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広島市食品安全情報センターニュース 第5号

メルマガ 発行日時
広島市食品安全情報センターニュース 〜食品事業者向け〜 2023年10月04日 16時55分

 

広島市食品安全情報センターニュース 第5号

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広島市食品安全情報センターニュース  第5号 10月4日発行
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登録していただいた方に、「広島市食品安全情報センターニュース 第5号」をお届けします。

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 家庭での素人調理による
 ふぐ食中毒が発生しました  
   
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●発生年月:令和5年10月
●発生場所:広島市
●患者数:1人
●症状:手足のしびれ、口や舌のしびれ、ふらつき、歩行困難等
●概要:自ら釣ったふぐを家でさばき、刺身(身と皮)と汁物にして食べた。
●発生要因:家庭での素人調理

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 ふぐの素人調理はやめましょう  
   
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 過去10年間、全国で246人がふぐ食中毒となり、5人が死亡しています。
 広島市で過去に発生したふぐ食中毒のほとんどが、家庭での素人調理です!

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ふぐ毒について
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・ふぐには猛毒(テトロドトキシン)が含まれています。
 ※少量の摂取で死亡することもあります!
・ふぐ毒は加熱しても、水にさらしても消えません。、
・毒の強さはふぐの種類や部位によって著しく異なります。

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ふぐ食中毒予防の三原則
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ふぐを釣っても、
1.持って帰らない!
2.食べない!
3.人にあげない!

ふぐの調理には、正しい知識と技術が必要です。
ふぐの素人調理は非常に危険ですので、絶対にしないでください。


☆★☆ふぐ食中毒Q&A★☆★

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Q.ふぐ食中毒になると?
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A.食べてから、20分〜3時間程度の短時間で、口唇・舌・手足のしびれ、めまい、脱力感、頭痛、言語障害、呼吸抑制、腹痛、下痢、嘔吐などの症状があらわれます。重症になると、意識障害、こん睡、運動麻痺、呼吸困難、低体温、血圧低下になり、死亡することもあります。

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Q.治療はできるの?
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A.現在のところ、確実な治療法はありません。体内に入った毒はやがて体外に排出されるので、それまでの間人工呼吸器で呼吸を補ったり、胃洗浄や尿の排出を促進したりする対症療法がおこなわれます。そのため、ふぐ食中毒を疑った場合は一刻も早く医師の診察と治療を受ける必要があります。回復した後は、後遺症が残ることはありません。しかし、免疫はできないため、ふぐ毒を摂取すれば何度でも中毒になります。

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Q.ふぐの毒は加熱や水さらしでなくなる?
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A.ふぐの毒はテトロドトキシンと言い、熱に強く、酸にも強いため、普通の調理ぐらいでは分解されません。水にはあまり溶けないため、水さらししても無毒化することはできません。

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Q.ふぐの毒があるところ、食べられるところは?
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A.ふぐの毒があるところは、ふぐの種類によって異なります。また、同じ種類のふぐであっても産地や時期、個体によって毒性が異なります。そのため、ふぐの調理には、正しい知識と技術が必要です。

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Q.ふぐにあたる人とあたらない人がいるの?
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A.肝などの有毒部位を食べて食中毒にならなかった場合、偶然、毒のないものや毒が弱いものを食べただけです。ふぐは個体によって毒の量が異なりますが、毒の量は外見や鮮度では全く区別がつきません。「前回あたらなかったから、次回も大丈夫」、「ほんの一切れだから大丈夫」などということは絶対ありません。


☆★☆詳しくはこちらから☆★☆
↓↓(広島市ホームページ)
https://www.city.hiroshima.lg.jp/site/syokuhin-eisei/354326.html