安の花子ちゃん
第10回再現安の花田植を記念し制作された実物大の飾り牛(安公民館に展示)
区民の皆さん、新年あけましておめでとうございます。今年も「区報あさみなみ」をどうぞよろしくお願いします。
令和3年は丑(うし)年です。年男、年女を迎えるお二人に、丑年生まれの長所といわれる「目標に向かってコツコツと努力」していることを教えてもらいました。
安(やす)の花田植(はなだうえ)実行委員会委員長
寺尾(てらお)一秀(かずひで)さん(83歳)昭和12年生まれ
文化をつなぐ。
安地区では、華やかに飾った牛と早乙女(さおとめ)(※)が田植えを行う「安の花田植」という素晴らしい郷土芸能があります。
安の花田植実行委員会では、この文化を未来へ受け継いでいくため、平成18年から13回にわたって水田で花田植を再現し、たくさんの方々に見ていただきました。
現在は新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため活動を見合わせていますが、継続的な実施に向けた運営体制の見直しや、次世代への伝承活動などを行っています。再び水田で感動の声が聞ける日を目指して、今できることに一つ一つ取り組んでいきたいです。
※早乙女とは、田植えをする女性のこと
出前授業など積極的に活動を続ける寺尾さん(安北小学校)
多くの観客でにぎわう「平成30年第13回再現安の花田植」
安の花田植
江戸時代に安地区で広大な田を持っていた豪農が、近郊の村から牛と人手を借りて田植えをしていました。そのうち応援に来る人たちが牛を華やかに飾り、早乙女も着飾って参加するようになったのが「安の花田植」の始まりと言われています。
花田植は農業の機械化や都市化により昭和34年を最後に一度は途絶えましたが、平成18年に47年ぶりに再現されました。それから平成30年まで開催され、多い時には5,000人もの観客が訪れる地域の名物行事となっています。
◆問い合わせ先:安公民館(電話872-4495、ファクス872-4496)
安佐南区役所地域支えあい課保健師
門出(もんで)野の花(ののか)さん(23歳)平成9年生まれ
地域の頼れる顔に。
乳幼児から高齢者まで、担当地区の全ての人を対象に、保健・医療・福祉の窓口として、関係機関と協力して支援をしています。
今は新型コロナウイルス感染症の拡大により、交流の機会が減り、不安を感じている方が多くいます。
悩んだときは一人で抱え込まず、まずは気軽に担当の保健師へ相談してください。
今は専門書を読んだり、先輩に習って経験を重ねたりと、勉強の毎日です。これからも努力して知識を増やし「あなたに相談してよかった」と言ってもらえる保健師を目指していきたいです。
「健康ウオーキング推進者定例会」で会員に話す門出さん
健康相談室で民生委員・児童委員と共に子育てを支援(原集会所)
地区担当保健師
地域ごとに担当の保健師を配置し、家庭訪問や健康相談などを行っています。担当地域の高齢者、子ども、障害者など、さまざまな課題を抱える世帯と向き合い、地域団体や関係機関と連携して各地区の健康問題の把握と解決に取り組んでいます。
◆問い合わせ先:地域支えあい課(電話831-4944、ファクス870-2255)