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広報紙「ひろしま市民と市政」

広島市ホームページ令和2年2月1日号トップページ区版南区 > 魅力あるまちづくりへの第一歩

魅力あるまちづくりへの第一歩

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 「地域を盛り上げたい」「商店街の良いところをもっとアピールしたい」「地域コミュニティを活性化したい」といった思いを形にしてみませんか。区は、このような思いで活動している団体や商店街などに対し補助金を交付し、支援をしています(詳細は下部参照)。
 今回は、今年度から区の魅力と活力向上推進事業補助金を活用してまちづくりに取り組んでいる東雲地区商店会に話を聞きました。
◆問い合わせ先:地域起こし推進課(電話250-8935、ファクス252-7179)

商店会の勢いを、地域の活性化に

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東雲地区商店会会長
加藤健太郎氏

 東雲地区商店会の最盛期は加入店が約170店舗でしたが、私が会長に就任した2016年には30店舗を切るほどに落ち込んだ状況で、商店会の活動も年に一度の歳末大感謝祭セールのみとなっていました。商店会の勢いを盛り返そうと一昨年、商店会の公式キャラクター「しののめさん」を作成しました。

「しののめさん」とは?

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 「しののめさん」は全国から約70作品の応募があり、選考委員会で決定しました(上イラスト)。

 この勢いに乗り新たなイベントを実施することで地域の活性化と会員増加につなげようと、補助金制度を活用することにしました。

ターゲットは子どもたち
一緒に音楽を楽しもう!夢を叶えよう!

 東雲地区は開発も進みUターン者が多いと感じており、小学校に通う子どもの人数も増え続けています。そこで、子どもの地元への愛着心を育み、大人になってからもまた戻ってきたいと思ってもらえるよう、新イベントのメインターゲットは子どもたちにしました。また、イベント名は地名や商店会の名前に親しんでもらえるように、公式キャラクターを前面に出した「しののめさんフェスティバル」にしました。

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 イベントの内容は音楽を聴いて楽しみ、奏でて楽しむこと、子どもたちの夢を叶えることを中心に企画しました。「奏でて楽しむ」企画は、段原中学校吹奏楽部の協力を得て子どもたちが実際に楽器を奏でました(上写真右)。「夢を叶える」企画は、子どもが親に対して叶えてあげたい夢を商店会が実際に叶えるというものです。この企画では、事前に小学校などの協力を得て、夢の募集のチラシを配布し、応募の中から選ばれた子どもたちがステージでその夢を発表し、来場者の投票で叶える夢を決定しました。

地域活性化の良い機会に

 事前に「しののめさんフェスティバル」についての広報に力を入れたこともあり、フェスティバルには多くの人に来ていただき、「しののめさん」の認知度は上がったと感じています。商店会の存在も知ってもらい、会員が増えつつあります。会員を増強することで商店会の活動がさらに活発になり、「東雲」という地域を盛り上げていくための次のステップにつながる良い機会になりました。

今後も新たな取り組みを

 商店会の入口にもつながる幹線道路を活用した夏のイベントの開催や、「しののめさん」グッズを作成して地域外に広めるなど、すでにいろいろなアイデアが湧いています。今後も商店会の取り組みの中で楽しいアイデアを形にしていきながら、「東雲」という地域を盛り上げていきます。

※「しののめさんフェスティバル」の様子などは、東雲地区商店会ホームページ(https://www.shinonome3.com)でも掲載しています

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