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広報紙「ひろしま市民と市政」

広島市ホームページ令和2年7月1日号トップページ区版東区 > 「東区まちづくりプラン」策定

「東区まちづくりプラン」策定

 「広島市基本構想」と「第6次広島市基本計画」の策定に併せて、今後10年間の区のまちづくりの進め方を示した「東区まちづくりプラン」を6月に策定しました。
◆問い合わせ先:地域起こし推進課(電話568-7704、ファクス262-6986)

東区まちづくりプランについて

 地域コミュニティの活力低下が懸念される中で、地域福祉や防災などの地域を取り巻く課題に対応していくには、行政の力(公助)だけでは限界があることから、地域コミュニティが担う役割(共助)が今後も増々必要になっていきます。また、地域コミュニティを活性化するため、まちの魅力向上や課題解決につながる住民の持続的かつ主体的な活動を区役所として支援していく必要があります。
 こうしたことから、「自分たちのまちは自分たちで創る」をキャッチフレーズとして、住民や企業などと区役所とが適切な役割分担をしながら協働していくことで、住民主体のまちづくりを進めていくこととしています。
 プランの策定に当たっては、地域の皆さんの意見を十分に反映させるため、地域団体の代表者、学識経験者、区役所職員による約1年間の検討を行い、4つの基本方針の下、33の具体的な取り組みを着実に進めるための指標として、取り組みごとに各年度の目標値を定めています。

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■東区まちづくりプランの4つの基本方針

 新たに「安全・安心で、元気あふれるまちづくり」を加えて、以下の4つの基本方針に沿った取り組みを進めていくこととしています。(同プランより抜粋)

1 安全・安心で、元気あふれるまちづくり【新規】
(1)土砂災害などに対する備え
(2)避難行動要支援者への支援
(3)地区社会福祉協議会や町内会などの地域コミュニティの活性化
(4)犯罪の起こりにくい安全なまちづくり
(5)交通事故のない安全なまちづくり

2 みんなで支え合うまちづくり
(6)認知症の人やその疑いがある人の増加に伴う対応
(7)高齢者の健康づくり、介護予防の推進
(8)地域ぐるみの子育て支援
(9)地域共生社会の実現に向けた取組
(10)地域で取り組む生活習慣病予防

3 地域資源を生かした個性豊かなまちづくり
(11)二葉の里歴史の散歩道などの活用
(12)都心の近くにある自然とのふれあいの促進
(13)地域資源を生かした住民主体の活動の推進
(14)大学との地域連携によるまちづくり
(15)スポーツにふれあう機会の充実
(16)都心に近い農業地域の活力向上
(17)地域の魅力の継承

4 おもてなしの心あふれるまちづくり
(18)陸の玄関口であるJR広島駅新幹線口周辺地区(エキキタ)のにぎわいづくり
(19)産直市などによる交流の場の創出
(20)公共空間(公園など)を活用した花づくり

※詳細は、区ホームページに掲載しています。

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私のまちの地域活動

 区内では、さまざまな地域活動を行っている皆さんが、まちを支えています。そこで、地域で活躍している皆さんを取材しました。
◆問い合わせ先:区政調整課(電話568-7703、ファクス262-6986)

楽しく健康づくり
 空き家を活用して、地元の人や友人と介護予防拠点(66(ろくろく)ハウス)づくりを行っています。ここでは、週に1度「いきいき百歳体操」を行い、座ったままできる健康づくりに取り組んでいます(下写真)。

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 空き家を活用しているので、気兼ねなくみんなが集まることができ、利用時間の制限もありません。体操後はみんなで楽しく話すことで、心と体が元気になり、人と人とのつながりも深まっています。参加した人の「手術後の回復が早かった」「立ち上がるのが楽になった」という声が活動の励みになっています。

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66ハウス代表・石田真由美さん

救命講習で地域のために
 女性消防団員は、普段はそれぞれ別の仕事をする傍ら、普通救命講習や防災・防火指導などの活動をしています。
 普通救命講習では、AEDの使用方法を知ってもらうように心掛けています。「講習でAEDに触れていたおかげで、落ち着いて対処できた」という参加者の声もあり、AED講習の大切さを実感しています(下写真)。

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 女性消防団は団員を募集しています。18歳以上の市内在住者なら誰でも入団できます。関心のある皆さん、一緒に活動しませんか。
◆問い合わせ先:東消防団事務局(東消防署内 電話263-8401、ファクス263-7489)

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東消防団女性消防隊隊長・宮崎由紀江さん

紙芝居を通して地元を知って
 私たち温品学区社会福祉協議会は、地域活動の一環として、7年前に地元の小学生たちが学校の授業で描いた紙芝居を基に、絵本を作成しました。温品の地名の由来や、古くからある観音像など身近なものを題材にしており、絵本を読んだ皆さんに温品のことを知っていただける良い機会になると思います。
 子どもたちが描いた絵には手書きの温もりが感じられます。絵本を作成する際にも原画の良さを生かすよう、1年かけて丁寧に作成しました。区図書館や温品学区社会福祉協議会などに置いてありますので、ぜひご覧ください。

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温品学区社会福祉協議会会長・中谷正憲さん

視覚障害者へのお手伝い
 点訳サークル「スターシックス」は、視覚障害者にも読んでもらえるよう、この「区報ひがし」などの点訳を行っています。点字はさまざまなルールや解釈で成り立っており、慣れるまで時間がかかりますが、必要としている人々の役に立っていると考えると、とてもやりがいを感じます。
 また、年に1回、地元の小学校で体験学習として点字も教えています。子どもたちに点字を身近に感じてもらえるよう、自分の名前を点字で打ってもらうなど、内容も工夫しています。授業の感想が届いたときは、活動の励みにもなり、活動していてよかったと思います。

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スターシックス代表・土手建二さん

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