市は、生産・流通・消費が一体となった“ひろしまそだち”地産地消運動を進めており、安芸区にも多くの農園があります。今回は、阿戸町で「阿戸の和農園」を経営している広島市出身で元Jリーガーの岡ア和也(かずや)さん(左から2番目)にお話を聞きました。
◆問い合わせ先:農林課(電話821-4946、ファクス822-8069)
●なぜ農家に?
選手時代に訪れた、国内のとあるイタリアンレストランで、ショーケースに並んだきれいな野菜に魅せられました。そんな美しい野菜を作る農家の方への尊敬の念が湧き上がり、自分もいつか農業に携わりたいと思うようになりました。その後、野菜栽培などの技術についての市の研修を受け、あっせんしてもらえる農地の中で一番旧市街に近い阿戸町で農業を始めました。
●何を作っているの?
一番自信をもって紹介できるのはこまつな(下写真)です。鉄分やカルシウム、カロテン・ビタミンCなどを含んでおり、非常に栄養価の高い緑黄色野菜です。そのほかにも、さまざまな葉物野菜を栽培しています。詳しくは、ホームページでご覧ください。
詳しくは「阿戸の和農園」で検索
●今後の展望は?
まずは、阿戸町で農業ができる感謝の気持ちを地域に還元できるよう、たくさんの方に「阿戸の和農園」が提供する野菜を食べてもらいたいです。そのためにも、地域のスーパーや飲食店と連携していきたいと考えています。
“ひろしまそだち”とは、市内の農林漁業者が生産した農林水産物とその加工品で、上のようなブランドマークが付いています。これらの“ひろしまそだち”産品は、市内のスーパーや直売所などで販売されています。
“ひろしまそだち”地産地消協力店
岡アさんのこまつなをはじめとした“ひろしまそだち”産品を購入したり、食べることができる、“ひろしまそだち”地産地消協力店(※)を紹介します。
「Aコープマイファームせの」(下写真)では、安芸区内で生産された新鮮でおいしい“ひろしまそだち”産品を数多く取り扱っています。
阿戸町にあるラーメン店「山創(さんそう)」では、期間限定で「阿戸の和農園」のこまつなを使用した中華そば(下写真)や、“ひろしまそだち”産品を使用した中華そばを提供しています。
ここで紹介した“ひろしまそだち”地産地消協力店の詳細や、そのほかの協力店は農林水産振興センターのホームページでも紹介しています。
詳しくは「ひろしまそだち」で検索
※“ひろしまそだち”産品を通じた地産地消を進めるため、生産者と消費者の橋渡し役として積極的に販売や利用をする小売店、直売所、飲食店、事業所