「今」だからこそできることを
地域のつながりを大切に
新型コロナウイルス感染症の拡大により地域での活動が制限される中、西区内の地区(学区)社会福祉協議会(以下、地区社協)では、今だからこそ挑戦できる新たな方法で、地域の活動に取り組んでいます。
◆問い合わせ先:西区社会福祉協議会(電話294-0104、ファクス291-7096)

地区社会福祉協議会とは
地域住民の生活向上、福祉増進を図り、地域の連帯と発展に寄与するため、活力と思いやりのある福祉のまちづくりを推進することを目的とした地域の自主的団体です。地域における見守り活動「近隣ミニネットワークづくり推進事業」、地域住民のふれあいの場づくり「ふれあい・いきいきサロン設置推進事業」、地域住民の支えあい活動「地区ボランティアバンク活動推進事業」などを進めています。
西区には、主に小学校区を単位として、18の地区社会福祉協議会があります。
手作り弁当で笑顔を届けます
大芝地区社協 支えあい事業部 にんじんの会 櫻井早苗さん(写真左上から2番目)

にこにこkitchenスタッフの皆さん
大芝地区社協が新設した地域の支えあい事業部であるにんじんの会では、みんなが集まり、楽しく笑顔になれる地域食堂として大芝にこにこkitchen(キッチン)を開設しました。しかし、コロナ禍で大人数での食事ができなくなり、食堂が開けない中、それでも何かできないかと考え、お弁当の販売を始めました。食堂は月に一度、県内に複数の事業所を運営する株式会社ツクイから場所を借りて活動していましたが、お弁当は地元の神社の社務所を借りて販売しています。

販売している様子
食材は地元の企業からの寄付や、スタッフが栽培した野菜など、地元のものを多く使い、心を込めてお弁当を作っています。みんなで集まって一緒に食べることはできませんが、このお弁当を通して地域とのつながりを持ち続け、いつか状況が落ち着いたときに、またみんなで集まって交流できる場所でありたいです。
一緒に活動してくれるスタッフも募集しています。興味のある人は、ぜひ参加してみませんか。

お弁当を作っている様子
◆問い合わせ先:にんじんの会 櫻井(電話090-4896-1559)
オンライン交流会に挑戦!
庚午地区社協 桑野栄子さん(写真中央)

桑野さんと庚午包括支援センター、西区社協の皆さん
広く地域の高齢者が参加できる「通(かよ)いの場」での集まりが、コロナ禍で難しい今、庚午包括支援センターと協力し、新しい地域のつながりの形として、オンラインでの交流を始めました。市から社協に貸与されたタブレット端末を活用し、Zoom(ズーム)を利用したおしゃべり会などを開催しています。近況報告をしたり、オンラインで百歳体操をしたり、今はまだ、慣れないことばかりで手間取ることもありますが、電話と違って顔を見て話せるのが良いところです。

オンライン交流会の様子
ただ、インターネット環境の無い人もいるので、そうした人たちには写真に一言添えてお渡しするなどつながりを絶やさないために、できることをしています。
今後、参加する人が増えていけば、なんとなく遠慮していた人たちも参加しやすくなり、つながりが広がっていくのではないかと思います。今だからこそ、挑戦する意味があるのではないでしょうか。
◆問い合わせ先:西区社会福祉協議会(電話294-0104、ファクス291-7096)
地域で相談ができます
地区社協では、地域の皆さんが気軽に立ち寄り、地域のさまざまな福祉活動の情報が集まるような活動拠点の整備を進めています。
現在、井口・南観音・古田の3つの地区社協では、右記の曜日・時間にスタッフの皆さんが気軽に相談・交流できる場所を目指して、日々活動をしています。どんなささいなことでも構いませんので、近くに来たときは気軽に立ち寄って相談してみてください。
井口地区

左側から、スタッフの西本さん、藤田さん、赤尾さん、大﨑さん
井口地区社会福祉協議会(電話278-6679)
◆開設日:月〜土曜日(金曜日を除く)
◆開設時間:月・水/午後1時〜2時
火・木/午後1時〜4時、土/午前10時〜正午
◆所在地:井口二丁目1-3(井口集会所内)
南観音学区

左側から、スタッフの月村さん、橋川さん、荒谷さん、竹本さん
南観音学区社会福祉協議会(電話295-0598)
◆開設日:月〜土曜日(火曜日を除く)
◆開設時間:午前10時〜11時
◆所在地:南観音七丁目5-8(南観音老人福祉センター内))
古田学区

左側から、スタッフの西本さん、藤槻さん、福間さん、小畑さん、森重さん
古田学区社会福祉協議会(電話299-5559)
◆開設日:月〜金曜日(火曜日を除く)
◆開設時間:午前10時〜正午
◆所在地:古江西町3-5(古田交流プラザ内)