区では、地域の皆さんの自主的で継続的な取り組みをさまざまな方法で支援しており、補助金の交付もその一つです。今回は、2020年に生誕150周年(※下記参照)を迎え、補助金を活用しまちづくりに取り組んでいる庚午地区の事業を紹介します。
◆問い合わせ先:地域起こし推進課(電話532-0927、ファクス232-9783)
※庚午生誕150周年
1870年に干潟干拓工事により、現在の庚午地区の土地が整備され、「庚午新開」と名付けられました。2020年に150周年を迎えました。
ブルーベリーの鉢替え
ハロウィーン祭りのスタッフの皆さん
「庚午未来会議」
倉田(くらた)卓治(たくじ)部長
●区の魅力と活力向上推進事業補助金を活用
2020年はオリンピックイヤーに合わせてスポーツ大会などを企画していましたが、新型コロナウイルス感染症の影響で中止となりました。このような状況下で、イベントでなくてもつながれるものをと思い、昨年度から取り組んでいるブルーベリーの栽培に力を注ぎました。ブルーベリーの鉢を購入し、それぞれの家庭で育て、その過程をSNSを通して共有することで、直接会わなくてもつながることができます。イベントのように一時的な交流ではなく、長くつながることができ、さらにSNSを通して地域の情報も共有できるようになりました。
また、昨年度国道沿線で実施したイルミネーションを、今年度は自分たちで公園の木に設置しました。
今回、記念事業で庚午のシンボルツリーとしたブルーベリーを通して地域のつながりの輪を広げ、庚午を「ブルーベリーのまち」にしていきたいです。
▲公園のイルミネーション
庚午社会福祉協議会
桑野(くわの)栄子(えいこ)さん
●“まるごと元気”地域コミュニティ活性化補助金を活用
わんわんパトロールとは、犬を飼っている人が、散歩をする際に子どもたちの安全を見守る活動のことです。時間や場所に縛られず、幅広い年代の方に参加していただけるゆるやかな活動で、新しい形の見守りです。活動と関連して、動物管理センターの方に協力してもらい災害時のペット対応の講習をしてもらったり、ピースわんこジャパンの方に犬の里親制度についてのお話をしてもらったりしました。
また、大きなイベントとしてハロウィーン祭りを開催しました。感染症対策を十分に行った上で、犬と共に楽しめるスタンプラリーやゲームを行うなど、世代を超えた地域での交流を意識しました。
今年度はコロナ禍で子どもたちと協力しての企画ができなかったため、来年度以降は子どもたちを巻き込んでの企画ができたらいいなと思っています。
▲わんわんパトロールのロゴ