近年、健康で過ごせる期間である「健康寿命」を伸ばすことの重要性が注目されています。
スッと伸びた背筋が印象的な山田さん(下写真)は大正11年生まれ、今年の11月で100歳を迎えます。家事はもちろん、体調が良いときには地域のゲートボールにも参加するという若々しさの秘訣を尋ねました。
◆問い合わせ先:地域支えあい課(電話943-9575、ファクス923-1611)
外に出ること、交流することが好き
社交的な山田さんは、コロナ禍以前は月曜日から金曜日まで予定がびっしり埋まっていたそうです。
また、茶道・華道の免許を持ち、以前は自宅で教室を開いていました。教室をやめた今も、自宅のあちこちに作品が飾ってあります。
社会や人とのつながりを大切にしてきた山田さんを、周囲も温かく見守っています。ご近所さんが集まり、皆でお茶を楽しむこともあるそうです

▲ゲートボールのメンバーと白寿のお祝い
まだまだやりたいことがいっぱい
外出が減った現在は、自宅でできる洋裁が一番の楽しみになっているという山田さん。
「洋裁などの趣味は女学生のころから、ずっと生きがいになっている。中断したのは子育て中と戦時中だけよ」と笑顔で話します。「今は夏にはくズボンを縫っているところ。昨日は作業に熱中していて時間がたつのを忘れていたの」と、生き生きとした表情を見せてくれました。
一緒に暮らす息子さんも、山田さんお気に入りの洋裁雑誌を買ってくるなど、協力してくれるそうです。
いつまでも好奇心を忘れず、ワクワクする感情を持ち続けることが若さの秘訣の一つかもしれません。
100歳を迎える区民の皆さん、おめでとうございます!
区では例年、9月の敬老の日に合わせ、「区長による100歳訪問」や各地区の敬老会への訪問で、区民の皆さんの長寿をお祝いしています。
区はこれからも、高齢者の皆さんが元気で過ごし、長年培われた経験を若い世代に伝えていけるようサポートしていきます。
※近年は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のためお祝いが中止となっています。今年度についても、感染状況に合わせて実施方法を検討しています
◆問い合わせ先:地域支えあい課(電話943-9575、ファクス923-1611)
シニアクラブに入ってみませんか?
区内各地のシニアクラブでは、健康寿命を伸ばすため、37クラブ、3,000人の会員が、以下のような幅広い分野で楽しく活動しています。地域社会に貢献するシニアクラブの活動を、区も支援しています。
●60歳以上の人は誰でも入会できます
●お住まいの近くのクラブや、その内容などを紹介します
●シニアクラブが設置されていない地区が一部あります。詳しくはお問い合わせを
生きがい
カラオケ、麻雀、社会見学会など
健康づくり
グラウンド・ゴルフ、ウオーキング、健康体操など
仲間との交流
交流サロン、旅行、誕生会など
社会貢献
防犯声掛け、美化活動、見守り活動など

区シニアクラブ連合会
井唯(いただ)会長
「区シニアクラブでは「老人クラブ」から「シニアクラブ」に名称を変更し、シニア世代にふさわしい活動の数々を展開しています。
近年では、特にウオーキングに力を入れています。私も市の「健康ウォーキング認定制度」に参加し精力的に取り組んでいます。
当クラブの活動・行事のほとんどが市の「高齢者いきいき活動ポイント事業」の対象であることも魅力の一つです。
シニアクラブで充実した第二の人生を送ってみませんか」
◆問い合わせ先:区シニアクラブ連合会事務局(電話、ファクス943-3357)月曜日、水曜日、木曜日、金曜日午前10時〜午後4時