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平成30年第8回教育委員会議(6月定例会)議事録

平成30年第8回広島市教育委員会議議事録

 平成30年6月15日(金曜日)、平成30年第8回広島市教育委員会議(定例会)を教育委員室において開催した。

1 開会及び閉会に関する事項

  • 開会 午前 9時30分
  • 閉会 午前10時38分

2 教育長及び委員の出席者

  • 教育長 糸山 隆
  • 委員 井内 康輝
  • 委員 栗栖 長典
  • 委員 鈴木 由美子
  • 委員 秋田 智佳子
  • 委員 伊藤 圭子

3 事務局等の出席者

  • 教育次長(総務部長事務取扱) 荒瀬 尚美
  • 青少年育成部長 長谷 冨美
  • 学校教育部長 山本 直樹
  • 指導担当部長 野間 泰臣
  • 総務課長 山越 重範
  • 指導第二課長 松浦 泰博
  • 特別支援教育課長 児玉 安司
  • 生徒指導課いじめ対策推進担当課長 横山 善規

4 傍聴者等

 1人

5 議事日程

  • 議題1 広島市立学校児童生徒数等(平成30年5月1日現在)について(報告)
  • 議題2 平成31年度広島市立高等学校及び広島市立広島中等教育学校入学者選抜の基本方針について(議案)
  • 議題3 平成31年度広島市立広島特別支援学校高等部入学者選考の基本方針について(議案)
  • 議題4 広島市いじめ防止対策推進審議会委員の任命について(議案)【非公開】

6 議事の大要

糸山教育長

 ただ今から、平成30年第8回広島市教育委員会議定例会を開会いたします。
 本日は、傍聴の方もお見えになっておられますが、お手元にお渡ししております注意事項をよくお読みいただき、静粛に傍聴していただきますようお願いいたします。
 本日の議事録署名者は、井内委員と伊藤委員にお願いします。
 それでは、日程に入ります。
 本日の議題は、お手元の議事日程のとおりです。
 本日審議予定の議題4につきましては、広島市教育委員会会議規則第5条第1項第5号「附属機関の委員の委嘱及び任命に関すること」に該当することから、会議を非公開としたいと思いますが、御異議ございませんか。
 (異議なし)
 異議なしと認め、議題4については、非公開として審議することに決定いたしました。
 それでは、議題に入ります。
 まず、議題1「広島市立学校児童生徒数等(平成30年5月1日現在)について」を議題とします。
 本件は報告案件です。内容について、総務課長から説明をお願いします。

総務課長

 それでは、議題1「広島市立学校児童生徒数等(平成30年5月1日現在)について」御報告いたします。
 資料の2ページをお開きください。
 まず、1の幼稚園です。
 左の平成30年5月1日現在の欄を御覧いただきますと、園数19園、園児数989人、学級数46学級となっています。右の増減の欄のとおり、前年同期に比べ、園児数は88人、学級数は1学級、それぞれ減少しています。
 次に、2の小・中学校です。
 小学校につきましては、学校数142校、児童数66,051人、学級数2,580学級となっています。前年同期に比べ、児童数は339人、学級数は13学級、それぞれ増加しています。児童数の増加は、卒業生に相当する昨年度の6年生10,612人に対して、入学生の数10,922人が310人上回ったことなどによるものです。
 中学校につきましては、学校数63校、生徒数28,084人、学級数952学級となっています。前年同期に比べ、生徒数は461人、学級数は11学級、それぞれ減少しています。生徒数の減少は、卒業生に相当する昨年度の3年生9,666人に対して、入学生の数9,169人が497人下回ったことなどによるものです。
 次に、3の高等学校です。
 全日制につきましては、学校数7校、生徒数5,326人、学級数142学級となっています。前年同期に比べ、生徒数は78人、学級数は3学級、それぞれ減少しています。生徒数の減少は、安佐北高等学校において、広島中等教育学校への移行に伴い新たな生徒の募集を停止していることなどによるものです。
 定時制につきましては、学校数3校、生徒数485人、学級数15学級となっています。生徒数は、前年同期に比べ、125人増加しています。これは、本年4月の広島みらい創生高等学校の開校に伴い、広島工業高等学校の定時制及び大手町商業高等学校において、新たな生徒の募集を停止した一方、広島みらい創生高等学校のフレキシブル課程平日登校コースにおいて、それを上回る生徒240人が入学したことなどによるものです。一方、学級数は、前年同期に比べ、5学級減少しています。これは、広島みらい創生高等学校については、学級単位の編成を行っていないため、開校に伴う学級数の増加はない一方、広島工業高等学校の定時制及び大手町商業高等学校については、募集停止に伴い学級数が減少したことによるものです。
 通信制につきましては、学校数1校、生徒数261人となっています。生徒数は、広島みらい創生高等学校の開校に伴い、フレキシブル課程通信教育コースの入学生を新たに計上したものです。学級数については、先ほど申し上げたとおり、学級単位の編成を行っていないため、開校に伴う計上はありません。
 なお、高等学校の学校数を計11校としていますが、広島工業高等学校は全日制及び定時制に、広島みらい創生高等学校は定時制及び通信制に、それぞれ計上していますので、実数としては9校となります。
 次に、4の中等教育学校です。
 学校数は、広島中等教育学校の1校であり、生徒数585人、学級数20学級となっています。広島中等教育学校につきましては、平成26年4月の開校から、本年度で5年目を迎え、学年進行などにより、前年同期に比べ、生徒数は116人、学級数は4学級、それぞれ増加しています。
 最後に、5の特別支援学校です。
 学校数は、広島特別支援学校の1校です。
 このうち小学部につきましては、児童数146人、学級数38学級となっています。前年同期に比べ、児童数は22人、学級数は3学級、それぞれ増加しています。
 中学部につきましては、生徒数97人、学級数22学級となっています。前年同期に比べ、生徒数は8人、学級数は2学級、それぞれ減少しています。
 高等部につきましては、生徒数284人、学級数43学級となっています。前年同期に比べ、生徒数が1人減少しています。
 学校全体では、児童生徒数527人、学級数103学級となっています。前年同期に比べ、児童生徒数は13人、学級数は1学級、それぞれ増加しています。
 議題1の説明は以上です。

糸山教育長

 はい、ありがとうございました。
 ただ今の説明について、御質問等がございましたらお願いします。

鈴木委員

 2の小・中学校ですが、先ほど御説明いただきましたように、中学校が461人減少しており、入学生が少なかったとお聞きしたのですが、それは、その学年の特徴といいますか、自然な形で少ないのか、それとも、中学校入学に関して、学年として、別の選択肢が多かったのかということをお聞きしたいと思います。

総務課長

 住民基本台帳による広島市の学齢期の人口分布を見ますと、先ほど御説明させていただきましたとおり、中学校につきましては、昨年度の3年生に相当する現在満15歳の人口の方が、今年度の新1年生に相当する現在満12歳の人口を上回っている関係で、今回、減少傾向になっているということで、そういった人口の増減による影響が、そのまま児童生徒数の状況に現れているということになっております。

鈴木委員

 その減少傾向というのは、この学年特有なのか、それとも、やはり全体を見た時に減少傾向があるのかというのが分かりましたらお願いします。

総務課長

 もう一つ、出生数を見ますと、やはり平成17年生まれの子どもが全国でも低い状況になっております。平成29年まで傾向としては下がっているのですが、ちょうど今年度の新1年生に当たる平成17年生まれが谷になっています。

鈴木委員

 はい、分かりました。特別、何か理由があったということではなくて、自然な問題なのだということで了解しました。ありがとうございました。

井内委員

 今の質問と関連するのですが、逆に小学校は339人増えていますよね。先ほどの御説明では、卒業していった6年生より、入ってきた1年生が多かったとおっしゃったのですが、この傾向というのは、今後も続くのでしょうか。毎年、小学校はこのように増えていくのか。今が谷だとおっしゃったのですが、そうなのか、やはり長い目で見れば少子化の影響で低減していくのか。今回は増えていて驚いたので、ちょっとお聞きします。

総務課長

 まず、今の6年生に当たる満11歳が平成30年4月現在で11,329人、来年度1年生になる満5歳が11,158人ですので、これを比べると、来年度は減少するということになります。次の年で見ると、今の5年生に相当する満10歳が11,525人、再来年度1年生になる満4歳児が10,887人ですので、更に減少という傾向が、この数値からは出てくると思います。

井内委員

 やはり長い目で見ると、減少傾向に変わりはないということですね。

糸山教育長

 出生数のデータはありますか。
 多分、短期的には凸凹があります。我々の年齢でも、歳によって親世代の人口が多い年と少ない年がありますが、幸いにして広島市は出生率は徐々に徐々に上がってきてはいますが、絶対数の出生数は少しずつ落ちてきているという傾向で、それは多分、長期的に見れば凸凹をしながらも少しずつ減少していくという状態にもう入りかけているのではないかという気はしているのですが、どうでしょう。

総務課長

 絶対数の出生数で言いましても、毎年減少を続けておりまして、平成25年までは11,000人台だったのですが、平成26年からは10,000人台になっておりまして、毎年約100人ずつ減少しているような状況が統計上は出ております。

糸山教育長

 恐らく、井内委員がおっしゃたように、長期的に見れば徐々に徐々に減っていきますし、中学校になれば、今度は、私学にかなり流れていきますから、私学の定数がもし変わらないとするならば、もっと落ちてくるかもしれません。大きく見ればそういう動きだと思われます。ただ、本当に幸いにして広島市の場合は、徐々に徐々にということで、地域差は非常にあるのですが、全体ではそういう傾向にあります。

秋田委員

 高等学校の全日制の人数の中には、在籍はしているけど登校できていなくて、フリースクールなどに行っている人も入っているのですか。

指導担当部長

 籍があれば、入っています。

秋田委員

 それは、不登校の統計と合わせて見れば、見えてくるということですかね。在籍としては5,326人いるけれども、そのうち不登校の人が何人かいて、そのうちの何割かがフリースクールに行っているというような形になりますか。

指導担当部長

 そういうことになります。

秋田委員

 先ほどおっしゃったように、そのうち何人が私学に行っていて、何人が公立に行っていて、私学に行っている人の割合がこのように増えているというような統計は存在するのですか。

指導担当部長

 それは、それぞれの学校の種類ごとにあります。

秋田委員

 これから私学も生き残りを懸けて、少子化の中で何とか維持していくとすれば、公立の生徒数がどんどん減っていく可能性もあるということですかね。

指導担当部長

 それは、県教育委員会と私どもと私学の方で定員の調整をする会議がございますので、その中で中長期的な視野も含めながら検討していくことになります。

伊藤委員

 幼稚園の園児数が88人減少しているということですが、これもやはり人口統計の関係で少しずつ減ったということなのか、それとも保育園や認定こども園に行く子どもが増えたということなのか、どうなのでしょうか。

総務課長

 幼稚園についてはいろいろな要素があるものですから、単純に人口との比較では説明できない部分があります。今、手元に園別の園児数がありますが、園児数が減少しているのが、緑井、大町、瀬野、山本の四つの園で、緑井が18人、大町が13人、瀬野が11人、山本が8人、それぞれ減少しております。

糸山教育長

 これは1割近く減っていますので、要素で言うと、保育園では待機児童対策を行って定数枠を量的にどんどん広げていこうという動きをしていますので、それならば、子どもを預けて少しでも働ける保育園を選択しようというような動きが、この現象を加速させていると思います。
 あとは、年変動で減ったり増えたりがありますが、そういう意味では、市立幼稚園は、もう長期的というより、現に毎年どんどん減少しているというのが実態でして、市立幼稚園はお迎え制ですが、私立幼稚園は通園バスを走らせて、少々遠方でも受け入れているというような状況もあり、市立幼稚園の園児数はかなりのスピードで減少しているというのが実態です。

伊藤委員

 はい、分かりました。

糸山教育長

 本件については、この程度にしたいと思います。
 次に、議題2「平成31年度広島市立高等学校及び広島市立広島中等教育学校入学者選抜の基本方針について」を議題とします。
 本件は、審議案件が3件となっています。
 議案第18号「平成31年度広島市立高等学校(広島市立広島みらい創生高等学校を除く)入学者選抜の基本方針」、議案第19号「平成31年度広島市立広島みらい創生高等学校入学者選抜の基本方針」、議案第20号「平成31年度広島市立広島中等教育学校入学者選抜の基本方針」の3件です。
 それでは、内容について指導第二課長から一括して説明を受けた後、審議を行うことといたします。

指導第二課長

 資料3ページの議題2「平成31年度広島市立高等学校及び広島市立広島中等教育学校入学者選抜の基本方針について」を御覧ください。
 本議案につきましては、1の議案第18号「平成31年度広島市立高等学校(広島市立広島みらい創生高等学校を除く)入学者選抜の基本方針」、2の議案第19号「平成31年度広島市立広島みらい創生高等学校入学者選抜の基本方針」、3の議案第20号「平成31年度広島市立広島中等教育学校入学者選抜の基本方針」の3件について御審議いただくものです。
 それでは、資料4ページを御覧ください。
 議案第18号「平成31年度広島市立高等学校(広島市立広島みらい創生高等学校を除く)入学者選抜の基本方針」について御説明いたします。
 この基本方針につきましては、小学生及び中学生の進路選択に混乱を来さぬよう、本市教育委員会が広島県教育委員会と連携調整の上で策定を行っております。広島みらい創生高等学校を除く各市立高等学校は、この基本方針に基づいて実施要項を定め、入学者選抜を行うこととしております。
 なお、広島みらい創生高等学校入学者選抜の基本方針については、別に定めることとしておりますので、後ほど御説明をさせていただきます。
 まず、第1、全日制の課程、1、選抜1について御説明いたします。
 (1)選抜の方法につきましては、ア、推薦書及び志望理由書、イ、調査書、ウ、面接のほか、エとしまして、高等学校長は、各高等学校、課程、学科等の特色に応じ、学力検査以外の独自の選抜方法を実施することができるとしています。
 (2)合格者の決定につきましては、(1)の結果を総合的に判断して決定するとしております。
 次に、2、選抜2について御説明いたします。
 (1)選抜の方法につきましては、ア、一般学力検査、イ、調査書のほか、各高等学校、課程、学科等の特色に応じ、ウとしまして、面接及び実技検査、エとしまして、自校作成問題による学力検査を実施できるとしております。
 なお、ア、一般学力検査の(オ)の、「検査問題は、平成20年文部科学省告示の中学校学習指導要領」の後に、括弧書きで「平成30年度中学校第3学年において新中学校学習指導要領を先行実施する部分を含む。」とありますが、こちらは、学習指導要領の改訂に伴い、今年度から付け加えられた文言でございます。ちなみに、平成31年度入学者選抜において、中学校第3学年に関係する内容は社会科のみで、具体的には、歴史的分野の「富国強兵、殖産興業政策」と、公民的分野の「世界平和と人類の福祉の増大」の二つの単元における「我が国の領土、領域」に係る内容となります。
 続きまして、(2)合格者の決定につきましては、一般学力検査及び調査書を総合的に判断して決定することとしております。
 次に、3、選抜3について御説明いたします。
 選抜1及び選抜2の結果、合格者の数が入学定員に満たない場合に実施するとしています。
 (1)選抜の方法につきましては、ア、調査書、イ、作文及び面接としています。
 (2)合格者の決定につきましては、(1)の結果を総合的に判断して決定することとしております。
 なお、昨年度の入学者選抜基本方針との変更点の比較を7ページに記載しておりますが、変更点は、年度が変わった点と、先ほど御説明しました、2、(1)、ア、(オ)の検査問題に、新中学校学習指導要領を先行実施する部分を含むという文言が加わっている点でございます。それ以外の変更点はございません。
 続きまして、8ページを御覧ください。
 次に、議案第19号「平成31年度広島市立広島みらい創生高等学校入学者選抜の基本方針」について御説明いたします。
 基本的な枠組みにつきましては、広島市立高等学校(広島市立広島みらい創生高等学校を除く)入学者選抜の基本方針に準じたものとして作成しておりますので、広島みらい創生高等学校の特色を反映した部分を中心に御説明いたします。
 広島みらい創生高等学校では、選抜1、選抜2、選抜3に加え、秋季入学のための選抜を実施いたします。
 1、選抜1について御説明いたします。
 選抜1につきましては、高等学校長が必要と認める場合、中学校長等の推薦を受けた者に対し実施することができるとしており、本選抜に関しては、フレキシブル課程としての特色を踏まえ、二つの課程を一括して実施するとしております。
 (1)選抜の方法につきましては、広島市立高等学校入学者選抜の基本方針に準じています。
 (2)合格者の決定につきましては、(1)の結果を総合的に判断して決定し、合格者は志望に応じて各課程に振り分けるとしています。
 次に、2、選抜2について御説明いたします。
 (1)選抜の方法につきましては、広島市立高等学校(広島市立広島みらい創生高等学校を除く)入学者選抜の基本方針に準じていますが、オ、その他として、平成31年4月1日現在で満20歳以上の者については、その申請により、一般学力検査に代えて作文及び面接を実施することができるとしております。
 (2)合格者の決定につきましては、広島市立高等学校(広島市立広島みらい創生高等学校を除く)入学者選抜の基本方針に準じています。
 次に、3、選抜3について御説明いたします。
 選抜1及び選抜2の結果、合格者の数が入学定員に満たない場合に実施するとし、出願については、選抜3を実施する他校との併願を可能とするとしております。
 (1)の選抜の方法、(2)の合格者の決定につきましては、広島市立高等学校(広島市立広島みらい創生高等学校を除く)入学者選抜の基本方針に準じています。
 次に、4、秋季入学のための選抜について御説明いたします。
 高等学校長は、別に定める秋季入学のための定員の範囲内で、面接及び学校独自の選抜方法の実施結果並びに出願書類を総合的に判断して選抜するとしています。
 なお、昨年度の入学者選抜の基本方針との変更点の比較を11ページに記載しておりますので御参照ください。
 広島市立広島みらい創生高等学校入学者選抜の基本方針についての説明は、以上でございます。
 次に、12ページを御覧ください。
 議案第20号「平成31年度広島市立広島中等教育学校入学者選抜の基本方針」について御説明いたします。
 広島市立広島中等教育学校については、中高一貫教育の特色に配慮しつつ、志願者の意欲、適性等を判断して行うものとしております。
 1、選抜の方法は、(1)から(4)までございます。
 (1)適性検査は、適性検査1、適性検査2の2種類あり、(ア)の適性検査1は、テーマに基づいて文章等で表現する検査、(イ)の適性検査2は、資料等を基に課題を解決する検査となっております。
 (2)面接は、中等教育学校の6年間の教育に対する意欲や適性を判断するために実施いたします。
 (3)志望理由書は、中等教育学校6年間の教育に対する意欲や適性を判断するための資料とする目的で提出を求めるものです。
 (4)調査書は、小学校長が指導要録に基づき作成したものとしております。
 2、合格者の決定は、上記1の(1)から(4)の結果を総合的に判断して行います。
 なお、入学定員は120名としております。
 昨年度の入学者選抜の基本方針との変更点の比較を13ページに記載しております。こちらは年度のみが変更となっております。
 また、14ページには、参考資料として、「平成30年度広島市立高等学校及び広島中等教育学校の入学者状況について」を添付しておりますので、後ほど御覧いただけたらと思います。
 以上、議案第18号、議案第19号、議案第20号について、御審議のほど、よろしくお願いいたします。

糸山教育長

 それでは、審議に入ります。
 ただ今の説明について、御意見、御質問等がございましたらお願いします。

栗栖委員

 この基本方針は、基本的には昨年度と大きな変更は無いということでよろしいですね。

指導第二課長

 はい、大きな変更はございません。

栗栖委員

 基本方針は、これでよろしいと思います。
 1点、確認なのですが、大学入試では、入試問題に間違いがあって、追加の合格者を出すなどの問題が出ていますが、検査問題に関して、そういうことが起きないための工夫や対策のようなものは行っていらっしゃるのでしょうか。

指導第二課長

 広島県内の公立高等学校の入学者選抜の検査問題につきましては、県教育委員会が作成しておりますので、そちらの方で厳重なチェックを行っております。

栗栖委員

 大学入試では、入試問題の解答を公表することについて、現在、各大学で検討している状況なのですが、検査問題の解答は公表されているのですか。

指導第二課長

 正答例を公表しております。

栗栖委員

 正答例を公表されているのですね。
 「独自の選抜方法を実施することができる」とか「自校が作成した検査問題により学力検査を実施することができる」というように、各校によって独自の方法や問題を出されているようなケースが実際にあるのですか。

指導第二課長

 自校作成の検査問題につきましては、広島市立の高等学校では実施しておりません。

栗栖委員

 それは無いのですか。

指導第二課長

 はい。

指導担当部長

 今の栗栖委員の御質問にありました、独自に自校で作成している検査問題というのは無いのですが、広島中等教育学校におきましては適性検査を実施しており、これは学校独自に作成しております。教育委員会事務局できちんとチェックをしながら作成しているのですが、実は、昨年度、報道にもありましたが、一部、単位の表記が不適当で、実生活とかけ離れた解答になったということがありました。

栗栖委員

 ありましたね。

指導担当部長

 それを受けて、そういうことが無いように、学校の方でもしっかりチェックをいたしますし、私どもの方でもチェックをして、受検者が混乱を来さないような体制を整えます。

糸山教育長

 昨年度、そういうことがありました。チェックをしていると言いながらも、一旦、問題は全部解いているのですが、解いた後、誤びゅう訂正的なことをやったときに間違えたということがあるので、そういうことも無いようなチェック体制を、今年に入ってやっております。よく気を付けます。

栗栖委員

 そうですね。その辺はやはり生徒にとっては重要になってきますので、しっかり対応していただければと思います。

指導担当部長

 はい。

鈴木委員

 8ページですが、方針については特に問題は無いのですが、1の(2)の合格者の決定のところで、「志望に応じて、各課程に振り分ける」とありますが、大体は第1志望で振り分けることができるのか、第2志望、第3志望なども振り分けて、なるべく志望に沿うような形を取られているのかということをお聞きしたいと思います。

指導第二課長

 選抜1については、第1志望で入学しています。

鈴木委員

 そうなのですか。
 この学校は、学び直しをするような学校だと思いますので、なるべく志望に沿うということが、まず動機付けとして大事だと思いますので、なるべく志望に沿うということを重視していただければと思います。ありがとうございます。

井内委員

 14ページの表についてお伺いしたいのですが、選抜1と選抜2の割合ですが、(普通科では、)入学者数に対して選抜1の定員が20%となっていますよね。その割合というのは、動かすというか、状況を見ながら変えていくという考えはあるのですか。それとも、もうこれはフィックスした考えで、このとおり経年的にやっていくということなのですか。

指導第二課長

 普通科につきましては、定員の20%以内で各学校が設定できるとなっておりますので、例年、20%になっております。

井内委員

 大体、マキシマムの20%ということになっているのですね。

指導第二課長

 そうです。

井内委員

 その20%以内というのは、教育委員会で決めているのですか。

指導第二課長

 これは各学校が決めております。

井内委員

 学校が決めているのですか。

指導第二課長

 はい。

糸山教育長

 いや、20%以内という基準のことです。

井内委員

 基準は、どこが決めているのですか。

指導第二課長

 基準は、教育委員会で決めております。

井内委員

 教育委員会で決めているわけですね。
 単に数字だけを見てはいけないのですが、選抜2の競争率がかなり低いところがありますよね。そこで、2番目の質問なのですが、例えば、広島工業高等学校の全日制の環境設備は、20人の定員に対して21人しか応募していませんよね。倍率が極めて低いのですが、合格最低基準というのはあるのですか。つまり、この点数以下はだめというようなことは、やっているのですか。そうすれば、定員割れをする場合もあるかもしれません。そういう基準は設けておられるのですか。それとも、とにかく20人の定員だったら、20番までは全部採るということなのですか。

指導第二課長

 選抜の内容を総合的に判断して合否を決定することになりますが、その中で、それぞれの学校で基準を設けているということになります。

井内委員

 学校長に一任というか、各学校単位で、それぞれ総合的に判断という格好で決めておられるということですね。

指導第二課長

 はい。

井内委員

 この子なら付いてこれるとか、付いてこれないとか、そのような判断はそこでやっておられるということなのですね。

指導第二課長

 はい。

井内委員

 選抜1の競争率は高くて、選抜2の方が低いという一般的な傾向がありますよね。
 選抜1と選抜2は併願できるのですか。選抜1に願書を出しているが、選抜2にも出しているということができるのですか。

指導第二課長

 できます。

井内委員

 あり得るわけですね。

指導第二課長

 はい、あり得ます。

井内委員

 そうすると、選抜1で合格しなかった方は、選抜2へ行ってもよさそうなのだけど、何でこんなに競争率が低いのかが、単純に疑問なのですが。選抜1で駄目だったら、もう私立の方へ行ってしまうということなのですか。

指導第二課長

 選抜1と選抜2の定員数との関係もあるかもしれないですが、選抜1で駄目だったら選抜2で受けると思いますし、また、選抜1で駄目だったら他の学校へ希望を変更するといったこともあるかもしれません。

井内委員

 選抜2の競争率が低いので、どうしてかなと単純に疑問を持つのです。選抜1で駄目だったら、選抜2でもう一回受けてもいいのではないかと思うのだけど、そうではないという。

指導第二課長

 必ずしもそうではないです。

井内委員

 その辺の子どもたちの気持ちがちょっとよく理解できなかったので。どうしてもここに行きたいというのであれば、チャレンジしてもいいのではないかという気がするのですが。いろいろな事情があるので、ここで議論するのはあまりふさわしいことではないのかもしれないけれど、何となく、この選抜1の推薦と、選抜2の学力考査と、2段にしている意味合いを、その割合も含めて、少し考えてみてもいいのではないかという気がしたので。それを今、直ちに変えなさいと言っているつもりはなくて、そういう議論も必要なのではないかと感じたので、また考えてみていただければと思います。以上です。

糸山教育長

 私の方から、今の補足を。
 定員内不合格がここ近年で出たことがありますか。今、井内委員がおっしゃったのは、そういう意味合いですよね。

井内委員

 そうですね。

指導第二課長

 選抜2では、定員内不合格というのは出しておりません。

糸山教育長

 選抜2では出していないということは、それぞれの校長が総合的に見て、当該学校の教育を受けるに足る能力・適性があるということを判断したということですね。

井内委員

 合格させていると。

糸山教育長

 合格させているという現状ですね。
 もう一点、井内委員がおっしゃったことで、数字を眺める限りにおいては、選抜1で不合格となった生徒は選抜2の志願者数の内数にはなっているので、数字として拾われて出ているのかなという気はします。普通科については、選抜1の定員は2割になっていますが、広島工業高等学校などは、選抜1の定員が5割になっていますので、そういうところから考えると、今後の様子や状況を見ながら検討していく必要があります。

井内委員

 まあ、この辺は歴史的というか、ずっとやってこられた経験で、各学校にノウハウがおありになるのだろうし、それで入った子どもがどうなったかということも、もちろん確認されているのだろうから、一概に、ここで数字だけを見てああだこうだというのがふさわしいと思っているわけではないのですが、もしも問題点があるとすれば、できるだけ不本意な学校へ行かなくて済むように、うまく調整すれば入れそうな子が、入れないというようなことにならないようにしてあげたいという気持ちがあります。そういう趣旨です。

指導第二課長

 はい。

秋田委員

 9ページのオのその他に、満20歳以上の者について、一般学力検査に代えて作文及び面接を実施することができるとあるのですが、定時制などは、満20歳以上の人が受検する可能性も高いと思うのですが、実際に昨年度、この満20歳以上の受検者は何人ぐらいいたのですか。

指導第二課長

 満20歳以上で、この制度を利用して受検した人数につきましては、平日登校コースが3人で、通信教育コースが2人、合わせて5人がこの制度を使って検査を受けております。

秋田委員

 是非、学び直しをしてもらえたらと思います。

指導第二課長

 はい。

秋田委員

 周知していると思うのですが、どの程度、周知しているのかが分からなかったので。

伊藤委員

 今のオのその他のところですが、「一般学力検査に代えて作文及び面接を実施する」ということは、「代えて」ということですので、作文と面接によって学力を判断するということですが、その内容は、やはり口頭試問的なものも入るのでしょうか。それとも、作文と面接のみで、それにある程度の選考基準があるのでしょうか。

指導第二課長

 中身につきましては、作文と面接のみということで、学力検査的なものではございません。

伊藤委員

 それでは、作文と面接を見て、これからやっていけそうだなというように判断されるのですか。

指導第二課長

 そうです。そういったところも総合的に判断していくということになります。

伊藤委員

 はい、分かりました。

糸山教育長

 それでは、お諮りいたします。
 議案第18号「平成31年度広島市立高等学校(広島市立広島みらい創生高等学校を除く)入学者選抜の基本方針」、議案第19号「平成31年度広島市立広島みらい創生高等学校入学者選抜の基本方針」、議案第20号「平成31年度広島市立広島中等教育学校入学者選抜の基本方針」について、原案どおり可決することで御異議ございませんか。
 (異議なし)
 異議なしと認め、本件は、原案どおり可決することに決定いたしました。
 次に、議題3の議案第21号「平成31年度広島市立広島特別支援学校高等部入学者選考の基本方針について」を議題とします。
 本件は審議案件です。内容について、特別支援教育課長から説明をお願いします。

特別支援教育課長

 議案第21号「平成31年度広島市立広島特別支援学校高等部入学者選考の基本方針について」御説明いたします。
 広島特別支援学校高等部におきましては、平成24年度の入学者選考より基本方針を定め、それに基づき高等部入学者選考実施要項を作成し、選考を実施しております。
 それでは、15ページを御覧ください。
 平成31年度の基本方針につきましては、昨年度の基本方針と内容に変更点は無く、年度のみの変更となっております。
 特別支援学校の入学者選考は、普通科及び普通科職業コースの特色に配慮しつつ、その教育を受けるに足る能力・適性等を判定して行うものとしております。特別支援学校におきましては、受検者が入学後、個に応じた適切な教育を受けるための参考資料とすることを主たる目的として、この入学者選考を実施しております。能力・適性等を判定はしているものの、希望する者全員が特別支援学校に入学していることから、高等学校の入学者選抜とは若干性質が異なっており、入学者選考という文言を使用しております。
 第1、入学者の募集、1、選考の方法でございますが、(1)の職業コースを除く普通科では、ア、学力検査、イ、面接、ウ、その他としております。アの学力検査の実施教科は、国語と数学の2教科としておりますが、特別支援学校や特別支援学級では様々な教育課程が存在することから、中学校又は特別支援学校中学部において履修した教科に応じて、実施教科の一部又は全部を実施しないことができるとしております。イ、面接、ウ、その他につきましては、資料の方を御覧いただきたいと思います。
 次に、(2)普通科職業コースにつきましては、ア、学力検査、16ページを御覧いただきまして、イ、作業・運動能力検査、ウ、面接としております。アの学力検査の実施教科は、国語と数学の2教科でございます。イ、作業・運動能力検査、ウ、面接につきましては、資料の方を御覧ください。
 2、合格者の決定につきましては、普通科及び普通科職業コースにおいて実施しました学力検査などの結果及び面接の結果を総合的に判断して決定いたします。
 なお、平成30年度入学者選考の結果につきましては、18ページの「平成30年度広島市立広島特別支援学校高等部の入学者状況について」を御覧いただければと思います。

 2、入学者選考の方法につきましては、平成28年度入学者選考から、検査時間や配点を変更いたしまして、より人物重視で普通科職業コースの入学者選考を行うことができ、学校からは、生徒が入学時から一般就職への意識が高く、日々の学習や厳しい作業活動にも意欲的、積極的にたくましく取り組む様子が見られ、達成感を味わう中で、就労への自信の芽生えにつながっていると聞いております。
 3、入学者数等につきましては、記載のとおりとなっております。
 以上で、「平成31年度広島市立広島特別支援学校高等部入学者選考の基本方針について」の説明を終わります。御審議のほど、よろしくお願いいたします。

糸山教育長

 はい、ありがとうございました。
 それでは、審議に入ります。
 ただ今の説明について、御意見、御質問等がございましたらお願いします。

栗栖委員

 基本方針はこれでよろしいと思います。
 職業コースの入学定員の16名というのは、もう動かすようなことはないのですか。

特別支援教育課長

 この件につきましては、これまでも御意見を頂いているところでございますが、特別支援学校の児童生徒数が増えておりまして、その増加対策にこれから取り組むことにしておりますが、それに合わせて、職業コースの定員等についても検討してまいりたいと考えております。
 ちなみに、平成30年度の受検者数が27名で、倍率に直して1.69倍です。これを3クラスにすると、かなり数値は下がってくると思うのですが、いずれにいたしましても、今後、できるだけ希望する者は受け入れられるように検討してまいりたいと考えております。

栗栖委員

 受入れ態勢のことなどいろいろあろうかと思うのですが、できるだけ生徒の希望に沿えるような形で運営できたらいいと思いますので、また、検討をお願いしたいと思います。

特別支援教育課長

 はい。

鈴木委員

 この学校は選考だということでしたので、できる限り選考までに準備してもらうことが大事ではないかと思うのですが、例えば、平成30年度の状況を見ますと、普通科ではラジオ体操や運動系ゲーム等を行っていたり、職業コースの作業能力検査として事務・物流系作業があったり、運動能力検査として体操や上体起こしが行われていたりするのですが、こういった過去問は公表されていらっしゃるのでしょうか。

特別支援教育課長

 入学者選考の内容につきましては、学校のホームページで公開しておりますし、また、説明会の時に、こんなことをやっていますということを各中学校に対して説明しておりますので、中学校の方ではそれらを踏まえて、そういった子どもたちについては、日々の学習の中できちんと反映できるように取り組んでおります。

鈴木委員

 例えば、選抜して優劣をというよりも、準備してもらって、入ってからなじみやすくするということが課題だと思いますので、公開等をしていただければと思います。よろしくお願いします。

特別支援教育課長

 はい。

秋田委員

 以前、学校を見学させてもらいましたので、その時に説明があったかもしれないのですが、この高等部の普通科から大学へ進学する方はいらっしゃいますか。

特別支援教育課長

 今のところ、大学に進学したという例は無いと思います。特別支援学校でも、聴覚障害や視覚障害については、大学へ進学されるケースはあるのですが、知的障害の特別支援学校から大学へ進学というのは、本市の学校については、まだ今のところそういった人はいません。

秋田委員

 保護者からの要望などはあるのですか。

特別支援教育課長

 受験をすること自体は、資格は有しております。ただ、受験したいという方がいるとは聞いてはおりません。

秋田委員

 はい、分かりました。

糸山教育長

 確認ですが、特別支援学校は、卒業をもって、一般的な大学入試に必要な高等学校卒業資格というのは大丈夫なのですか。

特別支援教育課長

 高等学校卒業者ではないですが、あくまでも特別支援学校の高等部卒業ということにはなりますが、大学を受験する資格は有しております。

糸山教育長

 それは、大丈夫なわけですね。そうすると、やはり力ですね。

井内委員

 一点だけ。先ほどの議題1の生徒数から見ると、中学部よりも高等部の方が児童生徒数が多いですよね。2倍以上になります。中学部は5月1日現在で97人だけど、高等部は284人。2倍以上、3倍いかないくらいです。それで、平成30年度の入学者数が94名です。これに3を掛けると二百八十何名になりますよね。だから、毎年このくらいが入学してくるのだろうと思うのですが、中学部からそのまま高等部へ上がる子と、恐らく、一般の中学校にいた子が入学してくるのだろうと思うのですが、この差はどうなのでしょうか。つまり、中学部から上がった子とそうでない所からきた子は、全く差が無いのか、あるいは受検をさせたときの感じでいえば、やはり中学部から上がってきた子の方がなじみやすいとか、学校でやろうとしていることに適しているとか、一般的にそういう傾向があるのでしょうか。

特別支援教育課長

 今年度の入学者数等については、18ページに記載しておりますが、昨年度の受検者数が94名となっておりまして、そのうち特別支援学校の中学部、いわゆる内部生が41名おります。94名のうち27名が職業コースを受検しており、うち1名ほど内部から上がった生徒が受検をしております。残念ながら、その1名は職業コースの合格には至りませんでしたが、最終的に40名ほどが入学しておりますので、今年については、半分より少し少ない数が内部生で、半分以上が外部の中学校の特別支援学級等を経て入学してきております。毎年、多少の差はあるものの、大体同じようになっております。

井内委員

 大体、半分半分と見ていいのですか。

特別支援教育課長

 比率では、半分半分くらいの人数で推移しております。

井内委員

 受検者数と合格者数は同じだから、不合格になることはないのですね。希望すれば、中学部にいた子が高等部に行くのは難しいことではないのですね。

特別支援教育課長

 はい、行けます。

井内委員

 全員合格しているということは、外部からの子は、受検する前にちゃんとした相談ができているということですか。

特別支援教育課長

 はい、そうです。基本的には、先ほどもおっしゃられたように、一応、選考という形を採っておりますので、できる限り受け入れるということでやっております。ただし、職業コースについては、やはり一般就労を目指しておりますので、そういった意味では、本人のやる気や適性をしっかり見させていただいております。

井内委員

 内部生より中学校の特別支援学級等から来た子の方が、職業コースへ行く可能性が高いわけですね。中学部から受検した子は合格しなかったということであれば、ほとんどが外部の中学校からの子ということになりますね。

特別支援教育課長

 そうですね。基本的に、中学部におりました生徒は、小学部から中学部と上がってきておりますので、一概には言えませんが、障害の程度が中学校の特別支援学級等の子よりは重いということになります。障害の程度の重い子が内部生で、外部からの子が、やはり軽い子が多いということです。

井内委員

 そのように整理をしておけばいいのですね。分かりました。

伊藤委員

 今の職業コースの入学者数の16名ですが、特別支援学校の中学部からは入学していないということですが、地域の中学校の特別支援学級の方がほとんどですか。それとも、通常の学級に在籍されていた方も、この16名の中に含まれているのでしょうか。

特別支援教育課長

 基本的には特別支援学級の子なのですが、中には、療育手帳を持っているけれど通常の学級に在籍しているお子さんもまれにおられまして、その方が受検されるということもあります。入学されたことも、確かあったと思います。しかし、その数は極めて少ないということです。

伊藤委員

 職業コースの学力検査の内容を見ますと、特別支援学級ではこれに準じたような準備をいろいろとすることは可能かもしれませんが、通常の学級ではこういう準備をする場がなかなか少ないかなと思ったので、お伺いしました。

糸山教育長

 その他、いかがでしょうか。
 それでは、お諮りいたします。
 議案第21号「平成31年度広島市立広島特別支援学校高等部入学者選考の基本方針について」原案どおり可決ということで御異議ございませんか。
 (異議なし)
 異議なしと認め、本件は、原案どおり可決することに決定いたしました。
 次の議題4は、先ほどお諮りしたとおり、非公開となりましたので、傍聴人、報道関係の方はここで退席していただきますようお願いいたします。

 (非公開部分省略)

糸山教育長

 以上で、議題は全て終了いたしました。
 これをもって、平成30年第8回広島市教育委員会議定例会を閉会いたします。

7 議決事項

議案番号 件名 議決結果
18 平成31年度広島市立高等学校(広島市立広島みらい創生高等学校を除く)入学者選抜の基本方針 原案可決
19 平成31年度広島市立広島みらい創生高等学校入学者選抜の基本方針 原案可決
20 平成31年度広島市立広島中等教育学校入学者選抜の基本方針 原案可決
21 平成31年度広島市立広島特別支援学校高等部入学者選考の基本方針について 原案可決
22 広島市いじめ防止対策推進審議会委員の任命について 原案可決

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