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ひろしま食の安全・安心ニュース 第9号 11月 26日発行
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登録していただいた方に、「ひろしま食の安全・安心ニュース 第9号」をお届けします。
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広島市内の食中毒発生状況
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広島市内でカンピロバクターによる食中毒が2件発生しました。
【事件1】
10月19日に広島市内の飲食店が提供した食事(鶏のたたき、鶏の炭火焼、串(肝、ハツ、豚バラ、ねぎま、白玉の豚肉巻き、里芋等)等)を喫食した1グループ6名のうち4名が10月21日から10月23日にかけて発熱、腹痛、下痢等を発症。
患者便からカンピロバクターが検出された。
【事件2】
10月26日に広島市内の飲食店が提供した食事(白肝、串(せせり、ねぎま、鶏もも肉等)、軟骨唐揚げ、じゃがバター等)を喫食した1グループ7名のうち3名が10月29日から10月30日にかけて発熱、腹痛、下痢等を発症。
患者便からカンピロバクターが検出された。
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カンピロバクタ―による食中毒に注意しましょう!!
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★カンピロバクターの特徴
○100個程度と比較的少ない菌量で感染します。
○熱には弱く75℃1分間の加熱で死滅します。
○人や動物の腸管内で増殖しやすく(酸素濃度3〜15%、温度40〜42℃)、通常の大気中(酸素濃度約23%)では増殖することはありません。
また、酸素のない環境でも増殖しません。
★主な原因食品
○鶏肉や牛肉などを使用した、生や半生の食品(例:鶏レバ刺、鶏刺(ささみ刺)、鶏肉のたたきなど)
○生肉の汁(ドリップ)などから二次汚染をうけた食品
○動物の糞に汚染された井戸水や沢水
※カンピロバクターはもともと動物の腸管内にいるおり、食肉処理する時に、肉の表面に菌が付着するため、食肉にはカンピロバクターが高い確率でついています!!
※鶏肉の81%から、カンピロバクターが検出されました。
(平成27年度の広島市保健所調査結果より)
★症状
○潜伏期間(感染後症状が現れるまでの期間):2〜7日(他の食中毒菌に比べて長い)
○症状:腹痛、下痢(水様便・血便)、発熱(38〜39℃程度)、頭痛
※多くの患者の方は、一週間程度で治癒し、通常、死亡例や重篤例はまれですが、子ども、高齢の方、抵抗力の弱い方等は重症化の可能性が高いことに注意が必要です。
★予防方法
(1)十分な加熱
○加熱調理する時は中心までしっかり火を通しましょう。(75℃以上で1分間以上)
○たれ付肉、結着肉などは肉の内部に菌が入り込んでいることがあるため、特に注意が必要です。
○肉を生で食べると食中毒になるリスクがあります。
(2)二次汚染の防止
○肉を扱った後は、手洗い、調理器具(包丁、まな板等)の洗浄、消毒を行いましょう。
○生肉を冷蔵庫内で保管する際は、タッパーやトレー等の容器を使用し、生肉の汁(ドリップ)が他の食品にかからないよう注意しましょう。特に生野菜(サラダ)等の非加熱食品は要注意です。
○肉類を調理する調理器具等は専用のものを使いましょう。
○焼肉やバーベキューの際は、専用のトングを使用し、食べるはしで生肉に触れないようにしましょう。
★☆★ 参 考 ★☆★
↓↓カンピロバクター(広島市ホームページ)
https://www.city.hiroshima.lg.jp/site/syokuhin-eisei/8045.html
↓↓カンピロバクター食中毒予防について(Q&A)(厚生労働省ホームページ)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000126281.html<外部リンク>
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毒キノコによる食中毒に注意しましょう!
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有毒な野生のキノコを食用キノコと誤って採取、喫食したことによる食中毒が多く発生しています。
また、有毒なキノコを食べたことによる死亡事例も報告されています。
食用と確実に判断できないキノコは絶対に「採らない、食べない、売らない、人にあげない」ようにしましょう!
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よくある症状
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○潜伏時間:食後30分〜10時間前後(食べてすぐに発症する場合が多い)
○症状:吐き気、嘔吐、下痢、腹痛、発汗、めまい、けいれん、呼吸困難など、キノコの種類ごとに異なります。
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予 防 方 法
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○知らないキノコは「採らない、食べない、売らない、人にあげない」ようにしましょう。
※万が一、毒キノコと思われるキノコを食べて体調が悪くなった場合はすぐに医療機関を受診しましょう。
★☆★詳しくはこちらから★☆★
↓↓キノコ(広島市ホームページ)
https://www.city.hiroshima.lg.jp/site/syokuhin-eisei/8057.html
↓↓毒キノコに注意してください!
https://www.city.hiroshima.lg.jp/site/syokuhin-eisei/8059.html
↓↓毒キノコによる食中毒に注意しましょう(厚生労働省ホームページ)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/kinoko/<外部リンク>
↓↓自然毒のリスクプロファイル(厚生労働省ホームページ)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/poison/index.html<外部リンク>
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食中毒に関する情報(全国)
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メインニュースでは、全国で発生した有毒な野生キノコによる食中毒事例等を紹介しています。
掲載内容の概要は以下の通りです。
◆令和2年8月以降、全国で次のような食中毒事件が発表されています。
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発生場所 原因施設 原因のキノコ
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栃木県 家庭 種類不明 ※死亡事例
岩手県 家庭 カエンタケ(推定)
秋田県 家庭 クサウラベニタケ
栃木県 家庭 クサウラベニタケ(推定)
岐阜県 家庭 ツキヨタケ
山形県 家庭 クサウラベニタケ
富山県 家庭 ツキヨタケ
福島県 家庭 カキシメジ(推定)
長野県 家庭 ツキヨタケ
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★★★メインニュースはこちらから★★★
↓↓ 食品安全情報センターニュース(広島市ホームページ)
https://www.city.hiroshima.lg.jp/site/syokuhin-eisei/8058.html
※メインニュース「食中毒事件発生情報 臨時号」(PDFファイル)をダウンロードしてください。
※メインニュースの掲載まで時間がかかることがあります。最新のメインニュースがダウンロードできない場合、時間をおいて再度アクセスをお願いします。
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広島市ホームページにも「食の安全・安心」に関する情報を掲載しています(食品関係)
https://www.city.hiroshima.lg.jp/site/syokuhin-eisei/
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ひろしま食の安全・安心ニュース バックナンバーはこちらから
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広島市食品安全情報センター(広島市保健所食品保健課)
〒730-0043
広島市中区富士見町11番27号
TEL:082-241-7434 FAX:082-241-2567
E-mail:shokuhin@city.hiroshima.lg.jp
ホームページ
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