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平成28年第9回教育委員会議(7月定例会)会議録

平成28年第9回広島市教育委員会議会議録

 平成28年7月27日(水曜日)、平成28年第9回教育委員会議(定例会)を教育委員室において開催した。

1 開会及び閉会に関する事項

  • 開会 午前9時30分
  • 閉会 午前10時30分

2 出席委員

  • 委員(委員長) 井内 康輝
  • 委員 溝部 ちづ子
  • 委員 藤本 圭子
  • 委員 栗栖 長典
  • 委員 鈴木 由美子
  • 委員(教育長) 尾形 完治

3 事務局等の出席者

  • 教育次長 隅田 一成
  • 青少年育成部長 荒瀬 尚美
  • 学校教育部長 山本 直樹
  • 指導担当部長 湧田 耕辰
  • 総務課長 谷 康宣
  • 施設課計画担当課長 龍田 克彦
  • 育成課長 蓼原 清道
  • 教職員課長 梶田 英之
  • 教職員課服務・健康管理担当課長 花岡 潔

4 傍聴者等

 1名

5 議事日程

  • 議題1 青少年交流事業について(報告)
  • 議題2 広島市立学校通学区域審議会委員の任命又は委嘱について(議案)【非公開】
  • 議題3 教職員の人事について(議案)【非公開】

6 議事の大要

井内委員長

 ただ今から教育委員会議定例会を開催いたします。
 本日は、傍聴の方もお見えになっておられますが、お手元にお渡ししております注意事項をよくお読みいただき、静粛に傍聴していただきますようお願いいたします。
 本日の議事録署名者は、溝部委員と栗栖委員にお願いいたします。
 それでは、議事に移ります。
 本日の議題は、お手元の議事日程のとおりですが、本日審議予定の議題2及び議題3につきましては、広島市教育委員会会議規則の平成27年改正附則によりなお効力を有するとされる改正前の第7条第1項第4号及び第5号の規定に該当することから、会議を非公開としたいと思いますが、御異議ございませんでしょうか。
 (異議なし)
 それでは異議なしと認めまして、議題2及び議題3については非公開と決定いたしました。
 それでは、議題に入ります。
 議題1の「青少年交流事業について」を議題といたします。
 本件は、報告案件でございます。内容につきまして、育成課長から説明を受けます。
 よろしくお願いします。

育成課長

 育成課長でございます。教育委員の皆様には、日頃から大変お世話になっております。青少年交流事業ということで、3つの事業につきまして続けて説明をさせていただきます。以降、着座で説明させていただきます。
 資料の3ページの「青少年国際平和未来会議2016」事業概要を御覧ください。この事業は、被爆60周年に当たる平成17年に広島で世界10カ国、15都市から70名の青少年とその指導者29名の参加を得てスタートしたものでございます。2回目はドイツのハノーバー市で、以後、広島と外国とで交互に開催して、今回で12回目の事業となります。
 1の目的でございます。広島市の姉妹友好都市等の青少年と本市の青少年が互いに世界平和について考え、意見を交換し合うことなどにより、グローバル人材の育成を図るというものでございます。
 2の主催は、青少年国際平和未来会議2016実行委員会、構成は、一般社団法人広島国際青少年協会、広島市教育委員会、広島市ほかでございます。
 3の事業期間は、本年8月10日から8月20日までの10泊11日でございます。
 4の開催場所は、ロシアのボルゴグラード市内でございます。昨年度は被爆70周年事業として事業を拡充して、姉妹友好都市平和市長会議リーダー組織等23都市から65名の青少年、指導者を広島にお迎えし、25名の広島側の青少年、指導者と交流をいたしました。今年度は派遣の年でございます。
 5の参加者ですが、本市からは7名が参加いたします。その内訳は、団長と指導者が各1名、青少年は大学生が1名、高校生が4名の5名でございます。うち1名は市立の高等学校の生徒でございます。また、開催市であるボルゴグラード市など、姉妹友好都市を含む8都市から約30名の青少年の参加が予定されております。
 6の主な日程でございます。講演会、講演の聴講、また、博物館等の見学のほか、参加する青少年各自が平和について十分意見交換ができるようグループ討議の時間を設けていただいております。8月18日(木曜日)にコミュニケ発表という予定になっております。
 7の研修会等は、ここに記載しているとおりでございますが、事前研修では、会議の参加に当たっての心構えとか、知識の共有化を図るために、実行委員である大学の先生方などによります国際交流、国際平和に関する専門的な見地からの講義をいただくとともに、会議におけるプレゼンテーションの準備等も現在着々と進めているところでございます。現在3回目の事前研修が終わり、皆さん頑張って準備を進めてくださっております。
 また、事後報告会を11月20日(日曜日)の「国際交流・協力の日」に行う予定です。
 なお、昨年の教育委員会議におきまして、事後活動や事業のネットワーク化が大切であるという御意見をいただきました。参加者の事業後の感想等を集約した報告書を参加都市へ送付し、また、参加者の事後活動を集約したものをフェイスブック等で情報提供し、参加青年同士が盛んに交流を続けており、参加都市の青少年の平和貢献活動の活性化を図っております。さらに、市や平和市長会議のホームページに情報を掲載しておりますとともに、本事業のホームページも立ち上げていただいており、広く情報を発信しております。引き続き事後活動の促進やネットワークの構築に努めてまいりたいと考えております。
 「青少年国際平和未来会議2016」については以上でございます。
 続きまして、資料の4ページを御覧ください。「2016広島市・大邱広域市青少年交流事業」の事業概要について御説明いたします。
 この事業は、平成14年に「日韓国民交流年」の記念事業として、広島市から大韓民国大邱広域市へ青少年を派遣したことから始まり、今回で15回目となります。昨年度は、大邱市への派遣の年でございました。ちょうど、MERS、コロナウイルスの影響で事業が実施できるかどうかというところで、委員の皆様方には大変御心配をおかけいたしました。本年度は本市で開催し、大邱広域市の青少年をお迎えすることとしております。
 1の目的は、広島市の姉妹都市である韓国大邱広域市から青少年をお迎えいたしまして、生活を共にしながら国際交流を行うことにより、本市と大邱広域市の青少年の相互の友情を深めるとともに、青少年の世界平和への意識を高めるというものでございます。
 2の主催は、広島市・大邱広域市青少年交流事業実行委員会、構成は、広島県日韓親善協会、広島市教育委員会、広島ユネスコ協会、NPO法人友愛アカデミーでございます。
 3の事業期間は、本年7月29日から8月2日までの4泊5日でございます。
 4の開催場所は、広島市内でございます。
 5の参加者でございます。本市からは28名が参加いたします。その内訳は、指導者が5名、青少年は中学生が5名、高校生が18名の23名でございます。うち1名が市立中学校、2名が市立高等学校の生徒でございます。また、大邱広域市からは、指導者3名、青少年20名の合計23名の参加が予定されています。
 6の主な日程は記載のとおりですが、平和記念公園や平和記念資料館等で平和学習をしていただいて、その後、30日は宮島に向かいます。7月31日までホームステイをしていただいて、8月1日に基町高校を訪問させていただきます。そこで、弓道と剣道の体験をしていただく予定でございます。また、その後に、班別活動がございますが、この参加者の中に韓国語がかなりできる生徒が2人おります。班ごとに韓国語が初級程度話せる青少年がおりますので、各班に1人ずつそういう人を配置し、5班で活動していただきます。その後、班別に発表をしてもらいます。テーマは、学校行事とか学校生活、食文化、ファッションなどで、5班が5つのテーマに基づいて活動し、発表していただきます。日韓の違いなどについて皆さんと意見交換をしていただくようにしたいと考えております。
 7の研修会等でございます。事前研修では、海外からのお客様を迎えるにあたっての心構えや知っておくべき知識の習得、平和記念公園周辺の慰霊碑について、大邱広域市の青少年に説明するための学習のほか、交流会の企画や準備を行っています。先日の日曜日で事前研修4回目が全て終了いたしました。
 また、事後研修では交流事業の振り返りを行うとともに、事後報告会を11月20日(日曜日)の「国際交流・協力の日」に行う予定でございます。昨年の教育委員会議におきまして、事業の成果を十分広報、活用するようにとの御意見をいただきました。この「国際交流・協力の日」において、先ほどの「青少年国際平和未来会議」と一緒に御報告を行うことや、他の国際交流イベントを紹介し交流の継続を促すこと、また、報告会資料や参加者が書いた感想の広島市のホームページでの公開に取り組むことで、引き続き事業の成果を十分に広報、活用するよう努めてまいりたいと考えております。
 「2016広島市・大邱広域市青少年交流事業」の説明は以上でございます。
 続きまして、資料の5ページを御覧ください。最後に、「平成28年度広島・長崎市児童生徒平和のつどい」の事業概要について御説明いたします。
 この事業は、広島・長崎平和文化都市提携による記念事業の一環として、昭和52年に長崎市で開催された「広島・長崎市子ども会親善交歓会」に始まり、派遣と受け入れを交互に行っております。今回で39回目となります。今年度は、本市から長崎市へ参加者を派遣する年でございます。
 1の目的は、広島・長崎の児童生徒が交互に訪問し合い、平和学習を通じて平和意識の高揚を図り、また、集団生活や体験学習を通じて自主性、社会性を育てるというものでございます。
 2の主催者は、本事業の実行委員会でございます。構成は、広島市子ども会連合会、これは区の子ども会連合会が2年ごとの持ち回りで担当しており、今年度は南区子ども会連合会が担当でございます。それと広島市教育委員会、この2つで実行委員会を作っております。子ども会につきましては、御存じのとおり、人間の骨格となる子ども時代の体験活動や楽しい思い出を作る、そのために、子どもたちにたくさんの地域の大人が献身的に関わりながら活動されており、大変重要な役割を果たしておられる団体でございます。教育委員会としても御支援を申し上げているところでございます。
 3の事業期間は、8月20日から8月22日の2泊3日、4の開催場所は長崎市内でございます。5の参加者ですが、本市からは、指導者が10名、児童生徒が44名、合計54名が参加する予定です。長崎市からは、指導者が10名、児童生徒が40名、合計50名の参加が予定されております。
 6の主な日程でございます。8月20日に歓迎セレモニー、21日に長崎市での平和学習とまちの探検、22日に交流活動でお別れ会を行います。
 7の研修会等でございます。事前研修では、広島市、長崎市両市の原爆被害の実相や世界の核兵器保有数など平和学習を行います。また、両市が交流する意義を理解してもらった上で、子どもたち一人一人に目標を設定してもらう予定でございます。事後研修では、事後の振り返りを行います。この事業を通じて子どもたちが自主性、社会性を醸成して成長するよう頑張っていきたいと思っております。
 以上で青少年交流事業の説明を終わらせていただきます。

井内委員長

 ありがとうございました。
 ただ今の説明につきまして、何か御質問等はございますでしょうか。

鈴木委員

 質問と意見があるのですが、4ページにあります大邱市との交流事業で、今年はおいでいただき、ホームステイをしていただくということがありました。このホームステイ先をどのように御依頼されているのかということと、おそらく、これまでもホームステイをされていると思いますので、受入先であった方の感想とか御意見などがありましたらお聞かせいただければと思います。

育成課長

 ホームステイ先は、今回参加していただく広島市側の青少年のお宅に主にお願いをしております。やはりホームステイというのは、この事業の大きい部分でございまして、ホームステイから帰って班別の活動をしているときにも、ホームステイのお宅で、昨年こちらが行ったときもそうでしたが、楽しかったという感想がたくさんありました。また、発表会のときに、模造紙にホームステイ先の家族の人と一緒に過ごしている楽しい写真、買い物に一緒に連れていってもらったり、ちょっとした旅行に行ったりというようなことがたくさんありました。

青少年育成部長

 面接のときに、昨年の参加者、一昨年の参加者の生徒さんからいろいろな感想をお聞きしたのですが、お互いにホームステイをする前、又は、させていただく前は、テレビなどでは韓国と日本の歴史的なことなどで、厳しい状況であったことを受け、不安な気持ちもあったけれども、実際行ってみて、ホームステイをさせていただいた、又は、していただいたら、やはり個人同士の話で人と人とのつながりというか、そこで本当に初めていろんな文化とか、特に学校でどんなことを習っているとか、そんな状況がいろいろ分かって、今後の自分のためにもなりました。また、韓国大邱市について自分なりによく理解できたというふうなことを生徒さんがお話になって、ホームステイはとても大事なプログラムの一つであると認識しました。

鈴木委員

 平和公園であれ、宮島であれ、文化的な建造物を見ると違うことが分かりますけども、家に行くと、人間として同じといいますか、お箸の文化とかがありますよね。ですから、今おっしゃったみたいに、私たち同じなんだとか、同じようにこの世界に生きて支え合っていくんだとか、そんなことをいろいろ感じてもらえるのかなと思いました。ホームステイをしていただいた御家族の方にも深く感謝し、これからもホームステイ事業を続けられるようにしていただければなと思います。

溝部委員

 国際交流及び平和学習ということで、非常に大事な取組であると思っています。
 質問なのですが、3つ全てお答えいただけたらとは思いますが、青少年及び子どもたちの参加者をどのように募集して、また、決定しておられるのか。それから指導者ですね、特に国際交流の指導者は教職員といいますか、学校に関係する先生方は入っておられるのかどうかという質問でございます。

育成課長

 まず、募集につきましては、3つの事業とも公募をさせていただいております。最初の2つは、直接実行委員会において募集しており、「市民と市政」にも掲載させていただきました。学校にも直接申込用紙をお配りさせていただいております。また、広島・長崎の事業につきましても、子ども会において広報をしていただいております。
 面接に際して、実行委員の方に選考委員になっていただいております。申込用紙に自分の希望、平和への思い、また参加した動機も書いていただいて、書面審査の上で面接をさせていただいております。面接の中では、動機とか、この事業を通じてどういうふうに自分が成長したいかなどをお聞きした上で、選定をさせていただきました。
 指導者につきましては、青少年国際平和未来会議の指導者は2人のうち1人は、教育委員会育成課の教員出身者です。広島市・大邱広域市青少年交流事業の指導者は、広島市側5人の中に教育委員会育成課職員で教員出身者がおります。広島・長崎市児童生徒平和のつどいの事業については、子ども会の方の中にはおそらく教員の方はおられないと思われます。

溝部委員

 はい、ありがとうございます。
 毎年この時期に報告をいただいて、すばらしいことだと思っています。今後ますます子どもたちには国際的な理解を深めてもらわないといけませんし、これを広く子どもたちに知らせていき、どの子どもたちもこういうチャンスがあるということを知っていただきたいと思います。そのためには、どんなふうに募集をかけておられるのかなということを一つ疑問に思いました。
 それから、希望者が一体何人ぐらいいて、今の話を聞くと、落選した子がたくさんいるのかどうなのか。もしたくさんいるとしたら、その子たちは強い意思を持って多分応募してきていると思うので、ここには参加できないけれども、何か別のものを組織して国際交流的な事業あるいは学びへ持っていくということはできないだろうかということを一つ思いました。
 さらに、このことは先生方にどのぐらい周知されているのか、やはりそういう子どもたちとの関わりは先生方が一番大きいと思いますので、先生方にも広く知っていただいて、何か現場の先生方がこういうことに参加できると、もっと裾野が広がるのではないかなと思って、今お話を伺わせていただきました。以上でございます。

育成課長

 残念ながら選考から外れた青少年は、青少年国際平和未来会議については12名中、5名の選考で、7名の方は落選されましたが、優秀な皆さんばかりですので、他の事業も紹介できるようにしたいと思います。広島市・大邱広域市青少年交流事業については大体同じぐらい、申し込みいただいた方は全員選考させていただきました。
 先生方へは校長会を通じて、全ての中・高へ周知し広報しておりますが、今後さらに周知、広報できるように、また先生方へアピールできるようにしていきたいと思っています。

井内委員長

 青少年国際平和未来会議の選考は、先ほど申し上げたように、海外へ出るときは応募が3倍ぐらいで、それを絞るのに大変苦労いたします。やはり向こうへ行って英語力がないとコミュニケーションが取れませんので、今年の場合は特に英語力を重視した選考をしました。大変レベルの高い、帰国子女も含まれていますが、英検1級とか準1級とかいう子がおりまして、その子たちの英語を聞いておりますと、もう僕なんかよりもよっぽど上手だと思われるような英語をしゃべりますので、十分成果を上げてくれたと思います。
 それから、事後活動についても、実はまだ組織としては小さいのですが、「ひろしまインターナショナルクラブ」を私的に作っておりまして、そこへ過去の参加者も集まって来れるように、あるいは今、選考に漏れました子どもたちも来てくれるように呼びかけながらやっております。そういうことをしていますと、昨年、広島で開催した子どもたちの中に、もう1年、海外へホームステイをしてみたいという子が応募してきましたし、やはり事後活動をさせることで輪が少し広がっているのではないかと思います。
 例えば舟入高校ですと、国際コミュニケーションコースの生徒がいると思うのですが、その先生たちの協力を得ようと努力しております。そのほかでは、ネイティブの先生たちに付いてマンツーマンで英会話を特訓してもらっているところです。学校の先生たちに、まだまだ広く知られているということではないとは思いますが、周知できるように努力はしております。
 おっしゃるように、やはり大事な事業としてこれからも続けるためには、いかに多くの人たちがこれを認知して、我こそはと思って応募してくれるということが大事だと思いますし、予算の制約でたくさんは連れていけないのですが、また来年は広島でやるとすれば、そういう子たちが集まってくれるというような格好で続けていければと今思うところです。

藤本委員

 事務的なことで質問があります。特にロシアに行くという事業はそうなのですが、何か怪我や事故、病気がないとは思うのですが、もしあった際の保険はどういったものに入っておられますか。

育成課長

 万が一の怪我や病気がないことを祈っておりますが、万が一の場合のために、全員に海外旅行保険に入っていただいております。

藤本委員

 それは、自費で入ってもらってということですね。

育成課長

 はい、保険については自費です。

藤本委員

 国内の事業についても団体保険のようなものに入っておられるのですか。

育成課長

 特別には入っていないのですが、広島市の市民活動保険というものの適用はあります。任意保険では、特にそれ以外の民間の保険には入っておりません。

井内委員長

 スポーツ団体保険みたいなものがありますよね。大邱から来る子どもたちも含めて、そういうのは今までに付けたことはないのですか。

青少年育成部長

 大邱から来る子どもたちは、自分たちで入っておられます。

井内委員長

 広島の子どもたちについて今は適用をするということですね。長崎へ行くときはどうしておられますか。子ども会で何か入っておられるのですか。

育成課長

 子ども会自体の保険があり、全国子ども会連合会で、子ども会の人が全員活動するときに常に適用になるものがあります。

井内委員長

 例えば向こうで病気になった子どもがいまして、その子をオランダで1日面倒を見なければならなかったことがあって、飛行機も全部キャンセルし、私とその子の2人だけで帰ってきたこともあります。そのときは親御さんがたまたま保険にいろいろ入っておられて、病院の支払い、それから飛行機代、宿泊代というのは全部そこで補償してもらって事なきを得たという事例があり、親御さんのクレジット機能の付いた保険というのも非常にそのときは役に立ちました。ただ、重層的に掛けておくほうがいいとは思っていますが、なかなか費用も必要ですので、十分かどうかというのはちょっと判断に困ります。今は世界中どこへ行っても危ないことは危ないのですが、そういうことを言っていたら国際交流はできませんので、その危険を極力避けるようにしながら計画は進めていただければと思います。

栗栖委員

 異文化に対する理解を深めるということは、正に平和への意識を高めることにつながるということで、是非、継続してやっていただきたいと思うのですが、交代でやるというのは、慣例で決まっているのですか。今年は広島で、来年はどことか、何か決まり事みたいなものがあるのですか。

育成課長

 未来会議については慣例だと思います。

井内委員長

 未来会議は、当初、広島で2005年に始めて、その次の年をドイツのハノーバーでやろうということがスタートしたときは決まっていました。それを踏襲して、広島、外国、広島、外国というように慣例といいますか、別に取り決めをしているわけではありません。その都市をどうやって決めているのかと、よく御質問を受けるのですが、前年に指導者たちで集まりまして、次回はどこでやろうかと話し合いをします。来年の場合は広島、その次の年は大体手挙げ方式となっています。それぞれの市が負担する金額が結構かかりますので、財政的に可能なところが手を挙げてくれるのです。できれば姉妹友好都市を優先にしたいのですが、お金がない理由で辞退をされるところもあって、結構決めるのには苦労します。ボルゴグラードは余裕があったのではないでしょうか。2012年から4年後で2回目なんですね。こういうところは珍しいと思います。我々としては、いろいろなところを回りたいと思っているのですが、それぞれの市の財政事情があって、必ずしも行きたいところが受けてくれるというわけではありません。

栗栖委員

 実行委員の方はいろいろと大変ですね。

井内委員長

 大変苦労しなければなりません。

栗栖委員

 特に大邱あたりも、韓国の状況によっては、いろいろなことが出てくる可能性もありますので、できるだけそういうことに影響されないように、実行委員同士できちっと連携をとって、継続していただけるように日頃から御努力していただきたいなと思います。

育成課長

 大邱市の事業につきましても、国情がちょっと悪いときであっても、向こうから来られた団長さんから、こういう悪いときこそ頑張りましょうというふうに言っていただいております。未来会議以外の2つの都市についても慣例で、相互に行ったり来たりというのが大事であると考えています。

尾形委員(教育長)

 8月、9月の大雨の時期がありましたが、あのときはストップされましたよね。長崎からこちらに来てもらう年だから。

育成課長

 一昨年でした。

尾形委員(教育長)

 三滝の自然の家の宿泊のときに、斜面が崩れた状況があったのですが、もう日が迫っていたため、急遽協議して、状況を十分勘案しながら、やはりそこは安全第一ということでストップされました。

井内委員長

 よろしいですか。
 それでは、この議題については以上とさせていただきます。
 次の議題2及び議題3につきましては、先ほど決定したとおり、非公開となりましたので、傍聴人、報道関係者の方は退席していただきますようお願いいたします。

 (傍聴人等退席)

 (非公開部分省略)

井内委員長

 以上で、予定の議題は全て終了しました。
 本日の教育委員会議を終了いたします。
 次回の教育委員会議は、8月25日(木曜日)午前9時30分からを予定しております。

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