春になると美しいヤマザクラに彩られる、区内後山地区の権現山。
そのサクラの木の中に、樹齢300年を超えるひときわ大きな木があることをご存じでしょうか。
市内でもまれな大きさを持つこのサクラは、後山協和会によって「地域の宝」として発信され、令和3年3月にその地道な活動が実り、「後山のエドヒガン」として市天然記念物に指定されました。
令和4年度から「“まるごと元気”地域コミュニティ活性化補助金」を利用して、後山のエドヒガンを活用した地域の活性化への取り組みが始まりました。
まずは、権現山周辺の住民にエドヒガンが地域の宝・シンボルであるとの認識を広め、愛着を深めてもらうことを目的として、あさひが丘団地内に案内看板を設置し、エドヒガンを紹介したPRチラシを作成・配布しました。
今年は新たに「エドヒガン花祭り」の開催を予定しています。春の祭りとして定着させ地域の特産物の堀り起しを行い、さらに多くの地域の人が参加することで、地域のコミュニティが活性化することを目指しています。
後山協和会会長の栄 幹二(さかえ かんじ)さんは「観光資源が乏しい当地区で、新たに見つかった『後山のエドヒガン』という宝を、末永く保存していきたいです。春に開催予定の『エドヒガン花祭り』は、最初は地域住民の楽しく集う場として小さな祭りから始め、地域全体で盛り上げて段々と規模を大きくし、ひいては地域の活性化につなげていきたいと考えています」と思いを語ります。
“まるごと元気”地域コミュニティ活性化補助金は、地域の前向きな思いを形にするきっかけづくりに最適です。詳しくは下記をご参考いただき、お気軽にご相談ください。