ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 トップページ > 分類でさがす > くらし・手続き > 教育 > 広島市教育委員会 > 教育委員会 > 教育委員会のご案内 > 平成29年第10回教育委員会議(7月定例会)議事録

本文

ページ番号:0000017423更新日:2019年10月21日更新印刷ページ表示

平成29年第10回教育委員会議(7月定例会)議事録

平成29年第10回広島市教育委員会議議事録

 平成29年7月26日(水曜日)、平成29年第10回広島市教育委員会議(定例会)を教育委員室において開催した。

1 開会及び閉会に関する事項

  • 開会 午前 9時30分
  • 閉会 午前10時17分

2 教育長及び委員の出席者

  • 教育長 糸山 隆
  • 委員 井内 康輝
  • 委員 溝部 ちづ子
  • 委員 栗栖 長典
  • 委員 鈴木 由美子
  • 委員 秋田 智佳子

3 事務局等の出席者

  • 教育次長(総務部長事務取扱) 政氏 昭夫
  • 青少年育成部長 荒瀬 尚美
  • 学校教育部長 山本 直樹
  • 指導担当部長 湧田 耕辰
  • 教育センター所長 市川 昭彦
  • 総務課長 山越 重範
  • 育成課長 廣田 稔之
  • 市民局生涯学習課長 笹口八恵美
  • 市民局文化スポーツ部文化振興課文化財担当課長 片山 和哉

4 傍聴者等

 1人

5 議事日程

  • 議題1 青少年交流事業の開催について(報告)
  • 議題2 広島市こども文化科学館及び広島市こども図書館の命名権取得者及び呼称の決定について(報告)
  • 議題3 広島市立図書館協議会委員の委嘱について(議案)【非公開】

6 議事の大要

糸山教育長

 ただ今から、平成29年第10回広島市教育委員会議定例会を開会いたします。
 本日は、傍聴の方もお見えになっておられますが、お手元にお渡ししております注意事項をよくお読みいただき、静粛に傍聴していただきますようお願いいたします。
 本日の議事録署名者は、鈴木委員と秋田委員にお願いをします。
 日程に入る前に、市立中学校における生徒の死亡事案について発言をさせていただきます。
 教育委員の皆様には既に御連絡させていただきましたが、7月24日(月曜日)市立中学校におきまして生徒が死亡するという痛ましい事案が発生しました。教育長として痛恨の極みです。
 亡くなられた生徒の御冥福をお祈りいたしますとともに、御遺族に対し心からお悔やみを申し上げます。
 ここで、生徒の御冥福をお祈りするため、黙とうをしたいと思いますので御起立をお願いいたします。

総務課長

 黙とう
 (黙とう)
 黙とうを終わります。御着席ください。

糸山教育長

 当該中学校におきましては、昨日25日の夕方、臨時保護者集会を開催し、保護者の方々への説明を行っております。現時点では説明できる内容は少なく、不満や不安の声が上がったと聞いておりますが、教育委員会といたしましては、当該中学校にすぐカウンセラーを常駐させるなど、生徒たちの心のケアに万全を期してまいりたいと考えております。
 事案の詳細につきましては、現在、確認中の点も多く、何よりも御遺族の意向を最大限尊重する必要がございますことから、今後、御遺族の意向を確認しながら、当事案の背景等について調べていきたいと考えております。委員の皆様にはその状況により時機を捉えて御報告をさせていただきたいと考えております。本日のところは以上でございます。
 それでは、これから日程に入ります。
 本日の議題は、お手元の議事日程のとおりです。
 本日審議予定の議題3につきましては、「附属機関の委員の委嘱及び任命に関すること」であり、広島市教育委員会会議規則第5条第1項第5号に該当することから、会議を非公開としたいと思いますが、御異議ございませんか。
 (異議なし)
 異議なしと認め、議題3については非公開として審議することを決定いたしました。
 それでは、議題に入ります。
 議題1「青少年交流事業の開催について」を議題とします。
 本件は報告案件です。内容について、育成課長から説明をお願いします。

育成課長

 育成課長の廣田と申します。よろしくお願いします。
 それでは、この夏に実施をいたします「青少年交流事業の開催について」、3個事業があるんですが、こちらの事業の概要について御報告をいたします。
 資料の3ページをお開きください。
 まずは、「青少年国際平和未来会議2017ヒロシマ」の事業概要について御報告をいたします。
 この事業は、2005年、平成17年に被爆60周年記念事業として本市で開催をしまして、以来、本市と姉妹・友好都市等で交互に開催しており、今回で13回目の開催となっております。今回は、海外の姉妹・友好都市等から31名の青少年及び指導者を本市に招き、8月4日から14日までの10泊11日で開催をすることとしております。
 目的及び主催については、資料に記載のとおりでございます。また、事業期間は先ほど申しましたように8月4日から14日まで、開催場所としましては、広島市内及びその周辺ということにしております。
 5の参加者ですが、本市からは20名が参加をすることとしております。その内訳としましては、指導者として本会議の議長である井内教育委員と事務局の職員が1名、青少年につきましては、大学生が6名、高校生が12名の計18名、そのうちの2名が広島市立大学の学生、4名が広島市立高等学校の生徒となっております。また、先ほど申しましたが海外の姉妹・友好都市等12都市から31名の青少年及び指導者が参加される予定となっております。参加予定都市としては資料に記載のとおりとなっております。
 主な日程でございますが、6の表にありますとおり、4日に参加者が到着された後、5日にオリエンテーション等を行いまして、歓迎夕食会を予定しております。6日ですが、朝から平和記念式典に参列して、こいのぼりの署名運動をしまして、午後からは「ヒロシマの心を世界に2017」という行事の中で、未来会議の開会式や各都市のプレゼンテーション等を行うようになっております。7日以降は平和記念資料館の見学や学校訪問などの文化体験、また、嚴島神社への参拝、9日、10日にはホームステイを予定しております。11日以降は、平和首長会議のプログラムに参加した後、グループディスカッションを連日行いまして、13日の閉会式でのヒロシマアピールの準備をしていきたいと思っております。主な日程については以上でございます。
 最後の7、研修会等ということで、広島からの参加者については、事前研修を6回ほど予定しておりまして、この中で国際交流や国際平和、体験学習等、専門的見地からの実行委員の皆様方の講義を受けていただくとともに、参加者がホストとして主体的にかつ円滑に事業を運営していくためのグループ作りや具体的な準備を進めております。今週の日曜日に、本番前最後の事前研修会を行う予定としております。また、事業報告会としまして、11月19日に開催をされます「国際交流・協力の日」イベントにおいて報告会を行うことにしております。
 一つ目の未来会議については以上です。
 続きまして、資料の4ページをお開きください。
 「2017広島市・大邱広域市青少年交流事業」の事業概要について御説明をいたします。
 この事業は、平成14年に日韓国民交流年の記念事業としまして、広島市から大韓民国大邱広域市へ青少年を派遣したことから始まり、今年度で16回目となります。今回は大邱広域市で開催することとなっておりまして、本市から青少年を派遣することとしております。
 1、目的から、2、主催、3、事業期間は資料に記載のとおりで、事業期間として7月27日、明日から出発しまして、4泊5日の日程としております。開催場所は大邱広域市ということです。
 参加者ですが、広島市からは23名が参加することになっております。その内訳は、指導者が3名、青少年が中学生6名、高校生が14名の20名、うち2名が広島市立中学校の生徒、1名が広島市立高等学校の生徒となっております。また、大邱広域市からは、指導者が6名、青少年が20名、合計26名の参加が予定されております。
 主な日程としましては、この表に記載されておりますとおり、27日(木曜日)に出発式をビッグフロントで行いまして、広島駅から新幹線で博多経由、飛行機で大邱にて歓迎夕食会。2日目は伝統文化の体験、また午後には体を動かすということでアスレチックにチャレンジというものを予定しております。この28、29日については2泊ホームステイを行うようにしております。29日の午後には「青少年オウルリムマダン」という、これは、お祭りのようなものなんですが、こちらの方に参加して、それぞれ準備をしていったパフォーマンスを披露したり、交流を深めることにしております。30日には班別行動等をしまして、意見交換などを行い、班別の発表会というのも予定しております。31日に博多に戻ってくるということにしております。
 また、7の研修会等で、これも先ほどの未来会議同様に事前研修会を行っておりまして、それぞれ大邱広域市についての知識を深めたり、また、向こうで広島を紹介するための広島についての勉強や、被爆体験の話を聞いてそれを向こうで伝えるための準備ということをしました。8月9日に帰ってきた後、解団式と事後研修会を行って、これも未来会議と同様に、報告会を11月19日の「国際交流・協力の日」に行うように予定をしております。
 広島市・大邱広域市の交流事業については以上です。
 続きまして、資料の5ページを御覧ください。
 最後に、「平成29年度広島・長崎市児童生徒平和のつどい」の事業概要について御説明をいたします。
 この事業は、広島・長崎平和文化都市提携によります記念事業の一環として、昭和52年長崎市で開催された「長崎・広島子ども会親善交歓会」に始まりまして、本年度で40回目を迎えます。今年度は本市で開催をすることとし、長崎市からの参加者を受け入れることとしております。
 1、目的、2、主催は御覧のとおりですが、主催としては「広島・長崎市児童生徒平和のつどい実行委員会」としまして、子ども会連合会の皆さんに御協力いただきまして、今年度は担当が南区の子ども会連合会ということで、準備等に御協力を頂いております。
 開催期間としましては、8月18日(金曜日)から20日(日曜日)までの2泊3日ということで、開催地広島ということですが、宿泊の方は似島臨海少年自然の家を予定しております。
 参加者ですが、本市から指導者が10名、児童生徒が30名、合計40名が参加する予定としております。児童生徒の30名ですが、小学生が23名と、中高生が7名と、これはジュニアリーダーも含めまして、この内訳となっております。長崎市からは指導者が10名、児童生徒が34名の合計44名が参加を予定されております。
 6、主な日程としましては、8月18日にバスで長崎から来られまして、入所式、オリエンテーション、歓迎セレモニー等を行い、19日には、平和公園の方へ行きまして平和学習等を行うようにしており、午後からは、市内散策、また似島に戻りましてキャンプファイヤー等を予定されております。20日の日は、朝、お別れセレモニーを行った後、長崎へ帰られるということになっております。
 7の研修会等ですが、こちらも事前研修会を行いまして、グループ作りや事業の説明等を行っております。また、事業の前日17日には、南区の子ども会は一日早く似島の方へ入られて、そこで平和学習等行いまして、長崎の子どもたちに原爆被害についての説明等できるように研修をされて、また、グループを盛り上げるために交流活動等を行う予定をされております。終わりまして、事後研修として8月27日に活動の振り返りや感想文の提出をすることにされております。
 以上で青少年交流事業、3事業の説明を終わります。

糸山教育長

 はい。ありがとうございました。ただ今の説明について、御質問等ございましたら、お願いをいたします。

鈴木委員

 意見なんですけれども、こういう平和に向かって子どもたちが、広島の子どもだけでなく世界の子ども、大邱の子ども、それから長崎の子どもと交流する事業を長く続けてこられていることは、大変すばらしいことだと思いますので、関係の皆さんの御苦労も大変あると思いますけれども、是非この後も続けていけるようにしていただきたいと思っています。
 質問なんですけれども、一つは費用負担について。例えば青少年国際平和未来会議は今年は広島ですけれども、大邱の方は向こうに行かれるとなっていると思うんですが、この件に関して、参加される生徒さんの諸費用についてはどういうふうな負担になっているのかということについてお聞きしたいと思います。

育成課長

 参加される皆さんの広島から大邱までの交通費については、参加者の負担となります。その他、小遣い、海外旅行の傷害保険等、その辺りも参加者負担ということにしております。現地で掛かる宿泊費用と食費等は、向こうの主催者側の負担としております。

鈴木委員

 募集されるときに、その負担のことは説明された上で了解を得ているんですか。

育成課長

 募集要項の方にきちんと明記をして募集をしております。

鈴木委員

 逆のときには逆のようになるということですね。お迎えした方々に対して、広島の主催であれば、広島で負担。

育成課長

 広島での費用は、全て広島の負担となっております。

鈴木委員

 なるべく多くの方が参加されるということが大切だと思いますので、その辺も周知して募集をしていくということになりますね。

育成課長

 はい。

栗栖委員

 この平和未来会議というのは、前回、私も参加せていただいて、各国の方と交流されるという、本当にすばらしい取組だと思いました。また、事前研修会、もう既に終わっているのもあるのですが、目的などをしっかり研修されているというのもすばらしいと思います。是非、事後報告会も、どういうことが参加された方にとってメリットになったかというようなことを、きちんと振り返っていただくように、しっかりフォローしていただければと思います。この会議や交流会に参加されたことによって、平和学習を中心に人間的にも大きく成長されるためには、やはり事後研修も大事だと思います。
 ちなみに、平和未来会議で、前回来られた海外の方で、今回も参加されている方はいらっしゃるのですか。

井内委員

 ええ。ちょっと正確ではありませんが、数名。日本側の参加者のホスト・ホステスをやっていただかなければいけないということがありまして、経験者がいてくれると助かるので、2015年の参加者の中から2名ほど参加をしてもらっているというのが実情です。やはりグループ単位で行動させますので、全体観がある子がいるといろいろと助かりますので。
 それから、海外からもですね、ボルゴグラードは、2012年と14年に、私の代になってからも2回も行きましたので、向こうの大学生も、既に就職をしたような子が今度は指導者として来てくれることになっていまして、継続性を大事にしようという点からいっても、多少の成果は出てきていると思います。
 8月11日に「平和首長会議プログラム」と書いてあるのが、これが例年と少し違います。御存じのように平和首長会議というのは、7,000以上の世界中の都市が首長レベルで加盟をして、平和を目指そうということで活動しておられるんですが、以前から相談を受けていたのは、やはり市全体の取組にはなかなかなり難いと、首長が集まって話し合うのも結構だけど、やはり青少年の間の交流が欲しいねという話を受けておりまして、それではこの未来会議に合流してもらおうと。別のプログラムを走らせるというのは大変負担が大きいので、合流してはどうかという話をしておりまして、今年は、それではということで6名ほど、この首長会議からも参加していただいております。姉妹・友好都市の中で言いますと、グラノラーズ、スペインですね、マンチェスター、イギリス、それからドイツのハノーバー、ベルギーのイーぺル、ブラジルのサントスというところが、平和首長会議の代表ということになります。
 この場合は、先ほど費用の負担の話があったのですが、通常の参加者はそれぞれの町が旅費を負担をして広島まで来る、広島滞在の10日間は全部広島市が持つという約束で、逆の場合は我々もそういうふうにするわけですが、首長会議の方は首長会議から旅費が出ているということで、我々主催者側の立場から言うと、この子はお金を町が払っている、この子は首長会議で招待したと、混ざっているという、ちょっとやりにくい面もあるかなと。でもそれは伏せて、一緒に行動しようということで、ここだけは特別に首長会議の事務局の方が、大ベテランの方ですけど、その方が来て講演をして、首長会議の目指すものといったところから、ディスカッションをしようということにしております。それが、少し今年変わったところかと思います。
 これがだんだん発展していくと、どこからが首長会議のプログラムで、どこからがこの未来会議オリジナルのプログラムか分からなくなるかも知れませんが、それはそれで目的が一つですから、青少年が集まるという形が、このように資金的な裏付けやいろいろな背景が少し違っていてもいいかなと思って、このような形を取らせていただいております。説明させていただきました。

糸山教育長

 ありがとうございました。

溝部委員

 子どもたちに対してこういう取組をずっと続けてきたということは、大変すばらしいことで、是非、今後も続けて行ってほしいなと思っているところです。
 2点ほど。1点目の質問は、ここに3種類の事業がありますけれども、参加している子どもたちは、中学生、高校生、小学生とあるのですが、どのような広報活動を行って、募集をかけているのかということです。できるだけ広島市全体、県全体、日本全体にこういう取組を知っていただきたいというのが強い願いですので、その辺りの広報活動と併せてどのようになっているのかなということが1点目の質問です。
 もう一つは、感想のようなものなんですけれど、最初の未来会議ヒロシマの取組は本当にすごいなと前から思うんですけれども、一番最後にヒロシマアピールを作られて、そのまとめを皆さんで討議して作られるんだと思うんですが、その場でアピールをして終わりにしているのかどうか分からないんですが、それであるともったいないなと。毎年毎年重ねてきたこのヒロシマアピールを、何か形に残すことはできないのかなという思いも持っておりますので、その辺りが感想でございます。以上です。

育成課長

 まず、広報についてなんですが、未来会議と大邱の交流事業については、チラシを作りまして各学校等にお知らせするとともに、市のホームページや「市民と市政」等で広報いたしまして、皆さんに参加を募っております。広島・長崎の方については、こちらは子ども会連合会へお願いしているということもありまして、今年度は担当が南区の子ども会連合会ということですので、参加者は南区の子ども会連合会の中で募集をされて募っている。長崎の方では長崎の方でやっております。
 それから、このヒロシマアピール等のその後の活動ということですが、事後報告会を行うだけではなくて、日本の参加者と海外の参加者とがテレビ会議等を行いまして、その後も何回か交流を持つような、また、その後はそれぞれの都市レベルでの交流等も、過去の例を見ると続けておられるようです。今年度は更に事後交流を促すために、参加者の事後アンケートのようなものを定期的に行い、その後の交流がどのように続いているかというのを調べるとともに、そのアンケートを行うことで事後交流を促すという、そういう取組をしていきたいと思っております。

青少年育成部長

 付け加えですが、溝部委員のおっしゃるように、沢山の子どもたちに参加してもらいたいと思っておりまして、今、課長が説明した方法以外にも、特に未来会議でありますとか大邱の交流事業につきましては、参加した子どもたちが事後活動ということで、例えば、自分の学校で、生徒会であるとかクラスであるとかクラブ活動であるとか、そういったところで交流事業をしたんだということの報告会をしっかりやってくれているんです。今年についても、その報告会を聞いて参加したという子どもたちもいたりするんです。ですから、栗栖委員がおっしゃられた事後活動っていう意味も含めて、子どもたちの生の感想であるとか気持ちであるとか、事業内容であるとか、そういったことをどんどん広める機会を設定するというのも大事かなと感じていますので、そういった口コミといいますか、そういうこともどんどん続けていきたいなと思っています。

溝部委員

 ありがとうございます。是非広くと思うんですけれども、そんな中で、教育現場の先生たちがどのようにこのことについて詳しく知っているのかなと、ちょっと思いを持ってまして。これに参加されている先生がいるのかどうか分かりませんけれども、そのようなシステムを、時には先生枠で入れてもいいんじゃないかなと思ったり。国際交流という形で先生たちに現状を知ってもらう、そして広く子供たちに還元してもらうというようなこともできるのではないかなと思いました。以上です。

井内委員

 最後の御質問から答えますと、これまで舟入高校とか基町高校の先生方が参加をされたことがあります。ただ、先生方を引っ張り出すということを積極的にやってないものですから、おっしゃるとおりだと思います。それから参加する生徒は、やはり学校に許可を求めなければいけないので、私立の女子高校などは特に厳しいですので、教頭先生や校長先生にしっかり説明をしているようですので、その意味での伝達というのはできているかなと思います。もうちょっとオフィシャルの面でPRをしていってもいいかなという気がしております。大学の方は学長クラスの方に実行委員に入っていただいているので、その辺で広報なりは、ポスターを貼ってもらったり、チラシを配ってもらったりというのはやっているので、できているかなと思っているんですけど、そういった実情も少しきちんと調べてPRをしたほうが良いかもしれません。
 それから、二つ目はヒロシマアピールをどう使っているかということですが、これは私自身の感じなんですけど、参加者が四十何人、五十何人で、アピールそのものをどうやって作っていくかというプロセスの中で、頭のトレーニングをしていただいて、結局それを実現するしないは、各都市、特に海外から来られた人が広島の紹介をすると同時に「広島ではこんなことをやっているから自分たちもこんなことをやろうね。」というような呼び掛けをしてもらいたいと思っているのです。その素材がこのヒロシマアピールだよと、広島の方にヒロシマアピールを仰々しく発表しても、「ああ、そうね。」ということで終わると思うんですけど、海外に行くとより新鮮だと思います。最近はですね、参加してくれる海外の人たちには、こいのぼりを持って帰らせているんです。平和公園で集めた署名をうろこのところに貼ってありますから、まずそれを市長のところに持っていきなさいと。そうしたら、だいたい守ってくれます。で、市長のところに行ってそこで説明をして、それなりの組織の中で説明をして、自校へ帰って学校の中でその発表会をやると。そのあと継続的にやるのがこの会議の役割で、私がいつも皆の前で言うのは、これはイベントではないと、ムーブメントなんだと、だから継続しなければ意味がないと、君たちもここで終わったら何の意味もないと、言い続けているのですけど、それを守ってくれているなというような、手応えが最近あります。非常に海外での事後活動が活発になってきたので。こういう非常にちっぽけなグループかもしれませんけど、少しずつ広がっていくことを期待しているというか、その方向で生かしていきたいと思っております。以上です。

糸山教育長

 はい、ありがとうございました。

秋田委員

 私が広島弁護士会に携わっている関係で、韓国人の慰霊の方にも行っていただく機会があればなと思いました。以上です。

青少年育成部長

 それは全事業ですか。

秋田委員

 いえ、まあ、韓国に関係する。

青少年育成部長

 大邱市とか。

秋田委員

 広島に来られたときとかに。

青少年育成部長

 事前研修会の場ではいろいろなイベントがあって、そういう勉強というのにも行っているらしくて。そういう御意見を頂いたということで。

糸山教育長

 受入れの際に、というような。

青少年育成部長

 はい。

糸山教育長

 まあ、今年は派遣ですがね。

青少年育成部長

 座学ではやっているんですけど、そういう形でもやっていきたいと思います。ありがとうございます。

糸山教育長

 はい、それでは本件についてはこの程度にしたいと思います。
 次に、議題2「広島市こども文化科学館及び広島市こども図書館の命名権取得者及び呼称の決定について」を議題といたします。
 本件は報告案件です。内容について、市民局文化振興課文化財担当課長から説明をお願いします。

文化振興課文化財担当課長

 文化財担当課長の片山と申します。よろしくお願いいたします。
 それでは資料6ページを御覧ください。
 「広島市こども文化科学館及び広島市こども図書館の命名権取得者及び呼称の決定について」御報告いたします。
 まず、1の概要ですが、公共施設の維持補修費を含む管理運営費の財源を確保するため、命名権取得者を公募し、この度、応募のあった広島市こども文化科学館及び広島市こども図書館について命名権取得者及び合築施設の呼称を決定したものです。ちなみに命名権導入施設については、市全体で、10件目で14施設。教育委員会所管施設においては3件目で5施設となります。
 本市の公共施設への命名権の導入は、平成26年度当初予算に向けた事務・事業の見直しの一つとして取り組むことを決定したもので、当初は期間を区切って募集しておりましたが、平成28年度以降は、常時、先着順で応募を受け付けております。
 命名権の応募資格は、まず命名権料を支払う能力があること、次に広島県内に本社若しくは支店又はこれに準ずる事業所を有すること、広島市広告掲載基準第2条に規定する規制業種、例えば、貸金業、暴力団等に該当しない者であること、税金の滞納が無い者であるということ、広島市競争入札参加資格者の指名停止を受けていない者であること、命名権導入時の指定管理者の事業目的と競合関係にない者であることで、命名権の応募があった場合、命名権取得者の適格性、保証について審査委員会で審査を行い、命名権取得者を決定することとしております
 では、2の命名権取得者及び合築施設の呼称について、呼称は「5-Daysこども文化科学館・こども図書館」です。個々の呼称としてそれぞれ「5-Daysこども文化科学館」、「5-Daysこども図書館」とすることとしております。命名権取得者は、株式会社5コーポレーションで、主たる業務は学習塾の経営で、県内に52、市内に32の教室があります。命名権料は、年間108万円、計324万円で、期間につきましては、平成29年9月1日から平成32年8月31日の3年間です。
 最後に、参考のところですが、経緯ですが、5コーポレーションの方からの応募を受けて平成29年6月23日に審査委員会を開催し、命名権取得者として5コーポレーションを決定いたしました。7月14日、5コーポレーションと命名権契約を締結し、即日教育委員会告示を行っております。9月1日から呼称を開始する予定になっております。以上です。

糸山教育長

 それでは、ただ今の説明について、御質問等がございましたらお願いいたします。

井内委員

 命名権の話だけなんですかね。管理運営に関して、命名権取得者が関与するということがあるんでしょうかという質問です。例えば、入館料がどうなっているのかしりませんけども、入館料であるとか使用料というのはどう扱われていくのかということについて教えてください。

文化振興課文化財担当課長

 命名権の取得者は、経営、管理の方に参加することは一切ありません。ただ、呼称を使用するということになっております。条例上の名称は変わりませんので、一般的に市民向けに施設の名称を言う時に「5-Days」というのが頭に付くということです。市内等にあります案内表示などは、現在のところ科学館と図書館で120か所以上あるんですけども、その変更につきましては、この取得者の5コーポレーションと今、協議中です。これまでの例でいうと、完全ではないにしても、主だったものについては呼称に変更するという形を取っております。この命名権の取得期間が終われば、また元に戻すという契約になっております。

井内委員

 分かりました。要は指定管理者的な性格は無いということでよろしいですね。そう理解していいですね。

文化振興課文化財担当課長

 はい。

教育次長

 指定管理者は別に設定しています。今は文化財団が指定管理を受けております。

井内委員

 ああ、そうですか。そうでしたね。

溝部委員

 命名権の話ではないのですが、私はこの呼称を見たときに、「こども文化科学館は1週間に5日しか開館しないのかしら。」と思ったんですよ。そうなるのかしらと。ちょっとびっくりしてですね。ああ、そうか命名権なのか、5-Daysというね。塾があります。ちょっと誤解を与えないような運営や宣伝方法を取っていただけたらと思いました。以上です。

糸山教育長

 この呼称については、ふさわしくないという場合の判断というのは入ってきますが、それはかなり限定的にしておりますので、これに関してはそういう疑問というのは、今日初めて聞きました。私も今聞いて、ああ、と。

溝部委員

 休みが無いんですかね、1年間。

文化振興課文化財担当課長

 月曜日です。

溝部委員

 月曜日だけが休みですかね。ふと思っただけですので、よろしくお願いします。困ったなと思いましたね、5日になったのかと。よろしくお願いします。子どもたちがよく行くところですので。

生涯学習課長

 丁寧に説明をしていきたいと思います。

溝部委員

 よろしくお願いします。

鈴木委員

 単純な御質問なんですけれども、目的としては財源確保で、維持補修とかをされるということなんですが、ここで得られた年額の命名権料というのはどのように運用されるのか、維持補修費にもし使われたとしたときに、どこに何を使ったかみたいなことになるのかどうかを、お聞きしたいんですけど。質問の意味が分かりますか。

文化振興課文化財担当課長

 一応ですね、指定管理施設ということで、軽微なものについては、指定管理者の方に修繕いただくんですけども、大規模なものについては、市の方が直営でやるという。で、その中にこの命名権料を組み込んで、市の予算として大規模な修繕を行っていくという形になります。

糸山教育長

 修繕だけではなく、管理運営ということですので、こども文化科学館の指定管理料を見ていただけると、恐らく、人件費も全部ひっくるめて、そこの財源としてはめ込むという。

生涯学習課長

 指定管理業務とは別に市で行う大規模修繕に充てている例がありますので、本件もそういったことになると思います。

糸山教育長

 そうなんですか。

文化振興課文化財担当課長

 ちょっと、勘違いするような言い方をしましたけれども、指定管理者がやる修繕というのは指定管理の中でやっていただいて、それ以外の市の直営でという意味でございます。

糸山教育長

 そうですか。

鈴木委員

 324万円がどうなると言うことではなくて、ある財源の中で組み込まれるという考え方なんですか。

文化振興課文化財担当課長

 はい、そうです。

糸山教育長

 その他よろしいですか。それでは本件についてはこの程度にしたいと思います。
 次は議題の3です。議題の3は、非公開となります。

 (非公開部分省略)

糸山教育長

 以上で、議題は全て終了いたしました。
 これをもって、平成29年第10回広島市教育委員会議定例会を閉会いたします。

7 議決事項

議案番号 件名 議決結果
37 広島市立図書館協議会委員の委嘱について  

ダウンロード

Adobe Reader<外部リンク>

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)

<外部リンク>