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広島市食品安全情報センターニュース 第4号 9月28日発行
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登録していただいた方に、「広島市食品安全情報センターニュース 第4号」をお届けします。
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鶏卵が原因と疑われる
サルモネラ食中毒が多発しています
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加熱不十分な卵や肉料理が原因で、下痢や腹痛などを発症するサルモネラ食中毒が多発しています。
卵や肉は十分に加熱し、調理器具はしっかり洗浄するなど、正しい知識を身に付けて食中毒を防ぎましょう。
広島市内でも、7月に鶏卵が原因と疑われるサルモネラ食中毒が発生しました。
【事件内容1】
●発生日:令和5年7月17日
●発生場所:広島市
●原因施設:飲食店(中華料理店)
●原因食品:唐揚げ、油淋鶏、麻婆豆腐、坦々冷麺、天津飯など
●概要:当該施設が調理した食事や弁当を食べた10グループ79人のうち、33人が下痢、発熱、腹痛等を発症。患者18人と調理場や調理器具の拭き取りからサルモネラ菌が検出された。
●発生原因(推定):卵や肉を扱った調理器具の洗浄消毒不足や手洗いの不足により、調理場や調理器具にサルモネラ菌が残存し、加熱調理後にカットした食品や素手でトッピングをした食品が汚染され、被害が拡大したと推察された。
【事件内容2】
●発生日:令和3年11月10日
●発生場所:東広島市
●原因施設:飲食店(食堂)
●原因食品:かつ丼、竜田丼
●概要:当該施設で食事をした128名のうち、76人が下痢、発熱、腹痛等を発症。患者3人からサルモネラ菌が検出された。
●発生原因(推定):大量の生卵の割り置き行為や割卵に使用した器具の洗浄消毒不足により、液卵全体がサルモネラ菌に汚染された。また、調理時の液卵の加熱が不十分であったため、被害が拡大したと推察された。
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サルモネラ食中毒の原因食品
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・加熱不十分の食肉や卵料理など
・過去の事例では自家製マヨネーズやティラミス、卵焼き、オムレツなど
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予防方法
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★生卵生肉に触れた手や調理器具はしっかり洗浄・消毒!
・サルモネラ菌は乾燥に強く、調理器具等に残存した菌は徐々に減るものの、14日後でも生存していたデータがあります(出典:食品安全委員会 鶏卵中のサルモネラ・エンテリティディスに関するリスクプロファイル)
・菌がついた手や調理器具を介した二次汚染を防ぎましょう
・シンクを介した二次汚染にも注意
★生卵を扱う調理器具は専用に!
・生卵を扱うボールや泡だて器等は卵専用とし、使用後はすぐに洗浄しましょう
★卵の割り置きは最小限に
・鶏卵を大量に割り置いて室温放置すると汚染が一気に拡大します
・直前に使う分量だけ割卵し、冷蔵保管しましょう
・卵を割るときは1個ずつ小ボールに割卵し、異常がないことを確認して保管容器に移しましょう。破卵やひび割れがある卵は使用を控えましょう
★卵料理はしっかり加熱!(75℃で1分または60℃で15分以上)
・半熟状態の場合、菌が残存する場合があります
★卵のロット番号や賞味期限は記録・保存を!
・遡り調査で必要になります。仕入伝票に卵のロット番号や賞味期限を転記しておきましょう
☆★☆詳しくはこちらから☆★☆
↓↓(広島市ホームページ)
https://www.city.hiroshima.lg.jp/site/syokuhin-eisei/352275.html |