「いま、私たちが思うこと」
被爆80周年-80の点描
市民のメッセージと被爆樹木・建物・橋梁(きょうりょう)。さまざまな声に耳を傾け、皆さんも一緒に思いを巡らせてみませんか。
あなたにとっての幸せなひとときは?
フルーツをおかわりしたとき
岩崎治真(いわさきはるま)(8)
皆と一緒にわいわいするとき。楽しそうな仲間を見るのが好き
高松晴菜(25)
満員の「エディオンピースウイング広島」でプレーしているとき
川辺駿(かわべはやお)(29)
おいしい食べ物をおなかいっぱい食べて温泉に入ったとき
成瀬太臥(なるせたいが)(12)
小学校5年生と6年生の息子たちが猫と戯れているのを見るとき
熊本枝里子(43)
元気に過ごせていること
三原由紀子(77)
趣味など自分のために使える時間
山川哲生(76)
友人とゴルフを楽しんで、ゆっくりお風呂に入る休日
松井一實(まついかずみ)(71)
本を読んでいるとき。特に松本清張が好き
松下忍(85)
家族と食卓を囲んでいるとき
宮本琴子(19)
公民館の活動グループの仲間と一緒に歌を歌っているとき
渡邊時義(わたなべときよし)(67)
久しぶりに同級生と会って話をしたとき
森田新次(52)
スポーツを観戦しているとき
中村文哉(24)
10歳のこどもと将棋で遊んでいるとき
宮川和也(44)
庭仕事に集中しているとき
石井正義(81)
被爆80年の今年、やりたいことは?
教師をしているので、生徒にもっと話していきたい
高阪清史(こうさかきよし)(29)
吹奏楽団に所属しており、平和記念公園で演奏したい
髙倉万友美(50)
日々の暮らしに感謝しながら、生きることについて考える
山本悦子(34)
新聞の平和関連記事が興味深いので、読み続けたい
藤原邦子(ふじわらくにこ)(82)
94歳の被爆者の祖母を平和記念式典に連れて行ってあげたい
西尾香月(にしおかづき)(46)
11月に県外から転入したので、これから平和へ思いをはせたい
宇田妃夏乃(うだひなの)(26)
毎年8月6日と15日は慰霊碑に参拝しており、今後も続けたい
吉山昌男(80)
難民として広島に逃れてきた人がいたら助けてあげたい
芥川健三(あくたがわけんぞう)(74)
とうろう流しにこどもと一緒に参加したい
前田葉月(まえだはづき)(38)
平和を伝える絵本を制作するので、多くの人に読んでもらいたい
さこももみ(63)
平和記念公園で行っているサークル活動を続けたい
小林叶実(こばやしかなみ)(20)
スタジアムでサッカーを見ながら家族と平和について語り合いたい
森剛志(もりつよし)(48)
国境なき医師団などに寄付をしている。積み重ねれば力になる
片山真砂子(64)
県外の友人が来たとき、資料館に連れていきたい
山本裕則(やまもとやすのり)(69)
家族、友人など関わる人へ感謝の気持ちを日常的に伝える
筆谷芽生(ふでたにめい)(21)
悲惨な過去と向き合い、自分にできることを探したい
志茂(しも)さくら(20)
身近な人と話す際、意識的に政治の話をして関心を持ってもらう
中野稔弘(なかのとしひろ)(80)
長崎などに旅行に行きたい
竜田邦江(たつたくにえ)(86)
ローカルな慰霊碑を見に行きたい
髙野蒼太(たかのそうた)(14)
障害者と広響のジョイントコンサートを通して平和を伝えたい
岡田節(おかだみさお)(81)
秋に調べた被爆の内容について、クラスの友だちと話し合いたい
喜田大翔(きだやまと)(10)
平和な世界にするために何が必要?
命の大切さを知る
森田郁枝(77)
ゆとりのある心を持てば、許容できることが増えると思う
西山江利佳(34)
一人一人が平和に対して関心を持ち続ける
水岡祐一(みずおかゆういち)(34)
他者に与えつつ、自分の持つものややっていることに満足すべき
Ryan Fischer(ライアン フィスチャー)(52)
世界に関心を持ち、語り合い、考えて一歩を踏み出す
木原悠那(きはらゆな)(16)
世界の為政者が資料館を見学し、被爆者の叫びを聞く
伊藤正雄(83)
花があふれる世界になれば人の心も豊かになる
加藤文隆(47)
人は1人では生きられないため、周りに感謝する
佐々岡真司(57)
対決より解決を
山下大稀(28)
想像力を働かせて現実と向き合い、対話や歩みを止めない
藤谷由江(ふじたによしえ)(48)
何があったのかを知り、周りの人と話をする
河野千鶴(こうのちづる)(50)
冷静に考えることのできる人に仲裁してもらって話し合う
田部敬士(たなべけいじ)(13)
自分自身を大事にすることで、人に優しくなれる
田中優奈(たなかゆうな)(38)
争い事は道具を使ったらいけない。トップの判断が全て
野田博(93)
目の前にいる人を大事にし、見えない場所にいる人を想像する
鈴木由香(40)
文化の違いを理解し、尊重する
加藤順風(かとうよりかぜ)(21)
日々の小さな幸せを大切にする
杉原亘(すぎはらとおる)(34)
他人事のように考えず、選挙に行ったり、政治に参加したりする
柳楽恵里(なぎらえり)(41)
争いごとにつながる貧富の差がなくなればいい
有田良直(ありたよしなお)(89)
相互で問題を理解し、相手に敬意を払う
中山恵利菜(19)
多様性を認めて、いろいろなことを取り入れる
坂本美津子(68)
核兵器をゼロにする
山中隆(やまなかたかし)(67)
平和への思いを未来につなぐためにどうする?
平和学習で学んだことを幼い妹に分かりやすく伝える
串間唯人(くしまゆいと)(18)
被爆体験伝承講話をしている同級生に会い、話を聞く
河野李奈(こうのりな)(35)
「原爆の絵」を通して被爆者から聞いた話を全国に伝えたい
原詩音(はらしおん)(17)
ノーベル平和賞受賞を知らずに亡くなった先人の思いを伝えていく
大中伸一(74)
無惨な事実を知り、「平和」とは何かを考え、周囲の人と意見を交わす
和田行司(わだゆきじ)(71)
こどもが平和学習で分からないことがあれば一緒に考える
佐々木麻衣(36)
戦争体験を人に伝えたことがないが、誰かに聞かれたら話したい
広谷チズ子(88)
聴講者が吸い込むように聞いてくれる被爆体験講話を続けたい
桒本勝子(くわもとかつこ)(85)
家族伝承者としての講話活動を、地道に続けていきたい
窪田紀子(くぼたのりこ)(50)
祖父から戦時中の話を聞き、これから生まれるこどもに伝えたい
河野凌(こうのりょう)(25)
戦争を詳しく知り「本当の平和とは何か」を考え、後世に伝えていく
芝田恵(しばためぐみ)(12)
被爆者の話を聞き、多言語でSNSで発信する
Putera Ramadhan Saeful Hidayat Tabyini(プトラ ラマダン サエフル ヒダヤット タビニ)(26)
県外から来た人に親から聞いた戦争体験を伝える
望月博規(もちづきひろき)(75)
101歳の母から聞いた話を伝えたい
松永悦子(74)
記憶し、忘れないように伝えていく
松島真人(まつしままさと)(18)
生徒会を活用し、学校全体に平和学習を広めたい
田中汎夏(たなかはんな)(18)
多くの人と話して交流を持つ
松尾朗(80)
戦争体験を記録に残し、身近な人に伝える
図師奈穂美(ずしなほみ)(87)
平和への思いをつなぐ「物言わぬ証人」
クロガネモチ(中区)
爆心地から530メートル離れた白神社前の被爆樹木。被爆時に焼け残った根元から新芽が生え、立派に成長した
水道資料館(東区)
被爆当時は牛田水源地送水ポンプ室。爆風により機能が停止したが、その後送水を再開し、1972年まで水を送り続けた
郷土資料館(南区)
被爆当時は宇品陸軍糧秣支廠(りょうまつししょう)(缶詰工場)で、兵士や軍馬の食料を確保していた。被爆後、多くの被災者を収容した
栄(さかえ)橋(南区)
爆風方向に沿って架かっていたため、被害が少なく、被災者の避難路となった。現存する六つの被爆橋梁のうちの一つ