市長コラム 忙中有閑 第30回
足並みをそろえ、一歩ずつ前へと
朝夕の気温が下がり、日ごとに秋めいてきました。今年は夏の暑さに加え、新型コロナウイルス感染症予防としてマスクを着用し、大変過ごしにくかったと思います。秋の訪れが待ち遠しかった方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
例年ですとカープの赤で広島は大いに盛り上がる紅葉の季節ですが、今年は新型コロナウイルス感染症対策の一環として観戦人数が制限され、思うように声援を届けることができないこともあってか、多くのファンが歯がゆい思いをしています。私もその一人です。
全国的には、新型コロナウイルス感染症の新規感染者が日々発生するという状況が続いており、感染症の予防・拡大防止対策の徹底をおろそかにすることはできませんが、未知な部分の多いウイルスとの共存も視野に入れた経済・社会活動の活性化という課題に挑まなければならないと考えています。こうした状況の中、多くの市民の皆さんのアイデアを生かし、経済・社会活動を活性化していくことが重要であることから、市では「元気なまちづくりプロジェクト」支援事業を行っているところです。こうした取り組みが広がっていくことを大いに期待しています。
また、サッカースタジアムの建設事業が動き始めたことから、スポーツ関連での活性化も期待しています。多くの市民の皆さんの期待を背負い、スタジアムだけでなくその周辺施設も含め、一体的に整備する大きな事業です。国や県、経済団体、民間企業との連携はもちろん、市民県民の皆さんの協力を得ながら、今後さらに具体化を進めていくこととなりますが、多くの人に愛される施設の完成を目指してしっかりと取り組んでいきたいと考えています。
最後に、これから、インフルエンザの流行時期を迎えることになります。インフルエンザと新型コロナウイルスの両方の感染予防が必要となりますが、3密回避は新型コロナウイルス感染症予防策となるだけでなく、インフルエンザの予防策にもなりますので、早めにインフルエンザワクチンの接種と併せて徹底してください。また睡眠と栄養をしっかり取り、適度な運動を心掛けるなど、より一層、体調管理に気を付けていただくようお願いいたします。
市民の皆さん！コロナ禍による視界不良の中ですが、共に知恵を出し合い工夫して、立ち止まることなく、一歩ずつ前へ進んでいきましょう。
