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広報紙「ひろしま市民と市政」

広島市ホームページ令和4年2月1日号トップページ区版安佐北区 > 自分たちのまちは自分たちで面白くする!

自分たちのまちは自分たちで面白くする!

 区は住民と協力し、個性豊かで魅力と活力のあるまちづくりを進めるため、「区の魅力と活力向上推進事業」に取り組んでいます。
 今回は、この事業で地域の活性化に取り組む団体の一つを紹介します。

◆問い合わせ先:地域起こし推進課(電話819-3904、ファクス815-3906)

地域活性化で恩返しを

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「噂通りの会」のメンバー

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 かつて可部旧街道は、商業の中心地で、地域の人たちのコミュニケーションが自然と生まれる商店街でした。しかし、大型店舗などが進出し、店舗は空き家、駐車場へと変わり、この地を離れる人も増えていきました。
 そこで、立ち上がったのが可部駅前で店舗を構えるメンバーから成る「噂通りの会」。主として、「区の魅力と活力向上推進事業」を活用し、活動を始めました。

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 「商店街に来ていただいたお客さんに噂どおりの良い通りだ、と言っていただけるような賑わいを取り戻すことで、地域に恩返しをすることが目標です」と同会代表の大戸(おおど)由加(ゆか)さん(上写真)は力強く語ってくれました。
 しかし、予定されていた事業が新型コロナウイルス感染拡大防止のため1年先送りとなりました。
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 そうした中、副会長の梶谷(かじたに)真一(しんいち)さんが医療従事者へ感謝の気持ちとして弁当の差し入れをしてはどうかと提案しました。令和2年5月18日、メンバー全員で250食の弁当を作り、安佐市民病院の医療従事者へ直接手渡しました。これが、地域への恩返しを形にした第一歩でした。

商店街の復活に向けて

 1年の先送りを経て、今年度から年に3回、可部駅東口で地域の魅力を伝える「噂通りのフェス」を開催しています。
 これは、地域の伝統産業である酒を生かした飲食や物販のイベントで、近隣の店舗や地域の魅力発信に協力したい店舗が参加しています。

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 新たにイベントに参加した人が「噂通り」に店舗を構え、可部旧街道を復活させ、かつてのようなコミュニケーションが生まれる賑やかな商店街をよみがえらせることを目指しています。

 区の魅力と活力向上推進事業は、自立した活動になるよう、3年間補助金を交付し、4年目以降は補助金に頼らないまちづくり活動を支援します。

 詳しくはこちらをご覧の上、お気軽にご相談ください。

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