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広報紙「ひろしま市民と市政」

広島市ホームページ令和4年3月1日号トップページ区版佐伯区 >住み慣れた地域で見守り、支え合う

住み慣れた地域で見守り、支え合う

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 市では、地域包括支援センターを事務局として地域団体が一体となり、高齢者を見守り・支え合う「高齢者地域支え合い事業」を展開しています。
 五日市学区で見守り活動を実施している「ごえん会」を紹介します。

◆問い合わせ先:地域支えあい課(電話943-9728、ファクス923-1611)

 本市では、2020年度をピークに総人口が減少しており、2025年度には高齢化率が26.6%に達することが見込まれています。住民同士の密接な関係を築きにくくなりがちな今、高齢者が住み慣れた地域で安心して暮らせるように、地域全体で見守り、支え合う仕組みが重要さを増しています。

ごえん会とは…

 「気くばりさん」と呼ばれる見守り協力員が、見守りを希望する高齢者の家を訪問するなどの活動をしています。令和2年10月から開始し、今年1月6日時点で、見守りを希望する登録者22人、見守り協力員22人の登録があります。

気くばりさん
 ボランティアで月に1回程度見守り活動を行い、五日市地域包括支援センターへ報告をしています。気くばりさんの交流会では、活動の中で感じたことや実際の活動方法について意見交換などを行い、安心して活動ができるような仕組みづくりに取り組んでいます。

運営委員会
 地域の団体(社会福祉協議会、町内会連合会、民生委員児童委員協議会、シニアクラブ)と気くばりさんで構成された運営委員会を、月1回程度開催しています。「ごえん会」の活動をよりよいものにするため、さまざまなことを話し合っています。「登録して良かったと思ってもらえるような魅力ある会にしたいです。気軽に登録してください。ごえん会の活動で地区のつながりを広げていきましょう」と運営委員会のメンバーは語ってくれました。
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運営委員会の様子

見守り活動の流れ

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1.登録
見守りを希望する高齢者や見守りに協力したい人は、地域包括支援センターへ連絡し「ごえん会」に登録する


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2.見守り
気くばりさんが「ごえん会」に登録した人の見守り活動を行う
夜間の電灯やポストの確認、訪問や電話で話をするなど




3.報告・相談
気くばりさんから見守り活動の報告を受け、地域包括支援センターが必要に応じて相談・支援を行う

登録者と気くばりさんの声

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 生活の中で不安を感じることが多くなってきたので、「ごえん会」の取り組みを知ってすぐに自分から登録しました。冨田さんが来てくれて、嬉しい!

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 地域でさまざまな役割を担ってきた中で、地域での見守りの大切さを感じていた時に「ごえん会」が始まりました。体が元気な限りずっと続けられる活動だと思い「気くばりさん」になりました。

 以前から顔見知りだった山下さんが「ごえん会」に登録していることを知り、山下さんの気くばりさんに立候補しました。月1回程度の訪問のほか、顔を見かけたら声を掛けるようにしています。

心掛けていることは”何か困ったことがあったら何でも言ってね”と伝えた上で、安心できるよう聞き役に徹することです。

区の地域包括支援センター

「声掛けをしてもらいたい」「見守り協力員に興味がある」など、各学区の取り組みについては、各地域包括支援センターへお問い合わせください
地域包括支援センター名 問い合わせ先
湯来・砂谷 電話0829-86-1241
ファクス0829-86-1242
五月が丘・美鈴が丘 電話208-5017
ファクス208-5018
三和 電話926-0025
ファクス929-0200
城山・五日市観音 電話924-7755
ファクス924-7761
五日市 電話924-0053
ファクス921-2865
五日市南 電話924-8051
ファクス924-8052

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