地域で取り組む有害鳥獣対策
野生動物による農作物の被害が深刻さを増しています。一人一人が正しい知識を身に付け、地域で協力し、被害を防止していきましょう。
◆問い合わせ先:農林課(電話831-4950、ファクス877-2299)
こんな所にシカがいる!?
近年、シカの被害は農作物にとどまらず、住宅地等まで出没するようになり、相談も多く寄せられています。
シカの被害にあった畑
野生動物を寄せ付けない環境づくりが大切です
餌場をなくす
収穫せずに放置した野菜や果物、生ごみなどが、気が付かないうちに野生動物を引き寄せる餌となります。田畑や家の周りの環境に気を配り、餌場にしないようにしましょう。
農地を囲む
侵入を防ぐためには、ワイヤーメッシュや電気柵などの設置が効果的です。野生動物の特徴を踏まえて、資材を正しく選び、隙間や柵の下などから侵入されないように適切に設置しましょう。
隠れ場所をなくす
野生動物は基本的に臆病です。田畑の周辺の森ややぶ、耕作放棄地などは、安心して田畑に近づける場所です。適切に草刈りや伐採をして隠れ場所をなくしましょう。
こんな所にサルがいる!?
シカやイノシシだけでなく、サルも住宅地などに出没しているという相談が多く寄せられています。
「人に慣れさせない」、「餌場をつくらない」ことが重要です
人に慣れさせない!
サルは人が見ているだけであれば、人を安全なものと認識し、安心して出没するようになります。
サルは自分の身を守るため、威嚇してくることもあります。危険を感じたら無理せず、落ち着いて、その場から離れて下さい。
餌場をつくらない!
餌を与えていないつもりでも、餌になるものはたくさんあります。放置すると団地内を餌場として認識し、サルが居つくようになります。
家庭菜園などの野菜、生ごみ、軒につるした野菜、庭の食べ切れない果樹を放置しないようにしましょう。
人身被害や住宅地などでの目撃情報があれば、安佐南警察署(電話874-0110)、農林課(電話831-4950)まで連絡を
有害鳥獣駆除班の活動にご理解を
区では、地元猟友会の協力を得て有害鳥獣駆除班を編成し、猟銃などによる駆除活動を実施しています。駆除班員は目立つようにオレンジ色のベストを着用し、事故防止に細心の注意を払い活動しています。ご理解とご協力をお願いします。
専門家から正しい被害対策を学ぶ
野生動物の生態を学び、正しい知識を身に付けることが、野生動物対策の第一歩です。町内会などで講習会を開催する際は、講師謝礼金に対する支援制度があります。農林課(電話、ファクス上記)へご相談ください。
(参考)令和5年度に区内の町内会などが開催した講習会
講習会名 |
内容 |
主催 |
ニホンザルの生態と被害対策について |
農地や市街地に出没するニホンザルの生態や対策について |
大塚・伴南学区社会福祉協議会 |
シカ被害対策について |
市街地に出没するシカの生態や対策について |
毘沙門台東町内会 |
ニホンザルの生態と被害対策について |
市街地(団地)に出没するニホンザルの生態や対策について |
花の季台自治会 |
講習会の様子