自分たちのまちは自分たちで創る
安心して暮らせるまちづくりを目指して

新年あけましておめでとうございます。
今年も広報紙「区報ひがし」をよろしくお願いします。 今月号は、地域のために活動している各地(学)区社会福祉協議会の、今後のまちづくりに関する意気込みなどを紹介します。
◆問い合わせ先:区社会福祉協議会(電話263-8443、ファクス264-9254)
新年のごあいさつ

中井公孝(なかいきみたか)会長
新年あけましておめでとうございます。東区社会福祉協議会会長の中井公孝(なかいきみたか)です。
皆さんは、社会福祉協議会がどのような団体かご存じですか? 「福祉のまちづくり」を推進することを目的に活動している地域の自主的な任意団体で、町内会・自治会、女性会、老人会、PTA、子ども会、青少年健全育成連絡協議会、体育協会など各種団体と連携・協働しています。
東区にはおおむね小学校区ごとに13の地(学)区社会福祉協議会が組織されており、「安心して暮らせるまちづくり」を目指しさまざまな活動に取り組んでいます。
昨年はコロナ禍により、多くの地域行事が中止となる中でも、各地(学)区社協がそれぞれ工夫して新たな取り組みや連携を生むことができました。これからも地域でのつながりを大切にしながら、全ての人々が住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができるよう取り組んで
いきます。
各地(学)区の主な活動紹介
福木・温品エリア
福田地区:ホームページ「ふくだNet(ネット)」の内容を充実
社協や地域団体の活動内容をタイムリーに情報発信
馬木地区:「馬木おたすけGB会」の運営
日常生活の困りごとを有償ボランティアで支援
上温品地区:「上温品ふるさとカルタ」の制作
上温品の歴史にちなんだかるたを制作し郷土愛を醸成
温品学区:「サロンほっと“ウォーク会”」を毎週開催
ウオーキングを活用した地域交流を先駆的に実施
上温品地区社会福祉協議会:「上温品ふるさとカルタ」の制作

大藤馨(おおとうかおる)会長
上温品の子どもたちや地元有志の人々に協力してもらい、上温品の今昔、上温品あるあるな
どを題材とした「ふるさとカルタ」の制作を計画しています。かるたと解説書を一組とし、解説書は、小型のまち歩きガイドブックとしても活用できるようにすることで、上温品の魅力発信にもつなげていきたいです。
かるたが完成したら、かるた大会などを行い、3世代が交流できる行事を開催したいです。
牛田・早稲田エリア
牛田新町地区:新たに社協の活動拠点場所を整備
地域住民が気軽に相談・交流できる場所を整備
牛田学区:「牛田サポートネットほおずき」の運営
庭木の剪定(せんてい)やごみ出しの手伝いなど、日常生活の困りごとを有償ボランティアで支援
早稲田学区:「わせだ防災プラン」を作成
災害による犠牲者を一人も出さないよう、地区防災計画を作成し防災まちづくりを展開
牛田新町地区社会福祉協議会:地区社協活動拠点場所の整備

平田幸壮(ひらたこうそう)会長
地域の皆さんが気軽に集い、交流や相談ができる場所を作りたいと思い、牛田新町集会所内の活動拠点場所を整備しています。1階にあった拠点を2階に移転し、活動場所を増やしたことにより、地域住民の交流促進、孤立防止の強化に努めていきます。
今後は、高齢者や障害のある人、子どもが一緒に交流できるような餅つき大会など、地域のにぎわいづくりを進めていきたいです。
戸坂エリア
戸坂連合:「戸坂ともいきネット」の運営(下記3学区合同で実施)
地域住民が「共に」「活き活き」とした日々を送ることができるよう、冊子「戸坂お役立ち情報」を作成
東浄学区:PTAと連携した登下校の安全パトロールの実施
児童の登下校の見守りを毎日実施
戸坂城山学区:へさか南IT教室の開催
コロナ禍による生活様式の変化に応じたIT教室を開催
戸坂学区:認知症支えあいカフェ「さくらカフェ」の運営
認知症の人やその家族、住民が交流できる場を提供
戸坂連合社会福祉協議会:戸坂ともいきネットの運営

左から、新時高(あたらしときたか)会長(東浄学区)、秋本昇(あきもとのぼる)会長(戸坂学区)、塩谷冨士男(しおたにふじお)会長(戸坂城山学区)
戸坂地域に住む全ての人々が「共に」「活き活き」「生きる」ことができるまちを目指し、冊子「戸坂お役立ち情報」を作成しました。この冊子には、坂道が多い戸坂地域で、お店が近くになく困っている人などを支援するため、戸坂のお店を一軒一軒回り、配達や出張サービスのあるお店の情報などを掲載しています。
これからも、住民の皆さんの困りごとを把握しながら、「戸坂お役立ち情報」に新しい情報を追加するなど、さらに地域に密着した支援を行っていきます。
二葉エリア
中山地区:町内会活動の冊子の作成
町内会の活動を紹介した冊子を作成・配布し、
町内会の大切さを周知
尾長地区:3世代交流型「ふれあい・いきいきサロン」の充実
世代ごとの利用者の増加、地域のつながり強化のため、区内サロンの支援と住民への周知を強化
矢賀学区:住民主体型生活支援訪問サービスの実施
相談相手や散髪など、高齢者や障害者の生活を支援
矢賀学区社会福祉協議会:住民主体型生活支援訪問サービスの実施

左から、山本和登(やまもとかずと)会長、宮本和人(みやもとかずと)ボランティアコーディネーター
日常生活で困りごとを抱えている高齢者、障害のある人などを対象に、生活支援を始めました。ごみ出しや草取り、話し相手、買い物の同行や有資格者が行う散髪など、幅広い支援を行っています。
利用者からは、「一人では難しいことも、自宅まで来て手伝ってくれるので、とても助かっています」との声が寄せられています。今後も、可能な範囲で地域の皆さんに寄り添った支援をしていきたいです。

▲散髪の様子