達に対する誹謗中傷などの情報は、教育委員会事務局には上がってきていませんか。

生徒指導課いじめ対策推進担当課長

 資料にもありますように、日頃から学校では、新型コロナウイルス感染は、感染した子どもが悪いわけでもなく、誰でも感染する可能性があるということを含めて、学級活動や道徳等の時間にいじめや誹謗中傷の未然防止に向けた指導を繰り返し行っています。また、臨時休業となった後も、校長が全体に話をし、それを受けて学級でそれぞれ話をしています。こういった指導の結果、誹謗中傷やいじめといったことで事務局に報告が上がっているところはありません。これまで派遣したいじめ対策推進教諭からは、必ず、当課の方に報告をしていただいていますが、どこも落ち着いた学校生活を送っています。時には、誰が感染したのか興味本位で聞いたりということはありますが、そこに対しても先生がどのように答えるかを徹底して指導していますので、そこから何かいじめに繋がったり、嫌な思いするといった報告は一切上がってきておりません。

井内委員

 はい。分かりました。新型コロナウイルス感染症は、これからまだしばらく続く可能性もあるので、今のしっかりした体制を堅持してください。学校内で蔓延が起こっていないということが、このデータからも良く分かるので、学校の中でしっかり管理ができていると思います。これからもよろしくお願いします。

伊藤委員

 施設の消毒作業が大変だと思いますが、今は、主に教員が消毒作業を行っているとお聞きしています。働き方改革の一環で、スクール・サポート・スタッフ等支援してくださる方を配置できることになりましたが、小中学校のどのくらいの割合に配置されているのでしょうか。

健康教育課学校安全対策担当課長

 スクール・サポート・スタッフの配置についてです。
 1月14日付けの任用校の決定割合は、幼稚園19園に対して19園、100%、小学校141校に対して108校、76.6%。中学校63校に対して46校、73%、高等学校8校に対して6校、75%、全体で77.3%の任用状況です。

学校教育部長

 新型コロナウイルス感染症対策として補正予算で、スクール・サポート・スタッフを配置できるようになっています。学校規模に応じてですが、幼稚園の場合は一人です。人が集まっていないところもありますので、引き続き募集し、教員の負担低減のために職場とか健康観察も含めてできるようにしようと思います。来年度も、引き続き行います。

伊藤委員

 ということは、この消毒作業もこのスクール・サポート・スタッフがかなり補ってくださって、教員の負担は軽減しているということですね。ありがとうございます。

西委員

 授業時数の確保について、おたずねします。
 緊急事態宣言等で5月に学校が臨時休業になってしまった時も、授業時数はもともと余分に設定しているので確保できているという教育委員会議でのお答えだったと思います。それで、今回も同じように、その中で対応できていると御報告があるのですが、恐らく、毎年そのように授業時数は十分確保出来ていて、その余分な時間で補充があったり、発展的な学習があったり、あるいは児童生徒とのコミュニケーションがあったり、そのような特別な活動がいろいろ組まれていると思うのですが、結局、その分は無くなってしまったわけです。教育課程上の時数が確保できていることは間違いないと思うのですが、今まで、それ以上に行っていた教育活動は、残念ながら行っていないというのが現実だと思います。そうすると、やはり保護者や子ども本人からの実際の声として、学習時間が減ったので不安であるといったような声が届いているのではないかと思うのですが、そのような声に対してどういう対応が出来ているのでしょうか。また、例年に比べて本年度は余分な学習がないことが反映して、どの程度力がついたのか、学習到達度が検証されるのかどうか、その対応についてもお考えをお聞きしたいと思います。

指導第一課長

 西委員の御心配に関してですが、特に、学習を次年度等に持ち越すことができない最終学年等につきましては、学習指導員を配置し複数体制で子どもに寄り添って、特に、国語、算数、数学の授業が実施できるように措置を行っています。それから、検証については、今のところ検討段階でして、子ども達に求められる学力が確かに身についたのかをこれからどのように検証していくか考えて行きたいと思います。

西委員

 大変気になるところですので。実情が分かり、何か新たな方策があるようでしたらその時に教えていただきたいと思います。

秋田委員

 新型コロナウイルス感染症患者が発生した学校は、初めて知ったことやノウハウをお持ちだと思うので、教育委員会事務局で把握して情報共有していただけたらと思います。経験者でないと分からないことがあると思いますので、そういう現場の声を聞いていただければと思います。
 通常、この時期は、小学校では大縄跳びなどがあり、それができないことは、かわいそうだと思います。マラソンをする学校もあったと思いますし、それらが全然できなくなったので、また時期をみて、体力作りができたら良いと思います。

栗栖委員

 今の秋田委員の意見と重複するのですが、新型コロナウイルス感染症は今後ずっと続く可能性があると思います。現場では、沢山のことが起こっていて、このたびの報告でも、担当が、健康教育課、指導第一課、指導第二課、生徒指導課と分かれています。是非、教育委員会として、情報を一元化、共有化していただきたいと思います。担当は担当で良いと思うのですが、教育委員会の体制作りをきちんとしていただければと思います。

糸山教育長

 本件については、この程度にしたいと思います。
 次の議題2及び議題3は、冒頭でお諮りしたとおり、非公開となりましたので、傍聴人、報道関係の方は、退席していただきますようお願いします。

 (非公開部分省略)

糸山教育長

 以上で議題は全て終了しました。
 これをもって、令和3年第1回広島市教育委員会議定例会を閉会します。

7 議決事項

議案番号

件名

議決結果

1

広島市社会教育委員の委嘱について

原案可決

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