広島市ホームページ > 令和2年3月1日号トップページ > 区版 > 安佐南区 > 女性の健康づくり
3月1日日曜日から8日日曜日までは「女性の健康週間」です。これは、女性が生涯を通じて健康で明るく、充実した日々を自立して過ごすことを総合的に支援するために定められたものです。
女性は思春期から更年期のホルモン状態や、結婚や育児などのライフステージによって男性とは異なる心身の変化をします。今回は毎日の生活でできる食生活、運動などの健康づくりのためのポイントを紹介します。男性の健康づくりに効果的なポイントもあります。参考にしてみてください。
◆問い合わせ先:健康長寿課(電話831-4942、ファクス870-2255)
1回の食事に主食(ごはん、パン、麺類など)、主菜(肉、魚、卵、大豆製品など)、副菜(野菜、いも、きのこ、海藻など)がそろうようにすると、栄養バランスが整います。間食には、骨粗しょう症に効果的な牛乳を入れたコーヒーや、貧血予防に効果的なプルーンを入れたヨーグルトがお勧めです。
骨粗しょう症予防に効果的!
鮭のごまチーズ焼き
ごまやチーズに含まれるカルシウムの吸収率を上げるビタミンDが豊富な鮭のレシピです。
◆材料:鮭の切り身(甘塩)1切れ、酒(適量)、すりごま(小さじ1)、粉チーズ(小さじ1)
※すりごまの種類は問いません
【作り方】
1.鮭の切り身に酒を塗り、混ぜ合わせた粉チーズとすりごまを両面にまんべんなくまぶす
2.トースターなどで5分間程度焼いて中まで火を通す
適度な運動は生活習慣病予防やストレス解消、美容などに効果があります。まずは簡単なウオーキングがお勧めです。10分間歩くと約1,000歩!普段の生活に運動を取り入れてみましょう。
運動効果をアップさせる歩き方をしよう!
1.顎を引いて視線はまっすぐ
2.肩の力を抜いて背筋を伸ばす
3.ひじをやや曲げて腕を大きく振る
4.歩幅は普段よりやや広く
5.膝を伸ばしてかかとから着地
6.つま先で大地をキック!
プラス10分の工夫
◆家事をする中で、こまめに動く
◆テレビを見ながら筋トレやストレッチ
◆エレベーターではなく階段を利用する
◆仕事帰りに1駅分歩く
◆歩いて買い物に行く
喫煙は健康への害以外にも、肌荒れや歯の黄ばみなどの美容や妊娠・出産、子どもの成長などに悪影響があります。自分で禁煙することが難しい人は、禁煙外来などを活用しましょう。
誰もが毎日の生活でストレスを受けています。睡眠をしっかりとる、お気に入りの入浴剤を使って湯船にゆっくりと漬かるなどの自分なりのリラックス方法を見つけて、こまめにストレスを解消しましょう。
女性に多い、または女性特有の病気の検診を定期的に受けましょう。また、女性特有の不調について気軽に相談できるかかりつけ医をもちましょう。
乳がん
今、日本人の女性の11人に1人がかかると言われていますが、早期に発見し適切な治療を受ければ、良好な経過が期待できます。20歳から月に1度のセルフチェック、40歳からは2年に1回の乳がん検診を受けましょう。しこりなどの自覚症状がある場合は早急に医療機関を受診しましょう。
子宮頸がん
子宮入り口の子宮頸部にできる子宮頸がんは40代に発症の可能性が高まります。最近では、20代などの若い世代にも発症者が増加しつつあります。初期は全く症状がないため、20歳になったら2年に1回の子宮頸がん検診を受けましょう。
骨粗しょう症
骨量が減って骨折しやすくなる病気で、特に閉経後の女性に多くみられます。女性ホルモンの減少や老化のほか、近年では若い世代でも、無理なダイエットや生活習慣の乱れによる発症が増加しています。自分の骨量を把握しておくために定期的に検診を受けましょう。