今が旬の「八木の冬どり玉ねぎ」をご存じですか。八木地区では、八木農事研究会の皆さんが、冬に収穫時期を迎える玉ねぎを栽培してブランド化に取り組んでいます。今だけのおいしさを、まるごと味わってみませんか。
◆問い合わせ先:農林課(電話831-4950、ファクス877-2299)
八木農事研究会の皆さん。山田(やまだ)憲美(のりみ)さん(写真中央)の畑で。
八木農事研究会が地域で栽培に取り組んでいる葉玉ねぎ(※)です。冬に店頭に並ぶ玉ねぎの大半は、北海道など県外産の貯蔵されたものですが、八木の冬どり玉ねぎは冬場に収穫してすぐに出荷・販売するため、新鮮でみずみずしく、甘いのが魅力です。
※葉玉ねぎとは、球の部分が膨らむ前の早い時期に、葉付きのまま収穫した玉ねぎのこと
特徴
甘みがあって水分が多く、えぐみがないため、緑葉・白茎・球、全ての部分が食べられます。球は柔らかく、葉は肉厚でネギ特有の香りが控えめで食べやすくなっています。球はサラダ、葉は鍋などで食べるのがお勧めです。
販売場所
「とれたて元気市広島店」、市内の一部スーパーなどで例年11月から1月ごろまで販売しています。
市内の農林漁業者が生産した農林水産物には、このマークがついています。「ひろしまそだち」は市内のスーパーや直売所でも購入できます。
冬に新鮮な玉ねぎを食べてもらいたい、と話すのは、同会の会長、関城(せきしろ)喩(さとる)さん。関城さんが農業仲間に呼び掛け、冬どり玉ねぎの栽培を始めてから今年で8回目の冬になります。現在も勉強会を開き、情報共有しながらレベルアップに努めています。その成果もあり、今では11月からの3カ月間で3dの冬どり玉ねぎを出荷しています。
安心して食べてもらえるようにと、農薬を使わずに害虫を手で取るなど、手間を惜しまず愛情を込めて作られた冬どり玉ねぎは、透き通るように白くてつやつやしています。
「『甘くておいしい』と言ってもらえた時が一番うれしいです。もっとたくさんの人に食べてもらえるように、店に出回る量を増やしていきたいです」と関城さんは笑顔で話します。
関城さんがぜひ一度試して欲しいと話すのは、シンプルなサラダです。「作り方はとても簡単。素材の甘さをそのまま味わえて、おいしいですよ。酒のさかなにもなります」
球の部分を薄くスライスして水洗いし、ポン酢とかつお節をかけるだけ!