資料館として残る被爆の記憶
区内には小学校に隣接する平和資料館が2カ所あり、原爆の悲惨さと平和の大切さを物語っています。
◆問い合わせ先:区政調整課(電話504-2543、ファクス541-3835)
袋町小学校平和資料館

被爆建物である袋町小学校西校舎の一部を平和資料館として保存しています。被爆直後、避難場所や救護所として使用され、児童・教職員や地域の人々の安否を尋ねる場となりました。そのため西校舎内の壁面(1.)には、被爆者の消息などを知らせる伝言が数多く残され、当時の様子を伝える貴重な資料となっています。
爆風により運動場に吹き飛ばされたと言われている太鼓(2.)や被爆により壊れた扉と窓、すすが付着している壁と天井も保存されています。

1.伝言が残された壁面

2.太鼓
1.2.提供:袋町小学校平和資料館
●袋町小学校平和資料館
◆場所:袋町6-36
◆開館時間:午前9時〜午後5時
◆問い合わせ先:電話、ファクス541-5345
市ホームページ
※12月28日木曜日〜来年1月4日木曜日は休館
※施設への入館方法は二次元コードから確認を
本川小学校平和資料館

本川小学校は、爆心地に最も近い学校として大きな被害を受け、地下室や外壁のあちこちに当時の惨状の跡をとどめています。黒い煙の跡や、焼け焦げた配電盤(3.)、熱風で焼けた戸枠(4.)がそのまま残され、被爆の「証」として保存されています。
地下には、1992年4月に広島平和記念資料館本館から移設された被爆時の広島の様子を再現した模型(5.)が展示されています。展示室には、被害の様子を写した写真や被爆した遺物(6.)などの展示も。展示品の多くは、当時の教職員が被爆地から集めたものです。

3.配電盤

4.戸枠

5.被爆時の模型

6.展示室
3.〜6.提供:本川小学校平和資料館
●本川小学校平和資料館
◆場所:本川町1-5-39
◆開館時間:午前9時〜午後5時(入館は午後4時40分まで。来館時に北門インターホンを押して受け付け)
◆問い合わせ先:電話、ファクス231-8020
市ホームページ
※12月28日木曜日〜来年1月4日木曜日は休館
※施設への入館方法は二次元コードから確認を