広島市 トップページへ  広報紙「ひろしま市民と市政」へ戻る

広報紙「ひろしま市民と市政」

広島市ホームページ令和5年12月1日号トップページ区版南区 > 地域で広げる助け合いの輪

地域で広げる助け合いの輪

写真

 青崎公民館では、原則毎月第4金曜日に、介護や認知症について話せる憩いの場として「たんぽぽカフェ」が催されています。
◆問い合わせ先:同公民館(電話・ファクス281-3802)


青崎地区の取り組み

 地域の人々が住み慣れた地域で暮らせるよう、公民館と地域包括支援センターが共催して、高齢期の医療や介護、生活についての相談、情報交換を行う場「お茶べりサロン たんぽぽ」を、令和4年まで開催していました。
 そうした取り組みの中、認知症に関する相談も多く寄せられるようになり、介護予防のほか、認知症予防などもより一層対応できる機能の充実、強化が求められるようになりました。
 これを受けて、今年度から、認知症カフェのノウハウを持つボランティアグループと地区社会福祉協議会が新たに加わり、これまでのサロンに認知症カフェの機能も加えた「たんぽぽカフェ」がスタートしました。

【イメージ】
お茶べりサロンたんぽぽ
(令和4年度まで)
たんぽぽカフェ
(令和5年度から)
  認知症カフェ
高齢期の医療、介護、生活の相談など 高齢期の医療、介護、生活の相談など
主催:青崎公民館
大州地域包括支援センター
主催:地域ボランティア団体
共催:青崎公民館
大州地域包括支援センター
青崎地区社会福祉協議会

 認知症の人や家族、地域団体や福祉団体など認知症にいろいろな形で関わる人たちが集まり、相談・情報交換などが行える交流の場を提供し、
1.認知症への正しい知識と理解を深めること
2.地域とのつながりを通して、対象者の悩みの軽減や孤立化の防止を図ること
3.地域で相互扶助の輪を広げ、地域福祉の向上を図ること

を事業の目的としています。


新たに地域一体で取り組む

 新しいサロンのメニュー内容は、地域包括支援センターの協力を得ながらボランティアグループが企画します。また、サロンでの交流後、地域の相互扶助の輪を広げていく場面では、地域の社会福祉協議会が加わるなど、地域が一体となった取り組みが行われています。

写真
地域包括支援センター職員から認知症についてのアドバイス

地域の交流の場づくり

 カフェでは、認知症だけでなく、高齢期の医療・介護、生活全般のことについて、お茶を飲みながら、気軽に相談、情報交換などができる場を作っています。

写真
気軽に話せる交流の場

 また、月ごとにメニューを変えて、介護予防、認知症予防を目的とした「ミニ運動会」、音楽療法としての「音楽鑑賞会」や、こいのぼりや風鈴の工作など、様々な講義・実技を共催団体の協力を得ながら行っています。

写真
ミニ運動会での輪投げ


大人から子どもまで気軽に集える場を

写真
たんぽぽカフェ代表 吉本美輝(よしもと みき)さん

 たんぽぽカフェは、どなたでも気軽に集い、一緒に考えたり笑ったり、楽しい時間を過ごす場所です。
 様々な地域団体などの協力を受けながら、認知症予防、四季が感じられる楽しいレクリエーションなど、日頃できないことも経験してもらえます。
 また、本来、大人が担う家事や家族の世話を日常的に行う子供ヤングケアラーも問題となっているので、世代交流ができる場所を目指していきたいです。



トピックス