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広報紙「ひろしま市民と市政」

広島市ホームページ令和2年8月15日号トップページトピックス農業Life(ライフ)始めました

農業Life(ライフ)始めました

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 2年間の研修後、農業経営者として独立する人材を育てる。それが市の「“ひろしま活力農業”経営者育成研修」です。農業を仕事にしたい人を手厚く支援しています。

若い人材を育み、実らせる

 安佐北区で野菜を栽培している宇根大貴(うねたいき)さん(30・上写真)は、現在、就農4年目。“ひろしま活力農業”経営者育成研修の19期生です。「11棟のビニールハウスで主にこまつなを栽培しています。この研修のおかげで農家出身ではない自分が新たに農業を始めることができました」と話します。
 同研修が始まって23年、これまでに43人が就農し、それぞれが規模拡大や経営改善に取り組みながら、新鮮で安全・安心な野菜を生産しています。

未経験でも農業経営者になれる

 この研修の特徴は就農までの支援が充実していること。栽培や経営管理の技術習得はもちろん、農地のあっせんやビニールハウスの整備などの支援が一体的に受けられるので、農地や栽培技術を持っていない人でも大丈夫です。指導員をはじめ先輩就農者らが力強く後押ししてくれます。
 住居の紹介もあり、研修修了生が就農地域へ居住することも特徴の一つで、やる気にあふれた若い農業経営者の定住が地域の活性化につながっています。

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同じ目標に向かう4人の生き生きした笑顔が印象的。
吉山知佐(よしやまちさ)さん(40・写真2.)、南本和秀(みなみもとかずひで)さん(43・同3.)
横本高士(よこもとたかし)さん(46・同4.)、坂本裕氏(さかもとひろし)さん(35・同5.)

 今年から研修を開始した23期生の4人は、現在1年間の基礎研修中。こまつなやほうれんそうなどの葉物野菜を中心に栽培技術などを学んでいます。
 経歴や受講動機もさまざまで、「事前に現地見学や就農体験ができたので将来像が描けた」「前職で培ったITの知識を農業と融合させて新しい農業を手掛けたい」「年齢制限ギリギリでチャレンジした。少しでも気になったら、挑戦したらいいと思う」「2年後には独立している、そのスピード感がこの研修の魅力」と口々に思いを話してくれました。

来年4月からの研修生を募集します

 農業経営者として独立したい就農希望者のほか、セカンドライフとして農業を始めたい人や、農地を持っているが農業は初めてという人などが、知識や技術を習得できます。


◆申し込み方法:下表1.〜4.は所定の申込書を、11月20日金曜日(消印有効)までに、5.は往復はがきに、必要事項と1.〜4.の希望する研修名、参加希望日を記入し、8月31日月曜日(消印有効)までに、農林水産振興センター(郵便番号739-1751安佐北区深川八丁目30-12)へ。申込書は同センター、市役所市民ロビー、同センターホームページなどで。いずれも選考。詳しくは上記同センターへ写真

◆問い合わせ先:農政課(電話504-2247、ファクス504-2259)、農林水産振興センター(電話842‐4421、ファクス845‐4350)

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