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本市における新型コロナウイルスの感染者数は、7月中旬から増加傾向が続いており、本日公表した新規感染者数は過去最多の203人となりました。
これは、首都圏など感染拡大地域への旅行に行かれた方や、お盆で感染拡大地域から帰省した方、あるいは、友人とバーベキュー等をした方、そういった方から、更に家族や知人へ、感染対策を取っている職場であるにもかかわらず同僚へと、急速に感染が広がっていることが主な要因であると考えています。
こうした中、感染者の最近の傾向として、59歳以下の方の割合が非常に多くなっており、7月1日から8月17日までの新規感染者のうち9割を占めています。
そこで、市民の皆様には改めて、今やデルタ株は、1人の感染者からから8人に感染が広がる可能性があると言われているほど感染力が増しており、誰もが感染し得ること、高齢者でなくともECMOなどの人工呼吸器が必要となるような重い症状となることを認識していただきたいと思います。
その上で、徹底した飛沫感染を防ぐための対応(三密回避、適正なマスクの着用、十分な換気)と、より一層こまめに手洗いや消毒を行ってください。また、感染者の多い地域との往来は可能な限り控えていただくようお願いいたします。
引き続き、市民の皆様の御協力をお願いいたします。
令和3年(2021年)8月19日
広島市長 松井 一實