日ごとに寒さが増してきました。火を使う機会が多くなると、火災になるリスクが高まります。大切な命と財産を守るため、火災予防について考えましょう。
◆問い合わせ先:安佐北消防署予防課(電話814-4795、ファクス814-9931)
安佐北区の出火原因ワースト3(昨年中)
他区と比べて、たき火による火災が多いのが特徴です
家庭ごみや刈り集めた雑草の自家焼却は、一部の例外を除き法令で禁止されています。たき火を原因とした火災の多くは、集めた枯れ草やごみを燃やしている時、周囲の枯れ草に延焼して起きています。
毎年、区内では延焼した火を消そうとして、やけどを負う、亡くなるなどの事例があります。
◆たき火が原因の火災の事例:
高齢男性が休耕田内で刈り取った草を焼却中、周囲の枯れ草に延焼した。足で踏みつけて火を消そうとしたが、消すことができず、火は男性の衣服にも燃えうつり、男性はやけどを負った。
「こんろ」や「暖房器具」、「たばこ」を原因とした住宅火災も、毎年多く発生しています。住宅火災による死者数は全国で約1,000人。そのうち約7割が、65歳以上の高齢者です。次のポイントを参考に、大切な命を火災から守りましょう。
●point1 早く知る
住宅用火災警報器を設置・点検しましょう
〇定期的に作動点検し、設置後10年を目安に交換(下記参照)
設置義務のある寝室や階段以外の場所にも設置すると安心です。
●point2 早く消す
消火器を備えましょう
〇消火器は、すぐ使える場所に置く
通常よりも小さくて軽い住宅用消火器や、スプレータイプのエアゾール式簡易消火器があります。
●point3 火を広げない
防炎品を利用しましょう
〇炎が接しても、なかなか燃え広がらない「防炎品」を使う
カーテンや布団、エプロンなどがあり「防炎表示」(下写真)が付いています。
10年を目安に交換しましょう!
住宅用火災警報器は、古くなると電子部品の寿命や電池切れなどで、火災を感知しなくなることがあるため、とても危険です。
安佐北消防署マスコットキャラクター
「ゴン太くん」
点検方法
または
正常な場合
正常でない場合
新しい火災警報器に交換したら
本体の側面などに、油性ペンで「設置年月」を記入しましょう。
●設置時期を調べるには●
設置した時に記入した「設置年月」か、本体に記載されている「製造年」を確認してください。
警防課
生信(いきのぶ)春奈消防士
消防士になって半年が過ぎましたが、現在は、主に火災現場で活動するために必要な訓練や、過酷な状況に耐えるための体力づくりをしています。一日も早く一人前の消防士になり、区民の皆さんを火災の被害から守りたいという気持ちを胸に、訓練に励ん
でいます。
これから冬に向かい、乾燥や強風で、火災が起こりやすくなりますので、火の元には十分ご注意ください!
消防団員は、消火活動、自然災害時の人命救助・災害活動支援や、防火・防災広報活動などを行っています。区内には17の分団があり、性別・職業を問わず、さまざまな人が活動しています。
詳しくは安佐北消防署警防課(電話814-4795、ファクス814-9931)へ。
市消防団マスコットキャラクター
「ひろピー」