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広報紙「ひろしま市民と市政」

広島市ホームページ令和3年2月1日号トップページ区版安芸区 > 魅力と活力あるまちを目指して

魅力と活力あるまちを目指して

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 安芸区では、地域の皆さんが自分たちのまちを住みよい活気のあるまちにしようと、さまざまな方法でまちづくりに取り組んでいます。区はその活動を支援するため、「区の魅力と活力向上推進事業」などの補助金を交付しています。今回はその補助金を活用した取り組みを紹介します。

◆問い合わせ先:地域起こし推進課(電話821-4904、ファクス822-8069)

 畑賀地区では、今年度から「『はたかのうた』を歌いながら健康を維持しよう」という活動がスタートしました。


住民の小さなつぶやきを地域の活性化へ

 この活動を始めたのは「はたかのうた実行委員会」。同実行委員会の発足は、地元住民の「身近なもので、体を動かせるものがあればいいのに」というつぶやきがきっかけでした。そこで「区の魅力と活力向上推進事業」の補助金を活用し、高齢化が進む中でも健康を維持し、地域の絆を深め、まちづくりの担い手としても活躍し続けられるまちを目指し、歌や曲、体操などを取り入れたDVDやCDを専門家に依頼して作成しました。昨年11月の「はたかのうた」完成披露会(上写真)では、「はたかのうた」に合わせて、参加者全員で体操をしました。
 同実行委員会の土取(つちとり)潔(きよし)さん(82・下写真)は「声を出し、体を動かし、考えることで健康につなげられるような内容になっています。また、親しみを持ってもらえるように畑賀地区の特徴が歌詞に盛り込まれています。歌いながら体を動かすことは脳が活性化され、特に認知症予防に効果があると言われています」と話します。

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住み慣れた畑賀で住みやすいまちの実現を

 完成披露会を終えた土取さんは、福祉委員や地域サロン代表者などの地域住民の皆さんと協力して、「はたかのうた」と体操を広めていきたいと語ります。集団で行うことで社会性やコミュニケーション能力の向上が期待できるため、保育園、幼稚園、夏祭りや地域サロンでの活用も考えているそうです。
 「畑賀地区は安芸区でも高齢化が進んでいる地域です。だんだんと外出ができなくなっている高齢者の皆さんには在宅でも歌い、体を動かす楽しさを感じていただきたいです。みんなが同じ歌で体操することで地域の輪が広がり、そこから安心と幸せが生まれてくると信じています。そのためにも同実行委員会を核に、どこでも誰もが『はたかのうた』を歌って、自然に体を動かすことができるようにしていきたい」と活動への意欲を話します。

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