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ページ番号:0000138191更新日:2020年3月6日更新印刷ページ表示

令和元年第8回教育委員会議(10月定例会)議事録

令和元年第8回 広島市教育委員会議議事録

 令和元年10月2日(水曜日)、令和元年第8回広島市教育委員会議(定例会)を教育委員室において開催した。

1 開会及び閉会に関する事項

 開会 午後1時30分
 閉会 午後2時44分

2 教育長及び委員の出席者

 教育長 糸山 隆
 委員 井内 康輝
 委員 栗栖 長典
 委員 秋田 智佳子
 委員 伊藤 圭子
 委員 西 敦子

3 事務局等の出席者

 教育次長(総務部長事務取扱)荒瀬 尚美
 青少年育成部長 長谷 冨美
 学校教育部長 森川 伸江
 指導担当部長 野間 泰臣
 教育センター所長 松浦 宰雄
 総務課長 山越 重範
 学事課長 田原 治子
 育成課長 廣田 稔之

4 傍聴者等

 1人

5 議事日程

 議題1 青少年交流事業の開催結果について(報告)
 議題2 令和2年度中学校入学における隣接校・行政区域内校選択制の受入数について(報告)

6 議事の大要

糸山教育長

 ただ今から、令和元年第8回広島市教育委員会議定例会を開会いたします。
 本日は傍聴の方もお見えになっておられますが、お手元にお渡ししております注意事項をよくお読みいただき、静粛に傍聴していただきますようお願いします。
 本日の議事録署名者は、秋田委員と西委員にお願いします。
 それでは、日程に入ります。
 本日の議題はお手元の議事日程のとおりです。
 それでは、議題に入ります。
 議題1「青少年交流事業の開催結果について」を議題とします。
 本件は報告案件です。内容について、育成課長から説明をお願いします。

育成課長

 議題1「青少年交流事業の開催結果について」、3事業をまとめて報告させていただきます。
 まず、資料の3ページを御覧ください。
 一つ目は、「青少年国際平和未来会議2019ヒロシマ」の開催結果でございます。
 目的や事業期間等については、7月の定例会で報告しておりますので、省略させていただきます。
 6、主な日程ですが、内容につきましては、スライドを御覧いただきながら説明させていただきます。
 スクリーンを御覧ください。
 これは、事前研修会の様子です。事前研修会は全部で5回行い、実行委員から国際交流活動や平和運動、平和活動の歴史、未来会議に期待されている役割などについてお話していただきました。また、英語による模擬討論なども行い、中身の濃い研修を行うことができました。
 続いて、こちらの写真は、海外からの参加者が広島に到着して2日目になりますが、伝承者講話ということで、被爆体験の話を聞いております。
 この日は、各都市のプレゼンテーションの練習なども行い、その後、広島平和記念資料館を見学したり、広島平和文化センターが育成しておりますユースピースボランティアにお願いして、広島平和記念公園のフィールドワークを行いました。
 これは、広島平和記念資料館を見学している様子です。
 3日目の8月6日は、平和記念式典に参列しました。あいにくの雨模様でしたが、初めて式典に参列した参加者は感銘を受けておりました。
 式典に参列した後は、来場している日本の方はもちろん、海外の方にも、平和のために運動している未来会議のことを説明し、賛同していただける方に署名をお願いしました。鯉のぼりのうろこの形をしたシールに署名していただき、鯉のぼりに貼っていくという活動をしております。この鯉のぼりは、それぞれの都市にシールと共に持ち帰っていただき、引き続き、各都市で署名活動を行うようにお願いしております。
 続いて、式典の日の午後は、広島国際会議場で開会行事を行いました。これは、市長に御挨拶を頂いている様子です。
 開会行事では、日本語とそれぞれの都市の言語により、原爆詩の朗読を行いました。朗読している(参加者の)バックに映っているのは、基町高等学校創造表現コースの生徒が描いた原爆の絵です。詩ごとにバックに映し出して、雰囲気を出しております。
 その後、前日に練習をした各都市のプレゼンテーションを行いました。各都市とも、しっかりと準備して、自分の都市を紹介しておりました。
 続いて、これは、次の日に宮島の嚴島神社に参拝したときの様子です。この日の午前中は平和首長会議の概要説明や加盟都市の取組の紹介などをしていただいたのですが、午後は宮島へ行って、班ごとに散策して楽しんでおりました。
 次の日からは本格的なグループディスカッションが始まりました。それぞれ班ごとに、平和のために自分たちに何ができるか、自分たちは何を求められているのかというようなことをテーマにして、熱心に議論しております。基本は英語で議論しているのですが、中には日本語の達者な海外からの参加者もおりまして、日本語と英語を交えながら熱心に議論しておりました。
 これは、班で話し合った内容を他の班の参加者へ向けてプレゼンテーションしているところです。自分たちはこういうことについて話し合い、こういう結果になったということを紹介しております。その後は、「広島アピール」としてまとめるために、班をばらばらにして検討しました。
 7日目の8月10日は、市民球場跡地で行われた「ひろしま盆ダンス」に浴衣を着て参加しました。(参加者の)皆さんは、浴衣を着ることをとても楽しみにしていたようです。この写真は、オープニング行事に参加して、市長と一緒にステージに上がり、風船を空に飛ばしているところです。
 この後は、盆踊りに参加したり、屋台の食べ物を食べたりなど、日本の祭りを満喫しておりました。
 これは、最後の8日目ですが、閉会行事で糸山教育長に御挨拶を頂いている様子です。
 閉会行事では、グループディスカッションで話し合った内容をまとめた「広島アピール」を発表しております。
 その後、井内実行委員長から、参加者一人一人に平和大使の委嘱状を手渡していただきました。参加者は、自分の都市に帰ってからも平和活動を行うことについて、決意を新たにしておりました。
 これは、(閉会行事の)最後に、未来会議の議長である井内実行委員長から閉会の御挨拶を頂いている様子です。
 その後、参加者全員で記念写真を撮りました。
 その日の夜はフェアウェルパーティーということで、大変盛り上がりました。各都市からの参加者の皆さんがそれぞれ自分の国の出し物を用意して、歌を歌ったり、踊ったりして、笑いあり涙ありのパーティーでした。
 以上が活動の様子です。
 資料の4ページを御覧ください。
 8、事業後の取組ですが、未来会議は会議期間だけの活動ではなく、その後、それぞれがどのような活動をするかということが大切であり、参加者の皆さんにもそのように説明しています。
 まず、丸1、活動内容の発信ですが、未来会議での活動内容を、是非、自分の学校や周りの人たちに発信してほしいと(参加者に)お願いしております。9月17日には市立大学の参加者がマレーシアでの海外交流事業に参加した際に、未来会議の活動内容を紹介しております。
 また、舟入高等学校は、未来会議だけではなく、海外との交流事業を八つぐらい行っているのですが、10月15日に1、2年生全員が集まる報告会で、未来会議についても報告する予定と聞いております。
 その他の学校でも、まだ日程は決まっておりませんが、活動内容の紹介をすることが決まっている学校がいくつかあります。
 全体としては、11月17日に広島国際会議場で開催される「国際フェスタ2019」において、事業報告会を行う予定としております。
 丸2、参加者同士の継続的な交流ですが、テレビ電話などを使ったWeb会議を計画しております。10月20日(日曜日)にハノーバー市とのWeb会議を予定しており、ボルゴグラード市とも実施に向けて、現在、調整中です。
 また、参加者同士が各自でSNSを使ってそれぞれの都市の参加者と交流し、活動状況について報告し合うことにしております。
 丸3、成果物の作成と共有ですが、この未来会議の開催の様子は動画を撮って記録しているのですが、この動画をまとめたものをインターネット上で公開し、各都市で共有できるように準備しております。11月頃には配信できるようにしたいと思っております。
 また、(参加者の感想や今後の取組を)レポートブックにまとめまして、配付するように考えております。
 丸4、事業の更なる充実に向けた取組ですが、参加者に対して事後活動を促進する目的から、定期的なアンケートを実施いたします。
 また、ハノーバー市やボルゴグラード市以外の都市へもWeb会議への参加を働き掛けていきたいと考えております。
 9、成果としては、参加した青少年は相互理解へ向けた努力や忍耐の重要性を再確認することができたと思っております。
 また、先ほどお話しましたように、「広島アピール」として自分たちの考えをまとめて発表したことで、充実感を得ることができたと思っております。
 事後活動の組織として「ブランチ」を設置しているのですが、そのメンバーが中心となって、事業の企画段階から積極的に関わり、意見を出したり、運営にも関わってくれました。事前研修の際には、自らのこれまでの参加経験を踏まえて、事業に参加する心構えや留意点などを話してくれました。経験者からの話ということで、初めての参加者にはとてもためになったと思っております。
 このブランチのメンバーは、今後も積極的に企画、運営に関わっていきたいという意思表示をしておりますので、今後の事業の発展につながっていくと期待しております。
 最後に、10、課題としては、今後の事後活動の更なる促進を目指して、フォローアップを着実に行っていく必要があると考えております。
 また、現在、ブランチは広島市とハノーバー市に設置しているのですが、その他の都市にも作っていけるように働き掛ける必要があると考えております。
 資料の5ページには、参加者の所感を抜粋したものを掲載しておりますので、後ほど、御覧いただければと思います。
 また、資料の6ページ、7ページには、先ほど(スライドで)紹介した写真を掲載しておりますので、御覧いただければと思います。
 資料の8ページ、9ページには、先ほど説明しましたように、参加者がディスカッションした内容をまとめた「広島アピール」の日本語訳を掲載しております。
 以上が「青少年国際平和未来会議2019ヒロシマ」の開催結果の報告です。
 続きまして、資料の10ページを御覧ください。
 二つ目は、「2019広島市・大邱広域市青少年交流事業」の開催結果でございます。
 こちらも、目的や事業期間等については、既に報告しておりますので、省略させていただきます。
 6、主な日程ですが、内容につきましては、スライドを御覧いただきながら説明させていただきます。
 スクリーンを御覧ください。
 これは、結団式の様子です。今回は16名募集したのですが、これに対して72名の応募を頂きまして、その中から選定させていただきました。結局、1名は体調不良のため直前になって不参加となり、15名の活動になってしまいましたが、その(不参加となった)本人とお母さんが直筆の手紙を書いていらっしゃって、これを、是非、向こうのホストファミリーに渡してくださいということで(言付かりました)。せっかく準備していただいたのに行けなかったことがとても残念だとおっしゃっていました。この結団式では、参加者が、良い日韓関係を築くためにも、交流後も学んだこと、感じたことを家族や友達など沢山の人に伝えていくことが大切だと思う、自分たちに何ができるかを考えていきたいと挨拶しておりました。
 この写真は、事前研修会の様子です。韓国語講座ということで、韓国語を学んだり、ヒロシマ・メッセンジャーから韓国や大邱広域市の歴史や地理等を学んだりしております。また、事前研修会では、(大邱広域市で)披露するパフォーマンス等の練習も熱心に行っておりました。
 続いて、これは、市長への表敬訪問の様子です。市長からは、文化の違いや似ているところを感じて、帰国後も取り組んでいけるように頑張ってほしいというコメントを頂いております。また、代表で挨拶した参加者が、今回の経験を生かして国の違いや文化への理解を深め、視野を広げて今後の活動につなげていきたいと決意を述べておりました。
 これは、(大邱広域市へ)着いてからの歓迎イベントの様子ですが、記念品の交換や出し物の披露等を行っております。広島(の子どもたち)は、カープのCCダンスやKポップのダンスを練習して発表したと聞いております。この歓迎イベントの様子は、韓国の新聞(社)から取材を受けて(韓国の新聞に)掲載していただいたと聞いております。
 続いて、これは、2日目のVR体験の様子です。VRというのはバーチャル・リアリティー(の略語)で、韓国の先端技術を体験しております。
 また、伝統文化体験もしております。民族衣装のチマ・チョゴリやパジ・チョゴリを着せていただいて、伝統的なお辞儀の仕方などを習っております。
 伝統文化体験の中では、韓国の伝統遊びも体験しました。これはユンノリという遊びですが、相手のコートに木の棒を投げて、その表裏の数ですごろくの駒を進めていくというゲームです。
 その日の夜からホームステイをしました。これは、ホームステイ先の家族との対面式の様子です。今の日韓情勢から、心配されていた日本の家族もいらっしゃったようなのですが、(事前に)ホストファミリーを集めての説明会などを行っていただいたことで、ホストファミリーの皆さんは、広島市と大邱広域市の交流の大切さをしっかりと認識されており、とても楽しみにしておられたということでした。ホストファミリーの中には、夜中の1時まで(時間を)掛けて夕食のおかずを準備してくれた家族もいらっしゃったということです。
 これもホームステイ先での様子です。(事業が)終わった後に、子どもたちの感想を聞いたところ、複数の子どもたちが、ホームステイでの思い出が一番心に残ったと答えておりました。自分たちのことを大事に考えてくれて、本当に丁寧に対応していただいたと、ホストファミリーの優しさに感謝しておりました。高校生の男の子の中には、感想を述べながらホストファミリーのことを思い出して涙を流している子もおりました。
 これは、班別の交流活動です。「E-World(イーワールド)」という遊園地での活動の様子です。班別行動ということで、スマートフォンを落とすなどトラブルもあったようですが、班ごとに一生懸命に対応しており、現地の人の温かさにも触れることができたと思っております。
 これは、さよならパーティーということで、宿泊したユースホステルの屋上でサムギョプサルパーティーをしている様子です。サムギョプサルというのは豚肉を使った焼肉です。
 パーティーでは、広島市と大邱広域市の(参加者が)それぞれに準備していた出し物をしましたが、両市の子どもたちが一緒になって入り乱れて踊っていたと聞いています。
 これは、交流活動でメッセージボードを作成している様子です。広島市用と大邱広域市用に色紙を作成し、それぞれが交換して持って帰ったということです。また、昨年、広島市で行ったときにも、「とうろう流し」の灯籠にメッセージを書いたのですが、今回も灯籠の材料を持って行って、それぞれが(灯籠に)メッセージを書いております。(「とうろう流し」の様子は、)後ほど紹介させていただきます。
 これは、派遣の最終日に大邱(国際)空港でお別れをしている様子です。全員が泣いてお別れをしたそうです。
 これは、事後研修会の様子です。広島に帰ってから、心に残ったことなどをまとめて発表しております。ここでまとめたものは、11月に行われます「国際フェスタ2019」で発表する予定としております。
 これが、先ほど(説明しました)、大邱広域市で作った灯籠を8月6日(の「とうろう流し」のとき)に流している様子です。
 これは、事後報告会の様子です。先ほどの未来会議でも(同様の取組を)説明しましたが、特にこの大邱広域市との交流事業の参加者は中学校と高等学校の生徒ですので、是非、(学校で)報告会をさせてあげてくださいと参加者の所属する各学校にお願いするとともに、子どもたちにも、自分たちで学校の先生にお願いするように伝えました。8月26日に広島大学附属中学校で行った報告会の様子です。広島大学附属中学校からは二人参加していたのですが、二人共、団のTシャツを着て、しっかりと自分の考えを述べていたと聞いております。
 後ほど、また説明させていただきますが、参加者の中の3人の高校生が、今の日韓関係を憂えて、自分たちに何かできることはないかと考え、街頭アンケートで意識調査をしたいと自主的に申し出てくれました。学校とも相談してみなさい、アンケートの内容については教育委員会(事務局)でも相談に乗りますと(伝えて)、いろいろと相談した上で、9月15日(日曜日)に本通りでアンケート調査を行いました。これは、そのときの様子です。
 以上が活動の様子です。
 資料の11ページを御覧ください。
 8、事業後の取組ですが、先ほど説明しましたように、8月6日には「とうろう流し」に参加して大邱広域市で作成した灯籠を流しました。また、この「とうろう流し」の様子は、動画で撮影し、大邱広域市の参加者の皆さんにもSNSで配信して共有しました。
 また、参加者が所属する各学校で報告会を行いました。先ほど説明しましたように、8月26日には広島大学附属中学校で行ったほか、今のところ決まっているのは、10月7日にAICJ高等学校、10月15日に舟入高等学校が予定されております。この資料の作成には間に合わなかったのですが、9月30日に広島中等教育学校でも報告会が行われました。(報告会の)前日に連絡がありましたので、資料に掲載することができませんでしたが、このように順調に報告会が行われております。他の学校につきましても、まだ日程は決まっておりませんが、既に学校に了解をもらっているというところがいくつかあります。
 それから、先ほど説明しましたように、11月17日の「国際フェスタ2019」で事業報告会を行い、未来会議と同様に、事後アンケート等により事後活動の促進を図ることとしております。
 9、成果としては、事前研修等も含めて、韓国や大邱広域市についての理解を深めることができ、大邱広域市でも積極的にコミュニケーションを図ることができたと思っております。
 また、交流の中でお互いの理解を深めることができ、今後も友好の懸け橋になりたいと決意を述べている参加者もおりましたので、そういった意識を醸成することができたと思っております。
 また、先ほども説明しましたように、自主的に交流を続けている参加者もおります。さらに、街頭アンケート調査を行った子どもたちのように、自分たちに何かできることはないかと自分たちで考えて、それを行動に移すような参加者が出てきたということは、とてもうれしいことだと思います。ちなみに、この街頭アンケート調査を行ったのは、AICJ高等学校とノートルダム清心高等学校、舟入高等学校の3校から参加した女子生徒3人です。
 また、今の日韓の関係から他の市民交流事業の中止が相次いでいた中で実施することができたということは、これまでの過去17回に及ぶ事業の積み重ねの成果ではないかと思っております。
 先ほどお話しました街頭アンケート調査ですが、たまたまそのときにNHKの方が通り掛かり、この生徒たちと話をしまして、後日ですが、この生徒たちに取材をして、「ラウンドちゅうごく」という番組で取り上げたいというお話があり、現在、そのように動いているということです。
 10、課題としては、継続的な(事後)活動に取り組めるようなフォローアップを行う必要があると考えております。
 資料の12ページには、参加者の所感を抜粋したものを掲載しておりますので、後ほど、御覧いただければと思います。
 また、資料の13ページには、先ほど(スライドで)紹介した写真を掲載しておりますので、御覧いただければと思います。
 以上が「2019広島市・大邱広域市青少年交流事業」の開催結果の報告です。
 続きまして、資料の14ページを御覧ください。
 三つ目は、「令和元年度広島・長崎市児童生徒平和のつどい」の開催結果でございます。
 こちらも、目的や事業期間等については、既に報告しておりますので、省略させていただきます。
 6、主な日程ですが、内容につきましては、スライドを御覧いただきながら説明させていただきます。
 スクリーンを御覧ください。
 これは、長崎団の出迎えをしているところです。その後、アイスブレイクでゲームなどを行い、親しみを深めております。
 続いて、これは、2日目ですが、広島平和記念公園に行きまして、献花と折り鶴の奉納を行っている写真です。
 その後、フィールドワークということで、広島平和記念公園内で班ごとに碑巡りをしております。広島の中学生の参加者は(慰霊)碑について事前学習をしており、この碑巡りでは、(学習したことについて)長崎からの参加者に説明をしました。
 フィールドワークの後は、広島平和記念資料館の地下のメモリアルホールで歓迎セレモニー(を行いました)。糸山教育長にも出席していただいて、御挨拶を頂き、みんなで記念写真を撮りました。
 その後、資料館の見学も行っております。
 資料館の見学を行った後は、「お好み村」に行って、みんなでお好み焼きを食べ、その後、「おりづるタワー」を見学しました。
 その日の夜は、宿泊先である広島市青少年野外活動センターでキャンプファイヤーをしました。キャンプファイヤーでは、子ども会の指導者(である)ジュニアリーダー、シニアリーダーがいろいろな出し物をしてくれました。
 最後の日はお別れ式を行い、長崎団を見送りました。長崎団が玄関を出てからバスに乗り込み、そのバスが見えなくなるまでの間、時間にして20分ぐらいあったと思うのですが、広島の子どもたちは、前夜のキャンプファイヤーで歌った歌と踊りをずっと歌い踊り続けて、見送っておりました。
 次の写真は、その後の事後研修会の様子です。(それぞれの班ごとに)グループ討議で振り返りを行い、話し合った内容をまとめて発表をしております。
 この発表の内容については、11月に開催される西区の子ども会の文化祭の中で報告すると聞いております。
 以上が活動の様子です。
 資料の15ページを御覧ください。
 8、事業後の取組ですが、感想文集を作成して配付するとともに、先ほども説明しましたように、子ども会の文化祭で報告会を行うことにしております。
 9、成果としては、原爆を経験した二つの都市の子どもたちが、平和の実現に向けて、自分たちに何ができるのかを考えることができたと思います。
 10、課題としては、3日間という短い期間であり、(実際の活動)時間として使えるのは、2日目の1日だけで、時間が足りないということも課題ではあるのですが、その中でいかにして平和学習を充実させていくかというところが課題であると考えております。
 以降は、他の事業と同様に参加者の所感を抜粋したものを掲載しておりますので、後ほど、御覧いただければと思います。
 16ページには、先ほど(スライドで)紹介した写真を掲載しておりますので、御覧いただければと思います。
 以上が「令和元年度広島・長崎市児童生徒平和のつどい」の開催結果の報告です。
 これで「青少年交流事業の開催結果について」の報告を終わります。

糸山教育長

 はい、ありがとうございました。
 ただ今の説明について、御質問等がありましたらお願いします。

栗栖委員

 丁寧に説明していただきましたので、大変よく分かりました。ありがとうございました。
 青少年交流事業については、継続していくことが大切だと、毎年、お話しておりますが、今年もこういった形で開催できたことは、素晴らしいことだと思います。
 また、どの事業も、事前研修と事後研修をしっかりとされていることが、非常に素晴らしいと思います。
 事業ごとに申し上げますと、まず、未来会議につきましては、現在、自国第一主義が広がる中で、4ページの成果の一つ目に、「各自の考え方や意見の違いを認め合いつつグループとしてのより良い在り方を模索していく中で、相互理解へ向けた努力や忍耐の重要性を再認識することができた」とあり、交流活動を通じてこのようなことを再認識してもらうことは、本当に素晴らしいことだと思います。
 また、5ページの参加者の所感のところでは、(参加者の)皆さんが、事業後の取組についての決意を述べられていることが、素晴らしいと思いました。
 いろいろと課題はあると思うのですが、是非、事業を継続していただきたいと思います。
 次の大邱広域市との交流事業につきましては、日韓関係が悪化している中で、実は、私も今年(の開催)はどうなるのかと気になりまして、事務局に確認したりもしたのですが、予定どおりに開催したと聞きまして、素晴らしいことだと思いました。他都市の(日韓)交流事業が中止になったという話をよく聞く中で、広島市の事業は開催できたということを大変うれしく思いました。
 この事業も事後研修をしっかりされていて、11ページの成果の二つ目に、「今後も日韓友好の懸け橋となりたいとの意識を醸成することができた」とあり、実際の交流活動を通じてこういう意識を持っていただくことは、本当に素晴らしいことだと思います。
 この事業につきましても、是非、続けていただきたいと思います。
 また、先ほど説明がありましたが、(街頭アンケート調査を行った参加者について)NHKが取材されるということですので、しっかり取材していただいて、広島市の青少年交流事業の取組をしっかりピーアールしていただきたいと思います。
 最後の長崎市との平和のつどいにつきましては、これは被爆都市の交流ということですが、15ページの参加者の所感のところで、小学校6年の女子が、「今の平和が続くように自分たちにできることは何か考えて行動できるようになりたい」と書いていますが、正に、自分たちに何ができるのかという意識を持ってもらうことが、非常に重要だと思います。
 この事業につきましても、いろいろと課題もあり、準備も大変だと思うのですが、しっかりと継続していただきたいと思います。

秋田委員

 自分が体験したような気持ちになれるくらい、具体的に説明していただきありがとうございました。
 未来会議の参加者の所感の三つ目のところに、「過去と比べると今回は全体的に雰囲気もよく一体化してプログラムを作り上げることができたのではないかと思います。」と書いてあるのですが、何か前回から工夫されたところがあったのでしょうか。

育成課長

 過去に何回か参加している子も居たのですが、このような過去の参加者が経験を生かして、いろいろと気配りをしてくれたということもあったと思います。また、各国からの参加者の雰囲気も、今回は特にとてもフレンドリーで良かったという感想を私たち職員も持っておりますので、メンバーが良かったということもあると思います。

秋田委員

 分かりました。
 それと、大邱広域市との交流事業では、中学生の人数について日韓でバランスが取れていないと思ったのですが、その点は違和感なく交流できたのですか。大邱広域市は中学生が9人で、広島市は中学生が4人なので、若干、年齢層が違うのかなと思ったのですが。

育成課長

 確かに、年齢層の違いはあるのですが、広島市の参加者の中でも、中学生、高校生という違いはありますが、余り年齢の差というのは感じませんでした。みんなの関心が一つの方向に向いているということが一番にあるのではないかと思うのですが、中学生、高校生の差は感じませんでした。広島市と大邱広域市との間でもそういうことは無かったと思います。

伊藤委員

 活動の様子を拝見させていただいて、理解が深まりました。ありがとうございます。
 今回の交流活動について、SNSやインターネットで発信したり、各所属学校で報告会を開いたりと、そこに直接携わった人だけではなく、その人たちがどんどん周りの人に発表していくことは、とても良いことだし、こういう活動を継続してほしいと思いました。
 未来会議ではブランチを設置して、(交流事業の)運営にも携わっており、よく機能していて、良い成果を上げていると思いました。このブランチのような組織は、大邱広域市との交流事業では組織化されていないのでしょうか。もしも、まだ組織化されていないようであれば、大邱広域市との交流事業においても、これまでにこの活動に携わってきた人たちが、今度は運営に携わり、次に伝えるというようなことが行われると、更に(交流が)深まっていくのではないかと思いました。

育成課長

 大邱広域市との交流事業につきましては、ブランチのような組織(の設置)は、今のところ考えていないのですが、ただ、今後、事後活動をどのように発展させていくか、また、どのように(活動を)継続させていくかということについては、いろいろな課題があると認識しておりますので、参加者のその後の受入れ組織というようなものについても、日韓親善協会等とも相談しながら検討していきたいと思います。

伊藤委員

 よろしくお願いします。

西委員

 子どもたちが感動を覚えたり、自分がやっていることの意味や平和教育の意味を考えたり、あるいは決意を持ったりと、本当に貴重な体験ができたことを、私も自分のことのようにうれしく思います。このようなプログラムを企画、構成、指導してくださった方々にも本当に敬意を示したいと思います。
 体験したことを学校で報告したり、インターネットに上げたりと、それぞれに広める活動がとても大事ですので、これも子どもたちが率先してやっているということは、大変、歓迎すべきことだと思っております。
 もっと広げていくにはどうしたらよいかと思うのですが、例えば、参加した子どもたちは自分の学校の生徒に報告できるのですが、もっと広く他の学校の児童生徒にも、できれば同じように感動を分けていけたらいいなと思います。その方法をこれから考えていかないといけないと思うのですが、例えば、(長崎市との平和のつどいでは、15ページに)南区内の小・中学校に(感想文集を)配付するとあります。これは「南区」で間違いないですか。「西区」ですか。

育成課長

 すみません。(15ページ、8、事業後の取組の一つ目の2行目の「南区」は、)「西区」の間違いです。申し訳ありません。

西委員

 「西区」ですね。ただ学校に(感想文集を)配付するだけではなく、例えば、これを平和教育の教材として使ってくださいとお知らせする、このような活動があって、広島の子どもたちがこのようなことをしていますということを、もう少し具体的な位置付けにして、教材として使ってくださいとお知らせすることで、もう少しピーアールしてもいいのかなと思いました。
 それから、参加した子どもたちは、もっと(活動を)広げたいとか、自分で考えて行動できるようになりたいと個々に言っているのですが、実際には、子どもの力ではなかなかそういう場をうまくキャッチすることができないので、今の高まっている気持ちを膨らませるような活動の場を、何かこちらが設定してあげることで、(子どもたちの事後活動の)チャンスが増えていくといいなと思いました。感想です。

糸山教育長

 事務局から何かありますか。

育成課長

 感想文集の教材としての活用については、それなりの物ができるかどうかも含めて、頑張りたいと思います。
 (感想文集を)配付するだけではなく、もっと活用してもらうということについては、検討していきたいと思います。
 事後(活動)の広がりについては、長崎(市との平和のつどい)だけではなく、未来会議も大邱広域市との交流事業でも、(事後活動を)広げていくために、いかに参加者のフォローができるかということが課題であると認識しておりますので、何ができるかということについては、引き続き考えていきたいと思っています。

井内委員

 未来会議の当事者として、感想やコメントを言わせてください。
 2点、申し上げたいのですが、1点目は、事後活動として紹介がありましたブランチという考え方です。これは、昨年、私から提唱したのですが、(未来会議の)運営が(一過性の)イベントではつまらない、それを一つのムーブメントにしようということをずっと言い続けてきたのですが、それに賛同してくれた過去の参加者、実は5回目の参加という子が二人居るのですが、その二人を核にして、まずはプログラムに対する意見を言ってもらうところから始めました。例えば、朝から晩まで討論ではくたびれるので、朝は討論をして、昼からは遊びに行きましょうというような提案も気楽にしてくれるので、盛り上がりを作るのにとても良かったと思っています。
 広島市だけではなく、ハノーバー市にも過去の参加者が何人か居まして、去年(ハノーバー市へ)行ったときに、事前に(ブランチの)話をしていたので、(ブランチの活動を)意識してくれていると思います。やはり継続的な事後活動のためには、それぞれの街に自分たちの組織があることが大前提だと思うのです。今、手始めに、広島市、ハノーバー市と作りましたので、後は、非常に関心を持ってくれているボルゴグラード市でありますとか、その他の都市にも順次広げていって、来年にはもっといくつかの都市がこれに加わってくれて、彼らが事前に集まって、例えば、今年のテーマについて、特にこういうことをしようとか、そういうところまで突っ込んで話をしてくれるといいなと思っています。そういう意味でも、だんだん地盤が強化されてきたという意識でおります。
 歩みが遅いので、もう15回も開催しているのに何をやっているのだとお𠮟りを受けるかもしれないのですが、メンバーが若く、毎年替わりますので、常に同じ意識レベルというのは難しいので、遅々たる歩みですが、前向きに進めていきたいと思います。
 2点目は、参加者のディスカッションを聞いていて思ったのですが、確かに、この未来会議は、核兵器廃絶というところから始まっています。当初は、「2020ビジョン」を始め、「鯉のぼり運動」もそうですが、広島市の若者が(核兵器廃絶を訴える活動)と言われてきたと思います。それはそれで大事なことですが、ただ、それに焦点を当てた活動というのは、高校生、大学生では、(他にも)結構あります。NPT再検討会議には高校生代表が派遣されていますし、高校生平和大使もあります。そこで、世界中から参加者が集まる未来会議では、どのようなことを討論したらいいのかを事前に話し合うと、例えば、環境問題をもっと話し合うべきではないかとか、平和、平和というけれど、平和を達成するためには、まずは自分たちの生活基盤が安定している、衣食住が足りている必要があり、そのような、元々のその国の置かれた状況の改善から始めないといけないのではないか、いきなり核兵器だけを廃絶することで、紛争が無くなって平和になるかというと、そうではないだろうというような議論があるわけです。
 そこで、この未来会議の事後活動についてですが、最近、注目を浴びていることに、16歳のスウェーデンの女の子が地球温暖化に対して訴えて、国連に評価されたということがあります。高校生くらいになると、決して力が無いわけではなく、集まれば何かできるのだという自信めいたものをみんなが感じてくれたのではないかと思います。(未来会議は)平和問題を核にするけれども、本当に平和を達成するためには何が必要なのかという議論を進めていった先には、16歳のスウェーデンの女の子の活動や、あるいは、ICAN(アイキャン)の核兵器禁止活動のようなものにつながらないかと、私自身は夢見ています。まだ時間が掛かるとは思いますが、ブランチを作るということもそういうことからです。まだ具体性はありませんが、世界同時にある日を決めて、こういう活動をみんなで打ち上げてみようというようなことは、彼らだってできるだろうと思っているのです。我々のような立場の人間が上から目線で言うのではなく、彼ら自身が自分たちの持っている考えを具体的に明かしてくれることを、最終的には目標にしたいと思っております。
 蛇足になりましたが、私の感想を述べさせていただきました。ありがとうございました。

糸山教育長

 はい、ありがとうございました。
 それでは、本件についてはこの程度にしたいと思います。
 次に、議題2「令和2年度中学校入学における隣接校・行政区域内校選択制の受入数について」を議題とします。
 本件は報告案件です。内容について、学事課長から説明をお願いします。

学事課長

 議題2「令和2年度中学校入学における隣接校・行政区域内校選択制の受入数について」、報告いたします。
 それでは、資料の17ページを御覧ください。
 まず、1、隣接校・行政区域内校選択制の概要についてです。
 隣接校・行政区域内校選択制とは、中学校進学の際に、10月1日の住民票の住所を基準として、住んでいる学区の中学校、これを所属中学校と申しますが、ここだけでなく、学区が隣り合わせになっている隣接校や隣接校以外の、住んでいる区内にある行政区域内校の中からも選択することができるという制度です。
 本制度により、住んでいる学区の中学校よりも隣接する学区の中学校の方が近い場合などは、通学に利便が図れますし、保護者や児童が教育内容や部活動などで行きたい学校を選ぶことによって、学校に対する関心も高まり、信頼される学校づくりが促進されることが期待できます。
 次に、2、各中学校の学区外からの受入数についてです。
 受入数は学区内の児童が全員所属中学校に入学できるようにした上で、各中学校の施設状況に合わせて設定します。令和2年度中学校入学における各中学校の学区外からの受入数は表のとおりです。
 また、今年度は、祇園中学校の過密化の解消のため、所属中学校が祇園中学校と祇園中学校以外のその他の中学校に分けて受入数を設定し、所属中学校が祇園中学校である3小学校、祇園小学校、山本小学校、春日野小学校の児童のみを対象とした受入枠を祇園東中学校、長束中学校の2校において75人分増員確保しました。具体的には表のとおり、祇園東中学校については、所属中学校が祇園中学校の方の受入数は35名、所属中学校がその他の方の受入数は10名、合計45名の受入れとし、長束中学校につきましては、所属中学校が祇園中学校の方の受入数は40名、所属中学校がその他の方の受入数は5名、合計45名の受入れとしました。
 なお、今後のスケジュールにつきましては、10月4日までが希望申請書の提出期限となっております。希望申請者数が受入数を超えた学校につきましては、12月上旬に公開抽選会を行いまして、当選者と補欠順位を決定することとしております。
 説明は以上でございます。

糸山教育長

 はい、ありがとうございました。
 ただ今の説明について、御質問等がありましたらお願いします。

栗栖委員

 安佐南区に受入数が0人の中学校が二つあるのですが、これは何か事情があるのですか。

教育次長

 祇園中学校が0人になっているのは、過密でもう受入れができないからです。山本小学校、祇園小学校、春日野小学校以外からは受け入れないということです。
 東原中学校については、先ほど、学事課長が説明しましたように、教室数の関係で、指定学校以外の受入れは難しいということです。

栗栖委員

 受入れができないということですか。

教育次長

 はい。教室数が足りないということで、東原中学校も0人にしています。今年度はたまたま0人という状況ですが、教室数との絡みがございますので、年度ごとに見直します。

栗栖委員

 例えば、南区のように受入数に若干違いがあるのは、そういう(学校ごとの)事情があるということですね。

教育次長

 はい。大体35人ぐらいを上限にしているのですが、(学校ごとの事情によって)受入数が若干違っているということです。

西委員

 (市議会)文教委員会への報告の中でも、このことに関して拝見したのですが、祇園東中学校の35人と長束中学校の40人で、希望者が出ればうまく分散するのでしょうか。これまでも、祇園中学校区の児童で他の中学校へ行きたいという希望者はこのくらいあったのですか。

学事課長

 過去の事例から申し上げますと、祇園東中学校につきましては、3小学校からの応募者数は20名前後ということですので、受入数としては消化可能な上限枠だと思っております。長束中学校につきましては、昨年度は5名の枠でございましたので、(そのために)応募者が少なかったということもありまして、今回の応募がどのくらい増えるかというのは不透明なところもございますが、教室数の関係もございますので、この枠が上限であろうと考えております。

西委員

 (祇園東中学校、長束中学校を)希望する児童がいれば、うまくいくのでしょうが、希望が無かった場合は、結局、祇園中学校に有る教室の中で、例えば、特別教室を普通教室にするという形になるわけですよね。その辺りの見通しは、一応、うまくはけていくという発想なのですか。

教育次長

 はい。長束中学校は、昨年は5名の受入れだったのですが、一昨年は、恐らく、もう少し受入枠が多かったので。

西委員

 (受入れ枠が)5名だったから、応募者が少なかったということですね。

教育次長

 はい。狭い枠なので(応募者も少なかったのですが)、一昨年は恐らくもう少し枠がありましたので、(応募者は)30名くらい居たと(思います)。

学事課長

 長束中学校につきましては、昨年、一昨年と5名だったのですが、その前の年が35名でした。

教育次長

 その前の年でした。

糸山教育長

 (昨年も、)枠は5名でも応募者は沢山居たでしょう。5名の枠に(対して)沢山の希望者が手を挙げたけれども、5名しか受け入れなかったのではなかったですか。

学事課長

 応募者数は12名でした。

教育次長

 やはり競争率が厳しいところには申し込まないので。

糸山教育長

 補足しますと、中学校に入学する生徒の数は、小学校の児童数が分かりますので、多少の変動はありますが(推計できます)。その生徒数の推計でいうと、来年度は(教室が)1クラス足りなくなるかもしれないという状況になっています。
 そもそも、生徒数が増え過ぎて入らないので、今、増築に向けて準備をしているところなのですが、その増築分ができるのが来年の夏です。来年の夏休み明けには、もうできる予定です。それまでの間は教室が1クラス足りなくなるかもしれないというのが現状です。そこを何とか、ソフト(面の)対策で対応できないかということで、このようにしておりますので、恐らく、何とかこれで対応できるであろう(と考えておりますし)、あるいは、もしこれで(対応)できない場合は、これは隣接校の選択ですが、さらに、そこを飛び越えてもう少し遠くでも行きたいという希望があれば、これはまた別の許可制度を特別運用するような形で、何とか吸収したいと考えております。そこは、今から検討するところです。

学事課長

 すみません。先ほど、(昨年度の長束中学校の応募者数は)12名と申し上げましたが、21名の間違いでした。大変失礼いたしました。

糸山教育長

 5名に対して、昨年は21名の応募がありましたので、随分、お断りをしていたものを、1クラス分の(枠を)構えていますので、そういうところは吸収して(いこう)ということです。

井内委員

 保護者、児童への周知や教室の配置については、それなりに(準備が)できているのでしょうが、教員の配置については、当然、(受入数が増えれば)見直しをして、変えていく予定なのですね。

教育次長

 はい。応募者数に応じてクラス数が決まりますので。

井内委員

 クラス数に合わせた人員配置をされるということですね。

教育次長

 はい。そういうことです。

井内委員

 はい。分かりました。

秋田委員

 元々の人数がちょっと分からないのですが、例えば、祇園中(学校)は何人くらいの生徒が(居るのですか)。

学事課長

 今ですか。

秋田委員

 はい。何人のうちの35人や0人なのかが分からないので(教えてください)。

学事課長

 祇園中学校につきましては、今年の5月1日現在で、1年生が380名、2年生が364名、3年生が350名で、合計1,094名となっております。クラス数につきましては、1年生が11クラス、2年生が10クラス、3年生が9クラスで、合計30クラスでございます。

糸山教育長

 今、(生徒数が)1,000人を超えているのは祇園中学校だけです。恐らく、30クラスある学校も祇園中学校だけだと思います。二番手の五日市中学校が、870人で28クラスですから、祇園中学校が飛び抜けています。

教育次長

 30クラス、プラス特別支援学級の3クラスで、33クラスです。

糸山教育長

 特別支援学級を入れると33クラスですから、広島市立の中学校の中では飛び抜けて人数、クラスの多い学校になっています。

伊藤委員

 手続についてですが、10月に希望申請を受けて、その後、抽選会で決めていくということでしたが、一律に抽選になるのでしょうか。例えば、小学校のときにいじめがあり、どうしても(学校を)変わりたいというような理由があれば、それを加味して選出したりもするのでしょうか。

学事課長

 いじめ等の理由で指定学校に行けない児童につきましては、この制度とは別に指定学校変更許可制度というのがございますので、それを使って別の学校へ行っていただくことになります。

糸山教育長

 それでは、本件については、この程度にしたいと思います。
 以上で議題は全て終了しました。
 これをもって、令和元年第8回広島市教育委員会議定例会を閉会いたします。

7 議決事項

 なし

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