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広報紙「ひろしま市民と市政」

広島市ホームページ令和2年2月1日号トップページ区版安芸区 > 補助事業を活用して活力あるまちづくりを

補助事業を活用して活力あるまちづくりを

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畑賀神楽

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1.ふなこし秋まつり 鬼フェス

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2.岩滝山フェス

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3.船越HAPPY(ハッピー)クリスマス

 区内では、地域の皆さんが自分たちのまちを住みよい活気のあるまちにしようと、さまざまな方法でまちづくりに取り組んでいます。その活動を支援するため、区は魅力と活力向上推進の事業などで補助金を交付しています。今回は、この事業を活用した畑賀地区の活動を紹介します。
◆問い合わせ先:地域起こし推進課(電話821-4904、ファクス822-8069)

伝統文化を生かして地域に強い絆を

 畑賀地区には約200年保存継承されている『畑賀神楽』(メイン写真)があります。かつて、多くの地域で存在した神楽が廃れていく中で、毎年地元の中須賀神社の秋まつりで奉納されています。
 畑賀神楽保存会では、神楽の奉納に加え、イベントへの参加や小学校の神楽クラブへの支援活動などを行っています。同会には幼児から80代の人まで参加しており、1つの演目を完成させるのに多くの人が携わり、練習などで強い絆が生まれます。会長の市場正一(まさかず)さん(下写真)は「これからもこの神楽を継承し、世代間の交流や地域の活性化につなげるため、奉納するだけでなく、『見せる神楽』へ発展させていきたいです。演目に大蛇(おろち)を取り入れるなど、今までにない華やかな演出にも取り組んでいます。もっと畑賀神楽を知ってもらうため、今後はパンフレット作成などのPR活動に力を入れて、入会も促進し、多くの人の力で、一人一人の負担は少なく、子どもたちがより大きな舞台で演技ができるような神楽にしていきたいです」と思いを語ってくれました。

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地域の活動をサポートする公民館

船越公民館の取り組み
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地域に対する誇りや愛着を

 公民館は、地域の皆さんが集い、学び、交流する場であり、地域づくりの拠点としての役割も期待されています。近年、シビックプライド(まちに対する誇りや愛着)の醸成による地域活性化が注目される中、船越公民館では、こうした機運を高めるため、地域の魅力や担い手の発掘、地域内外の多様な思いを持つ人や組織が自然に交流でき、主体的に活動できるような場の提供に努めています。
 これらを実現するため、地域資源である誰故草(たれゆえそう)の保存会活動の充実、船越キャラクター「ふなっきー」や船越音頭の復活のほか、新たな地域活動グループの結成などに関わり、秋祭りのにぎわいの復活を目指した「ふなこし秋まつり 鬼フェス(上写真1.)」に続き、地域の自然を活用した「岩滝山フェス(同2.)」、多様な試みにチャレンジした「船越HAPPYクリスマス(同3.)」の開催などをサポートしました。
 館長の岡田高旺(たかお)さん(下写真)は、「こうした多くの関係者を巻き込んだ活動は、新たな感動と出会いを生み、世代、地域を越えた連帯づくりや人材発掘につながるとともに、シビックプライドの醸成や元気なまちづくりへとつながるものと期待しています」と話します。

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