山T(ヤマティー)を着て、学区運動会で優勝(デザインは山と家並み、太田川をイメージ)
区内には、自分たちのまちを盛り上げたいと、新たな魅力づくりに取り組んでいる人たちがたくさんいます。区はそのような活動を補助金などで支援しています。
◆問い合わせ先:地域起こし推進課(電話532-0927、ファクス232-9783)
区役所では、地域の皆さんの自主的かつ継続的な取り組みをさまざまな方法で支援しており、補助金の交付もその一つです。補助金には3つの種類があり、事業内容によってどの補助金が受けられるかが異なります(詳しくは下表参照)。
今回紹介する山手町町内会では、「“まるごと元気”地域コミュニティ活性化補助金」を活用し、「ものづくり楽校(がっこう)」の開催や、子ども会でお揃いの町名入りTシャツ「山T(ヤマティー)」を作製するなど、地域コミュニティの活性化に取り組んでいます。
山手町町内会長・森島誠司さん(上写真)に活動について聞きました。
多世代交流「ものづくり楽校(がっこう)」開校
「ものづくり楽校」は、竹林や山林などから得られる自然素材を活用し、子どもから高齢者までが一緒に創作活動を行うことで、地域の素晴らしいヒト、モノの資源を再確認することを目的としています。これまで、竹とんぼや本棚、アクセサリーをはじめ、注連縄(しめなわ)や門松などの伝統的なものまで、幅広く作製。
この活動について森島さんは「子どもたちは、作品を完成させると誇らしげな表情を見せてくれます。それを見守る保護者や高齢者の皆さんが充実感のある表情を見せてくれたとき、大変やりがいを感じます」と笑顔で話してくれました。
山T(ヤマティー)作製
「学区運動会で使用するゼッケンが足りないし、かなり傷んでいる!そんな状況で考えついたのが、山Tの作製でした」と森島さん。山Tは、デザインを町内公募で選定し、地域で活動する版画作家の指導により、1枚1枚手刷りで作製しました。「お揃いのTシャツを着て挑んだ昨年の学区運動会で我が山手町が優勝しました!みんなで活動した山手町の思い出が、子どもたちにとって大きな財産になってほしいです。また、東京からUターンで戻ってきた私のように、自分の育ったこの地域を誇りに思い、故郷を愛する人へと成長してもらえるとうれしいです」と楽しそうに話してくれました。
地域の皆さんが行うまちづくり活動に補助金を交付します。
補助金名 | 対象事業内容 |
---|---|
1.区の魅力と活力向上推進事業補助金(住民が自ら取り組むまちづくり) | 3人以上で構成する団体が継続的に取り組む活動 |
2.商店街活性化事業費補助金(商店街を活性化する事業) | 商店街振興組合、任意の商店会などが自らの振興を目的として継続的に取り組む新たな事業 |
3.“まるごと元気”地域コミュニティ活性化補助金 | 町内会・自治会、子ども会または、地区社会福祉協議会が行う以下の活動 ア.地域活性化プランの作成 イ.空き家などを活用した住民間の交流拠点づくり ウ.空き地を活用した菜園・花壇づくり エ.プラチナ世代・リタイア世代などの地域デビュー支援 オ.交流拠点におけるネットスーパー利用の環境づくり カ.住民勉強会の開催 キ.他の地域などとの交流を図る活動の実施 ク.子どもたちの思い出づくりの取り組み ケ.その他地域の活性化に資する地域独自の取り組み |
◆1.・2.の補助内容:
補助年度 | 補助率 | 補助限度額 | |
---|---|---|---|
1 | 2 | ||
初年度 | 3分の2 | 100万円 | 70万円 |
2年度目 | 2分の1 | 70万円 | 50万円 |
3年度目 | 3分の1 | 35万円 | 30万円 |
◆3.の補助内容:
事業内容 | 補助年度 | 補助率 | 補助限度額 |
---|---|---|---|
ア.・イ. | - | 全額 | 50万円 |
ウ.〜ケ. | 初年度 | 全額 | 10万円 |
ウ.〜ケ. | 2年度目 | 5分の4 | 8万円 |
ウ.〜ケ. | 3年度目 | 5分の3 | 6万円 |
ウ.〜ケ. | 4年度目 | 5分の2 | 4万円 |
ウ.〜ケ. | 5年度目 | 5分の1 | 2万円 |
◆応募方法:所定の申込書を、2月1.2.20日木曜日、3.28日金曜日までに、地域起こし推進課(電話532-0927、ファクス232-9783)へ。詳しくは市ホームページか同課で配布している応募の手引きで
※申請後、市内部に設置する審査会において、取り組みの公益性、継続性、先駆性・独創性などについて審査し、認められれば、補助金が交付されます。また、取り組み終了後には、実績報告書などの提出が必要です