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広報紙「ひろしま市民と市政」

広島市ホームページ令和3年5月1日号トップページ区版東区 > 有償ボランティア活動を始めてみませんか

有償ボランティア活動を始めてみませんか

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 日常生活で困りごとを抱える人からの依頼に応じて、低価格の謝礼金で有償ボランティア活動を行っている団体を紹介します。
◆問い合わせ先:協同労働プラットフォーム(電話554-4400、ファクス554-4401)、
地域起こし推進課(電話568-7704、ファクス262-6986)

日常生活の困りごとを解決 !

 近年、人口減少や高齢化などが進み、高齢の独居世帯が増えたことから、草刈りなど、日常生活で困り事を抱える人が増えています。こうした地域の課題を解決するために、有償ボランティア活動を行っている団体があります。
 有償ボランティア活動の利点は、支援を受ける側が無償では依頼しにくいことも、謝礼金を払うことで依頼しやすくなることです。また、支援する側も謝礼金を受け取ることで、責任感を持って取り組み、自身のスキルを生かしながら達成感を得ることができます。

有償ボランティア活動の一つ
協同労働をご存じですか?

 協同労働とは、「活動する人たちが出資金を出し合い、利用者からの謝礼金を得ながら人と地域に役立つ仕事に取り組む仕組み」のことで、持続可能で活力ある地域社会の実現を目的としています。
 市では、協同労働の仕組みを活用して、地域課題の解決に取り組む意欲のある高齢者の皆さんを中心としたプロジェクトの立ち上げを支援しています。これまで、25団体が支援を受け、協同労働を実践しています。

協同労働モデル事業

 市が運営を委託しているNPO法人ワーカーズコープ「協同労働プラットフォーム」では、以下の方法で支援を行っています。
1.コーディネーターによる支援
経験豊富なコーディネーターが、事業の立ち上げから立ち上げ後の運営までを寄り添って支援します
2.補助金による支援
事業立ち上げのめどが立った団体に、立ち上げに要する経費の一部(補助率1/2(上限100万円))を補助します

補助金の交付要件

市を拠点に活動し、構成員が4人以上で、うち半数が60歳以上であること
地域課題の解決に取り組み、地域の活性化につながる事業であること
事業の継続に必要な収益が見込まれること

馬木地区社会福祉協議会「馬木おたすけGB会」

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馬木おたすけGB会の皆さん

 馬木地区社会福祉協議会では、昨年12月、町内会加入者を対象に、日常生活で困っている人を有償で手伝う活動「馬木おたすけGB会」を始めました。現在、会員は9人で、草刈りや掃除、電球交換など、さまざまな相談に応じ、支援を受けた人からの謝礼金を運営費に充てています。
 「依頼者から感謝の言葉をもらえると、とてもやりがいを感じます。無理のない範囲で、持続可能なボランティアとして地域で困っている人のお手伝いをしていきたいです」(橋本一寛事務局長)
◆問い合わせ先:馬木地区社会福祉協議会事務局(電話090-5705-2488)

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溝掃除の様子

協同労働モデル事業を活用
牛田学区社会福祉協議会「牛田サポートネットほおずき」

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牛田サポートネットほおずきの皆さん

 牛田学区社会福祉協議会では、高齢で草刈りなどの庭仕事ができない人や、日常生活で困り事を抱える人を支援したいという思いから、今年の3月28日に「牛田サポートネットほおずき」を立ち上げ、6月から活動を開始できるよう準備を進めています。ごみ出し、草刈り、庭木の剪定やパソコンの設定など、さまざまな住民の悩みに対応し、運営費は支援を受ける人からの謝礼金や会員の出資金を充てます。
 「安全安心で、住み良いまちづくりの実現を目指して、支援を求めている皆さんのお役に立てるよう頑張りたいです」(木原政弘会長) 
◆問い合わせ先:牛田学区社会福祉協議会・牛田サポートネットほおずき(電話ファクス227-1952)

協同労働モデル事業を活用
「元気で楽しい東山をつくろう会」(愛称:東山ふれあいの街)

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東山ふれあいの街の皆さん

 住民の身近な困りごとを解決したいと思い、平成29年に「東山ふれあいの街」を立ち上げました。現在、会員は17人で、パソコンの設定や庭木の剪定などの困り事支援を行っています。また、竹林整備やいきいき百歳体操、健康麻雀、東山マルシェ(市場)など、一人暮らしの高齢者などが住民と交流できる場を提供しています。
 「地域のためにアイデアを出し合い、自分たちがやりたいことを実現できるよう頑張っています。東山町のみんなが交流でき、助け合えるような街にしていきたいです」(事務局の向谷敦志さん)
◆問い合わせ先:東山ふれあいの街事務局(電話070-3787-2011)

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竹林整備の様子

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