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広報紙「ひろしま市民と市政」

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笑顔 いき活き まちづくり

 コロナ禍でイベントや交流の機会が減っています。そうした中でも自分たちの住むまちを元気に、魅力的にするため、さまざまな形でまちづくり活動を行う人たちがいます。今回は4つの事例を紹介します。

◆問い合わせ先:地域起こし推進課(電話504-2546、ファクス541-3835)

学校から広げる交流の輪

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園児をひざに抱っこして、一緒に読み聞かせを楽しむ小学生の姿も

 広瀬小学校は、近隣の保育園児に図書室を開放しています(上写真)。これは、学校に地域の人が集う多世代交流活動の一環です。広瀬地区では、小学校と地域が一体となって子どもの豊かな育成と地域の活性化を目指す「広瀬コミュニティスクール」を発足し、登下校の見守りや花壇づくりなどを行っています。

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 同スクール会長の今村雅治さん(上写真)は「誰もが参加しやすい小学校を活動拠点にしました。将来の町の担い手である子どもたちの豊かな成長につながれば」とこの活動に期待します。


西国街道に かつてのにぎわいを

 広島駅周辺から八丁堀、平和記念公園を通る「西国街道」の歴史と文化を生かしたにぎわいづくりを進める「まちなか西国街道推進協議会」。毎年3月に「江戸時代へタイムトリップ」をテーマにしたイベント「西国茶(さいごくちゃ)やBar(バー)」を開催しています。
 昨年はコロナ禍で延期になり、12月にオンラインで開催。歴史トークショーや風呂敷包み講座、尺八演奏などをインターネットで配信しました。

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配信風景

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 事務局長の高山正さん(上写真)は「江戸時代、文化と交易の大動脈として栄えた『西国街道』のにぎわいを現代に伝えることで、広島の新たな魅力を発見してもらえれば」と語ります。


花壇を憩いの場に

 広瀬地区社会福祉協議会は、広瀬北町公園で花壇づくりを行っています。

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 昨年10月、地域の皆さんが集まり花苗を植えました。街なかに住む子どもたちは土いじりの経験が少ないからか、楽しそうに作業をしていました。水やりは、メンバーのほかグラウンドゴルフで公園を訪れる人たちも協力しています。

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 同会の込山康(こみやまやすし)さん(上写真)は「きれいな花壇が維持できているのは、地域の皆さんのおかげ。花のある公園はみんなの憩いの場です」と話します。


学校ではできない体験を

 吉島西一丁目町内会は、地域の子どもを対象とした体験講座「吉島探検・再発見隊」を開催しています。

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 この日のテーマは「木」。公園の木の高さを三角定規を使って測ったり(上写真)、災害時の森の役割を学ぶ実験をしました(下写真)。子どもたちは「この木、9メートルもある!高い!」と計測結果にびっくり。

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森林に見立てた草木入りの土と普通の土に雨を降らせる実験中

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 会長の野村良男さん(上写真)は「この講座の一番の目的は『本物に触れ、興味・関心を持つ』こと。自分たちの住む地域の良さを知り、愛着を持つきっかけになれば」と思いを語ります。

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