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令和2年第15回教育委員会議(12月定例会)議事録

令和2年第15回 広島市教育委員会議議事録

 令和2年12月22日(火曜日)、令和2年第15回広島市教育委員会議(定例会)を教育委員室において開催した。

1 開会及び閉会に関する事項

 開会 午前9時30分
 閉会 午前10時50分

2 教育長及び委員の出席者

 教育長 糸山 隆
 委員 井内 康輝
 委員 栗栖 長典
 委員 秋田 智佳子
 委員 伊藤 圭子
 委員 西 敦子
 

3 事務局等の出席者

 教育次長 荒瀬 尚美
 総務部長 横山 元信
 青少年育成部長 長谷 冨美
 学校教育部長 森川 伸江
 指導担当部長 野間 泰臣
 教育センター所長 松浦 宰雄
 総務課長 平山 高成
 学事課長 田原 治子
 育成課長 西本 哲也
 教職員課長 川口 潤
 教職員課服務・健康管理担当課長 森田 健嗣 

4 傍聴者等

 1人

5 議事日程

 議題1 「電子メディアの啓発動画コンテスト」の選考結果について(報告)
 議題2 就学援助制度の見直しについて(報告)
 議題3 教職員の人事について(議案)【非公開】

6 議事の大要

糸山教育長 

 ただ今から、令和2年第15回広島市教育委員会議定例会を開会いたします。
 本日は傍聴の方もお見えになっておられますが、お手元にお渡ししております注意事項をよくお読みいただき、静粛に傍聴していただきますようお願いします。
 本日の議事録署名者は、井内委員と伊藤委員にお願いします。
 それでは、日程に入ります前に、令和3年広島市成人祭の開催延期について、一言、説明をさせていただきます。
 委員の皆様には既に情報提供させていただきましたが、成人祭については、来年1月11日に、1部・2部制として実施し、新型コロナウイルスの感染拡大の状況によっては、式典プログラムをオンラインによって配信するという予定としておりましたが、その後、市内の感染が急激に拡大をしており、また、こうした中で、新成人やその御家族からは、「一生に一度のことなので、できれば延期し、一堂に会するかたちで実施してほしい。」などの意見をいただきました。こうしたことから、予定どおり開催した場合の感染症拡大への懸念、オンライン配信のみとした場合の新成人の心情等を踏まえ、成人祭については、来年5月2日に延期をして実施することと致しました。
 なお、開催にあたっては、新成人の居住区によって四つに分け、同日に4回式典を開催するなど、感染対策を徹底することとしております。以上、御報告を申し上げます。
 それでは、日程に入ります。
 本日の議題は、お手元の議事日程のとおりです。
 本日報告予定の議題3については、広島市教育委員会会議規則第5条第1項第4号「事務局及び教育機関の職員の分限及び懲戒に関すること」に該当することから、会議を非公開としたいと思いますが、御異議ございませんか。
 (異議なし)
 異議なしと認め、議題3については非公開として審議することに決定いたしました。
 それでは議題に入ります。
 議題1「『電子メディアの啓発動画コンテスト』の選考結果について」を議題とします。
 本件は報告案件です。内容について、育成課長から説明をお願いします。
育成課長

 議題1「『電子メディアの啓発動画コンテスト』の選考結果について」、御報告をさせていただきます。
 資料の2ページを御覧ください。
 まず、1の実施の目的についてですが、本コンテストを実施するに至った理由と併せて、少し、お話をさせていただきます。新型コロナウイルス感染症の影響で、学校に行けなくなり、家で過ごす時間が増えるなどにより、スマートフォンやゲーム機に触れる機会や使用時間が増える中で、正しい生活習慣の大切さを知るとともに、SNSなどの誤った使用により、事件やトラブルに巻き込まれないよう、電子メディアとの正しい関係作りについて、児童生徒自らに考えさせることが大切ではないかと考えました。そこで、児童生徒から電子メディアに関する啓発動画を募集し、電子メディアとの付き合い方や、SNSでの適切なコミュニケーションの取り方につきまして、児童生徒に主体的に考えさせることにより、電子メディアと上手に付き合い、情報を正しく活用するなどの情報リテラシーを習得させることを目的にコンテストを実施いたしました。
 続きまして、2の募集概要でございます。
 (1)、テーマは、電子メディアとの正しい付き合い方と致しました。
 (2)、提出作品につきましては、30秒以内の動画と致しました。
 (3)、対象者は、広島市立の小・中・高等学校、広島中等教育学校、広島特別支援学校の児童生徒と致しました。
 (4)、募集期間につきましては、令和2年9月1日から11月10日までと致しました。
 (5)、応募の結果でございます。小学生は、7校11点、中学生は、8校19点、高校生は、1校2点で合計32点の応募がありました。
 次に、(資料2ページに)参考として書いてありますが、応募校からは、「初めての試みで教師の側には戸惑いもあったが、子どもたちは大変意欲的に、また楽しそうに取り組んでいた。」、「電子メディアの問題について考えさせ、自らを振り返らせる良い機会となった。」、「題材選びからストーリづくり、撮影という一連の活動を試行錯誤しながら行うことが、電子メディアの問題を自分事として考えることにつながり、教育的に意味があった。」などの御意見をいただきました。
 3の審査結果についてですが、11月17日火曜日に審査委員会を開催し、入選作品12点を決定しました。(1)の審査基準にありますように、丸1から丸5の五つの審査項目につきまして審査を行い、丸1、丸2に適合した作品につきまして、丸3から丸5の審査項目を5段階で評価しました。審査員7名の合計点数が高い方から順に、金賞、銀賞、銅賞、入選と致しました。なお、入選作品は2点選んでおります。
 3ページを御覧ください。
 上に、(2)として入選作品を掲載しております。また、この表の下に掲載しておりますが、入選作品以外の20作品につきましても、いずれも審査基準の1、2に適合しているということで、全てを優良賞と致しました。
 ここで、委員の皆様には作品を御覧いただきたいと思います。
 まず、小学生の部の金賞です。毘沙門台小学校、毘沙門台トライクラブの皆さんの作品です。タイトルは、「正しく使おうインターネット~変われるのは自分と未来~」です。
 次に、銀賞です。鈴張小学校、片桐一修さんとその家族の作品です。タイトルは、「あなたの投稿は狙われている!?」です。
 次に、銅賞です。毘沙門台小学校3年2組の皆さんの作品です。タイトルは、「大丈夫じゃない!」です。
 次に、入選です。湯来南小学校6年5人組の皆さんの作品です。タイトルは、「ばくたちわたしたちの考える正しい付き合い方」です。
 次に、同じく入選です。可部小学校、泉賀亮佑さんの作品です。タイトルは、「インターネット詐欺について」です。
 続いて、中学生の部の金賞、広島中等教育学校の生徒さんの作品です。この方は、氏名、学年の公表を辞退されておられます。タイトルは、「守ろう、らいふ」です。
 次に、銀賞、牛田中学校PC放送部「SNS大好きガールズ」の皆さんの作品です。タイトルは、「DMを送っただけなのに」です。
 次に、銅賞、広島中等学校、片桐万優子さんの作品です。タイトルは、「スマホと時間」です。
 次に、入選、牛田中学校PC放送部「迷惑ダンサーズ」の皆さんの作品です。タイトルは、「深夜メールはdanceの始まり」です。
 次に、入選、三入中学校生徒会の皆さんの作品です。タイトルは、「~電子メディアは正しく使おう~」です。
 次に、高校生の部ですが、こちらにつきましては、金、銀、銅賞の該当がございませんでした。入選作品のみ紹介をさせていただきます。
 まず、入選作品で、広島中等学校の生徒さんの作品です。この方も氏名の公表は辞退されています。タイトルは、「支配されないで」です。
 最後に、広島中等教育学校、合田真心さんです。この方につきましては、動画の公表を辞退されていますので、上映は控えさせていただきます。タイトルは、「相手の気持ちを考えて」です。
 上映は、以上でございます。
 資料(3ページ)の(3)、審査委員からの主な意見です。
 下に参考として載せております審査委員の方々から作品につきまして御意見をいただきました。少し紹介をさせていただきます。
 作品については、「小学生は手作り感があり、ほほえましい作品が多かった。」、「中学生は短い時間の中で、伝えたいメッセージが明確に表現されている。」、「高校生は、金銀銅賞の該当作品はなかったが、(入選の)2作品ともメッセージ性があった。」、「今後は募集時期等を考慮したい。」、などです。
 次に、動画制作については、「校種や学年を問わずチャレンジでき、今どきの子どもたちに合っている。」、「親子や友達同士での取組は啓発の視点から大いに意味がある。」、「大人の手が加わった作品とそうでないものとでは、技術のレベルが違うため、次回からは審査の配点の工夫した方が良い。」などの御意見をいただきました。これらの意見につきましては、来年度の実施の際に生かしてまいりたいと思っております。
 最後に、4、入選作品の活用についてです。
 電子メディアと子どもたちとの健全な関係づくりの推進に向け、(1)、意識啓発のための作品の公開と致しまして、広島市の公式YouTube(ユーチューブ)チャンネル、Facebook(フェイスブック)などのオンラインでの公開、各区役所や青少年センターのロビー等で放映を行っております。また、(2)、学校の情報モラル教育や保護者研修会等での教材や資料として役立てていただきますよう、教育委員会LAN(ラン)のグループウェアへアップするとともに、PTA協議会等に情報提供いたしました。私の説明は以上でございます。

糸山教育長

 ただ今の説明について、御質問等がありましたらお願いします。

栗栖委員

 まず、電子メディアの啓発動画コンテストは、初めての取組ということですが、今、拝見させていただいて、非常に良い取組だと思いました。時間が30秒と短いことも良いと思いますし、表現方法がそれぞれ違うことも、主体的に考えることに繋がっていると思います。特に、友達同士や家族で考えて作った点は、非常に良いと思います。是非、これらの作品を活用していただきたいと思います。
 冒頭に育成課長から説明はありましたが、実施にいたる具体的な経緯について、もう少し具体的に教えていただけますか。

育成課長

 まず、今後、各児童生徒にタブレットが配られることになり、ますます電子メディア機器を使う機会が増えることから、児童生徒が機器を使う際の心理的なハードルがぐっと下がってくるということを考慮しました。
 そのため、生活習慣として、規則正しく上手に使うためにはどうすべきか、今一度、児童生徒に自分自身で考えてもらいたいという願いで動画を募集いたしました。

栗栖委員

 同じような取組は、既に他でも行われているのですか。それとも、広島市の独自の取組でしょうか。

育成課長

 詳細には調べておりませんので、分からないのですが、近隣では無い取組だと思っております。

栗栖委員

 なかなか良い発想だと思います。
 今回は、初めてなので、応募件数が少ない感じがするのですが、各学校には、どのようにお知らせされたのでしょうか。

育成課長

 各校種の校長会でお願いをしました。それから、電子メディアと子どもたちに関する関係者会議のメンバーとなっていただいている校長を通じて各学校に呼び掛けていただきました。また、広島市のホームページでも募集しました。
 初年度ということで、応募が少なかったということもありますし、事務局の準備期間等の都合もあり、募集期間が少し短くなりました。その辺につきましては、反省点として、来年度は、少し時期を考えて実施をしたいと思います。特に、高校生からの応募が少なかったので、高校の校長会と相談をしながら考えたいと思っております。

栗栖委員

 電子メディアとの正しい付き合い方については、10(テン)オフ運動の中でも積極的に取り組まれていて、今回のように、児童生徒が自主的に考えることは、非常にすばらしいと思いました。30秒という短い時間で表現するのは難しいと思うのですが、同時に、負担も余り無いと思います。実際にできるかできないかは分からないけれどやってみよう、と主体的に考えるきっかけになる大変良い取組だと思いますので、是非、作品を積極的に活用していただいて、来年につないでいただきたいと思います。

育成課長

 はい。ありがとうございます。

西委員

 入選作品の意識啓発に関してです。本日、中区役所1階からエレベーターで上がって来る際に、ロビーのモニター画面に作品が映されているのを観ました。
 広島市の公式YouTubeでも公開されていますが、自分からアクセスしないと見れないというのではなく、生活の中で動画に触れる機会があると良いと思いますので、チャンスを出来るだけ増やす工夫をしていただきたいと思います。

井内委員

 良い取組だと思いますし、出来栄えも素晴らしい内容だと思います。
 質問です。牛田中学校のPC放送部が応募していますが、普通の放送部とは違うのですか。

指導担当部長

 文化部が縮小傾向にある中、パソコンと放送を一緒に活動するという部活動です。牛田中学校PC放送部はよく大会にも出ていて、原爆関係や通学のかばんが重いという現状に関する動画を作っています。

井内委員

 新型コロナウイルス感染症対策のためにオンライン授業をしなければならないこともあり、社会の中でインターネットを上手く使って情報交換をする、その正しい意味での使い方を中学生ぐらいから学んでいただきたいと思います。被害者にならないためだけではなく、前向きなオンラインの使い方も学んでいただきたいと思います。動画を作って啓発する取組も良いと思いますが、オンライン会議を開催するなど、ネットを使って簡単にできる行事があろうかと思います。せっかくGIGAスクール構想で1人1台端末が整備されるのですから、これからは、上手くハイブリッドな使い方を指導していただければ良いと思います。
 動画を作成して楽しかったということで終わるのではなく、さらに1歩も2歩も進んで、オンラインで社会とのつながりができるような教育指導を先生方にもお願いしたいと思います。

伊藤委員

 主体的に制作することを、問題解決学習の中で学べる大変良い取組だと思います。また、電子メディアに慣れる良い機会だと思います。
 今後、児童生徒が1人1台タブレットを持つと、より使いやすくなりますので、授業の中でも、何かの課題として各教科や学校のチームで取り組んで出品できるように発展していけば良いと思いました。

秋田委員

 非常におもしろい取組だと思いました。以前、基町高等学校の放送部が作成した絵と動画が重なっているような原爆の映像を見させてもらったことがあります。非常に素晴らしい作品だと思います。30秒以内の良さがあるでしょうし、時間毎の良さもあると思うので、テーマや時間について、試行錯誤していただいたら良いと思います。電子メディアとの正しい付き合い方も、先生や警察から言われるより、子どもたちが実演した方が、子どもたちの心に伝わると思うので、そういう意味でもこれらの作品を活用されることは有益だと思いました。

糸山教育長

 私も、非常に出来の良い作品が多かったと思います。
 (3ページの)4、活用についてですが、多くの子どもたちに見てもらうことが大事です。
 西委員、伊藤委員、秋田委員がおっしゃったような、いろいろな形でできるだけ多くの方に見てもらえるという意味で、教育委員会LANのグループウェアと書いてありますけれども、指導部と連携して、授業の中で積極的に活用していただきたいと思います。
 それでは、本件についてはこの程度にしたいと思います。
 次に、議題2「就学援助制度の見直しについて」を議題とします。
 本件は報告案件です。内容について学事課長から説明をお願いします。

学事課長

 5ページの議題2「就学援助制度の見直しについて」を御覧ください。
 こちらの資料は、令和2年11月20日の文教委員会で報告したものです。就学援助制度は経済的理由によって、就学困難と認められる学齢児童生徒の保護者に学用品の購入や給食費に係る費用等を援助することにより、教育の機会等を保障し、義務教育の円滑な実施を図ることを目的としており、本市の認定率は平成31年度に25.8%と政令指定都市の中で最も高く、支給金額は約19億円となっております。
 1の趣旨ですが、就学援助制度の対象者は、児童生徒の保護者で生活保護を受けている者、要保護者または要保護者に準ずる程度に困窮している者、準要保護者になります。この準要保護者には、本市独自の認定基準で審査を行い、「生活状態が不安定で、経済的理由により就学困難な状態にある」などの理由により、就学援助を認定されるものがあります。この認定基準の算定式において、認定基準額の基礎となる生活保護基準額が平成元年度のままになっていること、申請者が負担する社会保険料を二重に考慮する運用になっていることの2点が課題であり、今回の見直しはこの課題の解消を図るために行うものです。
 2の見直しの内容について、(1)、認定基準額算定に用いる生活保護基準額の更新・対象項目の追加ですが、平成元年度の生活保護基準額と現在の生活保護基準額とでは乖離が生じていることから、直近の令和2年度の生活保護基準額のものに更新します。また、生活保護基準額は現行では生活扶助や住宅扶助、教育扶助の一部の合計額としておりますが、新たに、「学校給食費」、「教材代」、「交通費」を加え、生活保護の要否判定に用いられている教育扶助の全項目を算入するとともに、「学習支援費」を加えて基準額の充実を図ります。
 (2)、認定基準額の算定式に用いる係数の見直しによる社会保険料控除の重複解消についてです。
 認定基準額の算定式は、平成2年度に、算定式の基礎を生活保護基準額に変更する改正を行いました。その際、従前の認定基準額との均衡を考慮し、係数「1.13」を乗ずることとして、そのままこの算定式を用いていました。この改正から30年が経過し、現在、この係数の意義は、社会保険料の負担を考慮することにあると考えており、認定基準額と所得から社会保険料等を差し引いた審査用所得とを比較している現行の算定式は、結果として、社会保険料等を二重に考慮するものになっています。社会保険料は、加入する医療保険制度の違いにより負担額に大きな差があるため、審査用所得の算定において別途社会保険料の実額を差し引く取扱いは継続することとし、生活保護基準額に乗ずる係数を「1.13」から「1.0」とすることで、重複の解消を図ることに致します。
 6ページを御覧ください。
 3、見直しを行った場合の影響額等の試算ですが、平成31年度の実績で試算した結果、認定者数は1,060人減少、支給金額は、約8,200万円減少、減少率は、約4.4%になります。認定率は、約1.1%減少し、24.7%となりますが、引き続き、政令指定都市で最も高い認定率になります。世帯人数別影響額の試算では、人数の多い世帯の認定基準額は、見直し前と比べ、減少する結果をなっております。
 7ページを御覧ください。
 4、見直しにより対象外となる世帯に対しての経過措置についてですが、これまで就学援助を受けていた世帯が、今回の見直しにより就学援助を受けられなくなることがあった場合には、経過措置として段階的に減額して支給いたします。具体的には、1年目となる令和4年度は4分の3、2年目となる令和5年度は2分の1、3年目となる令和6年度が4分の1となります。
 5、今後のスケジュールですが、令和3年度に教育事務システムの改修を行い、令和4年4月から新制度の開始となっております。

糸山教育長

 ただ今の説明について、御質問等がありましたらお願いします。

栗栖委員

 見直しの内容の趣旨は理解できました。こういう時期ですので、見直しによって対象外となる方に対して趣旨をきちんと説明していただくと同時に、経過措置もきちんと運用していただき、スムーズに進めていただきたいと思います。

秋田委員

 私自身が申請や受給をしたことがないので、分かりにくい部分もあるのですが、前年の所得を基に申請するとなると、(所得が)変わる方もいらっしゃると思います。前年の所得を基に計算をして、ぎりぎり受給できないという場合もあり得るのかなと思います。そういった場合に、どういった救済措置などがあるのでしょうか。別の時期に再申請をして、その時点での証明などで再審査がされるなど状況に応じた柔軟な対応ができれば良いと思います。
 子どもたちが、日々安心して生活していくために、チーム学校として、一番良く見える立場でおられる担任の先生と担当部署が連携して、「何とかならないか」という声に耳を傾けていただきたいと思います。

学事課長

 今の(秋田委員の)御意見にありましたけれども、就学援助の現行の制度におきまして、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響などで失業、休業、賃金の大幅な引き下げなどで、世帯の収入が激減した方、働き先を解雇された方や廃業を余儀なくされた自営業者の方など、特別な理由で収入が激減した場合、このような方々につきましては、直近3カ月の収入を1年分に換算いたしまして、前年度と比較し、3割以上の減かつ認定基準額を下回る場合は、就学援助の対象となります。世帯の状況に応じて対応したいと考えております。

糸山教育長

 それでは、本件についてはこの程度にしたいと思います。
 次の議題3は、冒頭でお諮りしたとおり、非公開となりましたので、傍聴人、報道関係の方は、退席していただきますようお願いします。
 (非公開部分省略)

糸山教育長

 以上で議題は全て終了しました。
 これをもって、令和2年第15回広島市教育委員会議定例会を閉会します。
 

7 議決事項

議案番号

件名

議決結果

44

教職員の人事について

原案可決

45

教職員の人事について

原案可決

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