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広報紙「ひろしま市民と市政」

広島市ホームページ令和2年1月1日号トップページ区版安佐北区 > 熱く燃えるアスリート

熱く燃えるアスリート

 区民の皆さん、あけましておめでとうございます。2020年はオリンピック、パラリンピックイヤーです。この公式種目に取り組むアスリートを紹介します。
◆問い合わせ先:区政調整課(電話819-3903、ファクス815-3906)

コカ・コーラレッドスパークス(Coca-Cola RedSparks)

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 安佐町毛木のグラウンドを拠点に活動する女子ホッケーチーム「コカ・コーラレッドスパークス」。
 例年日本代表を輩出し、チームとしてだけでなく、個人でも国内外の試合で活躍しています。

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 キャプテンの金藤(かねふじ)祥子(しょうこ)選手(27・写真左)と昨年春からチームに加入した森(もり)花音(かのん)選手(23・写真右)にお話を聞きました。

チームの様子は
 昨シーズンは1年を通してチーム力が上がり、すごく成長できました。選手一人一人の個性が強いチームですが、お互いの事を尊敬し合ういいチームです。(金藤)

試合の注目ポイントは
 
スピーディーな試合展開です。ボールスピードが速く、常に速いテンポでゲームが展開されます。スティックを使った細かいボールコントロールも面白さの1つです。(金藤)

チームの強みは
 
圧倒的な攻撃力です。昨年もチームの持ち味である攻撃力で得点を量産し、勝利を重ねてきました。(森)

滋賀県出身の森選手ですが、区の印象は
 
自然豊かな地域で生まれ育ったので、安佐北区には地元に帰ってきたような居心地の良さを感じています。先日は安佐動物公園に行き、かわいい動物に癒やされました。(森)

今後の目標は
 
常に成長を続けていけるようなチームを目指し、広島の皆さんに愛されるチームになることが目標です。(金藤)

区民の皆さんへメッセージ
 ホッケーはオリンピック競技ですが、まだまだマイナースポーツです。まずは私たちのことを知ってもらい、ホッケーの面白さや魅力を伝えていきたいです。ぜひ私たちの試合を見にスタジアムに足を運んでください!(金藤)
 自然いっぱいの澄んだ空気の中、ホッケーができることを大変うれしく感じています。今後も皆さんに勇気と元気をお届けできるように頑張りますので、引き続き応援よろしくお願いします。(森)

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二宮 真琴(Makoto Ninomiya)

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 二宮選手(25)は安佐町鈴張出身のプロテニスプレーヤーです。2018年には、全仏オープン(世界四大大会の1つ)で日本人同士のペアでは史上初の決勝進出を果たしました。ダブルスで、世界を相手に戦います。

テニスとの出会いは
 
母が通っていたテニスクラブに付いていったことをきっかけに、6歳から始めました。体を動かすことは幼い頃から得意でした。

小学校の頃の思い出は
 学校の裏に森があり、そこで友達とカブトムシを捕まえることが好きでした。私は自然が大好きなので、地元に帰ると、懐かしい豊かな自然に心が癒やされ、気持ちをリフレッシュできます。

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試合の注目ポイントは
 ダブルスは選手4人で行うので、それぞれの異なるプレースタイルや相手との駆け引きが面白いと思います。海外の体の大きい相手選手を、ペアの選手とのコンビネーションで、どうやって崩していくのか、注目してほしいです。

リラックス方法は
 
今でも試合前は、どんな大会でも緊張します。広島東洋カープが大好きなので、カープの動画を見て気持ちを落ち着かせます。

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今後の目標は
 グランドスラム(世界四大大会)優勝です。しかし、それを意識しすぎず、一試合一試合全力で戦い、自信を付けていきたいです。

区民の皆さんへメッセージ
 世界で活躍できる、安佐北区出身のテニスプレーヤーになりたいと思っています。地元の皆さんからの応援はうれしく、とても力になります。皆さんに元気を与えられる選手になれるよう頑張ります。応援よろしくお願いします。

佐藤 真美(Mami Sato)

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自己ベスト更新へ向けて頑張ります

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真美さん(左)、母・美佐代さん(右)、小又コーチ(奥)

 倉掛在住で、「パラスイムチーム広島」に所属する佐藤選手(28)。昨年、日本知的障害者水泳連盟の国際大会強化指定選手に選出され、数多くの大会に出場しています。幼い頃は水に顔をつけることも嫌がっていたという佐藤選手。体を動かすことや継続することの大切さを学んでほしいという母・美佐代(みさよ)さんの思いに支えられ、15年間根気強く水泳競技を続けてきました。泳ぐ練習だけでなく、筋力トレーニングにも精力的に取り組んでおり、美佐代さんは我が子の前向きな姿勢に成長を感じています。
 佐藤選手の指導を担当する小又(こまた)コーチは「彼女は真面目で底力があるので、長距離になるほど力を発揮します。まだまだ伸びしろを感じます」とさらなる飛躍に期待しています。

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 電車やぬいぐるみが好きな佐藤選手は「試合の時に電車に乗って遠くへ行くことや、優勝すると賞品のぬいぐるみがもらえることがうれしいです。全国に友達がたくさん増えました」と元気な笑顔で話します。

川ア 歩実(Ayumi Kawasaki)

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4年後のパラリンピック日本代表を目指します

 可部南在住の川ア選手(27)は、企業とアスリート契約をし、卓球選手として国内外で活躍しています。昨年は、日本知的障害者卓球連盟の強化指定選手に選出されました。得意のドライブ攻撃を武器に、鋭い技をしかけます。

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 「卓球は、中学生の時に遊び感覚で始め、高校生の時に地元の卓球クラブに入部しました。現在は週5、6日練習に取り組んでいます。日々の練習は大変ですが、試合で勝つことができたらうれしいです。卓球を通して、苦手だった初対面の人との会話もできるようになりました。今では試合後に、相手選手と意見交換をしています」と笑顔で語ります。

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 「2020年も日本代表として多くの試合に出場し、上位を目指していきたいです。そして、いつかパラリンピックに出場し、世界ランキング1位になれるように頑張ります」と今後の目標を力強く話します。

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